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2023年実施探鳥会一覧


*クリックで各報告にリンクします。
12月
平日探鳥会 昭和記念公園 New!
平日探鳥会 北秋川から南秋川へ林道の散策(白岩入間林道)New!
平日(高尾山周辺)探鳥会 武蔵陵墓地と多摩森林科学園
月例探鳥会 湯殿川~片倉城跡公園New!
地元発見探鳥会 八王子みなみ野New!
遠出探鳥会 葛西臨海公園
11月
平日探鳥会 三頭山麓 生きもの観察会New!
地元発見探鳥会 多摩御陵線跡を歩く New!
平日(高尾山周辺)探鳥会 相模湖から南高尾山稜
月例探鳥会 多摩川(中央線鉄橋~小宮<通称「ひょうたん池」>)
遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会⑮佐渡のトキと出湯(でゆ)温泉
10月
いのはなトンネルから御霊谷川 New
平日(高尾山周辺)探鳥会 大月市秀麗富岳シリーズ⑦牛奥ノ雁ケ腹摺山
平日探鳥会 都民の森 生きもの観察会New!
遠出探鳥会 離島・粟国島と沖縄本島
公開探鳥会 浅川:長沼橋から大和田橋
9月
遠出探鳥会 都市公園シリーズ⑭ 多磨霊園・武蔵野公園付近
平日探鳥会 都民の森 生きもの観察会New!
月例探鳥会 多摩川:石田大橋から中央線鉄橋
遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会⑭ 北ア立山・みくりが池温泉と奥大日岳
遠出探鳥会 三番瀬(船橋海浜公園)
平日(高尾山周辺)探鳥会 大平・高尾林道と高尾山ビアマウント
8月
平日(高尾山周辺)探鳥会 八王子 小津・入山林道往復
地元発見探鳥会 多摩川ツバメ集団ねぐら観察会New!
遠出探鳥会 北アルプス 爺が岳New!
7月
足慣らし探鳥会 景信山(爺が岳足慣らし探鳥会)New!
遠出探鳥会 入笠湿原 野鳥・野草New!
足慣らし探鳥会 高尾山(爺が岳足慣らし探鳥会)New!
平日探鳥会 都民の森 生きもの観察会New!
月例探鳥会 夕やけ小焼けふれあいの里~醍醐川・ににく沢出合
平日(高尾山周辺)探鳥会 八王子・上川から美山へ
地元発見探鳥会 多摩川ツバメ集団ねぐら観察会New!
6月
遠出探鳥会 富士山(馬返しから5合目)
平日探鳥会 都民の森生きもの観察会
地元発見探鳥会 戸吹から上川霊園
遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会⑬ 奥鬼怒温泉郷と鬼怒沼
平日(高尾山周辺)探鳥会 藤野 初夏の林道・栃谷坂沢線を歩く
ツバメ集団ねぐら調査 多摩川探鳥とツバメ集団ねぐら
5月
遠出探鳥会 玉原湿原、玉原高原
平日探鳥会 都民の森生きもの観察会
地元発見探鳥会 宇津木台から滝山道の駅
4月
遠出探鳥会 都市公園シリーズ⑬ 坂田ケ池・房総のむら
地元発見探鳥会 権現尾根と大戸緑地
平日探鳥会 都民の森生きもの観察会
平日(高尾山周辺)探鳥会 高尾・陣馬主脈縦走
月例探鳥会 北浅川:松枝橋~小田野中央公園
遠出探鳥会 江の島から稲村ケ崎砂浜!
地元発見探鳥会 恩方里山歩き
3月
平日探鳥会 刈寄林道
平日(高尾山周辺)探鳥会 相模原 南山と宮ケ瀬湖
平日探鳥会 宇津貫篠刈探鳥会
地元発見探鳥会 万葉公園から広園寺!
公開探鳥会 浅川・多摩川合流から石田大橋
地元発見探鳥会 永林寺から寺沢里山公園
2月
地元発見探鳥会 2つの調整池と館町緑地
平日探鳥会 檜原小坂志川沿いの林道歩き
平日(高尾山周辺)探鳥会 藤野・矢の音から奈良子尾根を歩く
地元発見探鳥会 冨士森公園から六本杉公園
遠出探鳥会 都市公園シリーズ⑫ 栃木・井頭公園
1月
地元発見探鳥会 東中野から程久保
平日探鳥会 檜原矢沢林道歩き
遠出探鳥会 北海道・札幌周辺(4泊5日)
平日(高尾山周辺)探鳥会 藤野 冬の林道・栃谷坂沢線を歩く

*天候などの理由で中止となった探鳥会:
8/13 高尾山早朝探鳥会、8/16 都民の森 生きもの観察会、12/31 大晦日探鳥会

2023年実施探鳥会 実施報告
平日探鳥会 昭和記念公園
1.2023年12月20日(水)9:30~12:00
2.天気:晴れ
3.場所:昭和記念公園
4.コース:西立川口・・・水鳥の池・・・第1サークル・・・残堀川・・・水鳥の池・・・バードサンクチュアリ・・残堀川・・いちょう橋・・イチョウ並木・・残堀川・・スポーツ広場付近(解散)
5.観察した鳥:33種(ベスト:ハイタカ、アトリ、ホシハジロ)
 ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ハイタカ、ノスリ、コゲラ、アオゲラ、モズ、ハボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、カシラダカ、アオジ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
6.参加者:27名
7.概要・感想等
 今年も当公園の近くにお住いの馬場さんに案内して頂きました。  西立川口から水鳥の池を右周りに水鳥等を観察しながら進んだ。ホシハジロ、ヒドリガモ、カイツブリやマガモ等確認できたが、カモの仲間は例年より少なく感じられた。プラタナスの巨木を眺めながら第1サークル脇を通り残堀川右岸にすすむ。残堀川は渇水のためか水流がなく空堀状態であった。途中、巨木の梢付近にアトリが止まっているのを見つけ堪能した。コゲラ、シジュウカラやアオゲラも出た。水鳥の池の北端に出る。ここでも池には鳥影が少ない。バードサンクチュアリに到着。数人のバーダーが対岸の高木の中程の枝に止まっているハイタカを観察していた。仲間に入れてもらい、ハイタカの黄色い虹彩、胸から腹の横班などよく確認できた。ハイタカをじっくり見るのは久し振りで感激した。再び残堀川の右岸を上流に進み、いちょう橋を渡りスポーツ広場に出る。途中、上空を旋回するノスリを観察した。残堀川左岸に出てジョウビタキ、アオジ等を見ながら進みスポーツ広場で鳥合わせを行い解散した。 (担当 門口 一雄)

平日探鳥会 北秋川から南秋川へ林道の散策(白岩入間林道)
1.2023年12月19日(火)11:00~15:20
2.天気:曇り後晴れ
3.コース:檜原村藤倉バス停から北秋川沿いの白岩林道を歩き、きのこセンターの先から入間林道に入り、浅間尾根を超えて南秋川側の浅間尾根登山口バス停まで歩いた。
4.観察した鳥:16種(ベスト:ウソ、マヒワ、ルリビタキ)
 コゲラ、カケス、ハシブトガラス、コガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ミソサザイ、カワガラス、ルリビタキ、カヤクグリ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、ウソ
5.参加者:6名
6.概要・感想等
 歩き出して直ぐ、カラ類の混群に出合った。エナガが特に多い。カヤクグリも出た。川ではカワガラスが飛翔した。入間林道に入りイイギリの赤い実が目立つ中でアトリ、マヒワの群れ、ウソが姿を見せてくれた。林道脇に現れたルリビタキは少しの間、道案内のように付き合ってくれた。ミツデカエデやオオバアサガラの下垂する穂状の実やウスタビガの繭等、鳥以外にもこの時期に相応しいものが観察できた。 (担当 粕谷 和夫)

平日(高尾山周辺)探鳥会 武蔵陵墓地と多摩森林科学園
1.日時:2023年12月14日(木)9:00~13:35
2.天気:快晴
3.集合:JR中央線高尾駅北口改札口 9:00
4.行程:高尾駅北口⇒陵南公園⇒武蔵陵墓地10:20⇒多摩森林科学園着11:50(探鳥・昼食・解散)・13:45発⇒高尾駅北口着14:05
5.観察した鳥:29種(ベスト:ミヤマホオジロ カワセミ カシラダカ)
 カルガモ コガモ キジバト アオサギ トビ オオタカ カワセミ コゲラ アオゲラ モズ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ルリビタキ ジョウビタキ スズメ キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ カワラヒワ シメ ミヤマホオジロ カシラダカ カワラバト(ドバト)
6.参加者:10名
7.概要・感想等
 例年このコースは20名以上の参加者がいるのに・・・。少なさに戸惑いながら出発。南浅川にはアオサギ、カワセミ、カルガモ、コガモとセキレイ類3種。陵南公園にはトラツグミの姿なし。ツグミもいない。武蔵陵墓地手前の植込みでジョウビタキの雌雄、そしてカラ類の混群。ここにもトラツグミはいない。門を入ってすぐの池にはカワセミがいた。何回も飛び込むがなかなか餌を取れない。最奥にモズがいた。遠い木のてっぺんにはシメ。
 多摩森林科学園に向かう途中、一瞬オオタカが飛んだ。多摩森林科学園はナラ枯れの枝が落ちるとのことで、通行禁止区域が多い。勿論ここでの狙いはミヤマホオジロ。1つ目のポイントに急ぐ。観察者の誰に聞いても、今日は見ていない!とのこと。暖かい日向で昼食。次のポイントに出発すると、カメラを構えている人がいた。カシラダカ3羽。そして2つ目のポイントに到着すると小さな鳴き声がした。ミヤマホオジロの声。すると藪から飛び出し高い木の上に止まった。逆光で確認に戸惑ったがミヤマホオジロだった。幸運にも近くの木に飛んできた。オスのみ4羽。じっくり観察できた。諦めかけていたので、この出会いに皆満足して帰途についた。(担当 加藤 岸男)

月例探鳥会 湯殿川~片倉城跡公園
1.2023年12月10日(日)8:00~10:35
2.天気:晴れ
3.コース:湯殿川を片倉城跡公園から殿田橋まで行き、折り返してカタクリ橋から片倉つどいの森公園に出て、片倉城跡公園をゴールとした。
4.観察した鳥:35種(ベスト:キクイタダキ、カワセミ、シメ、アオサギ)
 カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、クイナ、バン、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、アオジ、コジュケイ、カワラバト(ドバト)
5.参加者:27名
6.概要・感想等
 湯殿川ではカワセミ、バン(幼鳥)、アオジを全員が観察できたが、カイツブリ、クイナは一部の人だけの観察であった。アオサギが電柱のてっぺんで長い間片足で立っていた。タヒバリがつどいの森公園と片倉公園の西隣りの畑で今年も観察できた。片倉公園では二の丸広場でじっと止まるモズとムクノキの実を食べ続けるシメを観察した後、本丸広場に行くとカメラマンが数人集まっていてキクイタダキを狙っていた。10時半に探鳥会を終了して、その後有志で巣箱利用状況調査を行った。 (担当 粕谷 和夫)

地元発見探鳥会 八王子みなみ野
1.2023年12月6日(水)9:00~11:37
2.天気:快晴
3.コース:八王子みなみ野駅から、みなみ野丘公園、栃谷戸公園、菖蒲谷戸公園を回って八王子みなみ野駅に戻った。
4.観察した鳥:23種(ベスト:ツグミ集団、カラ類混群、カワセミ、シメ)
 カルガモ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、アオジ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
5.参加者:7名
6.概要・感想等
 3公園とも雑木林が効果的に配置されていて、未だ残る紅葉に午前の斜光が差し、そこでカラ類の混群が動き回っていた。その他、みなみ野丘公園ではガビチョウ、栃谷戸公園ではカルガモ、カワセミ、シメ、ツグミ、アオジ、ウグイス、菖蒲谷戸公園ではジョウビタキなどに出合った。栃谷戸公園のツグミは20羽以上の集団が飛び回っていた。最後にみなみ野駅前で鳥合わせをしていると、アクロスモールの屋上からイソヒヨドリのオスが顔を出してくれた。最近はどこへ行っても鳥が少ないと感じているが、このコースでは次から次へと鳥が現れてくれた。 (担当 粕谷 和夫、高橋 靖乃)

遠出探鳥会 葛西臨海公園
1.日時:2023年12月3日(日)10:00~13:50
2.天気:快晴
3.場所:葛西臨海公園
4.観察した鳥:51種(含む外来種1種)ベスト4:クロツラヘラサギ、ビンズイ、ウミアイサ、ダイシャクシギ
 オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クロツラヘラサギ、オオバン、シロチドリ、ダイシャクシギ、イソシギ、ハマシギ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、アジサシ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、ビンズイ、タヒバリ、カワラヒワ、アオジ、カワラバト(ドバト)
5.参加者:12名
6.概要・感想等
 葛西臨海公園駅下に集合し、自己紹介後、まずは公園の西側のエリアへ。林の中を流れる水路沿いの道を芦ケ池までゆっくり歩きながら鳥を探す。最初の小橋を渡りかけた時、上空に突然オオタカの成鳥が姿を現し旋回を始めたので皆で見ていると、今度はハイタカが現れ、オオタカにちょっかいを出すシーンが!大きさや体形、尾羽の形状等、その違いをしっかりと観察することができた。このエリアは松の木も多数あり、今年は当たり年というイスカの期待も持ちつつの探鳥であったが赤い鳥は見当たらず・・・。代わりに松林の林床で採餌する2羽のビンズイを皆でじっくり観察できた。黄色や赤の紅葉をバックに枝どまりするオリーブ色のビンズイの姿に「きれい!」「美しい!」等の声も上がった。
 次は水辺の鳥を見るため大きな橋を渡って西なぎさへ。保護区になっている「東なぎさ」が望める場所まで移動し、今回の目当ての鳥であるクロツラヘラサギを探す。はるか遠く舞浜方面の岸でカモメ類の群れの中に入っている1羽を望遠鏡でやっとのこと見つけだすも、嘴を羽毛の中に差し込んで昼寝中でまったく見た気がしない。代わりに、東なぎさの干潟で餌をとるダイシャクシギや杭に止まるアジサシを観察していると、少し遠かったものの、東なぎさのヨシ原の奥から別個体のクロツラヘラサギ2羽が干潟に姿を現し、羽繕いや採餌を始め、やっとその特徴的なしゃもじ状の嘴を望遠鏡で確認することができた。気が付くと、すでにお昼を過ぎており、西なぎさのベンチで暖かい日差しを受けながらお弁当を広げた。最後に東側のエリアにある鳥類園まで足をのばし、「上の池」でハシビロガモやコガモ、キンクロハジロ等のカモ類、近くの木に止まるノスリ等を追加して、探鳥を終了した。(担当 古山 隆)

平日探鳥会 三頭山麓 生きもの観察会
1.2023年11月22日(水)9:10~14:00
2.天気:晴れ
3.コース:数馬バス停付近で1時間散策後に都民の森(森林館)からセラピーロードを三頭大滝まで往復
4.観察した鳥:5種(ベスト:無し)
 コゲラ、ハシブトガラス、コガラ、ヒガラ、ヒヨドリ
5.参加者:4名
6.概要・感想等
 当初予定では檜原街道人里バス停から浅間尾根に出て払沢の滝に下る予定であったが、1名の遅刻者があったので、コースを変更して実施した。鳥の姿は殆ど観察できなかった。数馬は標高約800メートルの高冷地で11月下旬という初冬の季節にスミレ(アメリカスミレサイシン)の花とシジミチョウ(ヤマトシジミ)がいたことに驚いた。(担当 粕谷 和夫)

地元発見探鳥会 多摩御陵線跡を歩く
1.2023年11月21日(火)9:00~11:40
2.天気:晴れ
3.コース:京王山田駅から高尾線に沿ってめじろ台東公園経由、廃線跡の山田町並木線道路を通り、JR中央線、甲州街道、南浅川を越えて長房団地内、船田古墳の近くを過ぎて陵南公園をゴールとした。
4.観察した鳥:14種(ベスト:アオジ、ジョウビタキ、モズ)
 カルガモ、キジバト、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、アオジ、カワラバト(ドバト)
5.参加者:13名
6.概要・感想等
 京王山田駅に9時集合。廃線跡の地図でコースをあらかじめ確認し、御陵線の歴史について説明。1931年(昭和6年)から終戦の1945年(昭和20年)までの約15年間八王子の北野駅から分岐した線路が大正天皇陵の参道まで延びていた。 山田駅を出て北西に伸びる裏通りは、今でものどかな田園風景が残っていて、大きなカキの実にモズが止まっていた。めじろ台東公園ではシジュウカラ、コゲラ、メジロを色づいた木々の間に発見、その後は、山田町並木線の中央分離帯に大木が規則正しく並ぶ真っ直ぐな並木道、ここは廃線跡として有名。甲州街道に出ると、銀杏並木が黄金色に輝いてとても美しい(18・19日が銀杏祭りであった)、南浅川にかかる横山橋からカルガモ、アオジ(写真で判定)、群れのドバトを観察。京王線は横山橋の西側に鉄橋があった。その名残が右岸に橋脚の土台が残っていた。左岸には以前NHKで放映されたブラタモリで紹介された住宅街に残る鉄道遺構が2つ鎮座していた。河岸段丘に出て都営長房団地の中を鉄道は走っていたが、今では住宅団地になっている。スズメ、ハクセキレイ、ジョウビタキが住宅地の木々の中にいた。途中、船田古墳の近くを通り、終点の多摩御陵駅があった陵南公園で鳥合わせ。ここではとても縁起の良い花「キチジソウ(吉祥草)」を見付けた。今回は、八王子の歴史、秋の草花、銀杏並木等秋を満喫した探鳥会だった。 (担当 粕谷 和夫、関谷 孝)

平日(高尾山周辺)探鳥会 相模湖から南高尾山稜
1.日時:2023年11月13日(月)9:25~14:15
2.天気:曇りのち晴れ
3.集合:JR中央線相模湖改札口 8:55
4.行程:JR高尾駅発8:46→相模湖駅着8:54・9:10発(路線バス) →赤馬バス停着9:18・9:25発⇒赤馬登山口10:00⇒大洞山⇒コンピラ山着11:45(昼食・休憩)・12:15発⇒中沢峠⇒高尾山口駅着14:15(解散)
5.観察した鳥:15種(ベスト:カワガラス)
 コゲラ サンショウクイ モズ ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ カワガラス ジョウビタキ キセキレイ ハクセキレイ アオジ 
6.参加者:7名
7.概要・感想等
 電車の遅延で少し遅れて相模湖駅に着いた。路線バスで赤馬へ。車道を歩く。ヒヨドリ、モズ、エナガ、シジュウカラ等を観察。赤馬登山口からは急登だ。植林地では枝がいっぱい落ちていて歩きにくい。登山者がほとんどないコース。指導標も1ケ所のみ。鳥もいない。送電線の鉄塔で休憩。路傍の秋の花を見ながら滑りやすい道を登る。約2kmを1時間15分で登り切った。南高尾山稜の稜線に出て少し進んだところの大洞山で休憩。昼食は少し先のコンピラ山でとった。すこし寒い。
 予定では西山峠から下山だったが、少し予定より遅れていたので中沢峠から下ることにした。ヤマガラ、ジョウビタキの声がした。林道に出ても鳥はいない。うかい鳥山を過ぎても鳥はいない。国道20号線手前の案内川にキセキレイとアオジが…。あとはカワガラスのみに期待だ!と思いながら国道沿いを進み、高尾山IC付近に来た。川を覗くと、カワガラスがいた。本日一回のみのハイライト!じっくり観察できた。
 599の芝生で鳥合せ。最後にハクセキレイが2羽いた。(担当 加藤 岸男)

月例探鳥会(中央線鉄橋~小宮<通称「ひょうたん池」>)
1.日時:2023年11月12日(日)8時30分〜11時40分
2.天気:曇り
3.コース:多摩川(中央線鉄橋~小宮<通称ひょうたん池>)
4.観察した鳥:40種(ベスト:ツグミ ツバメ ハクセキレイ )
 オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ヒメアマツバメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ 、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、ドバト(カワラバト)、ガビチョウ
5.参加者数:18名
6.概要、感想等
 気温10度程度の肌寒い中での探鳥会。スタート地点では、冬鳥のマガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、コガモ、オオバンをじっくり観察することができた。自分の体に比べると大きな魚(アユと思われる)を必死に飲み込もうとするカイツブリ、ミサゴがホバリングしながら獲物を探す様子も見られた。また、民家の上にはイソヒヨドリ (メス)、対岸の枯れ木にはノスリ、川縁の木にはカワセミがじっと止まっており、それらもスコープなどを使って観察。少し歩くと、ツグミの群れ(18羽)が上流側から飛んできて、しばらく止まる木を探しながら周囲を飛び、参加者は双眼鏡を使って群れの飛ぶ様子を観察した。
 コース中盤の谷地川ではカワセミの飛翔が見られ、さらに多摩川の河原に出ようとするタイミングでは南側から頭上へ飛んでくる2羽のツバメ を発見、越冬する個体かもしれないが、この時期にツバメ が見られたことは印象的だった。
 終盤のひょうたん池では寝ているコガモ以外は見られず少し残念であったが、排水路に行くと総数30羽程度いるセキレイの集団がおり、じっくり観察して見ると、大部分はハクセキレイ、その中にセグロセキレイとタヒバリが数羽ずつ、キセキレイが1羽混じっている群れだった。この場所には必ずいるセキレイ類だが、これほど多くの数がいることは珍しいと思われる。
 初参加の方も数名いらっしゃって、なかなか自分では見られない鳥も見ることができましたとの感想もいただき、この場所ならではのバリエーションの豊富さで多種の観察ができた探鳥会だった。(担当 小川 圭太)

遠出探鳥会  秘湯めぐり探鳥会⑮佐渡のトキと出湯(でゆ)温泉
1.期日:2023年11月6日(月)~9日(木) 3泊4日 
2.天気:1・3・4日目は晴れ。2日目は曇り時々小雨、強風。
3.日程:
【第1日(11/6 月)】 
集合:JR新潟駅万代口改札付近10:25、高尾駅発7:06→西国分寺7:41→大宮駅発8:49(とき307号)→新潟駅着10:21・10:30発(タクシー)→佐渡汽船着10:45・11:30発(ジェットフォイル)→佐渡・両津港着12:37・13:00発(レンタカー2台分乗)→国中平野・トキのテラス(探鳥)→宿着16:45
 ※宿 トキ交流会館 ℡0259-24-6040(シングル・連泊) ※隣接の「新穂潟上温泉」(利用料500円は各自払い)を利用できる。
【第2日(11/7 火)】
朝探(新穂潟上温泉駐車場)6:00~7:00、宿発8:30→国中平野・トキの里公園・佐渡金山・加茂湖・新穂潟上温泉→宿着16:50
【第3日(11/8 水)】
朝探(新穂潟上温泉駐車場)6:00~6:45、宿発8:00→トキのテラス・国中平野→両津港着10:30・11:15発(ジェットフォイル)→新潟港着12:22→13:30発(レンタカー)→瓢湖(探鳥)→宿着15:45
 ※宿 出湯温泉「清廣館(せいこうかん)」℡0250-62-3833 (相部屋) ※歴史的建造物なので、階段。トイレは部屋になし。
【第4日(11/9 木)】
朝探(瓢湖)6:00~7:20、宿発8:45→福島潟(9:10~11:10)→佐潟(13:10~14:50)→新潟駅着15:55・17:04発(とき336号)→大宮駅着18:22・18:47発(むさしの号)→八王子駅着19:47→高尾駅着19:57
4.観察した鳥:58種(ベスト:トキ コハクチョウ ヒシクイ) (※佐渡42種 その他46種)
 ヒシクイ マガン コハクチョウ オオハクチュウ ヒドリガモ マガモ カルガモ ハシビロガモ オナガガモ コガモ ホシハジロ キンクロハジロ カイツブリ カンムリカイツブリ キジバト カワウ アオサギ ダイサギ チュウサギ コサギ タゲリ トキ オオバン セグロカモメ ウミネコ ミサゴ トビ チュウヒ ノスリ カワセミ コゲラ アカゲラ アオゲラ モズ カケス オナガ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒバリ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ムクドリ シロハラ ツグミ ジョウビタキ スズメ ハクセキレイ セグロセキレイ アトリ カワラヒワ シメ ホオジロ アオジ  カワラバト(ドバト)
5.参加者:10名
6.概要・感想等:
【1日目】
 佐渡汽船ジェットフォイルは定刻に佐渡・両津港に到着した。レンタカーを借りるのに少し手間取り、宿のトキ交流会館でお待ちいただいていた日本野鳥の会佐渡支部長の土屋さんをお待たせしてしまった。荷物を部屋に置きすぐにレンタカー2台で出発。毎日トキを観察されている土屋さんのご案内は大変心強い。トキの観察にはルールがあり、車の外には出られない。トキは臆病な鳥とのこと。トキはそこここの田んぼにいるので観察しながら進む。国中平野を見渡せる少し高い場所では外に出て観察する。でもトキは遠い。「トキの道」に進むと、今回では最近の場所にトキがいた。30メートル。足環のこと、保護や調査の取組の様子、トキの特徴等々のお話をお聞きしながら、撮影もさせていただいた。飛ぶところが見られる「トキのテラス」に行く。屋上からは右に両津、左に真野が見え、佐渡島の大きさを感じた。池の奥の枯れ木にトキが数羽止まっていた。カケスが飛ぶ。サドカケスという亜種で少し大きいとのこと。宿に戻る途中の数か所でねぐら入りするトキの様子も見られた。
 宿のトキ交流会館には土屋さん達の事務所があり、お邪魔した。調査資料の他に、土屋さんの写真を掲載したカレンダーが飾ってあった。いずれも毎日毎日観察されてないと撮れないだろう作品だった。2024年のカレンダーをいただいた(来年度の総会時のオークションに出品予定)。土屋さんとはここでお別れ。ただただ感謝。近くの新穂潟上温泉に入る。佐渡では一番人気らしい。夕食は1500円の定食。冷めている。食器を自分達で洗う必要があることをここで知った。定員4~5名の部屋を一人で使う。これだけは贅沢だった。
【2日目】
 薄暗い中を新穂潟上温泉の駐車場に行き朝探。トキのねぐらからの飛び出しを待つ。雨が時々降る。6時20分頃から、乾いたカラスのような鳴き声と共に、飛び出した。きれいに朱鷺色。歓声が上がる。でもなかなか撮影できず落胆の声も。30羽位が採餌に出かけて行った。冷めた900円の朝食をとり、食器洗いの後出発。国中平野でトキの飛ぶ姿を探すがなかなか思うようにはいかない。ノスリが飛ぶ。トイレ休憩に「トキの里公園」へ。ついでに見学もした。JAのスーパーで昼食を調達し、再び国中平野へ。とにかく風が強い。車中で昼食。トイレ休憩に市立中央図書館に行く。そして、ちょこっと観光で相川の佐渡金山に移動し宗大夫坑を見学して、国中平野に戻った。飛ぶ姿の撮影に難儀する。小雨の中、加茂湖に行く。マガモなどのカモ達の中にセグロカモメがいた。
 新穂潟上温泉の駐車場へ戻りトキのねぐら入りを待つ。16時過ぎから上空を通過、旋回し、鳴きながら眼前の森の中に入っていった。そんなに多くはなかった。温泉に入り、夕食後鳥合せをし、語り合いの時間を過ごした。
【3日目】
 前日同様の朝探。エナガを見ながら飛び出しを待ったが、前日のねぐら入りの数が少なかったせいか、飛び出しの数も少なかった。その中で1羽、駐車場裏の田んぼに下りたので、比較的近くで観察できた。荷物を積み込み宿を出て、「トキのテラス」に行く。入口の有名な枯れ木にトキは止まっていなかった。残念ながらトキは飛ばず。最後に国中平野へ。土屋さんからナベヅルの情報をいただいていたので探すが見つからず。10時に探鳥を終了。佐渡汽船ジェットフォイルは定刻に両津港を出て、定刻に新潟港に到着。ターミナルで昼食後タクシーでレンタカー営業所へ。今度は1台。瓢湖に向かう。今年のハクチョウの渡来数は4600羽ほど。カモ類は、オナガガモ・ホシハジロ等数知れず。給餌の時の凄まじさは、表現できないほどだった。ハクチョウの帰還にはまだ早かったが、宿に行く。
 登録有形文化財の出湯温泉・清廣館。日本秘湯を守る会の宿だ。浴室はやや狭めだったがお湯はよかった。食事も皆さん満足。佐渡の宿との落差も少し貢献しているかも…。
【4日目】
 6時に出発し瓢湖での朝探。早朝にもかかわらず大勢の観光客が来ていた。次々と朝焼けの空に向かって飛び出すハクチョウ(主にコハクチョウ)。大きい。迫力があった。宿に戻り、出発予定時刻を少し遅くし2つある外湯・共同浴場にも入った。豪華そうな月岡温泉を通り福島潟に向かう。水の駅・ビュー福島潟から潟来亭を通って展望観察舎の「雁晴れ舎」まで探鳥する。モズが鳴く。屋上からはヒシクイの姿が見られた。チュウヒも飛んだ。忘れ物を取りに出湯温泉に戻り、佐潟に向かう。
 到着後昼食。すぐに一周約4キロメートルのコースを歩く。ここのハクチョウ飛来数は5500羽ほど。エナガの群れを見たりシロハラの声を聞いたりしながら進む。対岸の畑では漬物用のダイコンの収穫をしていた。つけほまれ、という種類だと収穫作業中の方が教えてくれた。枯れ木の先端にアカゲラ。畑の先の川のミサゴは2回目のハンティングで見事魚を捕えた。水鳥・湿地センターに戻り、荷物の整理をして出発。レンタカーを返し、予定通りの時刻に新潟駅に到着した。ここで解散。
 土屋さんのご案内でトキの様々な姿を楽しみ、歴史ある温泉にも入り、充実した探鳥会だった。思えば、佐渡の宿の冷めた食事もいい思い出(?)になった。(担当 加藤 岸男)

地元発見探鳥会 いのはなトンネルから御霊谷川
1.2023年10月25日(水)9:00~12:30
2.天気:曇り
3.コース:高尾駅⇒小名路⇒小仏川⇒圏央道下⇒いのはなトンネル⇒新井梅林北⇒小仏関所跡⇒御霊谷川(⇒高尾駅)
4.観察した鳥:18種(ベスト:ジョウビタキ、キセキレイ)
 カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ
5.参加者:12名
6.概要・感想等
 思いのほか涼しい曇り日。甲州街道沿いにある中央本線ガード下をくぐり南浅川の澄み切った流れと滝(取水堰)を見学。小仏川沿いは早春の草花が咲く「どんどん淵」で有名。この日は、Sさんをはじめ地域のボランティアの人たちが草刈りをしていて、Sさんから保護活動の話を聞きました。澄んだ川からキセキレイが飛び立ち岩に止まり黄色の羽が綺麗でした。付近ではイソヒヨドリ、ジョウビタキが現れ、林道沿いにはコゲラ、エナガ、メジロが木々の間から見えました。蛇滝で休憩。いのはなトンネルでは、列車銃撃の碑に思いをはせ哀悼の意を捧げました。中央本線を渡り、中央高速道路沿いの山道を歩くと小仏川と御霊谷川の分水嶺(峠)を通過。思いがけずアサギマダラに数匹出合いました。御霊谷橋の周りは、神社、水田や畑がありのどかな里山風景。夏にはホタルが出るとのこと。あちこちで鈴なりの柿の実が一際目立っていました。途中でホオジロ、ヒヨドリ、ガビチョウ、キジバト、スズメ、モズを発見。丘の上のオオモクゲンジの大木の実が美しく目を引きました。宮の前で一人ずつ鳥合わせ。ベストは、ジョウビタキとキセキレイでした。全体を通して、甲州街道沿いの植物やいのはなトンネルの歴史、地域の人たちが守る自然散策道、中央道沿いの普段は人が歩かないような道、里山の風景等盛りだくさんの探鳥会でした。高尾駅に戻るまで、たくさん歩きました! (担当 粕谷 和夫、関谷 孝)

平日(高尾山周辺)探鳥会 大月市秀麗富岳シリーズ⑦牛奥ノ雁ケ腹摺山
1.日時:2023年10月23日(月)8:55~16:30
2.天気:晴れ
3.集合:JR中央線甲斐大和駅改札口 8:05
4.行程:JR高尾7:07発→甲斐大和駅着8:02・8:10発(自家用車) →湯ノ沢峠登山口着8:40・8:55発⇒黒岳着10:30⇒牛奥ノ雁ケ腹摺山着12:25(休憩・昼食)・12:55発⇒ペンションすずらん前15:10着→大月市内着16:00・16:20発(自家用車)⇒高尾駅北口17:15着
5.観察した鳥:21種(ベスト:アトリの群れ マヒワの群れ コガラ)
 キジバト フクロウ アカゲラ アオゲラ カケス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ ゴジュウカラ ジョウビタキ アトリ マヒワ ウソ ホオジロ  ガビチョウ ソウシチョウ
6.参加者:7名
7.概要・感想等
 正に秀麗な富士山と300+のアトリ、100+のマヒワとの出会いに大満足の探鳥会。
 甲斐大和駅では大菩薩峠・嶺を目指す人が大勢降りた。私達は会員提供のワゴン車で湯ノ沢峠へ向かった。身支度を整え歩き始めると、すぐにコガラが数羽樹上にいた。そして30羽ほどのマヒワも飛んだ。最初のマヒワの群れ。白谷丸に近づくと山頂に雪を付けた富士山が上面にドンといた。奥秩父、八ヶ岳、乗鞍岳、南アルプス全山がきれいに見えた。もうここまででいいと思えるほど。
 黒岳に向かうとすぐにアトリの群れが出現。次々とすごい速さで飛んでいく。ヒガラもエナガもゴジュウカラもカケス出てきた。草原状の川胡桃沢の頭からはいったん下り、登り返して牛奥ノ雁ケ腹摺山山頂には、30分遅れで到着した。すぐに昼食。ここも素晴らしい展望だった。大月市秀麗富岳シリーズ最高の富士山だった。
 計画では湯ノ沢峠に戻る予定だったが、疲労度を考慮してここから直接下山し、一人だけ湯ノ沢峠に戻り車を下山口まで回送することとした。ペンションすずらんの下山口から、国道20号線に戻り、大月に向かいフクロウを見に行った。洞の中のフクロウはかわいかったが、すぐに飛んでしまった。車中で鳥合せをしながら高尾駅北口まで一緒に帰った。
 湯ノ沢峠のお花畑はまた次の機会に。(担当 加藤 岸男)

平日探鳥会 都民の森 生きもの観察会
1.2023年10月18日(水)9:30~14:10
2.天気:晴れ
3.コース:午前は森林館から森林セラピーロードを三頭大滝までの往復。午後は森林館から奥多摩道路沿いの第2駐車場までの往復。
4.観察した鳥:4種(ベスト:無し)
 カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ
5.参加者:4名
6.概要・感想等
 鳥が少なく、目立ったのはカケスだけであった。ホシホウジャクが目立ち、様々の花で吸蜜していた。中でもセキヤノアキチョウジの花で長い口吻を伸ばして吸蜜している姿がよく観察できた。幼虫のスミナガシが葉を食べるアワブキはあまり目立たない木であるが、この日は赤い実が木全体を覆うように輝かせていて、遠目にも直ぐそれとわかる存在になっていた。 (担当 粕谷 和夫)

遠出探鳥会 離島・粟国島と沖縄本島
1.期日:2023年10月13日(金)~10月17日(火)(4泊5日)
2.天気:全日晴れ
3.行程:
1日目(10/13 金)
 JR高尾駅発4:28→神田・浜松町(乗換)→羽田空港第2ターミナル駅着6:08 羽田空港ANA463便7:30発→那覇空港11:00着(遅延) レンタカー(2台)で移動→三角池、やんばる等探鳥(含、夜探)→やんばる(泊) ※宿アダ・ガーデンホテル ℡0980-41-7070
2日目(10/14 土)
 朝探 宿発9:10→やんばる・金武・米須→宿着17:30(那覇泊) ※宿チャビラホテル那覇 ℡098-840-1000 
3日目(10/15 日)
 宿発7:30⇒那覇泊港発9:30→粟国港着11:30→宿着17:30(泊) ※宿プチホテルいさ ℡098-988-2588 (連泊) 
4日目(10/16 月) 6:30~17:05 島内探鳥
5日目(10/17 火) 宿発⇒探鳥→フェリー粟国港発14:00→泊港着16:00→那覇空港着16:40 那覇空港JAL918便18:40発→羽田空港21:00着 解散
4.観察した鳥:89種(ベスト マヒワ ズグロチャキンチョウ ツメナガセキレイ オジロビタキ アカハラダカ クロハラアジサシ インドハッカ)
 ヒドリガモ カルガモ コガモ ハシビロガモ カイツブリ キジバト ズアカアオバト オオミズナギトリ ゴイサギ ササゴイ アマサギ アオサギ ダイサギ チュウサギ コサギ クロサギ クロツラヘラサギ ヘラサギ ヤンバルクイナ シロハラクイナ バン オオバン アマツバメ ハリオアマツバメ ムナグロ ダイゼン コチドリ シロチドリ メダイチドリ セイタカシギ タシギ アカアシシギ コアオアシシギ アオアシシギ クサシギ タカブシギ キアシシギ イソシギ キョウジョシギ トウネン ヒバリシギ アメリカウズラシギ ウズラシギ ハマシギ クロハラアジサシ ミサゴ アカハラダカ ツミ サシバ カワセミ コゲラ ノグチゲラ チョウゲンボウ サンショウクイ アカモズ ハシブトガラス シジュウカラ ツバメ リュウキュウツバメ コシアカツバメ シロガシラ ヒヨドリ ウグイス キマユムシクイ コムシクイ メジロ セッカ ムクドリ ホシムクドリ インドハッカ アカヒゲ イソヒヨドリ エゾビタキ シマキンパラ スズメ ツメナガセキレイ キセキレイ ハクセキレイ ビンズイ セジロタヒバリ ムネアカタヒバリ マヒワ アカマシコ コイカル オジロビタキ ズグロチャキンチョウ カシラダカ コホオアカ カワラバト(ドバト)
5.参加者:11名、ガイドの宮島仁さん
6.概要・感想等
【1日目(10/13)】
 約1時間遅れで那覇空港に到着。ここで全員が集合。レンタカー2台で、先ず通称「三角池」へ。クロツラヘラサギの群れ、コチドリの幼鳥、ヒバリシギ、セイタカシギ等を観察し、沖縄道でやんばるに向かった。辺名嘉ダム周辺の林道を流し、奥地区へ向かう。ノグチゲラやホントウアカヒゲの声はするが、姿をなかなか捉えられない。ヒカゲヘゴを上っていくノグチゲラを1号車の前に座っている数名が確認する。19時15分に夜探に出発。安波ダム周辺を流しながら樹上で寝ているヤンバルクイナを根気よく探すが見つからずに、21時に帰宿。深夜、ヤンバルクイナの声が聞こえていた。
【2日目(10/14)】
 6時30分からヤンバルクイナを探しに朝探に出かけるため外に出ると、宿の人に教えていただいて樹上のヤンバルクイナを見ました、と嬉々として話す参加者1名。ポイントの集落を行ったり来たり、丁寧に探すが、この時期は難しいらしく、道路の脇にちょっと顔を出しただけだった。ホントウアカヒゲの若鳥が路上で採餌をしていてみなさんで観察する。
 9時10分に宿を出て、もう一度ポイントの集落等を探すが、ヤンバルクイナは出て来ず仕舞いとなった。また次回に、ということで今回は諦め金武(きん)に移動する。金武は、広大な畑と田芋地帯。渡って来たばかりのサシバがあちこちで、キスミーと鳴く。シロガシラとシマキンパラが道路上の水たまりで水浴びをしている。田んぼにはアメリカウズラシギ、ウズラシギ、ヒバリシギ。水路にはクサシギ、ササゴイ。畑にはアマサギやチュウサギがいてチュウダイサギとの識別にみなさんで悩む。
 次に、米須(こめす)海岸に移動し、海岸での探鳥。ちょうど上げ潮で、磯近くにたくさんのシギ・チドリ類がいた。アカアシシギ、キアシシギ、トウネン、キョウジョシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ等々。ハシビロガモや白いクロサギも。ミサゴも低空飛行で挨拶してくれた。
 夕食は、全員で近くの居酒屋「なかなか」へ。ダイコンの揚げ物が絶品。楽しいひと時となった。
【3日目(10/15)】
 7時30分に宿を出発し三角池と那覇空港裏見て、泊港へ。粟国フェリーは定刻に出発。デッキで観察するが何もいなかった。南の海は鳥が少ない。2時間の航路で粟国島に到着。すぐに大正池に行く。アカハラダカがいたがすぐに飛び去った。最初のマヒワの群れ、メジロ、キマユムシクイがいた。草花の上には、数多くのシロオビアゲハがいて一同驚く。この島の全域に無数にいたシロオビアゲハとの最初の出会いだった。島の高齢の方も、こんなのは初めてだ、と話されていた。マハナ展望台で昼食にした。29度近くの高温の日だったが涼しい風が快かった。
 午後は、島内の道を畑を中心にくまなく回った。マヒワの群れには何回も出会い、イソヒヨドリはそこここで鳴いていた。シロガシラも…。サシバも…。でも「珍鳥牧場」や「珍鳥街道」にも鳥影は少なかった。夕方近く、畑地のはずれにツメナガセキレイとムネアカタヒバリが下りていた。その中
になんとセジロタヒバリがいた。離島の楽しみはこれだ。ただ、その鳥の価値が浸透してないのか、感激している方は少なかった。
夕食後、昨日と本日開催されている島のお祭りに3名の方が行かれた。後の方々は「バーK」で反省会をしながら、20時45分からの花火を楽しんだ。島とも思えない素晴らしい花火だった。
【4日目(10/16)】
 6時30分から宿周辺で朝探をした。水平線から昇る真っ赤な朝日がきれいだった。キスミーを聞いていると、低木の中にムシクイがいた。鳴いた。コムシクイの声だ。姿だけでは識別が難しいが声を聞けば確実。朝食後8時30分から島内巡りをする。マヒワの群れとシロオビアゲハには出会うが…。鳥の出の少ない昼に、洞寺(てら)に向かう途中、1号車の前の方だけがチラっアカマシコを確認。直ぐに飛んでしまう。その後、洞寺(てら)に行った。鍾乳洞だ。よく整備されているが無料。先程のアカマシコポイントに行くと樹上に食事中のアカハラダカがいた。長浜ビーチの遊歩道を歩いたがメジロのみ。シマアカモズ、エゾビタキ、インドハッカは時々見られた。粟国漁港でミサゴとシロチドリを見た後、四志のため池に行く。ヒドリガモ1羽、コガモ2羽そしてクロハラアジサシが2羽飛んでいた。17時05分探鳥終了。夕食後の「バーK」での反省会は盛り上がった。3時間も笑いぱなし。
【5日目(10/17)】
 最終日。6時30分からの朝探。サシバが15羽、タカ柱を形成し海上へと向かって行った。ムクドリを見ているとホシムクドリの若を発見。8時30分、チェックアウトして、「珍鳥街道」に行くがいない。残りの時間はとにかく島内を走ろうと決め、パターゴルフ場に行くと、オジロビタキがいた。
 島での滞在時間も少なくなった11時過ぎ、サトウキビ畑と草地の狭い所にツメナガセキレイが20羽以上いて、その中に、変なのがいた。写真判定の結果、なんとズグロチャキンチョウの若だった。超珍鳥。コホオアカもカシラダカも。最後のご褒美、といった感じだった。これで探鳥は終了。
 粟国港で昼食、そして鳥合せ。粟国塩を買って、フェリーに乗船。船上でも探鳥していると、最後にオオミズナギトリが数羽飛んだ。定刻に泊港に着き、那覇空港へ。宮島さんとここでお別れした。
 当会会員でもある宮島さんのプロとしての献身的なガイドにより野鳥だけでなく、野草、昆虫、そしてその地の歴史、ガイドとしての逸話等々、参加者を楽しませる手立てを駆使してくださり充実した探鳥会になった。感謝です。粟国島の方々も親切でした。感謝。(担当 加藤 岸男)

公開探鳥会 浅川・長沼橋~大和田橋
1.日時:2023年10月8日(日) 8:30~11:05
2.天気:曇り
3.場所:京王線長沼駅⇒長沼橋⇒浅川左岸を上流へ⇒新浅川橋で右岸へ⇒右岸を上流へ⇒大和田橋下(解散)
4.観察した鳥:30種(ベスト:ノビタキ、モズ、ミサゴ)
 キジ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ヒメアマツバメ、ミサゴ、トビ、カワセミ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、ノビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
5.参加者:42名(会員21名、一般参加21名(うち小学生2名))
6.概要・感想等
 昨年のこの探鳥会は52名と大人数であったが、今年も42名と多くの方が参加された。天気が少し心配だったが、日差しはないもののどうやら雨の心配はなさそうだ。
 定刻に探鳥会を開始し、まずは長沼橋へ。長沼橋の上空にはヒメアマツバメが舞い、河原ではキジの声も聞かれた。民家の屋根の上にはアオサギがまるで置物のようにとまっていた。
 左岸を上流へ向かう。そこここでモズの高鳴きが聞こえ、いかにも秋の到来を感じさせる。初めて探鳥会に参加された方も多いようで、スコープで覗いたモズの姿を見て大喜び。
 河原のノビタキを探していると、後続から「ミサゴ!」の声。振り返ると、下流側から長い翼をひろげたミサゴが上空を悠々と飛んできた。皆で双眼鏡を覗き、感嘆の声をあげる。ミサゴはこの後も2、3度姿を見せてくれた。
 新浅川橋で右岸に渡り、橋のたもとでトイレ休憩。右岸を上流へ歩き、終点の大和田橋下で鳥合わせを行う。後続のグループでは、ノビタキやオオヨシキリも見られたとのこと。ベストはノビタキ(この時期しか見られない)、モズ(あちこちで姿、高鳴き)、ミサゴ(悠然と上空を何度か飛翔)となった。  (担当 佐藤 哲郎)

遠出探鳥会 都市公園シリーズ⑭ 多磨霊園・武蔵野公園付近
1.日時:2023年9月30日(土)9:35~13:15
2.天気:曇り一時小雨
3.行程:高尾(京王)駅発8:06→多磨霊園駅着8:50・9:02発(路線バス)→多磨霊園表門着9:08(武蔵小金井駅南口発9:05→表門着9:21)多摩霊園表門発9:35⇒名誉霊域・5区・11区・14区・22区(通称朴の木ロータリー)着11:30(昼食・休憩)・12:00発⇒武蔵野公園⇒ 野川公園広場13:15(鳥合せ・解散)
 ※帰路は、二枚橋バス停→JR武小金井駅南口及び京王線調布駅北口
4.観察した鳥:23種(ベスト:エゾビタキ キジバト メジロ)
 カルガモ キジバト アオサギ コゲラ アオゲラ モズ オナガ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ エナガ メジロ ムクドリ エゾビタキ サメビタキ コサメビタキ キビタキ スズメ  カワラバト(ドバト)  ホンセイインコ(ワカケホンセイインコ)
5.参加者:22名
6.概要・感想等
 多磨霊園には雨がつきもの…、今年も気象情報に悩まされた探鳥会となった。先ず、今回もご案内いただく大原さんから、多磨霊園の野鳥と近々の状況について話していただいた。昨日は最高の日だったとか、だから今日は…。ホンセイインコはいつも通り元気だった。オナガも負けじと鳴く。多磨霊園のメインは5区。ここで30分程自由時間にして、各自探すことにする。ミズキには複数羽のエゾビタキ。シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ等々がやって来てミズキの実を食べていた。マツにはコゲラを含む混群がいた。じっくり観察していると雌雄のキビタキも視認できた。コサメビタキもサメビタキも確認。情報ではツツドリやサンショウクイもいたらしい。 通称「朴の木ロータリー」で昼食にした。目の前のホオノキの赤い大きな実をシジュウカラ等が啄みに来る。双眼鏡とカメラを離せない。30分程休んで出発しようとするとポツポツと雨が降り出した。傘をさして武蔵野公園に向かった。すぐに雨は止む。野川沿いに進み、くじら山付近でノビタキを探したが見つからず。昨年サメビタキ3種がいた野川公園広場のミズキに行ったが、見つからず。少し時期が早いようだった。ここで鳥合せ。 大原さんにお礼と来年度の依頼をして解散。大原さんに感謝!(担当 加藤 岸男)

平日探鳥会 都民の森 生きもの観察会
1.日時:2023年9月14日(木)9:30~13:45
2.天気:晴れ
3.コース:森林館から森林セラピーロードを三頭大滝まで行き、野鳥観察舎を経て「かおりの道」から森林館まで戻った。
4.観察した鳥:9種(ベスト:コガラ、ミソサザイ)
 カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ヒメアマツバメ、ミサゴ、トビ、コゲラ、ハシボソガラス、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、セッカ、ムクドリ 、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
5.参加者:4名
6.概要・感想等
 野鳥は森林館のレンジャーによるとオオルリ、アオバトもいるとのことであったが、我々が確認できたのは9種だけであった。最近の三頭山麓はシカの被害がすごく、野草が食べられてしまって寂しい限り。そんな中、シカ対策をしているネットの中にレンゲショウマが咲いていた。また、シカ対策をしてない所では毒草のヤマトリカブトが咲いていた。 (担当 粕谷 和夫)

月例探鳥会 多摩川:石田大橋から中央線鉄橋
1.日時:2023年9月10日(日)8時30分〜11時10分
2.天気:晴れ
3.コース:多摩川(多摩都市モノレール万願寺駅〜石田大橋〜日野橋〜中央線多摩川橋梁)
4.観察した鳥:25種(ベスト:ミサゴ オオバン イソヒヨドリ)
 カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ヒメアマツバメ、ミサゴ、トビ、コゲラ、ハシボソガラス、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、セッカ、ムクドリ 、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
5.参加者:16名
6.概要・感想等
 台風一過の快晴、30度を超える気温の日の観察となった。序盤からミサゴ、トビなどが上空を飛ぶなどしてスタート。まずはベストの1つがミサゴ。その後、しばらくは上空を飛び交うツバメ、コシアカツバメなども観察できた。中間地点の日野橋に向かう手前で、ダイサギのいる川の淀みにオオバン2羽がいるのを発見。夏を越した個体かどうか断定できないが、この時期にオオバンを見られることが珍しい。スコープでもじっくり観察ができた。オオバンもベストの1つに選定。カイツブリも近くにいた。さらに進み、日野橋の下で休憩をする際に、川沿いのマンションの手すりに止まるイソヒヨドリのオスが観察され、スコープも使い時間をかけ観察した。こちらが3つ目のベストとなった。また立日橋近くの桑の葉にクワコというカイコの原種とも考えられているらしいカイコガ属の蛾の幼虫を発見。初めて知る人も多かったその幼虫をしばらく皆で観察。最後、中央線鉄橋に至る河原ではセッカを確認。今回も数多くが見られたわけではないが、バラエティに富む野鳥の数々を観察でき、暑い中、観察した甲斐のある探鳥会だった。(担当 小川 圭太)

遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会⑭ 北ア立山・みくりが池温泉と奥大日岳
1.日時:2023年9月5日(火)~7日(木)2泊3日
2.日程:
第1日(9/5 火) 
 集合 JR大糸線信濃大町駅改札口11時20分 八王子駅発8:33(あずさ5号)→信濃大町駅着11:15・11:35発→扇沢発13:00→黒部ダム→黒部平→大観峰→室堂着14:25⇒みくりが池温泉着14:55(連泊) 15:35~室堂平探鳥~17:35
 ※みくりが池温泉 富山県中新川郡立山町室堂 ℡076-463-1441
第2日(9/6 水) 
 ※降雨予報のため、奥大日岳・雄山コースは、4:30に中止にした。
朝探5:30~室堂平~7:00 室堂平散策 のんびりコース8:10~11:00 ちょっと先までコース8:10~12:00 16:10~室堂平探鳥~17:15
第3日(9/7 木)
 朝探5:30~みくりが池温泉付近~6:30 宿発7:55⇒室堂発8:40(バス)→弥陀ヶ原着8:55→弥陀ヶ原散策→弥陀ヶ原発11:30(バス)→室堂発12:15→大観峰→黒部平→黒部湖・黒部ダム→扇沢着13:51(解散) 扇沢発14:20→信濃大町駅着14:55・15:43発(あずさ46号)→八王子駅着18:31
4.観察した鳥:11種(ベスト ライチョウ ホシガラス)
 ライチョウ チョウゲンボウ ホシガラス ツバメ イワツバメ ウグイス メボソムシクイ カヤクグリ イワヒバリ キセキレイ ウソ
5.参加者:10名
6.概要・感想等
 降雨とおいしい朝食のために、行動予定がめまぐるしく変わった探鳥会となった。
【1日目】
 横浜線の信号機故障によりお一人「あずさ」に間に合わず、9名での行動となってしまった。順調に黒部・立山アルペンルートの各交通機関を乗り継ぎ、室堂ターミナルに着いた時には雨となっていた。雨具を着て、宿に向ったが、すぐに小降りになった。宿に荷物を置きすぐに探鳥に出かけた。弱い雨が時々に降る中、ライチョウのポイントを探すが、なかなか出会えない。カヤクグリ、ホシガラスが時々飛んだ。少し強い雨となったので、5名は帰宿した。4名は先に進む。すると少し色づき始めた草原の中に、ライチョウを発見。メス親1羽と4羽の幼鳥だ。親が少し高い所で見張り、幼鳥はしきりに採餌していた。
 標高2410mに位置するみくりが池温泉は、日本最高所の温泉とのこと。白濁したお湯。露天風呂こそないがなかなかいいお湯だ。源泉はすぐ下の地獄谷。硫黄のにおいがやや強い感じだ。なんだか膝がよくなったみたい、という方もいた。山小屋(?)とは思えないおいしい夕食をいただく。
【2日目】
 4時30分に雄山コースの希望者が集まり、7時頃から降雨、という天気予報を踏まえて中止とする。5時30分から室堂平で朝探をした。立山を含め周辺の山々がきれいに見えた。しかし、ライチョウには出会えなかった。メニューが豊富なバイキング方式の朝食に感激する。
 8時10分、まだ雨は落ちてないので、ゆっくりコースとちょっと先までコースに分かれ室堂平周辺を探鳥した。ちょっと先までコースは浄土山・室堂山コースの途中まで行き、更に一の越に向かった。休憩していると突然の降雨。仕方なく、室堂ターミナル隣の立山自然保護センターに行き、ライチョウ目撃情報を提供しながら、ライチョウについて学んだ。
 宿で昼食をとり、温泉を楽しんでいたころ、昨日来られなかった方が無事に到着した。そして部屋に集まり雑談をしていると、外が明るくなった。誰ともなく、またライチョウ探しに出かけた。昨日観察した場所付近に行くと、じっと固まっているメス親がいた。動かない。多分幼鳥たちもいるはずだが…、と思っていると、一人ゆっくり出かけた方から、別の場所での目撃情報があった。急いで移動すると、大勢の人が集まり、観察していた。メス親1に幼鳥が5羽。しかし、すぐにガスで視界が悪くなった。ところがそのおかげでライチョウ親子は安心して採餌を始めた。いろいろなしぐさが見られた。別のところにいた3名にも連絡するが、うまく通じなかった。結局見られたのは7名のみだった。
 夕食後、鳥合せをし、明日の予定を相談した。雄山にも登りたいが、あのおいしい朝食をキャンセルしたくない、という意見で、雄山登山はなしになった。まだライチョウを見られてない2名と一緒に明日の朝探に掛けることになった。
【3日目】
 薄雲はあるがやっと好天となった。5時30分、8名で朝探に出発しようと宿のテラスで待っていた時、何気なく見たすぐ近くの斜面にライチョウを発見した。やはり6羽。霧の無い中でじっくり観察する。なんと1時間も。これで全員がライチョウに出会えたことになった。おいしい朝食をいただき、予定通り室堂ターミナルに向けて出発。高原バスで弥陀ヶ原へ行った。剱岳や奥大日岳等の山々の眺めは素晴らしかった。弥陀ヶ原湿原は外回りコースを歩く。鳥はいない。花もほんの少しだけ。珍しいチョウはいた。徐々に富山平野を覆っていた雲海の雲が上がって来た。濃霧の中、弥陀ヶ原ホテルに戻ると、煙突に相当数のイワツバメを発見。ツバメも混じっていた。
 予定通りのバスで室堂ターミナルに戻り、トロリーバス、ロープウエー、ケーブルカー、電気バスを乗り継いで予定通りに扇沢に着いた。ここで、最終の鳥合せをし、解散した。信濃大町で昼食。「あずさ」乗って帰宅した。
 今回の探鳥会のタイトル「奥大日岳」に登れなかったので、タイトル名の変更が必要かな・・・。(担当 加藤 岸男)

遠出探鳥会 三番瀬(船橋海浜公園)
1.日時:2023年9月3日(日)9:30~12:30
2.天気:晴れ後曇り
3.行程:9:30(現地集合)~探鳥・昼食~12:30(現地解散)
4.観察した鳥:18種(含む外来種1種)(ベスト3:オオメダイチドリ、ソリハシシギ、トウネン)
 カワウ、アオサギ、ダイサギ、ダイゼン、メダイチドリ、オオメダイチドリ、ミヤコドリ、オオソリハシシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、オバシギ、ミユビシギ、トウネン、ハマシギ、ウミネコ、オオセグロカモメ、イソヒヨドリ、カワラバト(ドバト)
5.参加者:9名
6.概要・感想等
 9時30分、現地集合とし、展望デッキの前で顔合わせ(自己紹介)とスケジュールを確認した後、海に向かうもまだ、干潟は形成されておらず・・・。遠く海面に突き出た杭や網に止まる少数のキアシシギやダイゼン等を望遠鏡でしばらく観察していると、徐々に干潟が現れ、同時に沖からシギチの群れが次々に飛んできた。まずはミユビシギの群れがマスゲームのようにちょこまかと動き回る様子を観察する。この群れの中にはハマシギが1羽、混じっているのを確認。メダイチドリの群れの中に、噂のオオメダイチドリを探すが見当たらず・・・。波打ち際ではオオソリハシシギが長い嘴を差し込みながら、砂地ではソリハシシギが走り回りながら、餌をとる様子を観察する。遠くの島状の干潟で餌をとるオバシギも見られた。その後、干潟を西側に移動しながら、オオメダイチドリやトウネンも探し出すことができ、何とか予定していた種類は無事、コンプリート!早めに展望デッキまで戻り、鳥合わせをして、予定より1時間早く、解散とした。八王子ではなかなか出会えないたくさんのシギ・チドリ類に出会うことができ、東京湾の豊かさも感じることができた探鳥会であった。(担当 古山 隆)

平日(高尾山周辺)探鳥会 大平・高尾林道と高尾山ビアマウント
1.日時:2023年9月1日(金)10:40~14:05
2.天気:晴れ
3.行程:JR八王子駅北口発9:57(神奈中相模湖駅行路線バス・5番の乗場)→高尾駅入口バス停発10:23発→大平バス停着10:34・10:40発⇒水野橋⇒高尾林道分岐⇒稲荷山コース合流⇒6号路入口着12:10(昼食)・12:45発⇒富士道・3・2号路⇒霞台着14:05(鳥合せ・解散)
 ※希望者で高尾山ビアマウントへ(14:30~)→ケーブルカーで下山
4.観察した鳥:13種(ベスト:サンショウクイ)
 キジバト トビ コゲラ アオゲラ サンショウクイ ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ メジロ  ガビチョウ ソウシチョウ
5.参加者:4名
6.概要・感想等
 バスが少し遅れたので、大平バス停からの出発が遅れた。暑さの中、20号線を進み、水野橋を過ぎてすぐに大平林道に入った。涼しい、と4名の参加者で言い合った。すぐにアオゲラが鳴いた。でもそれっきり。高尾林道も涼しかったが、鳥は・・・。ヤマドリも気配は全くなし。木段化した稲荷山コースを進み、高尾山頂へは行かず、巻いて6号路の入り口付近へ。ここのベンチで昼食。お一人はここから下山した。
 3号路に入るとヒガラ、ヤマガラが続いて鳴き、コゲラも加わった。2号路では何の出会いもなし。ケーブルカーの高尾山駅前で鳥合せをしていると、サンショウクイが頭上でしばらく鳴いていた。高尾山ビアマウントの参加者は3名のみ。2時間はすぐに過ぎてしまった。(担当 加藤 岸男)

平日(高尾山周辺)探鳥会 八王子 小津・入山林道往復
1.日時:2023年8月7日(月)7:45~10:05
2.天気:曇り一時雨
3.行程:西八王子駅7:10発(小津町行・4番乗場)→小津町バス停着7:40・7:45発⇒釣り堀⇒車止め⇒入山林道終点着9:05・9:10発⇒小津町バス停着10:05・10:23発→西八王子駅着10:56
4.観察した鳥:14種(ベスト:コジュケイ 番外:涼しさ)
 キジバト カワセミ コゲラ アオゲラ カケス ハシブトガラス ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス キセキレイ ホオジロ   コジュケイ ガビチョウ
5.参加者:5名
6.概要・感想等
 地元発見探鳥会のようなコース設定。鳥は出るのだろうか、時期・・・、心配があった。
 恩方バスターミナルから終点の小津町バス停まで、乗客は私達5名のみだった。歩き始めてすぐに、涼しいですね!とみんなが口々に言った。今年の夏の異常な暑さをしばし忘れさせてくれた。それは全コース通してだった。
 鳥は・・・、ウグイス、ヒヨドリ、ハシブトガラス…。コゲラも・・・。車止めを過ぎるとそれまで瀬切れが続いていた川底に流れがあった。するとカワセミが上流へ飛んだ。キセキレイも。植林地が続く。涼しさは相変わらずだ。
 林道の終点で小休止の後引き返した。カケスが鳴いた。ウグイスも。釣り堀近くに戻った時、路肩にコジュケイが2羽いたがすぐに逃げた。9時40分、雨が降り出し、10分程続いた。アオゲラの声を聞きながら、小津町バス停で鳥合せをして、バスに乗り込んだ。鳥こそ少なかったが涼しさと渓流の美しさに触れることができた。(担当 加藤 岸男)

地元発見探鳥会 多摩川ツバメ集団ねぐら観察会
1.2023年8月5日(土)18:00~19:30
2.天気:晴れ
3.コース:多摩川右岸多摩大橋の下流のひょうたん池入口に集合し、ひょうたん池の下流側のヨシ原にねぐら入りするツバメを観察した。
4.観察した鳥:ツバメねぐら入り総数25000羽±(ねぐら入りしたツバメ以外の鳥は記録しなかった)
 アマツバメ、コゲラ、ホシガラス、コガラ、ヒガラ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、メボソムシクイ、コマドリ、カヤクグリ、カワラヒワ、ウソ
5.参加者:10名
6.概要・感想等
 バードリサーチねぐら入り観察会、奥多摩支部T氏他有志の方と合わせて盛況であった。渡辺仁さんがひょうたん池に近い側に脚立上にカメラをセットして動画をPC画面に写し出した。必ずしもヨシに止まるのでなく、低いササ、アレチウリ等にクズのような蔓性植物がからまって比較的揺れにくい場所もねぐらとしていることが確認された。  19:05から上空に7,000+、13,000+、さらに上流から5,000±飛来する。風が強いため落ち着かず、以降半数以上がねぐら入りしたり一斉に上空に舞い上がったりを繰り返す。19:12全てねぐら入りする。PC画面でツバメの目が観察でき、上空には全く残っていないものの、低い位置ではまだ右往左往して場所の確保に飛び回っていることが分かった。ねぐら入り総数25000羽±とした。 (担当 粕谷 和夫、霜村 亮)

遠出探鳥会 北アルプス 爺が岳
1.2023年8月2日(水)~3日(木)、行動:8月2日9時~3日16時
2.天気:晴れ
3.コース:初日は信濃大町扇沢駅から柏原新道の急坂を登り、種池山荘泊。2日目は山荘から爺が岳山頂を往復した後、柏原新道を扇沢駅まで下った。予想していたよりはるかに厳しい急坂の連続であった。
4.観察した鳥:14種(ベスト:ホシガラス、カヤクグリ)
 アマツバメ、コゲラ、ホシガラス、コガラ、ヒガラ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、メボソムシクイ、コマドリ、カヤクグリ、カワラヒワ、ウソ
5.参加者:8名
6.概要・感想等
 種池山荘付近ではアマツバメ、ホシガラス、カヤクグリなどが目立った。朝6時前、ホシガラスの朝食タイムなのか、10羽ほどがハイマツ林に集まり盛んにハイマツの実を食べていた。「ガァー ガァー」とにぎやかに鳴いていた。朝食タイムの後はどこかに姿を隠してしまい、あたりはカヤクグリの世界に変わった。天気がよく、ライチョウには出合わなかった。柏原新道の登り下り途中ではコガラ、ヒガラ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、メボソムシクイ、コマドリ、ウソなどに出合った。 (担当 粕谷 和夫、千葉 槇子)

足慣らし探鳥会 景信山(爺が岳足慣らし探鳥会)
1.2023年7月30日(日)9:30~14:45
2.天気:晴れ
3.コース:8月の爺が岳足慣らしの第2弾は景信山に登った。コースは小仏バス停から小仏峠を経由しないで急坂を景信山山頂に登り、下りは小仏峠を経由して小仏バス停に戻った。
4.観察した鳥:11種(ベスト:クロツグミ)
 アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、クロツグミ、ガビチョウ
5.参加者:4名
6.概要・感想等
 バス停から歩き出して直ぐ、寶殊寺付近でウマノスズクサの変わった花を観察した。急坂の登り途中では近くで鳴くクロツグミに癒された。山頂ではツバメが数羽飛び交っていた。その山頂にノカンゾウ、クルマバナ、オトギリソウ、タカトウダイなどが咲いていたが、見栄えするほどではなかった。 (担当 粕谷 和夫)

遠出探鳥会 入笠湿原 野鳥・野草
1.2023年7月26日(水)9:30~15:00
2.天気:晴れ
3.コース:中央線富士見駅から富士見パノラマリゾートのシャトルバス、ゴンドラを乗り継いで標高 1780mの入笠湿原と山頂駅から直ぐの山野草公園を歩いた。
4.観察した鳥:9種(ベスト:ホオジロ)
 ホシガラス、コガラ、ツバメ、ウグイス、エナガ、アカハラ、スズメ、ホオジロ、クロジ
5.参加者:13名
6.概要・感想等
 ゴンドラ駅から湿原までの林でホオジロ、クロジ、コガラ、ウグイス、アカハラなどの声と一部は姿も確認できた。ビンズイやアオジ、ノビタキ等の声は聞こえなかった。スズメ、ツバメは富士見駅周辺での確認である。野草は40種程の花を観察できた。狙いの群落のヤナギランが開花中で見事であった。 (担当 粕谷 和夫、千葉 槇子)

足慣らし探鳥会 高尾山(爺が岳足慣らし探鳥会)
1.2023年7月25日(火)9:05~14:50
2.天気:晴れ
3.コース:8月の爺が岳足慣らしを兼ねて高尾山に登った。上りは琵琶滝道から2号路、3号路経由で山頂、下りは4号路経由で琵琶滝道を下山した。
4.観察した鳥:15種(ベスト:アオゲラ)
 ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ミソサザイ、キビタキ、オオルリ
5.参加者:6名
6.概要・感想等
 アオゲラ、イカルの声が目立った。山頂ではエノキの周りを数匹のタマムシが飛び交っていた。下り1号路のサル園の前で実をつけた真っ赤なツチアケビを観察できた。(担当 粕谷 和夫)

平日探鳥会 都民の森 生きもの観察会
1.2023年7月19日(水)9:25~13:55
2.天気:晴後曇
3.コース:森林館からセラピーロードを三頭大滝まで歩き、ブナの路から野鳥観察小屋分岐まで登り昼食、午後は同じ道を森林館まで戻り、その後鞘口峠への路の入口付近までを往復した。当初は野鳥観察小屋分岐から野鳥観察小屋経由かおりの路を森林館まで下る予定であったが、雲行きが怪しくなったので安全第一として歩きやすい道を下った。
4.観察した鳥:7種(ベスト:ミソサザイ)
 ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ミソサザイ、キビタキ、オオルリ
5.参加者:4名
6.概要・感想等
 鞘口峠への路の入口付近の水無し沢でミソサザイの姿2羽を観察できた他はほとんどが声だけの観察である。三頭山名物のギンバイソウの花はピークを超えていたが、純白の花を見ることができた。(担当 粕谷 和夫)

月例探鳥会 夕やけ小焼けふれあいの里~醍醐川・ににく沢出合
1.日時:2023年7月9日(日)8:50 ~ 10:55
2.天気:曇り
3.場所:夕やけ小焼けふれあいの里~醍醐川・ににく沢出合
4.観察した鳥:24種(ベスト: クマタカ、アオバズク、ウグイス)
 キジバト、アオサギ、ホトトギス、ヒメアマツバメ、クマタカ、アオバズク、コゲラ、カケス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、メジロ、クロツグミ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ガビチョウ
5.参加者:10名
6.概要・感想等
 毎年この時期に開催される探鳥会は、梅雨末期の天候の不安定さに泣かされる。今日の探鳥会も複数の天気予報とにらめっこをし、前日夜に実施を決断した。しかし、結果的にはいわゆる「結果オーライ」となって楽しい探鳥会だった。
 集合場所の「夕焼け小焼けふれあいの里」に集まったのは、例年より少なめの10名。やはり天候も影響しているのだろうか。ここではホトトギスやイカルの声が聞こえ、ツバメも数羽が飛び交っていた。歩き始めてまもなく、キセキレイが路上の電線にとまって鳴いているのが見えた。双眼鏡で見るとトンボをくわえている。近くの電線にもう一羽キセキレイがとまっていたが、こちらは巣立ち雛のようだが、親は餌を与えるそぶりをみせない。
 川沿いを歩くと、川面を渡る風が心地よい。水場の近くではクロツグミの声が聞かれた。少し先では、参加者が左岸の木立の中にアオバズクを発見。このコースでは珍しいので皆で見入る。金色の大きい目が印象的だ。
 先へ進むとようやくオオルリの声が聞こえた。きれいな声に聞き入っていると突然「カモシカ!」の声が。見ると近くの杉林の中にカモシカの姿があった。じっと動かずに木の陰にいて頭とお尻だけが見えている。こちらに気づいて固まっているようだった。さらに先へ進むと、一羽のウグイスが道路上の電線にとまってさえずっていた。近づいても全くお構いなしにさえずり続ける。よほど見られるのが好きなのだろうか。(帰路も同じところでさえずっていた。)
 醍醐川沿いのコースはクマタカが時々出るため、醍醐降宿会館を過ぎたあたりで「そろそろ上空も気をつけて見てください。」と声掛けすると、ほどなく本当にクマタカが姿を見せたのでビックリ。右岸の山稜上を幅広の翼でゆったりと何回も旋回してくれた。先に出たアオバズクとともに今日のベストは確定だろう。
 終点のににく沢出合ではいつもミソサザイが鳴いてくれるのだが、今日はダンマリ。その代わりにオオルリが樹上でさえずる姿が見られた。逆光で色が見えにくいのが残念だが、それはゼイタクというものだろう。鳥合わせをすると全部で24種とまずまず。心配した雨もなく本当によかった。(担当 佐藤 哲郎)

平日(高尾山周辺)探鳥会 八王子・上川から美山へ
1.日時:2023年7月5日(水)9:10~12:40
2.天気:曇り
3.集合:西東京バス 八王子武蔵五日市線戸沢バス停(上川) 9:10
4.行程:京王八王子駅8:28発(3番乗場)→JR八王子駅8:30発(7番乗場)→戸沢バス停着9:06・9:10発⇒田守神社⇒上川の里⇒上川口小学校⇒林道入口11:05⇒モトクロス場着11:35(昼食・休憩)・12:00発⇒美山町バス停着12:40・12:58発⇒高尾駅北口着13:26
5.観察した鳥:30種(ベスト: オシドリ クロツグミ ホオジロ キビタキ)
 オシドリ カルガモ キジバト ホトトギス ノスリ カワセミ コゲラ アオゲラ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ツバメ イワツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ エナガ メジロ ムクドリ クロツグミ キビタキ オオルリ スズメ キセキレイ ハクセキレイ カワラヒワ ホオジロ コジュケイ ガビチョウ
6.参加者:7名
7.概要・感想等
 地元発見探鳥会のようなコース設定。鳥は出るのだろうか、との心配があった。
 戸沢バス停を出発して川口川沿いを歩き始めると、オシドリがいた。それも見慣れない姿。オスの地味な夏羽だった。アジサイの散歩道ではカワセミとキセキレイ。ホオジロがそこかしこで鳴いた。田守神社から上川の里への途中でアオゲラが鳴いた。癒しの道ではキビタキとエナガ。コジュケイも鳴いた。上川口小学校の横で川口川の右岸に移る。イワツバメが数羽飛び、遠くをノスリも飛んだ。糀谷山入林道に入ると、クロツグミが数個体鳴いた。モトクロス場でキビタキの声を聞きながら昼食にした。
 峠までの登りは僅かだった。美山地区に入るとヤブサメの声がした。二本松バス停に早く着いたので、美山町バス停まで歩くことにした。ここは同行の中村さんが夏鳥調査をされているので案内してもらった。バス停の休憩舎で鳥合せをしているとオオルリが鳴いた。鳥は?との心配は杞憂だった。声が中心の探鳥となったが、里山と樹林のコースに皆さん満足しているように、担当には見えた。(担当 加藤 岸男)

地元発見探鳥会 多摩川ツバメ集団ねぐら観察会
1.日時:2023年7月1日(土)17:30~19:30
2.天気:小雨
3.コース:多摩川右岸多摩大橋の下流のひょうたん池入口に集合し、ひょうたん池の下流側のヨシ原にねぐら入りするツバメを観察した。
4.観察した鳥:ツバメねぐら入り総数1,700羽±(ねぐら入りしたツバメ以外の鳥は記録しなかった)
5.参加者:4名
6.概要・感想等:
 弱い雨で無風。17:57 既に竹林上空に38羽飛んでいる。18:35 釣り堀池上空に60+確認。19:15 ひょうたん池下流のヨシ原におそらく150~200羽程度の小群で何カ所か塒を形成しているよう。小群の飛来数から1,600~1,700羽程度と推定した。19:16 最後の小群が上流から飛来し終了。ねぐら入り総数1,700羽程度。ひょうたん池周りのヨシ原には全く入っていない。 (担当 粕谷 和夫、霜村 亮)

遠出探鳥会 富士山(馬返しから5合目)
1.日時:2023年6月28日(水)9:30~14:45
2.天気:晴れ
3.コース:富士山駅から馬返しまでタクシーで行き、吉田登山道を5合目佐藤小屋経由スバルライン5合目まで歩いた。
4.観察した鳥:13種(ベスト:メボソムシクイ、ルリビタキ、ハルゼミ)
 コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ウグイス、メボソムシクイ、メジロ、ミソサザイ、コルリ、ルリビタキ、キビタキ、オオルリ、イカル、(ハルゼミ)
5.参加者:9名
6.概要・感想等:
 ヒガラ、コガラ、ヤマガラ、シジュウカラのカラ類はすべて姿を確認できた。ミソサザイ、メボソムシクイやルリビタキが良く鳴いていていた。小休止した場所がメボソムシクイの巣の近くだったらしく、至近距離で姿もばっちり拝むことができた。珍しいランやイチヤクソウの仲間の花にあちこちで出合ったが、5合目付近ではシロバナヘビイチゴが最も目立った。ハルゼミの声が終始聞こえていたがうるさいというほどのものではなかった。(担当 粕谷 和夫)

平日探鳥会 都民の森生きもの観察会
1.日時:2023年6月21日(水)9:40~14:20
2.天気:晴れ
3.コース:森林館を出発してセラピーロードを三頭大滝まで行き、ブナの小径から野鳥観察舎を経由してかおりの道を通って森林館に帰った。
4.観察した鳥:13種(ベスト:キセキレイ、オオルリ)
 ジュウイチ、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、センダイムシクイ、ゴジュウカラ、ミソサザイ、キビタキ、オオルリ、キセキレイ
5.参加者:4名
6.概要・感想等:
 駐車場でキセキレイのオス親が近くの巣中の雛に餌を運んでいた。セラピーロードでは先月の同じ場所で高らかにさえずるオオルリを観察できた。三頭大滝の吊り橋からイタヤカエデの葉に止まるゼフィルス(メスアカミドリシジミ)を観察した。翅のブルーが輝いていた。このチョウをみているとジュウイチの声が聞こえてきた。ブナの小径ではハコネランという珍しいランの花に出合えた。野鳥観察舎への分岐のテラスで休んでいるとゴジュウカラが姿を見せてくれた。かおりの道ではコアジサイの花が連続的に咲いていて、この花のほのかなかおりがただよい、まさに「かおりの道」であった。ゴール近くのシカ対策でネットに囲まれたところにヤワタソウが数株、可憐な花を咲かせていた。(担当 粕谷 和夫)

地元発見探鳥会 戸吹から上川霊園
1.日時:2023年6月17日(土)9:25~11:40
2.天気:晴れ
3.コース:戸吹のバス停から上川霊園までの丘陵尾根を歩いた。稜線は八王子とあきる野市の境界で、あきる野市側はサマーランドの裏側である。中心は「二条城跡」で標識もあり、ゴール近くには「雹留山(ひょうどめやま)、標高264m」という気になる名前の所もあった。
4.観察した鳥:12種(ベスト:キビタキ、ホトトギス、ウグイス)
 アオサギ、ホトトギス、トビ、アオゲラ、ハシブトガラス、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、キビタキ、スズメ、ガビチョウ
5.参加者:7名
6.概要・感想等:
 戸吹から二条城跡に向かう途中は気持ちのよい里山で、谷地川の源流部ではミゾゴイを期待したが、確認はできなかった。きビタキのさえずりがありホトトギス、ウグイスのさえずりもよく聞こえた。トビが小枝を、足で掴んで二条城方面の丘陵に入った。ホタルガの成虫が飛んでいた。(担当 粕谷 和夫、対中 義雄)

遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会⑬ 奥鬼怒温泉郷と鬼怒沼
1.期日:2023年6月12日(月)~6月14日(水)(2泊3日)
2.天気:3日共曇り(1・2日目薄日あり、3日目小雨あり)
3.行程
・第1日(6/12 月):
 集合 東武鉄道鬼怒川線「鬼怒川温泉駅」改札口 9時50分 高尾駅発5:43→西国分寺駅発6:21→南浦和駅6:56発→浦和駅発7:19→栗橋駅着7:55・8:06発(急行)→下今市駅着9:10・9:23発→鬼怒川温泉駅着9:46・10:15発(路線バス)→女夫淵バス停着11:55・12:25発⇒林道経由宿着15:30(泊) ※宿 手白澤温泉 栃木県日光市川俣870-2 ℡0288-96-0156 
・第2日(6/13 火):
 早朝探鳥(宿付近)5:30~7:00 宿発9:00⇒日光沢温泉着10:25・10:45発⇒鬼怒沼(湿原)方面へのハイキング・探鳥⇒途中までの組の宿着13:20 鬼怒沼までの組の宿着16:15 (泊) ※宿 日光澤温泉 栃木県日光市川俣874 ℡0288-96-0316
・第3日(6/14 水):
 早朝探鳥(宿付近)5:30~6:30 宿発9:00(探鳥)⇒遊歩道経由女夫淵バス停着11:15・12:45発(路線バス)→鬼怒川温泉駅着14:15・14:55発(特急きぬがわ2号)→新宿駅着17:09
4.観察した鳥:28種(ベスト: ミソサザイの巣立ち アカハラの囀り エゾムシクイの囀り オオルリ)
 キジバト アオバト ホトトギス ツツドリ ジュウイチ トビ コゲラ アカゲラ カケス ホシガラス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ イワツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ エゾムシクイ センダイムシクイ メジロ ミソサザイ カワガラス アカハラ キビタキ オオルリ キセキレイ 参考種ヤマドリ(観察者が一人のみのため)
5.参加者:9名
6.概要・感想等
 降雨という気象情報に惑わされた探鳥会となった。
【第1日目】 5回もの乗換を経て鬼怒川温泉駅に到着。女夫淵行の路線バスから眺める鬼怒川・川治温泉の衰退ぶりは目を覆いたくなるようだった。途中休憩時に購入して食べた栃餅はおいしかった。昼食を済ませ女夫淵バス停を出発するが、昼過ぎから降雨という予報に反して時々薄日も差す。センダイムシクイ、オオルリの囀り、アカハラの高らかな声、ミソサザイの忙しない声を聞きながら歩く。宿までの最後の登りになった時、木々の間を飛び回るアカゲラに出会えた。ツツドリも鳴いた。瀟洒な宿・手白澤温泉。玄関でのんびり寝ている犬が迎えてくれた。オオルリの声を聞きながら露天風呂に浸かり、山中とは思えないおいしい夕食を堪能した。翌日の気象情報は朝から雨。温泉巡りに予定を変更し就寝。ホトトギスがずうっと鳴いていた。
【第2日目】 4時30分に起床し外を見ると雨は降ってない。宿近くで朝探をする。鳥達の声が響く。ミソサザイの声がする方を探すと、なんと正に巣立ちの瞬間だった。嘴の黄色いヒナが次々に土手の奥の巣穴から出てきた。感動の瞬間だった。宿を予定より早く出たが、雨は降っていない。日光沢温泉に向かう。すると巣立って間もないコガラが数羽飛び回っていた。加仁湯を過ぎるとカワガラスが出迎えてくれた。日差しもあったので、オロオソロシの滝展望台までの予定で出発。エゾムシクイの声に背中を押してもらいながら鬼怒川沿いのきついコースを1時間ほどで到着した。滝を眺めながらの昼食。3名が鬼怒沼へ、6名は宿へ。宿に戻ってご主人からの情報にあったクマタカを探すが・・・。大正・昭和の雰囲気たっぷりの日光澤温泉。手白澤温泉との対比が味わいを倍増してくれた。2つある露天風呂は濁り湯と透明な湯。野趣あふれる、とは正にこのことだと実感。オオルリの声は間断なく聞こえた。16時過ぎ、鬼怒沼組も無事帰宿、天空の湿原を堪能し満足気だった。地酒もおいしかった。翌日の気象情報は朝から雨。流石に雨中の歩きを覚悟した。
【第3日目】 2時過ぎに、ものすごい雨音で目が覚めた。これは朝探はなし、と決め込んで再び寝た。4時30分、一応起きて外を見た。雨はやんでいた。予定通り加仁湯までを往復する。イワツバメが乱舞していた。名残惜しみながら9時、宿を出発。雨は降っていない。加仁湯から八丁の湯、そして落石の多い遊歩道を進む。ヤブサメ、そしてアオバトが鳴いた。ゴザ池の滝を過ぎ、鬼怒のむ中将乙姫橋を過ぎるとポツポツと降り出した。夫女淵まであと10分。傘をさして歩く。バス停の東屋で昼食をとっていると雨脚も強くなった。そしておまけのようにジュウイチが鳴いた。鬼怒川温泉駅までのバスは満員だった。運転手さんの、どうしたんだ、こんなに大勢!というつぶやきについ笑ってしまった。「きぬがわ2号」の6号車はカワセミ会で貸し切り状態。栗橋駅で東武からJRへ切り替わった。乗務員も全員が交代した。初めての経験だった。新宿駅の定刻通り到着。そして解散した。
 気象情報とにらめっこの探鳥会だったが、台風と梅雨前線の雨を回避できてよかった。(担当 加藤 岸男)

平日(高尾山周辺)探鳥会 藤野 初夏の林道・栃谷坂沢線を歩く
1.日時:2023年6月5日(月)8:25~13:50
2.天気:晴れ
3.行程:JR高尾駅7:39発→藤野駅着7:52・8:10発(路線バス)→陣馬登山口バス停着8:15・8:25発⇒林道入口9:30⇒奈良子尾根合流⇒明王峠12:00(休憩・昼食)12:35発⇒陣馬高原下バス停着13:50・14:30発→高尾駅着15:07
4.観察した鳥:25種(ベスト: キビタキ・オオルリ・クロツグミの三重唱)
 キジバト ホトトギス ツツドリ コゲラ アオゲラ サンショウクイ サンコウチョウ カケス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス メジロ ミソサザイ クロツグミ キビタキ オオルリ キセキレイ ハクセキレイ カワラヒワ イカル  ガビチョウ
5.参加者:6名
6.概要・感想等
 京王線に遅れが出たが、高尾駅発の発車時刻には間に合った。路線バスで陣馬山登山口へ。キセキレイとツバメに見送られて出発。すぐに急坂だ。道端のきれいなバラを見ているとサンコウチョウの声。近い。しかし、すぐに飛んでしまった。沢からはミソサザイ、樹上からはオオルリの声。探すが姿は見えない。伝通集落でサンショウクイの声と遠くを飛ぶ姿を見ながら、車止めを通過。ここからがクロツグミの登場する場所だ。期待しながら進む。しかし、声はすれども姿は見られない。ヤマドリ・・・。イカルのきれいな声に励まされる。相模湖からの孫山コースとの出会いの手前が今回のハイライトだった。キビタキとオオルリと、そしてクロツグミがすぐ近くで合唱を聞かせてくれた。姿は見えなかった・・・。ホトトギスとツツドリの声を聞きながら明王峠へ。昼食。富士山は見えなかった。
 底沢峠から下る。コゲラ、アオゲラが鳴く。コース上に6/2の大雨の影響はない。オキナツルシ沢の水量は多かったが・・・。陣馬高原下バス停の休憩所で鳥合せをした。勿論、缶ビールでのどを潤しながら。結局クロツグミは8個体だった。(担当 加藤 岸男)

ツバメ集団ねぐら調査 多摩川探鳥とツバメ集団ねぐら
1.日時:2023年6月3日(土)15:30~19:20
2.天気:晴れ
3.コース:15時30分に多摩川右岸の日野用水堰を出発して、堤防を下流方面に歩き、八石下公園に立ち寄った後、通称ひょうたん池に行ってツバメの集団ねぐらの調査を行った。
4.観察した鳥:29種(ベスト:ツバメ、コチドリ、ミサゴ、モズ)
 キジ、カルガモ、カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コチドリ、ミサゴ、トビ、ツミ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、コジュケイ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
5.参加者:3名(他にねぐら調査に2名)
6.概要・感想等:
 日野用水堰は前日から当日の午前までの大雨で川一杯に増水していた。ホオジロ、コチドリ、モズ、ミサゴなどを観察し、18時にひょうたん池に着き、福本健さん、小川圭太さんに合流し、ツバメのねぐら入り状況を観察した。この日のねぐら場所は先週と同じひょうたん池北東側のヨシ原であった。18:30ツバメが集まり出して低く空を舞い始めた。18:45カイツブリが2羽いるひょうたん池の水面上もツバメが飛び交うようになった。19:00ヨシ原にねぐら入りが始まり、ヤナギにもツバメが止まった(懐中電灯とスコープで確認)。19:20 ツバメの飛翔なく、コウモリが飛び出したのでねぐら入り終了とした。ツバメのねぐら入りの概数は1,000羽であった。 (担当 粕谷 和夫)

遠出探鳥会 玉原湿原、玉原高原
1.日時:2023年5月24日(水) 6:30~18:30(現地9:50~15:05)
2.天気: 午前:雨のち曇り、午後:晴れ
3.コース:八王子駅6:30集合⇒コンビニ⇒圏央道あきる野IC⇒上越道沼田IC⇒玉原センターハウス着⇒玉原高原探鳥コースのブナ平迄往復⇒バスの中で昼食⇒玉原湿原散策 植物・鳥観察⇒玉原センターハウス⇒JR八王子駅南口 解散18:40
4.観察した鳥:26種(ベスト: コルリ コマドリ センダイムシクイ クロジ ゴジュウカラ)
 オシドリ トビ ノスリ コゲラ アカゲラ アオゲラ カケス ハシブトガラス コガラ ヒガラ シジュウカラ ウグイス エナガ センダイムシクイ ゴジュウカラ ミソサザイ クロツグミ アカハラ ノビタキ キビタキ キセキレイ ビンズイ アオジ クロジ コルリ コマドリ
5.観察した花・樹木
 ブナ ハウチワカエデ ツリバナ テツカエデ ホオノキ イタヤカエデ ウリハダカエデ トチノ木 オオカメノキ ヤグルマソウ ハンゴンソウ ミズナラ アオダモ ササ ミズメ シナの木 コバイケソウ ミズバショウ キンコウカ アスナロ ヌマガヤ ムラサキヤシオ トウダイグサ リョウブ ワタスゲ クロモジ
6.参加者:27名(2班編成で探鳥・植物観察) 担当:粕谷和夫、門倉美登利
7.概要・感想等
*久しぶりにバスで行く遠出観察会。新しく会員になった方の参加が多かった。バスの中での自己紹介や帰りは感想から皆、参加して楽しかったとのことで一安心。高速代金が値上げしてあり、臨時徴収した。定員27人乗り中型バス。バス代5500円参加費200円。端数残金は会へ寄付した。
*前日まで雨が降り 久しぶりの快晴で喜んだが バスが到着したら雨が降り出し、標高も高いので雨具や十分な防寒着がなく肌寒かった。午後玉原湿原コースの時は晴れた。
*キビタキ・ゴジュウカラ・コルリ・クロツグミの鳴き声がたくさん聞けた。ゴジュウカラの姿を観察できた。湿原ではセンダイムシクイの姿を皆で観察できた。
*雨の 新緑のブナ林は素晴らしかった。湿原には 鮮やかな色のムラサキヤシオ(花が紫色の染料に何回もつけて染めあげたつつじのように鮮やかなツツジ)がたくさん咲いていた。ミズバショウやコバイケソウの花はまだ咲いていなかった。(担当 門倉 美登利)

平日探鳥会 都民の森生きもの観察会
1.日時:2023年5月17日(水)9:40~14:10
2.天気:晴れ
3.コース:三頭山麓を歩いた。森林セラピーロードを三頭大滝まで行き、ブナの路に入り、野鳥観察舎を経由してかおりの路を森林館まで下った、午後は鞘口峠への路の入口付近を散策した。
4.観察した鳥:12種(ベスト:オオルリ、キビタキ、ミソサザイ)
 ツツドリ、カケス、ハシボソガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ウグイス、センダイムシクイ、ミソサザイ、キビタキ、オオルリ、キセキレイ
5.参加者:9名
6.概要・感想等:
 キビタキは声だけであったが、オオルリはケヤキのてっぺんでさえずる姿を、ミソサザイも渓流でさえずる姿を観察できた。ヤマウツボを1株だけ発見、クワガタソウ、ツメレンゲの花が目立った。ベニバナツクバネウツギ、ミツバツチグリも咲いていた。(担当 粕谷 和夫)

地元発見探鳥会 宇津木台から滝山道の駅
1.日時:2023年5月8日(月)9:30~14:10
2.天気:曇り
3.コース:宇津木台中央のバス停から宇津木台緑地、宇津木緑地を通って国道16号を渡り滝山丘陵を滝山城跡まで行き、谷地川に下り道の駅滝山まで歩いた。
4.観察した鳥:16種(ベスト:キビタキ、カワセミ)
キジバト、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、キビタキ、セグロセキレイ、カワラヒワ、コジュケイ、ガビチョウ
5.参加者:4名
6.概要・感想等:
 宇津木緑地と滝山丘陵でキビタキのさえずりを聞いた。谷地川ではカワセミに3回出合った。うち1回は2羽が同時で水面上を下流に向かって飛んで行った。雑木林でモミジイチゴが熟していた。小さくかわいらしいオレンジ色の実をつける木苺で、甘くておいしかった。モミジイチゴのそばでコアジサイが上品な花を開いていた。ヤマボウシ、エゴノキも早くも白い花を咲き誇っていた。(担当 粕谷 和夫)

遠出探鳥会 都市公園シリーズ⑬ 坂田ケ池・房総のむら
1.日時:2023年4月29日(土・祝日)9:30~14:40
2.天気:曇り
3.行程:JR高尾駅発6:42→西国分寺駅発7:15→新松戸駅発8:20→我孫子着8:33・8:46発→下総松崎駅着9:20・9:30発⇒坂田ケ池着9:50(探鳥)⇒房総のむら(昼食)⇒坂田ケ池着13:15(鳥合せ)⇒下総松崎駅13:50⇒(水田地帯)⇒下総松崎駅着14:40・14:51発→我孫子駅→新松戸駅→西国分寺→高尾駅着17:25
4.観察した鳥:33種(ベスト: ビンズイ モズ コチドリ 番外キンラン)
 キジ マガモ カルガモ コガモ キジバト カワウ アオサギ ダイサギ コチドリ トビ カワセミ コゲラ サンショウクイ モズ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ツバメ イワツバメ ヒヨドリ ウグイス メジロ ムクドリ ツグミ キビタキ スズメ ハクセキレイ ビンズイ カワラヒワ ホオジロ アオジ  コジュケイ
5.参加者:11名
6.概要・感想等
 この探鳥地のベストシーズンではない…、その通りでした。運がよければフクロウ…、運がありませんでした。という探鳥会でした。
 JRのホリデーパスを使って成田線・下総松崎駅に11名が集合した。鄙びた駅舎に2段になったツバメの巣があった。カワラヒワ、ムクドリ等を観察しながら20分で坂田ケ池に到着。池を時計回りに回る。コガモ、マガモ、カルガモがいた。繁殖羽のダイサギも。野鳥観察所を過ぎると、フクロウの巣箱が見えた。大きい。姿はなし。運がなかった…。サンコウチョウポイントも姿なし。小休止の後、湿生植物を見ながら木道を進み、房総のむらに入る。古墳が点在していた。キンランがきれいに咲いていたが、鳥は…、いない…。印旛沼の見える遊歩道を進むと、ビンズイを見つけた。見えにくい。キビタキも鳴いた。サンショウクイも鳴いた。一時だが、やっと探鳥会らしくなった。
 風土記の丘資料館で昼食。本日リニューアルオープンしたこの資料館。65歳以上は無料だった。旧学習院初等科正堂や101号古墳を見ながら坂田ケ池に戻り、駐車場で鳥合せをして、駅に向かった。するとホオジロが、そしてモズがいた。モズはヒナだった。駅に戻り、田植えが始まったばかりの水田地帯に行く。鳥影は少なかったが、辛うじてコチドリとハクセキレイがいた。ツグミも。再びに駅に戻る途中の民家で5本の「なんじゃもんじゃ」の木が真っ白な花をつけていた。満開だった。少し早めの電車で帰路についた。(担当 加藤 岸男)

地元発見探鳥会 権現尾根と大戸緑地
1.日時:2023年4月22日(土)8:35~11:20
2.天気:曇り
3.行程:JR高尾駅南口発8:13(館ケ丘団地行バス)→館ケ丘団地バス停着8:26・8:35発⇒権現平⇒段木入の丘⇒段木入の広場→大戸緑地10:20発⇒ 館ケ丘団地バス停着11:15・11:32発→高尾駅南口着11:48
4.観察した鳥:26種(ベスト: キビタキの声 キセキレイ コサメビタキ)
 キジバト トビ コゲラ アオゲラ サンショウクイ(リュウキュウ) モズ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ イワツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ メジロ クロツグミ コサメビタキ キビタキ オオルリ スズメ キセキレイ イカル  コジュケイ ガビチョウ
5.参加者:15名
6.概要・感想等
 スタートからゴールまで約8000歩。2時間45分の探鳥会となった。予報に反して曇り空。おなじみの鳥たちの声を聞きながら町田街道を横断し権現尾根に取り掛かる。といっても、ほぼ平坦なコースだ。ガビチョウの声がやかましい。全行程で鳴いていた。遠くでキビタキの声。近くでキビタキの声。何個体いただろうか…。権現平で休憩していると頭上に小鳥達。ヤマガラ、メジロ、なんとコサメビタキも!やっと声ではなく視認できた。段木入のおかからの展望はもう一つ。下り始めるとクロツグミ、そしてリュウキュウサンショウクイの声がした。イカルも。
 段木入の広場では、ヤブサメ、そして遠かったがオオルリが鳴いた。屋根の上のキセキレイを見ながら大戸緑地に到着。トイレ休憩。青少年センター入口からバスで橋本駅に行く人はいなかった。JA全国教育センターは工事中で入れず、遠回りして、町田街道から館ケ丘団地バス停にほぼ予定通り到着した。鳥合せをして解散。なんだか…、納得できない探鳥会始末となった。(担当 加藤 岸男)

平日探鳥会 都民の森生きもの観察会
1.日時:2023年4月19日(水)9:35~14:15
2.天気:晴れ
3.コース:三頭山麓を歩いた。森林セラピーロードを三頭大滝まで行き、そこから石山の道の急坂をイワウチワの花の所まで行って、森林館まで戻った。
4.観察した鳥:13種(ベスト:オオルリ、ミソサザイ、コガラ水浴)
 コゲラ、アカゲラ、カケス、ハシブトガラス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、センダイムシクイ、ミソサザイ、オオルリ
5.参加者:9名
6.概要・感想等:
 オオルリのさえずりが聞こえ、ミソサザイのさえずりは何回も聞き姿も確認できた。森林館近くの水場でコガラ2羽が水浴していた。ヤマシャクヤクは未だ蕾、ハシリドコロが多かったが、これはシカが食べないからと思われる。石山の道の急坂の所でイワウチワの花を観察した。(担当 粕谷 和夫)

平日(高尾山周辺)探鳥会 高尾・陣馬主脈縦走
1.日時:2023年4月11日(火)8:05~16:05
2.天気:晴れ
3.行程:高尾山口駅8:05⇒清滝駅8:15発(ケーブルカー)→高尾山頂駅発8:25⇒高尾山頂(9:05)⇒城山(10:10)⇒景信山着11:15(昼食)・11:55発⇒明王峠(13:15)⇒陣馬山着14:15・14:40⇒車道15:45⇒陣馬高原下バス停着16:05・16:30発→高尾駅着17:10
4.観察した鳥:22種(ベスト: コガラ ホオジロ 番外アケボノスミレ)
 キジバト ノスリ コゲラ アカゲラ アオゲラ サンショウクイ(リュウキュウ) カケス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ミソサザイ スズメ キセキレイ ホオジロ  コジュケイ カビチョウ
5.参加者:8名
6.概要・感想等
 高尾山口駅から高尾山・景信山・陣馬山を経て陣馬高原下バス停までの16,320mを一気に歩き通そう!という意気込みをもった方、8名が高尾山口駅に集合した。キセキレイ、スズメの声を聞きながらケーブルカーに乗る。ほぼ満員。いつもの鳥たちの声。リュウキュウサンショウクイも鳴きながら頭上を通過。
 高尾山頂からの富士山は春霞の中。一丁平の手前、ホオジロが元気に囀っていた。景信山頂で早めの昼食。ヒガラを観察する。躊躇うことなく巻き道を進む。底沢峠の手前、伐採後はスミレの花畑になっていた。明王峠を過ぎてしばらくすると、カラ類の小さな混群に会う。その中にコガラがいた。囀りを楽しむ。
 アカゲラのドラミングを聞きながら陣馬山頂に予定より少し早く到着。サクラが満開だった。ここで鳥合せ。きつい新道を下り終わること、ミソサザイが鳴いた。探したが姿は見えなかった。陣馬高原下バス停にほぼ予定通りに到着。冷たい飲み物で乾杯をした。
 高尾駅に向かうバス。運賃改定で少し高くなっていた。(担当 加藤 岸男)

月例探鳥会 北浅川:松枝橋~小田野中央公園
1.日時:2023年4月9日(日)8:05~11:15
2.天候:晴れ
3.コース:松枝橋をスタートして北浅川の上流に向かって右岸を小田野中央公園まで歩く。
4.参加者:19名
5.観察した鳥:41種(ベスト:ヒレンジャク、イカル、ホオジロ)
 キジ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、アマツバメ、イカルチドリ、トビ、カワセミ、コゲラ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ヒレンジャク、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、アオジ、ドバト、ガビチョウ、イソヒヨドリ、コジュケイ
6.概要: 
 朝から天気も良く探鳥会日和、上流の山々が緑のグラデーションの素敵なロケーションだった。出発してすぐイカルチドリ2羽が上流に飛んでいくのを見た。アメニティーライフ(八王子)の12階の屋上にイソヒヨドリのオス、メスをみた。天使病院堰上流のハルニレの木の中に(新芽を食べているのか?)イカル、アオジ、カワラヒワ、が見られた。沈下橋上流のハルニレの木のてっぺんにまさかと思ったヒレンジャク12羽がいた。(新芽を食べているのか?)木、枝かぶりで良く見えなかったが全員でじっくり観察した。アマツバメ、イワツバメ、ツバメも見られた。冬鳥のアオジ、ツグミ、ジョウビタキ、マガモ、コガモがまだ残っていた。小田野中央公園カワセミ会記念樹のヤマザクラの前に11時15分に到着し、鳥合わせ後解散した。
 尚、植樹記念碑がだいぶ朽ちて倒れそうなので立て替えが必要と思われた。ヤマザクラも2本が満開だった。(担当 中村 后子)

遠出探鳥会 江の島から稲村ケ崎砂浜
1.日時:2023年4月6日(木)10:38~14:40
2.天気:晴れ(強風)
3.コース:江の島の裏側でイソヒヨドリを観察後に七里ガ浜の砂浜を稲村ケ崎まで歩いた。
4.観察した鳥:9種(ベスト:イソヒヨドリ、ハクセキレイ)
 カワウ又はウミウ、オオバン、トビ、ハシブトガラス、ツバメ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラバト(ドバト)
5.参加者:15名
6.概要・感想等:
 風が強い日であった。江の島では岩場の割れ目に営巣していると見られるイソヒヨドリのペアーを観察した。ハクセキレイのペアーと見られる2羽も岩場にいた。イソヒヨドリのオスが巣を守るためか威嚇行動が見られたので、早々と退散した。七里ガ浜ではトビ10羽近くの群れが強風の中で旋回飛翔を繰り返していた。(担当 粕谷 和夫)

地元発見探鳥会 恩方里山歩き
1.日時:2023年4月2日(日)9:00~12:10
2.天気:曇り
3.コース:陣馬街道の切り通しバス停から裏甲州街道、鎌倉古道を歩き、小田野城趾に立ち寄って古刹心源院まで歩いた。
4.観察した鳥:26種(ベスト:アオゲラ、アオサギ、コジュケイ)
 キジバト、アオサギ、ダイサギ、トビ、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、モズ、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、アオジ、コジュケイ、ガビチョウ、ソウシチョウ
 【参考】観察したスミレ8種:アカネスミレ、アメリカスミレサイシン、アリアケスミレ、タチツボスミレ、ナガバノスミレサイシン、ニオイタチツボスミレ、ノジスミレ、ヒメスミレ
5.参加者:12名
6.概要・感想等:
 スタート地点の切通バス停の真上でアオサギの巣を観察して出発。ウグイス、コジュケイの声を聞きながらのどかな里山を散策した。小田野城跡では2本ある大きなサクラのうち、1本は既に花が終わり、もう1本は見ごろであった。ゴールの心源院では境内をカワセミが通過、アオゲラが新芽の出てきたコナラの枝の高いところに止まっていたので、じっくり観察できた。スミレの花を8種観察できた。中でも小田野城跡のサクラの株の下のニオイタチツボスミレの群落は圧巻であった。(担当 粕谷 和夫、中村 后子)

平日探鳥会 刈寄林道
1.日時:2023年3月22日(水)9:05~13:05
2.天気:晴れ
3.コース:檜原街道の沢戸橋バス停(あきる野市)から刈寄林道を終点まで往復し、沢戸橋の下の秋川河原で昼食を食べた後、武蔵五日市駅まで裏道を歩いた。
4.観察した鳥:12種(ベスト:ミソサザサイ、ウグイス)
 アオサギ、トビ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ミソサザイ、ジョウビタキ、キセキレイ、カワラヒワ
5.参加者:4名
6.概要・感想等:
 鳥は少なかったがミソサザイに3回出合った。そのうちの1羽は尾羽をあげて体全体を振るわせることなく、座ったままでさえずっていた。アオイスミレ、ヤマルリソウ、ユリワサビなど早春の花が目立った。(担当 粕谷 和夫)

平日(高尾山周辺)探鳥会 相模原 南山と宮ケ瀬湖
1.日時:2023年3月21日(火・祝日)10:10~15:25
2.天気:曇り
3.行程:八王子駅(横浜線)8:39発→橋本駅着8:51・9:05発(路線バス・橋本駅北口2番乗場)→鳥居原ふれあい館バス停着9:51・10:10発 ⇒権現平着11:40(昼食)・12:20発⇒南山着12:45・12:55発⇒県立愛川ふれあい公園⇒石小屋ダム⇒宮ケ瀬ダム下(インクライン)→宮ケ瀬ダム上着14:40・15:15(ミーヤ丸)発→鳥居原船着場⇒鳥居原ふれあい館着15:30・15:40発(路線バス)→橋本駅着16:27・16:30→八王子着16:41
4.観察した鳥:23種(ベスト: トビ カンムリカイツブリ)
 マガモ カイツブリ カンムリカイツブリ キジバト カワウ アオサギ ダイサギ トビ コゲラ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス メジロ トラツグミ ジョウビタキ イソヒヨドリ ホオジロアオジ カビチョウ
5.参加者:18名
6.概要・感想等
 平日探鳥会枠なのに祝日の実施になったのは、宮ケ瀬湖の遊覧船「ミーヤ丸」はこの時期、休日しか運航していないからだ。
 鳥居原ふれあい館付近でまず探鳥。ミサゴの木にはアオサギが止まっていた。ジョウビタキのメスとホオジロを見て出発。ちょっときつい登りではヒガラが背を押してくれた。トラツグミの声が微かに聞こえる。コゲラが飛び回る。鉄塔で一休み。裏丹沢が霞んで見えた。権現平で昼食。WBC準決勝で日本が逆転勝利したのを知りみんなで喜ぶ。南山山頂まではなだらかな尾根が続く。予定より少し遅く到着した南山山頂の上空で数羽のトビとハシブトガラスがバドルをしていた。南山を少し下ったところで高尾山が見えたが霞んでいる。ここからの下りは要注意。とにかく急だ。ゆっくり横歩きで下った。
 神奈川県立あいかわ公園は、サクラ、モクレン、コブシ等の花がきれいだった。残念ながら石小屋ダムのオシドリはもういなかったが、イソヒヨドリがいた。インクラインでダム上へ。ここで鳥合せをして、ミーヤ丸に乗った。鳥居原の船着場までは約10分。カンムリカイツブリが飛んでいた。3羽。最後の難所は船着場からの登り。きつい階段だ。バスの発車まで10分しかない。喘ぎながら登ってやっと間に合った。(担当 加藤 岸男)

平日探鳥会 宇津貫篠刈探鳥会
1.日時:2023年3月20日(月)8時~14時
2.天気:晴れ
3.コース:八王子みなみ野駅から宇津貫公園経由で宇津貫緑地に行き、帰路は兵衛川沿いの道を通って八王子みなみ野駅に戻った。宇津貫緑地では宇津貫みどりの会の会員と一緒に雑木林(ヤマツツジ密生地)の下草刈りをした。なお、本件は当初3月18日予定であったが、当日雨のため、20日に延期して実施した。
4.観察した鳥:23種(ベスト:アオゲラ、ヒドリガモ、イソヒヨドリ)
 キジ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、キジバト、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ、ガビチョウ
5.参加者:2名
6.概要・感想等:
 宇津貫の野鳥定期カウントを行い、その途中で毎年恒例の雑木林の下草刈りをした。普通は太目の幹に縦に止まるアオゲラがケヤキの細い枝に止まっていた。なんとなく不自然な感じだった。イソヒヨドリが八王子みなみ野駅前のアクロスモールの屋上にいた。カルガモ2羽は兵衛川、キジは大きな春の声で存在をアピールしていた(縄張り宣言か)。調整池にはヒドリガモ8羽が来ていた。(担当 粕谷 和夫)

地元発見探鳥会 万葉公園から広園寺
1.日時:2023年3月14日(火)9:00~11:30
2.天気:晴れ
3.コース:めじろ台駅に集合し、万葉公園、真覚寺を経て黒木開戸緑地、広園寺で鳥合わせを行った。
4.観察した鳥:14種(ベスト:ウグイス、エナガ、ヤマガラ)
キジバト、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ
5.参加者:11名
6.概要・感想等:
 黒木開戸緑地でエナガに出合う。動きの少ないエナガで可愛い写真がとれた。ここではウグイスもさえずりだけでなく、姿をじっくり見せてくれた。(担当 粕谷 和夫)

公開探鳥会 浅川・多摩川合流から石田大橋
1.日時:2023年3月12日(日)8:10~11:30  
2.天気:曇り後晴れ
3.場所(コース):浅川・多摩川合流部右岸・・・(浅川右岸を上流に進む)・・・(新井橋を渡り左岸  へ)・・・(下流方向へ進む)・・・浅川・多摩川合流部・・・(多摩川右岸を上流に進む)・・・北川原公園(解散)
4.参加者:49名(一般参加者28名 内小学生1名、カワセミ会会員21名)
5.確認した野鳥:41種(ベスト:ヒレンジャク、ツバメ、モズ、カワセミ、イソヒヨドリ)
 キジ、マガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、オオバン、イカルチドリ、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ヒレンジャク、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、コジュケイ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
6.特記事項:
 ・ヒレンジャク8羽±が、合流部対岸の枯れ木に止まったり、飛び降りたりしていた。
 ・ツバメが浅川右岸住宅の上を飛ぶのを確認した。今季初認の方が多かった。
 ・イソヒヨドリのオス1羽が浅川右岸のマンションの屋根に止まっているのを対岸から確認した。
7.経過・感想:
 当会が日野市内で行う恒例の「浅川・多摩川合流部公開探鳥会」。一般の方28名、会員21名 計49名の参加を頂き実施した。
粕谷会長の開会挨拶のあとに、程久保川右岸にカワセミ、堤防下のグラウンド脇の高木に止まるアオゲラ、近くの藪ではガビチョウを観察し出発。川の水量が少ないので合流部の河原に下りて探す。対岸の枯れ木にヒレンジャクが止まっているのを望遠鏡に入れてもらい観察した。その手前のヨシにシジュウカラ、石原ではセキレイ、合流部の流れにオオバン、川岸にダイサギと次々と出現し楽しませてくれた。
 浅川堤防下に戻り上流に進む。川との間の藪でウグイス、シジュウカラがよく鳴く。河畔林の梢にシメ、日野高校手前の川岸ではアオジ、上空にはトビにツバメと次々に出現した。新井橋下の河畔林の根本付近ではオスのキジが出現し橋の上からよく観察できた。
左岸堤防に進みトイレ休憩の合間に対岸マンションの屋根に止まっているイソヒヨドリを観察した。川の流れの中に、怪我をしたと思われるアオサギが風切羽を垂らしながら歩いていた。下流に進む。工事中の日野高校の手前ではハシボソガラスが目の前の河畔林の小枝をもぎ取る様子が見られた。工事中の大型クレーンにハシボソガラスが巣作り中で、クレーンの桟を、階段を上るように移動する様が見られた。数十メートルはあると思われる、このクレーンの桟に3か所巣材がかかっていた。今後の推移が見たい。
 合流部に進み、根川を渡り多摩川右岸堤防に出て上流に進む。上空遠くにノスリとトビが飛ぶ。ワンドにはバンが3羽いた。北河原公園に進みヒバリを探す。鳥合わせ後、古山幹事にヒレンジャクの習性等、講評をして頂き閉会とした。(担当 門口 一雄)

地元発見探鳥会 永林寺から寺沢里山公園
1.日時:2023年3月6日(月)8:30~11:20
2.天候:曇り
3.場所:由木中央小学校バス停⇒永林寺⇒(由木の里山歩き)⇒寺沢里山公園⇒大栗川公園(解散)
4.参加者:6名
5.観察した鳥:25種(ベスト:カワセミ、モズ、コジュケイ)
 カルガモ、コガモ、キジバト、ダイサギ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、イカル、アオジ、コジュケイ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
6.概要・感想等:
 天気が少し心配だったが、開始時刻の8時半には雨はなく曇り空での探鳥会となった。集合場所の由木中央小学校バス停に集まった6名で探鳥会をスタート。永林寺に向かう道すがら、セグロセキレイのきれいなさえずりが聞こえた。永林寺境内ではあまり鳥はおらず、ヒヨドリが元気な声をあげていた。永林寺を出ると、満開を過ぎた白梅の木に10数羽のメジロが群がっていた。
 坂道を登り台地上に出ると、右手の畑地で2羽のコジュケイが盛んに採餌していた。おそらくオスメスのペアであろう。道端にはスミレが咲き、かなり伸びたフキノトウも見られた。春の里山をのんびりと歩く。ウグイスが鳴き、畑地の木にはペアのモズも見られた。カラスが巣材を運ぶ姿もいかにも春だ。寺沢里山公園ではヤマガラ、シロハラ、イカルなどを追加。
 寺沢里山公園を出て、大栗川へ。大田川合流近くの内田橋上流側ではコガモの群れに加えて、ペアのカワセミが見られた。内田橋の上から見ていると、2羽のカワセミはこちらに向かって飛んできて内田橋を越え、下流側へと飛んで行った。
 大栗川公園で鳥合わせ。全部で25種。ベストはペアづくしで、カワセミ、モズ、コジュケイとなった。天気はいまいちだったが、あちこちで春を感じることができた探鳥会だった。(担当 佐藤 哲郎)

地元発見探鳥会 2つの調整池と館町緑地
1.日時:2023年2月26日(日) 8:30~11:35
2.天気:快晴
3.行程:集合:町田街道医療センター入口交差点付近8時30分(高尾駅南口8:13発館ケ丘団地行バス「北館ケ丘バス停」下車すぐ)浅川トンネル出口→館ケ丘団地→殿入中央公園(トイレあり)→館町緑地 →湯殿川上流部→上館公園着11:35(解散・徒歩5分で上館バス停)
4.観察した鳥:32種(ベスト: オシドリ ヨシガモ カシラダカ)
 オシドリ ヨシガモ マガモ カルガモ ハシビロガモ コガモ カイツブリ キジバト カワウ ダイサギ ノスリ カワセミ コゲラ アカゲラ モズ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ツグミ ジョウビタキ スズメ カワラヒワ ホオジロ カシラダカ アオジ カワラバト(ドバト) ガビチョウ
5.参加者:7名
6.概要・感想等
 2/11に予定していたが降雪のため延期。本日の実施となった。快晴だった。浅川トンネルの調整池には、マガモとヨシガモ、カイツブリ等がいた。個体数は少なかった。館ケ丘団地の調整池のオシドリは健在。個体数もまだ多かった。ハシビロガモは成鳥のオスが1羽。きれいだった。殿入中央公園に向かう途中で樹間にノスリを発見。カシラダカの群れも。館町緑地を反時計回りで回ったが鳥は少なかった。中心部の手前でアカゲラに遭遇。当地では珍しい。ドラミングも聞こえた。
 八王子南バイパス工事現場の横の取付歩道を登り畑地へ。ここはいいポイントのはずだったが、モスのみだった。湯殿川ではカワセミとカルガモのみ。上館公園で鳥合せをして解散した。(担当 加藤 岸男)

平日探鳥会 檜原小坂志川沿いの林道歩き
1.日時:2023年2月22日(水)9:40~13:30
2.天気:晴れ
3.コース:檜原村の小坂志林道を笹平バス停から林道の終点までの折り返し歩いた。
4.観察した鳥:7種(ベスト:無し)
 キジバト、ヤマガラ、ヒガラ、ヒヨドリ、エナガ、ミソサザイ、ジョウビタキ
5.参加者:4名
6.概要・感想等:
 カラ類が少し出ただけで、これはという鳥には出合わなかった。コースの途中で昨年出合ったメープルシロップの採取場所でも今年は未だその作業が始まっていなかった。キヨスミイトゴケが朝の斜光に当たって緑色に見えた。(担当 粕谷 和夫)

平日探鳥会 高尾山周辺探鳥会 藤野・矢の音から奈良子尾根を歩く
1.日時:2023年2月17日(金)9:15~15:05
2.天気:晴れ
3.行程:JR高尾駅8:46発→藤野駅着8:59・9:15発→日野登山口⇒イタドリ沢の頭⇒矢の音11:15⇒明王峠着12:15(休憩・昼食)・12:45発⇒奈良子峠⇒(林道経由)伝通14:10→陣馬山登山口着15:05・15:58(路線バス)⇒藤野駅着16:05・16:17発→高尾駅着16:30
4.観察した鳥:21種(ベスト:ヤマドリ イソヒヨドリ カワガラス)
 ヤマドリ キジバト コゲラ アオゲラ カケス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ エナガ メジロ ミソサザイ カワガラス シロハラ ジョウビタキ イソヒヨドリ スズメ キセキレイ ハクセキレイ ソウシチョウ 
5.参加者:10名
6.概要・感想等:
 藤野駅前では早速イソヒヨドリのオス2羽の出迎えに気をよくして出発した。トンネルを抜けて日野地区の沢井川でカワガラス2羽を観察。更にいい気分となった。しかし、イタドリ沢の頭までは急登続き、エナガが慰めてくれた。その先は、正にハイキングコース。鳥は出なかったが気持ちのいい散歩となった。矢の音は一人を除いて何のためらいもなく巻道へ。明王峠までのきつい登りではカケス、アオゲラ等が慰めてくれた。
 明王峠には15分遅れで到着。寒さの中での昼食となった。奈良子峠から林道との出合まで下り、林道経由コースを選択して伝通に向かった。すぐに混群に出会う。マヒワか!と期待したがカラ類であった。1月にヤマドリと出会ったところに差し掛かった時、ヤマドリ!と大きな声でみんな注視したが、しっかり見られたのは2名のみ。後の方は羽音と飛んでいる姿だけだった。じっくり見たい!との声多数。確かにここは出現頻度の高い場所だ。担当は5回のうち4回出会っている。2軒となった陣馬の湯を過ぎ、長い車道歩きが続く。ようやく陣馬登山口バス停に着いたが、バスは7分前に出てしまっていた。
 相模原市の自然体験施設「やませみ」でトイレを拝借、しばしの休憩と鳥合せをした。ここでもカワガラスが迎えてくれた。鳥の出はもう一歩だったが、のんびりと陽だまりハイクを楽しめた探鳥会だった。(担当 加藤 岸男)

地元発見探鳥会 冨士森公園から六本杉公園
1.日時:2023年2月15日(水)9:00~11:40
2.天気:晴れ
3.コース:冨士森公園から緑町霊園、山田川、緑町公園、子安公園を経て六本杉公園まで歩いた。
4.観察した鳥:18種と不明種1(ベスト:ツグミ、カワラヒワ)
 カルガモ、キジバト、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、カワラバト(ドバト)、不明(ソウシチョウ又はガビチョウ)
5.参加者:11名
6.概要・感想等:
 冷たい風を受けながらの探鳥会で鳥も少なかった。特に冨士森公園、緑町公園では鳥影が少なく、最後に山田川沿いでカワラヒワ、六本杉公園でカルガモと今年少ないツグミに出合った。(担当 粕谷 和夫)

遠出探鳥会 都市公園シリーズ⑫ 栃木・井頭公園
1.日時:2023年2月4日(土)10:00~14:50
2.天気:晴れ
3.行程:集合JR高尾駅南口先ダイエー入口(花のすずらん前) 7:20、JR高尾駅南口発7:25⇒圏央道(八王子西IC入線)・関越道・北関東道(真岡IC下線)⇒井頭公園着9:55(探鳥・昼食)井頭公園発15:00⇒北関東道・関越道・圏央道⇒高尾駅南口着17:55
4.観察した鳥:41種(ベスト: トラツグミ ベニマシコ ミコアイサ)
オカヨシガモ ヨシガモ ヒドリガモ マガモ カルガモ ハシビロガモ オナガガモトモエガモ コガモ ミコアイサ カイツブリ キジバト カワウ オオバン オオタカ カワセミ コゲラ モズ ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ トラツグミ シロハラ ツグミ ルリビタキ ジョウビタキ キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ ビンズイ カワラヒワ ベニマシコ シメ カシラダカ アオジ カワラバト(ドバト) ガビチョウ
5.参加者:25名
6.概要・感想等:
 出発してすぐに、参加者の自己紹介、そして古山さんが持参してくれたDVDを見る。鶴ヶ島IC付近が若干渋滞していたが、予定より早く井頭公園に到着。10時に探鳥開始。ボート池を時計回りに回った。先ずは中央広場。足元まで来るオナガガモ、白く目立つミコアイサ、けんかをするヒドリガモ、遠くに1羽だけいたトモエガモのメス、寝てばっかりのヨシガモ。カモ類の雌雄の識別を皆で勉強した。鳥見亭に入り、展示物を見学。カモ類の数は2200羽余り、とのことだった。ゆっくり進む。カワウの繁殖羽と目の色に注目。ヒスイのような色をしていた。ミコアイサも近くに来た。ルリビタキのメスを見る。鳥が少ないな、と思っていると、カラ類を主とした混群に出会う。
 釣り池の休憩所で昼食。薄日が暖かい。ほぼ食べ終わった時、ベニマシコの写真を撮った方がいます、と参加者の方が知らせてくれた。確かにここはべニマシコポイント。みんなで探す。すると釣り堀の向こう岸にいた。オス2羽。ジョウビタキもアオジも、更にウグイスも出現。忙しい。後方では、ビンズイとカシラダカ。忙しい。あっちこっちで小さな歓声が上がる。冬鳥達をじっくり堪能した。
 続いて、トラツグミポイント・自然湿生園へ。鳥見亭の情報では、見られるのは朝夕、とのこと。この時間帯だと無理かな、と思っていたら、2名の方が、ちらっ見た、という。50個の目で探すが見つからない。下見の時に栃木県支部の方に教わったピンポイントに進む。シロハラが切り株の上でじっとしていた。諦めて樹林の中の道を進み始めたその時、トラツグミが飛んだ。運よく近くの木に止まった。しかも全身が見える位置だ。全員がしっかり観察できた。一同感激。木止まりのトラツグミ。絵になる。
 鳥が出なかったら早めに切り上げて道の駅に行きます、と出発時に説明したが、出発予定時刻まであと30分となった。少し速足でバスに向かった。予定通り井頭公園を出発。すぐに鳥合せ。41種。目標通りだった。そして、佐野SAで休憩後、浜野さんが撮影された秘湯めぐり探鳥会のDVDを見ながら高尾駅に向かった。定刻に到着。
 今回は多くの方のご協力で楽しい探鳥会になった。感謝!(担当 古山 隆・加藤 岸男)

地元発見探鳥会 東中野から程久保
1.日時:2023年1月31日(火)8:30~12:00
2.天気:晴れ
3.コース:京王堀之内駅⇒堀之内寺沢里山公園⇒愛宕神社⇒「勝五郎」の生家跡⇒田んぼ有り⇒中央大学⇒七生公園(トイレ休憩)⇒多摩動物公園前⇒勝五郎生まれ変わりの「藤蔵」の生家跡⇒高幡不動駅
4.観察した鳥:25種(ベスト:ヤマシギ、ジョウビタキ、カワセミ)
 マガモ、カルガモ、キジバト、ダイサギ、ヤマシギ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ビンズイ、カシラダカ、アオジ、カワラバト(ドバト)
5.参加者:8名
6.概要・感想等:
 八王子市の東中野と日野市の程久保に伝わる「勝五郎の生まれ変わり物語」。江戸時代に実際に起きた出来事とされ地元だけでなく江戸でも評判になり、小泉八雲により海外へも伝えられた物語の舞台となった場所を鳥を見ながら歩いた。八王子堀之内寺沢里山公園の日当たりのよい斜面で「開花しようとしているフクジュソウ」が顔を出していた。愛宕神社の雑木林を出て住宅地を歩き出すとビンズイが1羽出てきた。中央大学付近の「谷津入バス停」付近の小川でヤマシギに出合ったが、双方が近過ぎる場所での出合いだったため、ヤマシギは直ぐに飛び去ってしまった。最後の程久保川ではカワセミ、ジョウビタキを身近で観察できた。(担当 粕谷 和夫)

平日探鳥会 檜原矢沢林道歩き
1.日時:2023年1月25日(水) 9:45~14:30
2.天気:晴れ
3.コース:武蔵五日市駅から数馬行のバスで途中の南郷バス停で下車、そこから矢沢林道を往復した。
4.観察した鳥:14種(ベスト:ヤマドリ、ルリビタキ)
 ヤマドリ、キジバト、オオアカゲラ、カケス、ハシブトガラス、コガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ミソサザイ、ルリビタキ、ジョウビタキ、キセキレイ、ホオジロ
5.参加者:4名
6.概要・感想等:
 日本列島が寒気で包まれた日、手持ち寒暖計の外気温はマイナス10度であった。「つらら」があちこちにできていた。大型の希少種ヤマドリに4回も出合った。ルリビタキはオスもメスも何回も姿を現した。シカ、カモシカも姿を現した。(担当 粕谷 和夫)

遠出探鳥会 北海道・札幌周辺探鳥会
1.期日:2023年1月16日(月)~1月20日(金)(4泊5日)
2.天気:第1日目降雪 第2日目~第5日目晴れ一時曇り
3.行程:
(1)JR東日本・北海道「大人の休日倶楽部パス」利用の場合 11名
・往路(1/16 月)高尾駅発4:57→東京駅着6:02・6:32発(はやぶさ1号)→大宮駅発6:57→新函館北斗駅着10:53・11:05発(北斗9号)→札幌駅着14:38
・復路(1/20 金)札幌駅発8:43(北斗6号)→新函館北斗駅着12:19・12:48発(はやぶさ28号)→大宮駅着16:39→東京駅着17:04・17:15発(かいじ43号)→高尾駅着18:20
(2)飛行機利用 羽田空港⇔新千歳空港 5名
4.観察した鳥:35種(ベスト: エゾライチョウ クマゲラ エナガ ハシブトガラ オオアカゲラ)
エゾライチョウ ヒドリガモ マガモ ホシハジロ キンクロハジロ ホオジロガモ ダイサギ トビ オジロワシ ハイタカ オオタカ ノスリ カワセミ コゲラ オオアカゲラ クマゲラ アカゲラ (ミヤマ)カケス ハシボソガラス ハシブトガラス キクイタダキ ハシブトガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ (シマ)エナガ ヒレンジャク (シロハラ)ゴジュウカラ キバシリ ミソサザイ ツグミ スズメ キセキレイ カワラヒワ
《参考 車中・盛岡付近で ハクチョウ(オオハクチョウかコハクチョウかは不明)とマガンの飛翔》 
5.参加者:16名
6.概要・感想等:
第1日目(1/16) 参加者10名
《北海道大学構内》 札幌駅北口から10分程で、広大な敷地の入り口に着いた。徐々に雪と風が強くなる。先ずはハシブトガラスの大群が歓迎してくれた。雪の下は凍結していて滑る。クラーク博士像を過ぎると、かぼそい声がした。腹部が白い、シマエナガだ!とみんな勇みだしたが、ハシブトガラだった。ポプラ並木に着いた頃には暴風雪となった。これが北海道か、あす以降の天候が気になった。夕方ロビーで、先行していた方から鳥情報をいただくが、芳しくないとのことだった。
第2日目(1/17) 参加者14名
《真駒内公園》地下鉄真駒内駅に、9時に集合し、真駒内川に行く。積雪が30cm以上あり、ラッセルしながら歩く。狙いはヤマセミ。しかし、積雪と凍結で川幅が狭まっていて、出会うことはできなかった。ミヤマカケスのみ。緑橋を渡って公園内に行く。時々ヒヨドリの声がするのみ。エゾフクロウやクマゲラのポイントは全く気配なし。大きく当てがはずてれしまった。屋外競技場でトイレ休憩。予定を変更して西岡公園に行くことにし、真駒内駅へ戻る途中にキクイタダキがいた。
《西岡公園・西岡水源地》地下鉄澄川駅から路線バスで20分ほど。管理事務所は休館。積雪も深い。池の奥に続く散策路・木道には入れないので、湖畔広場から駐車場付近を探す。オオアカゲラがいましたよ、と声をかけてくれた方がいた。なんと湯殿川でよく出会う方だった。アカゲラが2羽飛ぶ。シロハラゴシュウカラも鳴く。昼食の後、取水塔に行くと、エナガの声がしたので探す。頭上に十数羽の群れがいた。動きが早い。双眼鏡で追うが、シジュウカラだったり…。でもみんな感激。やっと北海道で探鳥している気分になった。帰路、バス停にいるとハイタカが少し先のアンテナにいた。
第3日目(1/18) 参加者13名
《北海道大学大苫小牧研究林》苫小牧駅からは4台のタクシーに分乗して向かった。8時55分から探鳥開始。エゾライチョウのポイント「灌木園」に急ぐ。じっくり探すがいない。ここの関係者らしき2名の方が、この頃見られいない、と言う。確かに人はほとんどいない。近くを一周し戻るとカメラマンがいたので状況を聞き、一週間前の画像を見せてもらう。トイレ休憩の後、水道水の出ている場所に行くと、ミヤマカケスが出てきた。ヤマガラは多い。念のためもう一度灌木園に行くと、なんとエゾライチョウの雌雄が食事中!じっくり観察する。警戒心もなくゆっくり食事を楽しんでいるようだった。みんな大満足して、幌内川沿いを戻ると、すぐにキバシリがいた。樹上のミソサザイとカワセミを見ていると、シマエナガが水浴びしている、との声。目の前であのシマエナガが次から次と水浴びをしに来た。かわいい、の連発。タクシーを待つ間、ホシハジロやホオジロガモのメスを観察した。苫小牧駅ホームでオジロワシを観察。比較的近くを飛んだ。目視でも楽しめた。
《千歳市青葉公園・おはよう橋付近》千歳駅に移動し、青葉公園に向かう。青空に時々雪が舞った。千歳川に架かるおはよう橋付近はヤマセミのポイント。カモが飛んだが同定できない。ダイサギがいた。ミソサザイが目の前を突っ切る。あまり収穫もなく帰路につく。ホオジロガモのオスがいた。さっきのカモだ。15時で探鳥は終了、札幌に戻った。
第4日目(1/19) 参加者12名
《円山公園・北海道神宮》地下鉄円山公園駅に、9時に集合して、円山公園に向かう。円山川に沿って深雪の中を歩く。高いシマエナガ、遠いシロハラゴジュウカラ、よく出てくるヤマガラ。北海道神宮に参拝し、円山公園に戻ると、シマエナガの比較的大きな群れに出会う。キバシリも数羽いた。パークセンターでこれまでの鳥合せをした。32種。
《山の手通り》11時に地下鉄に乗り、発寒南駅で降り、山の手通りに行く。ギンザンマシコのポイントだが、今年の出現情報はない。街路樹のナナカマドにはまだいっぱい実がついている。現地の方によると、10月に冷え込まなかったので、まだまずいらしい、とのことだった。本当かどうか…。
《真駒内公園》再度真駒内公園に行く。13時45分から探鳥。狙いはクマゲラの帰巣。少し遠回りをしてポイントに向かう。ヒレンジャクの小群が樹上を飛んだ。目的ポイントには14時45分に到着。すると、いつもならもうとっくに巣に入っている時間だ、でも今日はまだ、と教えてくれた。待つこと1時間。寒さを感じ始めた時、何処からともなく飛んできて、巣穴の前に止まる。中を確認。ほんの少し止まっただけに巣の中に消えた。ほんの十数秒の出来事。でも、見た!大きかった!黒かった。頭部の赤がきれいだった!帰ろうとするとオオアカゲラも帰巣する前に木を突いていた。真駒内駅までの約2kmは足取りも軽やかだった。
第4日目(1/20) 
 夕刻からは暴風雪になるとの気象情報、そしてもう満足、という気分だったので、探鳥は中止、2時間ほど早い列車で帰ることにした。函館手前はもう吹雪いていたが、はやぶさ28号は定刻に東京駅に着いた。(担当 加藤岸男)

平日(高尾山周辺)探鳥会 藤野 冬の林道・栃谷坂沢線を歩く
1.日時:2023年1月12日(月)8:25~13:55
2.天気:晴れ
3.行程:JR高尾駅7:41発→藤野駅着7:54・8:10発(路線バス)→陣馬登山口バス停着8:15・8:25発⇒林道入口9:30⇒奈良子尾根⇒明王峠12:00(休憩・昼食)12:40発⇒陣馬高原下バス停着13:55・14:30発→高尾駅着15:07
4.観察した鳥:24種(ベスト:ヤマドリ ルリビタキ カケス)
ヤマドリ キジバト コゲラ モズ カケス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ミソサザイ シロハラ ルリビタキ ジョウビタキ キセキレイ セグロセキレイ カワラヒワ イカル ホオジロ   アオジ ガビチョウ
5.参加者:6名
6.概要、感想等:
 陣馬登山口からはかなりの急坂だ。これが第1の急坂。でもここからが本日の唯一のハイライトだった。まず、キセキレイ、アオジ、セグロセキレイ、エナガ、カケスと出現。急坂も終わりかけた頃には、ジョウビタキ、そしてルリビタキのオス。きれいな個体だった。遠くの杉の天辺にはイカル。谷側にはシロハラ。
第2の急坂を登り伝通集落に入るとモズがいた。そしてホオジロ。奥に飛んだ小さな群れはカシラダカだったかもしれないが、確認できず。林道に入る。富士山がきれいに見えた。混群の中にコガラを発見。しばらくすると、左側の藪に覆われた崖でごそごそ何かが動く音がした。やっと確認したのは長い尾羽。ヤマドリだった。じっくり見られなかったのが残念だった。
 相模湖からの登山道と合流し、第3の急坂を登って明王峠に予定通りの時刻に到着した。富士山を眺めながら昼食にした。平坦に道を底沢峠まで行き、左折。時折カラ類の小さな声はするが静かな下山路だった。養魚場を過ぎるとミソサザイの声がしたが姿を見たのは一人のみ。陣馬高原下バス停にもほぼ予定通りに到着した。(担当 加藤岸男)

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