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2023年実施探鳥会一覧


*クリックで各報告にリンクします。
2月
平日(高尾山周辺)探鳥会 藤野・矢の音から奈良子尾根を歩くNew!
遠出探鳥会 都市公園シリーズ⑫ 栃木・井頭公園New!
1月
遠出探鳥会 北海道・札幌周辺(4泊5日)New!
平日(高尾山周辺)探鳥会 藤野 冬の林道・栃谷坂沢線を歩く


2023年実施探鳥会 実施報告
 平日(高尾山周辺)探鳥会 藤野・矢の音から奈良子尾根を歩く
1.日時:2023年2月17日(金)9:15~15:05
2.天気:晴れ
3.行程:JR高尾駅8:46発→藤野駅着8:59・9:15発→日野登山口⇒イタドリ沢の頭⇒矢の音11:15⇒明王峠着12:15(休憩・昼食)・12:45発⇒奈良子峠⇒(林道経由)伝通14:10→陣馬山登山口着15:05・15:58(路線バス)⇒藤野駅着16:05・16:17発→高尾駅着16:30
4.観察した鳥:21種(ベスト:ヤマドリ イソヒヨドリ カワガラス)
ヤマドリ キジバト コゲラ アオゲラ カケス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラシジュウカラ ヒヨドリ エナガ メジロ ミソサザイ カワガラス シロハラ ジョウビタキ イソヒヨドリ スズメ キセキレイ ハクセキレイ ソウシチョウ 
5.参加者:10名
6.概要・感想等:
 藤野駅前では早速イソヒヨドリのオス2羽の出迎えに気をよくして出発した。トンネルを抜けて日野地区の沢井川でカワガラス2羽を観察。更にいい気分となった。しかし、イタドリ沢の頭までは急登続き、エナガが慰めてくれた。その先は、正にハイキングコース。鳥は出なかったが気持ちのいい散歩となった。矢の音は一人を除いて何のためらいもなく巻道へ。明王峠までのきつい登りではカケス、アオゲラ等が慰めてくれた。
 明王峠には15分遅れで到着。寒さの中での昼食となった。奈良子峠から林道との出合まで下り、林道経由コースを選択して伝通に向かった。すぐに混群に出会う。マヒワか!と期待したがカラ類であった。1月にヤマドリと出会ったところに差し掛かった時、ヤマドリ!と大きな声でみんな注視したが、しっかり見られたのは2名のみ。後の方は羽音と飛んでいる姿だけだった。じっくり見たい!との声多数。確かにここは出現頻度の高い場所だ。担当は5回のうち4回出会っている。2軒となった陣馬の湯を過ぎ、長い車道歩きが続く。ようやく陣馬登山口バス停に着いたが、バスは7分前に出てしまっていた。
 相模原市の自然体験施設「やませみ」でトイレを拝借、しばしの休憩と鳥合せをした。ここでもカワガラスが迎えてくれた。鳥の出はもう一歩だったが、のんびりと陽だまりハイクを楽しめた探鳥会だった。 (担当 加藤 岸男)

 遠出探鳥会 都市公園シリーズ⑫ 栃木・井頭公園
1.日時:2023年2月4日(土)10:00~14:50
2.天気:晴れ
3.行程:集合JR高尾駅南口先ダイエー入口(花のすずらん前) 7:20、JR高尾駅南口発7:25⇒圏央道(八王子西IC入線)・関越道・北関東道(真岡IC下線)⇒井頭公園着9:55(探鳥・昼食)井頭公園発15:00⇒北関東道・関越道・圏央道⇒高尾駅南口着17:55
4.観察した鳥:41種(ベスト トラツグミ ベニマシコ ミコアイサ)
オカヨシガモ ヨシガモ ヒドリガモ マガモ カルガモ ハシビロガモ オナガガモトモエガモ コガモ ミコアイサ カイツブリ キジバト カワウ オオバン オオタカ カワセミ コゲラ モズ ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ トラツグミ シロハラ ツグミ ルリビタキ ジョウビタキ キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ ビンズイ カワラヒワ ベニマシコ シメ カシラダカ アオジ カワラバト(ドバト) ガビチョウ
5.参加者:25名
6.概要・感想等:
 出発してすぐに、参加者の自己紹介、そして古山さんが持参してくれたDVDを見る。鶴ヶ島IC付近が若干渋滞していたが、予定より早く井頭公園に到着。10時に探鳥開始。ボート池を時計回りに回った。先ずは中央広場。足元まで来るオナガガモ、白く目立つミコアイサ、けんかをするヒドリガモ、遠くに1羽だけいたトモエガモのメス、寝てばっかりのヨシガモ。カモ類の雌雄の識別を皆で勉強した。鳥見亭に入り、展示物を見学。カモ類の数は2200羽余り、とのことだった。ゆっくり進む。カワウの繁殖羽と目の色に注目。ヒスイのような色をしていた。ミコアイサも近くに来た。ルリビタキのメスを見る。鳥が少ないな、と思っていると、カラ類を主とした混群に出会う。
 釣り池の休憩所で昼食。薄日が暖かい。ほぼ食べ終わった時、ベニマシコの写真を撮った方がいます、と参加者の方が知らせてくれた。確かにここはべニマシコポイント。みんなで探す。すると釣り堀の向こう岸にいた。オス2羽。ジョウビタキもアオジも、更にウグイスも出現。忙しい。後方では、ビンズイとカシラダカ。忙しい。あっちこっちで小さな歓声が上がる。冬鳥達をじっくり堪能した。
 続いて、トラツグミポイント・自然湿生園へ。鳥見亭の情報では、見られるのは朝夕、とのこと。この時間帯だと無理かな、と思っていたら、2名の方が、ちらっ見た、という。50個の目で探すが見つからない。下見の時に栃木県支部の方に教わったピンポイントに進む。シロハラが切り株の上でじっとしていた。諦めて樹林の中の道を進み始めたその時、トラツグミが飛んだ。運よく近くの木に止まった。しかも全身が見える位置だ。全員がしっかり観察できた。一同感激。木止まりのトラツグミ。絵になる。
 鳥が出なかったら早めに切り上げて道の駅に行きます、と出発時に説明したが、出発予定時刻まであと30分となった。少し速足でバスに向かった。予定通り井頭公園を出発。すぐに鳥合せ。41種。目標通りだった。そして、佐野SAで休憩後、浜野さんが撮影された秘湯めぐり探鳥会のDVDを見ながら高尾駅に向かった。定刻に到着。
 今回は多くの方のご協力で楽しい探鳥会になった。感謝! (担当 古山 隆・加藤 岸男)

 遠出探鳥会 北海道・札幌周辺探鳥会
1.期日:2023年1月16日(月)~1月20日(金)(4泊5日)
2.天気:第1日目降雪 第2日目~第5日目晴れ一時曇り
3.行程:
(1)JR東日本・北海道「大人の休日倶楽部パス」利用の場合 11名
・往路(1/16 月)高尾駅発4:57→東京駅着6:02・6:32発(はやぶさ1号)→大宮駅発6:57→新函館北斗駅着10:53・11:05発(北斗9号)→札幌駅着14:38
・復路(1/20 金)札幌駅発8:43(北斗6号)→新函館北斗駅着12:19・12:48発(はやぶさ28号)→大宮駅着16:39→東京駅着17:04・17:15発(かいじ43号)→高尾駅着18:20
(2)飛行機利用 羽田空港⇔新千歳空港 5名
4.観察した鳥:35種(ベスト エゾライチョウ クマゲラ エナガ ハシブトガラ オオアカゲラ)
エゾライチョウ ヒドリガモ マガモ ホシハジロ キンクロハジロ ホオジロガモ ダイサギ トビ オジロワシ ハイタカ オオタカ ノスリ カワセミ コゲラ オオアカゲラ クマゲラ アカゲラ (ミヤマ)カケス ハシボソガラス ハシブトガラス キクイタダキ ハシブトガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ (シマ)エナガ ヒレンジャク (シロハラ)ゴジュウカラ キバシリ ミソサザイ ツグミ スズメ キセキレイ カワラヒワ
《参考 車中・盛岡付近で ハクチョウ(オオハクチョウかコハクチョウかは不明)とマガンの飛翔》 
5.参加者:16名
6.概要・感想等:
第1日目(1/16) 参加者10名
《北海道大学構内》 札幌駅北口から10分程で、広大な敷地の入り口に着いた。徐々に雪と風が強くなる。先ずはハシブトガラスの大群が歓迎してくれた。雪の下は凍結していて滑る。クラーク博士像を過ぎると、かぼそい声がした。腹部が白い、シマエナガだ!とみんな勇みだしたが、ハシブトガラだった。ポプラ並木に着いた頃には暴風雪となった。これが北海道か、あす以降の天候が気になった。夕方ロビーで、先行していた方から鳥情報をいただくが、芳しくないとのことだった。
第2日目(1/17) 参加者14名
《真駒内公園》地下鉄真駒内駅に、9時に集合し、真駒内川に行く。積雪が30cm以上あり、ラッセルしながら歩く。狙いはヤマセミ。しかし、積雪と凍結で川幅が狭まっていて、出会うことはできなかった。ミヤマカケスのみ。緑橋を渡って公園内に行く。時々ヒヨドリの声がするのみ。エゾフクロウやクマゲラのポイントは全く気配なし。大きく当てがはずてれしまった。屋外競技場でトイレ休憩。予定を変更して西岡公園に行くことにし、真駒内駅へ戻る途中にキクイタダキがいた。
《西岡公園・西岡水源地》地下鉄澄川駅から路線バスで20分ほど。管理事務所は休館。積雪も深い。池の奥に続く散策路・木道には入れないので、湖畔広場から駐車場付近を探す。オオアカゲラがいましたよ、と声をかけてくれた方がいた。なんと湯殿川でよく出会う方だった。アカゲラが2羽飛ぶ。シロハラゴシュウカラも鳴く。昼食の後、取水塔に行くと、エナガの声がしたので探す。頭上に十数羽の群れがいた。動きが早い。双眼鏡で追うが、シジュウカラだったり…。でもみんな感激。やっと北海道で探鳥している気分になった。帰路、バス停にいるとハイタカが少し先のアンテナにいた。
第3日目(1/18) 参加者13名
《北海道大学大苫小牧研究林》苫小牧駅からは4台のタクシーに分乗して向かった。8時55分から探鳥開始。エゾライチョウのポイント「灌木園」に急ぐ。じっくり探すがいない。ここの関係者らしき2名の方が、この頃見られいない、と言う。確かに人はほとんどいない。近くを一周し戻るとカメラマンがいたので状況を聞き、一週間前の画像を見せてもらう。トイレ休憩の後、水道水の出ている場所に行くと、ミヤマカケスが出てきた。ヤマガラは多い。念のためもう一度灌木園に行くと、なんとエゾライチョウの雌雄が食事中!じっくり観察する。警戒心もなくゆっくり食事を楽しんでいるようだった。みんな大満足して、幌内川沿いを戻ると、すぐにキバシリがいた。樹上のミソサザイとカワセミを見ていると、シマエナガが水浴びしている、との声。目の前であのシマエナガが次から次と水浴びをしに来た。かわいい、の連発。タクシーを待つ間、ホシハジロやホオジロガモのメスを観察した。苫小牧駅ホームでオジロワシを観察。比較的近くを飛んだ。目視でも楽しめた。
《千歳市青葉公園・おはよう橋付近》千歳駅に移動し、青葉公園に向かう。青空に時々雪が舞った。千歳川に架かるおはよう橋付近はヤマセミのポイント。カモが飛んだが同定できない。ダイサギがいた。ミソサザイが目の前を突っ切る。あまり収穫もなく帰路につく。ホオジロガモのオスがいた。さっきのカモだ。15時で探鳥は終了、札幌に戻った。
第4日目(1/19) 参加者12名
《円山公園・北海道神宮》地下鉄円山公園駅に、9時に集合して、円山公園に向かう。円山川に沿って深雪の中を歩く。高いシマエナガ、遠いシロハラゴジュウカラ、よく出てくるヤマガラ。北海道神宮に参拝し、円山公園に戻ると、シマエナガの比較的大きな群れに出会う。キバシリも数羽いた。パークセンターでこれまでの鳥合せをした。32種。
《山の手通り》11時に地下鉄に乗り、発寒南駅で降り、山の手通りに行く。ギンザンマシコのポイントだが、今年の出現情報はない。街路樹のナナカマドにはまだいっぱい実がついている。現地の方によると、10月に冷え込まなかったので、まだまずいらしい、とのことだった。本当かどうか…。
《真駒内公園》再度真駒内公園に行く。13時45分から探鳥。狙いはクマゲラの帰巣。少し遠回りをしてポイントに向かう。ヒレンジャクの小群が樹上を飛んだ。目的ポイントには14時45分に到着。すると、いつもならもうとっくに巣に入っている時間だ、でも今日はまだ、と教えてくれた。待つこと1時間。寒さを感じ始めた時、何処からともなく飛んできて、巣穴の前に止まる。中を確認。ほんの少し止まっただけに巣の中に消えた。ほんの十数秒の出来事。でも、見た!大きかった!黒かった。頭部の赤がきれいだった!帰ろうとするとオオアカゲラも帰巣する前に木を突いていた。真駒内駅までの約2kmは足取りも軽やかだった。
第4日目(1/20) 
 夕刻からは暴風雪になるとの気象情報、そしてもう満足、という気分だったので、探鳥は中止、2時間ほど早い列車で帰ることにした。函館手前はもう吹雪いていたが、はやぶさ28号は定刻に東京駅に着いた。 (担当 加藤岸男)

 平日(高尾山周辺)探鳥会 藤野 冬の林道・栃谷坂沢線を歩く
1.日時:2023年1月12日(月)8:25~13:55
2.天気:晴れ
3.行程:JR高尾駅7:41発→藤野駅着7:54・8:10発(路線バス)→陣馬登山口バス停着8:15・8:25発⇒林道入口9:30⇒奈良子尾根⇒明王峠12:00(休憩・昼食)12:40発⇒陣馬高原下バス停着13:55・14:30発→高尾駅着15:07
4.観察した鳥:24種(ベスト:ヤマドリ ルリビタキ カケス)
ヤマドリ キジバト コゲラ モズ カケス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ミソサザイ シロハラ ルリビタキ ジョウビタキ キセキレイ セグロセキレイ カワラヒワ イカル ホオジロ   アオジ ガビチョウ
5.参加者:6名
6.概要、感想等:
 陣馬登山口からはかなりの急坂だ。これが第1の急坂。でもここからが本日の唯一のハイライトだった。まず、キセキレイ、アオジ、セグロセキレイ、エナガ、カケスと出現。急坂も終わりかけた頃には、ジョウビタキ、そしてルリビタキのオス。きれいな個体だった。遠くの杉の天辺にはイカル。谷側にはシロハラ。
第2の急坂を登り伝通集落に入るとモズがいた。そしてホオジロ。奥に飛んだ小さな群れはカシラダカだったかもしれないが、確認できず。林道に入る。富士山がきれいに見えた。混群の中にコガラを発見。しばらくすると、左側の藪に覆われた崖でごそごそ何かが動く音がした。やっと確認したのは長い尾羽。ヤマドリだった。じっくり見られなかったのが残念だった。
 相模湖からの登山道と合流し、第3の急坂を登って明王峠に予定通りの時刻に到着した。富士山を眺めながら昼食にした。平坦に道を底沢峠まで行き、左折。時折カラ類の小さな声はするが静かな下山路だった。養魚場を過ぎるとミソサザイの声がしたが姿を見たのは一人のみ。陣馬高原下バス停にもほぼ予定通りに到着した。 (担当 加藤岸男)

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