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2022年実施探鳥会一覧


*クリックで各報告にリンクします。
12月
遠出探鳥会 大晦日探鳥会(鎌倉広町緑地)
遠出探鳥会 大麦代園地(奥多摩湖)
平日探鳥会 北秋川から南秋川へ林道散策探鳥会
月例探鳥会 湯殿川、片倉城跡公園
平日(高尾山周辺)探鳥会 武蔵陵墓地と多磨森林科学園
遠出探鳥会 葛西臨海公園
11月
遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会⑫大潟村のハクガンと鷹の湯温泉
平日探鳥会 浅間尾根生きもの観察会
地元発見探鳥会 小比企丘陵から磯沼ファーム・湯殿川
月例探鳥会 多摩川(中央線鉄橋~通称「ひょうたん池」)
平日(高尾山周辺)探鳥会 相模湖・石老山と渡船
10月
地元発見探鳥会 初沢城跡から狭間公園
平日(高尾山周辺)探鳥会 大月市秀麗富岳シリーズ⑥笹子雁ケ腹摺山
遠出探鳥会 苫小牧航路・室蘭・苫小牧
平日探鳥会 三頭山山麓生きもの観察会
遠出探鳥会 都市公園シリーズ⑪ 多磨霊園・武蔵野公園付近
公開探鳥会 浅川:長沼橋から大和田橋
9月
平日探鳥会 三頭山山麓生きもの観察会
遠出探鳥会 三番瀬(船橋海浜公園)
平日(高尾山周辺)探鳥会 藤野 林道・栃谷坂沢線を歩く②
平日探鳥会 高月水田でジシギを探す会
8月
平日(高尾山周辺)探鳥会 相模湖 林道・栃谷坂沢線を歩く①
7月
平日探鳥会 三頭山山麓生きもの観察会
月例探鳥会 醍醐川(夕焼小焼~ににく沢出合)
遠出探鳥会 笹川(利根川河川敷)
6月
地元発見探鳥会 城山川と田んぼ
遠出探鳥会 相模川中流域
月例探鳥会 八王子城跡、滝の沢林道
遠出探鳥会 三宅島(夜行日帰り)
公開探鳥会 長池公園②
平日(高尾山周辺)探鳥会 藤野・綱子沢
公開探鳥会 長池公園①
5月
遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会第11弾 茅野・竜神池と渋の湯
遠出探鳥会 富士須走探鳥会
地元発見探鳥会 倉郷田んぼから上柚木公園
平日(高尾山周辺)探鳥会 大月市秀麗富岳シリーズ⑤倉岳山
平日探鳥会 三頭山麓生きもの観察会
地元発見探鳥会 小津から力石経由 黒沼田田んぼ
月例探鳥会 裏高尾日影林道
4月
平日探鳥会 三頭山麓生きもの観察会
地元発見探鳥会 平山・南平用水でカワセミを探す
遠出探鳥会 都市公園シリーズ⑩ 大和・泉の森公園
地元発見探鳥会 川口川右岸谷戸から宝生寺緑地
地元発見探鳥会 大栗川・富士見台公園・松木日向緑地
地元発見探鳥会 権現尾根と大戸緑地
月例探鳥会 北浅川:松枝橋~小田野中央公園
遠出探鳥会 八丈島航路(夜行日帰り)
平日(高尾山周辺)探鳥会 藤野園芸ランドと京塚山
3月
地元発見探鳥会 小山内裏公園タマノホシザクラを見る会
地元発見探鳥会 浅川・長沼橋から平山橋
遠出探鳥会 サシバ春の渡り 秦野市・菜の花台探鳥会
平日(高尾山周辺)探鳥会 武蔵陵墓地と多摩森林科学園
公開探鳥会 多摩川合流から石田大橋
地元発見探鳥会 永林寺から寺沢里山公園
2月
地元発見探鳥会 調整池と館町緑地・湯殿川
平日(高尾山周辺)探鳥会 八王子恩方・冬の小津渓流
地元発見探鳥会 豊田用水でカワセミを探す
平日探鳥会 刈寄林道
地元発見探鳥会 多摩川・多摩大橋~拝島橋間左右岸一周
遠出探鳥会 都市公園シリーズ⑨ 多磨霊園
1月
地元発見探鳥会 長池公園・蓮生寺公園
平日探鳥会 檜原小坂志川沿いの林道歩き
地元発見探鳥会 富士森公園他
地元発見探鳥会 日野用水下堰でカワセミを探す
遠出探鳥会 相模原 宮ケ瀬湖・早戸川林道


2022年実施探鳥会 実施報告
 遠出探鳥会 大晦日探鳥会(鎌倉広町緑地)
1.日時:2022年12月31日(土)10:00~13:25
2.天気:曇り
3.コース:湘南モノレール西鎌倉駅を出発し、管理事務所がある御所谷入口から緑地に入った。午前は管理事務所から御所谷の谷戸を往復、午後は木道の多ケ谷(湿地)からスダジイなどの照葉樹が繁る尾根道を歩き、七里ガ浜入口から江ノ電鎌倉高校駅まで歩いた。
4.観察した鳥:22種(ベスト:カシラダカ、アオジ、ノスリ)
キジバト、ダイサギ、トビ、ハイタカ、ノスリ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、スズメ、カシラダカ、アオジ、ガビチョウ
5.参加者:24名
6.概要、感想等:
 御所谷の谷戸ではカシラダカの群れとアオジの群れがにぎやかに動き回っていた。ヒヨドリが右に左に飛び交う空にはトビだけでなくノスリとハイタカも出現し、ノスリは尾根下の木の枝に止まった。モズ、ルリビタキ、カラ類の混群は比較的近くで観察できた。ウグイスの地鳴きも近くから次々に聞こえてきた。午後は湿地の入口でシロハラの声を聞き、その後はカラ類の混群に2度出合っただけであった。 (担当 粕谷 和夫)

 遠出探鳥会 大麦代園地(奥多摩湖)
1.日時:2022年12月21日(水)10:10~14:05
2.天気:晴れ
3.コース:奥多摩湖大麦代バス停から「見はらしの丘歩道」を歩いた後、奥多摩湖ダムサイト、水根本宿線湖岸道路を散策し、途中から奥多摩湖バス停に引き返した。
4.観察した鳥:25種(ベスト:カヤクグリ、イソヒヨドリ、オオアカゲラ、クマタカ)
マガモ、カワウ、アオサギ、トビ、クマタカ、コゲラ、オオアカゲラ、アオゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、カヤクグリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ
5.参加者:11名
6.概要、感想等:
 大麦代ではエナガの群、カヤクグリ、カシラダカ、ミヤマホオジロなど12種を観察できた。奥多摩湖ダムサイトではイソヒヨドリと出合い、湖岸道路ではじっと止まっているオオアカゲラが見られた。他にカケス、ジョウビタキ、カラ類などがいたが、湖面にはマガモ、アオサギ、カワウしかいなかった。最後、水根集落の裏山の稜線近くを飛び交うクマタカ2羽が圧巻であった。 (担当 粕谷 和夫)

 平日探鳥会 北秋川から南秋川へ林道散策
1.日時:2022年12月14日(水)11:00~14:30
2.天気:晴れ
3.コース:武蔵五日市駅から北秋川の藤倉までバスで行き、北秋川の上流の白岩沢沿いの道を西に向かって進み檜原きのこセンターへの分岐の先から入間白岩林道に入って檜原街道の浅間尾根入口まで歩いた。 
4.観察した鳥:11種(ベスト:ウソ、ツガの中のカラ類の混群)
キジバト、コゲラ、カケス、ハシブトガラス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ウソ
5.参加者:13名
6.概要、感想等:
 藤倉を出発し、しばらくの間はヒヨドリ以外の鳥は出現せず、きのこセンターへの分岐の手前でようやくコゲラ混じりのエナガの群れに出合った。白岩林道に入りカケスが姿を現し、峠付近で桜の芽(蕾)を食べるウソ3羽(雄1雌2)の姿を捉えた。その後、下り坂で松ぼっくりがたわわになったツガでカラ類の姿が見え隠れ。じっくり観察しているとヤマガラ、コガラ、ヒガラ、シジュウカラが混じっていることが確認できた。 (担当 粕谷 和夫)

 月例探鳥会 湯殿川、片倉城跡公園
1.日時:2022年12月11日(日)8:09~10:25
2.天気:晴れ
3.コース:片倉城跡公園から湯殿川に出て、上流方向に向かい殿田橋で折り返して、かたくら橋からつどいの森公園経由片倉城跡公園に戻った。
4.観察した鳥:32種(ベスト:カワセミ、バン、クイナ)
マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、クイナ、バン、イソシギ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ、ドバト、ガビチョウ
5.参加者:20名
6.概要、感想等:
 湯殿川ではカワセミ、バン、クイナ、イソシギなど最近の毎年の冬の定番の鳥を今年も観察できた。集団で越冬するコガモも羽を休めていた。稲荷橋付近ではイソヒヨドリが電線、民家の屋根、川原を移動する姿を確認できた。メス型の個体だったが、撮った写真で確認すると幼鳥であった。つどいの森公園で休憩し片倉城跡公園に行くと二の丸広場で旋回するオオタカが現れた。探鳥会終了後は毎年恒例の巣箱の清掃を行った。 (担当 粕谷 和夫)

 平日(高尾山周辺)探鳥会 武蔵陵墓地と多磨森林科学園
1.日時:2022年12月9日(金)9:05~12:50
2.天気:快晴
3.行程:高尾駅北口9:05⇒陵南公園⇒武蔵陵墓地10:25・11:15⇒多摩森林科学園着11:25(探鳥・昼食)・13:00(解散)
4.観察した鳥:28種(ベスト:トラツグミ カワセミ)
カルガモ キジバト トビ オオタカ カワセミ コゲラ モズ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ サンショウクイ(リュウキュウ) メジロ ムクドリ トラツグミ ツグミ ジョウビタキ スズメ キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ ミヤマホオジロ アオジ カワラバト(ドバト) ガビチョウ
5.参加者:19名
6.概要、感想等:
 前日の下見時の結果は芳しくないことを伝えて出発。南浅川には何もいない。上空をオオタカが飛ぶ。グランドゴルフの皆さんに挨拶をして、陵南公園へ向かう。川面にはカルガモのみ。期待のトラツグミは勿論、ツグミさえもいない。武蔵陵墓地に向かう。派出所の手前の空地を探すが昨日いたトラツグミがいない。墓地に入ってすぐの池にカワセミがいた。いいロケーションだった。墓地の中は静か。ジョウビタキの声が響くだけ。多磨森林科学園に向かう前にもう一度空地を探したが何もいない。墓地を出発。すると、いたいた!との声。後ろを歩いていた方達がトラツグミを見つけた。じっくり観察。小さなトラダンスも。
 森林科学園の目的はミヤマホオジロ。それを探しに大勢の人が来ていた。しかし、いませんね、という声ばかり。昼食を食べながら出を待つが…。集合場所に向かう途中、メスがいました、という報告があった。数人が見たとのこと。本当に何もいない森林科学園。ミヤマホオジロも混じっているはずのカシラダカ達はどこに行ってしまったのだろうか…。
 少し早めの解散。その後多摩川にヒメハジロを見に行った。これで慰めになった。 (担当 加藤 岸男)

 遠出探鳥会 葛西臨海公園
1.日時:2022年12月4日(日)9:50~13:30
2.天気:晴
3.場所:葛西臨海公園
4.観察した鳥:42種(含む外来種1種)(ベスト3:クイナ、ダイシャクシギ、アジサシ)
ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、スズガモ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クイナ、オオバン、ダイシャクシギ、イソシギ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、アジサシ、ミサゴ、トビ、オオタカ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、アオジ、カワラバト(ドバト)、ツグミsp.
5.参加者:10名
6.概要、感想等:
 9時40分に葛西臨海公園駅下に集合し、まずは鳥類園に向かうと、池を挟んだ対岸の松の木にとまるオオタカが出迎えてくれた。淡水の「上の池」は残念ながらカモ類の個体数は少なく、数羽のコガモやハシビロガモがいる程度であった。ハイドの窓から間近にコサギの採餌の様子を観察していると、突然、クイナが姿を現し、羽ばたきをするシーンを見せてくれたのはラッキーであった。汽水の「下の池」では杭に止まるハクセキレイが1羽いたのみで、残念ながらシギチの姿は確認できなかった。東京水辺ラインの発着所にあるベンチで昼食をとった後、西なぎさの東側先端部まで歩き、水辺の鳥を観察する。海上にはスズガモやカンムリカイツブリの大きな群れが浮かんでいた。目が真っ赤なハジロカイツブリの小群も近くで見られた。また、杭に止まるユリカモメの群れに、この時期としては非常に珍しいアジサシが1羽、混じっていた。岩場に止まる2羽のダイシャクシギも観察できた。この日は風もなく、陽射しも強く、厚着をしていると汗ばむほどのポカポカ陽気で、寒さを感じることなく探鳥できたのは何よりであった。(担当 古山 隆)

 遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会⑫大潟村のハクガンと鷹の湯温泉
1.日時:2022年11月24日(木)~11月27日(日)(3泊4日)
2.天気:4日共晴れたり曇ったり(3日目小雨あり)
3.行程:第1日(11/24 木)集合 JR秋田駅中央改札口11:30(厳守) 高尾駅発5:59→八王子発6:16(八王子2号)→東京駅着7:06・7:32発(こまち5号)→大宮駅発7:57→秋田駅着11:25⇒千秋公園(探鳥)12:10~13:10⇒秋田発(レンタカー)13:40発→大潟村・八郎潟(探鳥)15:30~17:00→宿着17:20
※ホテルサンルーラン大潟 秋田県南秋田郡大潟村北山1-3 ℡0185-45-3332
第2日(11/25 金)宿発5:50→八郎潟周辺、男鹿半島で探鳥→宿着17:10頃 (サンルーラン大潟に連泊)
第3日(11/26 土)宿発6:15→大潟村(探鳥)・10:45発→秋田駅着12:30・13:45→横堀駅着15:34(タクシー)→鷹の湯温泉着16:10(泊)
※鷹の湯温泉 秋田県湯沢市秋の宮字殿上1 ℡0183-56-2141
第4日(11/27 日)9時00分~10時30分 宿付近で探鳥 宿発11:20(タクシー)→横堀駅発12:17大曲駅着13:14→13:39発(こまち28号)→東京駅着17:04・17:15発(かいじ43号)→八王子駅着18:05→高尾駅着18:16
4.観察した鳥:58種(ベスト:ハクガン シジュウカラガン タゲリ オジロワシ ヤマセミ 虹とマガン 虹とハクチョウ)
キジ ヒシクイ マガン ハクガン シジュウカラガン コハクチョウ オオハクチョウ ヒドリガモ マガモ カルガモ コガモ キクンロハジロ ミコアイサ ウミアイサ カイツブリ カンムリカイツブリ ハジロカイツブリ キジバト ウミウ アオサギ ダイサギ オオバン タゲリ シロチドリ ウミネコ オオセグロカモメ トビ オジロワシ チュウヒ ノスリ カワセミ ヤマセミ コゲラ ハヤブサ モズ カケス ミヤマガラス ハシボソガラス ハシブトガラス キクイタダキ コガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ミソサザイ ムクドリ イソヒヨドリ スズメ ハクセキレイ セグロセキレイ カシラダカ カワラヒワ アオジ カワラバト(ドバト) (他の情報 サカツラガン カリガネ)
5.参加者:10名
6.概要、感想等:
第1日目:
 大人の休日パス利用なので、東京駅まで特急「八王子」を使った。こまち5号はほぼ満席。
 秋田駅前でレンタカーを借りたが、4日目の天候が危ぶまれたので予定を変更して、久保田城の櫓がある千秋公園に歩いて行く。秋田市民の憩いの場所だそうだが、鳥は少なめ、スズメがかわいかった。レンタカー店にもどり、出発。道中でハヤブサ、ミヤマガラスの群れを観察。1時間ほどで八郎潟干拓地に到着。すぐにタゲリの群れと出会う。オオハクチョウ、コハクチョウ、マガン、ヒシクイはすぐに見つかったが肝心のハクガンはいない。しかし、ここでは数の少ないシジュウカラガンは見つけられた。3年前の下見の時に確認した塒に行くが、何もいない。すでに暗くなったが西部承水路を上流へ移動する。葦間からガン類の声はしたが確認までには至らなかった。宿にチェックイン。全国旅行支援の恩恵を受けた。琥珀色のモール温泉に入る。
第2日目:
 5時50分出発。朝の飛び立ちの場所へ行くが…。少し焦りながらH地区を探すがハクガンの姿はなし。ハクチョウの飛翔を見ていると、北の方に大きな群れが見えた。ハクガンだった。陽光をうけ、白く輝くハクガンを堪能する。その一部が近くの田に降りた。じっくり観察する。幼鳥も多い。しばらくすると飛び立った。初列風切の黒色がきれいだった。ハクガンを確認したので、安心して男鹿半島へ移動。鵜ノ崎手前の海がポイントのコクガンを探すが見つからず。ゴジラ岩まで行って引き返し、道の駅で昼食にした。帰路、寒風山に行き、大潟村・八郎潟干拓地の全貌を確認した。大潟村の道の駅でお土産を購入した後、南の池公園に行く。オオバン、カワセミ、ミコアイサを確認した。塒入りに再挑戦。西部承水路の下流にするか上流にするか、迷った末、上流に向かった。するとカメラマンが2名いた。ここが今は塒だとのこと。2週間前は昨日行った場所だったらしい。チュウヒが飛ぶ。しばらくすると塒入りが始まった。大スペクタクル!近い!ハクガンも大群がいる。その中には亜種アオハクガンもいるはずだ。感動。地元の方が、飛び立ちは7時頃からだ、と教えてくれた。
第3日目:
 6時15分出発。すでにガン達は飛んでいる。塒に着くと、すでにガン類は飛び立ちが終わっていた。昨日の地元の方の言葉を信じて失敗してしまった。しかし、きれいな朝焼けの中を飛ぶガン類とハクチョウ類のシルエットは素晴らしかった。大潟村を出発するまでの主目標を、アオハクガン探しとし、正に探鳥を開始する。時々雨が降る。大きな二重の虹が出た。虹と野鳥のコラボを撮影していると、ハクガンの大群が頭上を通過し、遠くの防風林辺りに降りたのを確認。すぐに向かった。遠く感じる。焦る。ようやく白い群れを発見。ゆっくり近づく。ハクガンだ。じっくり観察していると群れの中に変なのがいた。アオハクガンだ。1羽のみ。地元の方の話では、諸説あるが、毎日カウントしている学生達によると1400羽のハクガンがいるとのこと。しばらくすると次の大群が合流した。その中に2羽のアオハクガンがいた。合計3羽。大潟村にいるアオハクガンの全部がこの群れにいたことになる。サカツラガンがハクチョウの群れの中にいるとの情報で、探しながら秋田駅に向かった。小さな群れを見つけて畦道を走っていると、オジロワシが飛んできた。サカツラガンはみつからなかった。天王の道の駅で休憩を入れ、レンタカーを返し秋田駅に着いた。しばらくすると雷鳴、そして豪雨となった。奥羽本線で小野小町の生誕地横堀に向かい、タクシーで鷹の湯温泉に着いた。いい雰囲気の秘湯だったが、温泉の温度が低下していて温めだった。原因は不明。しかしいい情報もあった。宿の前の川に早朝からヤマセミが来て吊り橋に止まるとのこと。豪華な夕食を味わい明朝を待つ。
第4日目:
 5時40分から窓を小さく開け、ヤマセミを待つ。7時過ぎ、上流の堰堤に掛かる木にヤマセミが止まっていた。望遠鏡をセットするがすぐに下流へ飛んだ。窓の外を通過。しかし、20分ほどして今度は2羽で上流に通過したが、堰堤の先に消えてしまった。吊り橋には止まらなかった。残念。朝食の後、宿の近くを探鳥する。菅仁商店の方を宿の方に紹介していただき、お宅の裏山を案内してもらった。カシラダカ、ミソサザイ、カケスがいた。帰路2名がキクイタダキを確認した。菅前総理の生家を見ながら横堀駅に戻り、帰宅の途に着いた。
 鷹の湯温泉の温いお湯以外は、まずまずの旅となった。  (担当 加藤 岸男)

 平日探鳥会 浅間尾根生き物観察会
1.日時:2022年11月22日(火)10:00~15:00
2.天気:晴れ
3.コース:檜原村の浅間尾根を歩いた。人里バス停⇒浅間峠⇒浅間嶺⇒時坂峠⇒払沢の滝入口バス停
4.観察した鳥:11種(ベスト:エナガ、カケス)
アカゲラ、モズ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ジョウビタキ、カワラヒワ
5.参加者:8名
6.概要、感想等:
 浅間嶺のベンチで昼食を食べていると目の前の黄葉したカラマツにエナガの小さな集団がやってきた。時坂峠を過ぎたところの登山道を下っていると足元から1羽のカケスが飛び出したのでびっくりした。全体的に鳥が少なかったが天気に恵まれ、紅葉の山並みの道を快適に歩くことができた。 (担当 粕谷 和夫)

 地元発見探鳥会 小比企丘陵から磯沼ファーム・湯殿川
1.日時:2023年11月17日(木)8:00~11:35
2.天気:晴れ
3.コース:小比企丘陵と湯殿川を歩いた。片倉城跡公園⇒斟珠寺⇒長慶寺⇒磯沼ミルクファーム⇒湯殿川釜土橋⇒時田大橋⇒片倉城跡公園で丘陵と湯殿川を一周
4.観察した鳥:20種(ベスト:カワセミ、イソシギ)
カルガモ、コガモ、キジバト、ダイサギ、イソシギ、トビ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、カワラバト(ドバト)
5.参加者:13名
6.概要、感想等:
 丘陵では最初の斟珠寺でビンズイを確認できた。磯沼ファームで小休止。湯殿川ではカワセミ、イソシギなどいつもの顔ぶれであった。エクリプスのコガモの群れのうち、オスらしくなってきた個体が増えてきた。 (担当 粕谷 和夫)

 月例探鳥会 多摩川(中央線鉄橋~通称「ひょうたん池」)
1.日時:2022年11月13日(日) 8:00~11:25
2.天気:晴れ
3.コース:多摩川(中央線鉄橋~通称ひょうたん池)
4.観察した鳥:39種(ベスト:ミサゴ、オオバン、タヒバリ)
キジ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イカルチドリ、イソシギ、トビ、ハイタカ、ミサゴ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ、コジュケイ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
5.参加者:25名
6.概要、感想等:
 秋の好天に恵まれた中、冬鳥を求めての月例探鳥会であった。スタート地点のJR中央線鉄橋上流側の淀みでオオバンやコガモ、マガモをじっくり観察した。しかし、釣り人が川に入っていたため、ヒドリガモやオカヨシガモは残念ながら見られなかった。対岸の木にトビが2羽止まっていた。民家のアンテナにジョウビタキが止まっていた。
 スタートしてすぐにミサゴが飛来して、下流に向かって飛んで行ったと思ったら上流に向かって魚を探しながら飛ぶ様子などじっくり観察できた。しばらくして下流から魚をつかんだミサゴが飛んできて近くを旋回し、やがて飛び去った。ミサゴは2羽いたようだ。中州にイカルチドリとイソシギがいて、スコープで観察した。桜並木から東光寺グラウンドにかけてはモズ以外期待した鳥はほとんど見られなかった。
 新旭橋のトイレ休憩時に谷地川で魚をくわえたカワセミが飛んできて近くに止まった。キセキレイもいた。その後、多摩川の右岸側の河原に降り通称トラック道路を歩いたが期待したカシラダカやアオジの声は聞いたが姿は見られなかった。トラック道路で上空にチョウゲンボウ、ハイタカが見られた。
 ひょうたん池ではコガモとカイツブリしか見られなかった。排水路に架かる新しい橋にセグロセキレイ、ハクセキレイが7羽程かたまって止まっていた。排水路ではブロックの上を歩くタヒバリ3羽をじっくり見ることができた。
 冬鳥は期待したほど見られなかったが、ミサゴを何度も見られ、最後には魚を持ったミサゴの飛ぶ姿を堪能でき、楽しめた探鳥会でした。 (担当 福本 健)

 地元発見探鳥会 初沢城跡から狭間公園
1.日時:2022年10月28日(金)9:00~11:40
2.天気:晴れ
3.コース:高尾駅南口近くの初沢山(初沢城跡)に登り、その後狭間公園まで歩いた。高尾駅南口⇒初沢城跡⇒御衣公園⇒狭間公園⇒興福寺⇒十二社⇒真覚寺⇒万葉公園の予定であったが、狭間公園で12時近くになったので当地で終了した。後半は後日に実施こととした。
4.観察した鳥:18種(ベスト:キビタキ、カケス、鳥でないがアサギマダラ)
キジバト、トビ、コゲラ、アオゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ジョウビタキ、キビタキ、スズメ、イカル、ガビチョウ
5.参加者:14名
6.概要、感想等:
 初沢山の麓の御衣公園の梅の木の枝を動き回る小鳥がいた。よく見るとキビタキのメスに見えた。この写真を野鳥に詳しい人に鑑別していただいたらキビタキであることは間違いないが、「右の翼にわずかに見える大雨覆の先端が白っぽく見えることから、幼羽が残っているとみて、第1回冬羽の個体と思われます。今年生まれの個体は秋にはまだ雌雄の特徴が現れず、性別の判断はできませんので、「メス」ではなく、「性不明」とするのが妥当かと思われます」とのことであった。
 アサギマダラが飛んで来た。この時期、この場所に成虫がいるということは幼虫の食草であるキジョランもあるはずと予想して歩いているとそのとおりキジョランが認められた。 (担当 粕谷 和夫)

 平日(高尾山周辺)探鳥会 大月市秀麗富岳シリーズ⑥笹子雁ケ腹摺山
1.日時:2022年10月26日(水)9:30~13:05
2.天気:快晴
3.行程:JR高尾駅8:01発→笹子駅着8:59・9:05発(会員自家用車分乗))→笹子峠登山口着9:20・9:30発⇒第2鉄塔10:45⇒笹子雁ケ腹摺山着11:00(休憩・昼食)・11:55発⇒笹子峠着13:05・13:25発(会員自家用車分乗)→矢立の杉→笹子駅着13:55
4.観察した鳥:10種(ベスト:カケス)
キジバト コゲラ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ジョウビタキ
5.参加者:9名
6.概要、感想等:
 前日までの天候が噓のような快晴!笹子駅に集まった9名は、2台の会員自家用車に分乗して笹子峠に向かった。少し紅葉しかけた道にキジバトがいた。笹子峠登山口で準備をしているとカケスが6羽次々に飛んだ。落ち葉がつもった道を進むと、シジュウラやヤマガラが鳴いた。尾根道との分岐では、当然のように巻き道を選択。すぐに早朝登山の方と出会う。30分ほど歩いて第1鉄塔で小休止。ヒガラの声を聞きながら第2鉄塔へ。富士山が正面にきれいに見えた。素晴らしい天気!
 ここからが本格的な登りだ。ゆっくり登る。予定より早く笹子雁ケ腹摺山頂に到着。木の間越しに、富士山、甲斐駒、仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳が見える。金峰山も、甲武信岳も、滝子山も…。ゆっくり昼食をとる。お客さんはヤマガラのみ。
 記念撮影をして下山開始。慎重に下る。巻き道を選択したのは7名、尾根道を選択したのは2名。旧甲州街道の笹子峠から下り始めるとコガラが出現。笹子隧道の入口で鳥合せ。10種は少し悲しかった。その後、千年杉として有名な矢立の杉を見て、笹子駅に戻った。お一人が下車、残りの者は笹一酒造に立ち寄り買い物を楽しんだ。 (担当 加藤 岸男)

 平日(高尾山周辺)探鳥会 大月市秀麗富岳シリーズ⑥笹子雁ケ腹摺山
1.日時:2022年10月26日(水)9:30~13:05
2.天気:快晴
3.行程:JR高尾駅8:01発→笹子駅着8:59・9:05発(会員自家用車分乗))→笹子峠登山口着9:20・9:30発⇒第2鉄塔10:45⇒笹子雁ケ腹摺山着11:00(休憩・昼食)・11:55発⇒笹子峠着13:05・13:25発(会員自家用車分乗)→矢立の杉→笹子駅着13:55
4.観察した鳥:10種(ベスト:カケス)
キジバト コゲラ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ジョウビタキ
5.参加者:9名
6.概要、感想等:
 前日までの天候が噓のような快晴!笹子駅に集まった9名は、2台の会員自家用車に分乗して笹子峠に向かった。少し紅葉しかけた道にキジバトがいた。笹子峠登山口で準備をしているとカケスが6羽次々に飛んだ。落ち葉がつもった道を進むと、シジュウラやヤマガラが鳴いた。尾根道との分岐では、当然のように巻き道を選択。すぐに早朝登山の方と出会う。30分ほど歩いて第1鉄塔で小休止。ヒガラの声を聞きながら第2鉄塔へ。富士山が正面にきれいに見えた。素晴らしい天気!
 ここからが本格的な登りだ。ゆっくり登る。予定より早く笹子雁ケ腹摺山頂に到着。木の間越しに、富士山、甲斐駒、仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳が見える。金峰山も、甲武信岳も、滝子山も…。ゆっくり昼食をとる。お客さんはヤマガラのみ。
 記念撮影をして下山開始。慎重に下る。巻き道を選択したのは7名、尾根道を選択したのは2名。旧甲州街道の笹子峠から下り始めるとコガラが出現。笹子隧道の入口で鳥合せ。10種は少し悲しかった。その後、千年杉として有名な矢立の杉を見て、笹子駅に戻った。お一人が下車、残りの者は笹一酒造に立ち寄り買い物を楽しんだ。 (担当 加藤 岸男)

 遠出探鳥会 苫小牧航路・室蘭・苫小牧
1.日時:2022年10月20日(木)~23日(日)
2.天気:10月21日(金)晴のち曇、22日(土)晴のち曇、23日(日)曇のち晴
3.日程:1日目(10/20)17:30八王子発 ~22:00大洗港フェリー乗り場着 22:30乗船 1:45出港
 2日目(10/21)6:30福島沖~16:30 津軽海峡先 船上にて探鳥 19:45 苫小牧港到着22:00室蘭着
 3日目(10/22)5:40~8:30 マスイチ展望台・測量山・女測量山・絵鞆岬 等 11:00~13:00 北大苫小牧研究林 14:30~15:30 ウトナイ湖 等 探鳥 苫小牧フェリーターミナル22:30 乗船 1:30出港
 4日目(10/23)6:00青森沖~16:00福島沖 船上にて探鳥 19:45 大洗港着 ~ 22:00八王子着
4.観察した鳥:54種 ベスト3(ハジロミズナギドリ、ノスリ、ハイタカ)
マガン、オオハクチョウ、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、スズガモ、ホオジロガモ、カワアイサ、キジバト、コアホウドリ、クロアシアホウドリ、フルマカモメ、ハジロミズナギドリ、オオミズナギドリ、ミナミオナガミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ、ウミウ、アオサギ、オオバン、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、トウゾクカモメ、トビ、オジロワシ、ツミ、ハイタカ、ノスリ、コミミズク、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、ハヤブサ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ゴジュウカラ、ムクドリ、イソヒヨドリ、ビンズイ、カワラヒワ、マヒワ、ベニマシコ、ウソ、ホオジロ、オオジュリン
5.参加者:5名
6.概要、感想等:
 八王子駅前に17時半に集合し、車で大洗港へ。往路のフェリーは深夜1時45分に出港。早朝6時30分、福島沖から観察を開始し、金華山(宮城県)沖辺りからオオミズナギドリの群れが見られ始めたが鳥影は少なく、暇な時間が続くも15時位になり、小川原湖(青森県)沖辺りからハジロミズナギドリが突然、出現。次々と群れが船に近づき、16時くらいまで約1時間もの間、継続的にそのダイナミックな飛翔シーンが見られ、デッキ上では他のグループも含め、大いに盛り上がった。同乗の他の観察者によると、この津軽海峡付近の海域で見られたハジロミズナギドリは総計で2~300羽はいたのではとのこと。苫小牧港へ到着後、レンタカーで室蘭まで移動する。翌朝は5時半にホテルを出発、北海道有数のタカの渡り観察地の一つであるマスイチ展望台へ。到着時は日の出前であったが車を降りて朝焼けの空を見上げると、すでにノスリの群れが上空に浮かんでいた。その後もノスリの群れは次々と現れ、ゆっくり海に向けて飛んでいくシーンをしばらく観察する。時々、単独で渡るハイタカも混じる。小鳥類はシジュウカラやメジロの群れが鳴きながら移動して様子が見られた。近くにある別の観察地、測量山や女測量山でも途切れることなく渡っていくノスリの群れを堪能する。尚、後でSNS等で測量山でのこの日のタカの渡り調査の結果を調べると、今シーズンの最高記録となる1000羽を超えるノスリが渡ったとのこと。渡りのピークの日にこの地を訪れることができたことを参加者皆で喜び合った。次の探鳥地、北海道大学苫小牧研究林では、紅葉は美しかったものの残念ながら期待したほど鳥はみられなかった。ウトナイ湖ではネイチャーセンターに寄った後、湖畔の林内に張り巡らされた自然観察路を歩きながら探鳥する。シマエナガやハシブトガラの混群、上空を飛ぶマガンの群れやオジロワシ、遠く湖に浮かぶオオハクチョウ等を観察した。日暮れまで少し時間があったので、車で千歳市にある野鳥写真家嶋田忠氏のフォトギャラリーが併設されているバードウォッチングカフェまで移動し、スィーツ&ティータイムとした。翌日、フェリーの復路では6時~16時までの間、各自の都合に合わせて、船上からの探鳥を行った。海鳥はやはり少な目であったが、フェリーの周りをキジバトが飛びまわったり、コミミズクが陸地に向かって海上を飛んでいったり、オオバンが海に浮かんでいたり、渡りの時期ならではの様々なシーンも見られた。また、釜石沖(岩手県)ではミナミオナガミズナギドリが1羽、出現した。大洗港には定刻19時45分に着岸し、八王子には22時半頃に到着した。今回は3日間とも天候に恵まれ、予想に反して、ほとんど寒さを感じることなく快適に探鳥できたことが何よりであった。 (担当 古山 隆)

 平日探鳥会 三頭山山麓生きもの観察会
1.日時:2022年10月19日(水)9:50~14:15
2.天気:霧後曇り
3.コース:午前は森林館からセラピー道路を三頭大滝まで往復、午後は奥多摩周遊道路の第二駐車場までの歩道を往復した。
4.観察した鳥:9種(ベスト:キビタキ、ジョウビタキ)
カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ウグイス、メジロ、ジョウビタキ、キビタキ
5.参加者:8名
6.概要、感想等:
 天気は霧雨がかかるような状態であったが、傘をさす程でなく、午後は霧が晴れた。キビタキのオスがセラピー道路のすぐ近くに飛来し、林内を移動した。ジョウビタキのオスとメスが同じ場所にいた。今まさに到着したばかりで未だ分散していないのだと思われる。三頭大滝の前に紅葉した葉が樹上にあり、よく見たら微笑んでいるように見えた。棚蜘蛛の巣に霧雨がかかり、くっきり浮かび上がって見えた。 (担当 粕谷 和夫)

 遠出探鳥会 都市公園シリーズ⑪ 多磨霊園・武蔵野公園付近
1.日時:2022年10月14日(金)9:50~13:30
2.天気:小雨のち曇り
3.行程:高尾(京王)駅発8:31→多磨霊園駅着9:14・9:20発(路線バス)→多磨霊園表門着9:26(武蔵小金井駅南口発9:10→表門着9:16)・表門発9:50発⇒4区・5区・11区・14区・21区⇒野川沿いベンチ12:00(昼食・休憩)・12:40発⇒野川公園広場13:30(鳥合せ)
※帰路は、二枚橋バス停⇒JR武小金井駅南口及び京王線調布駅北口
4.観察した鳥:24種(ベスト:エゾビタキ サメビタキ コサメビタキ)
カルガモ キジバト オオタカ ノスリ カワセミ コゲラ アオゲラ モズ オナガ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ エナガ メジロ ムクドリ エゾビタキ サメビタキ コサメビタキ ハクセキレイ カワラバト(ドバト)  ホンセイインコ(ワカケホンセイインコ)
5.参加者:11名
6.概要、感想等:
 日本気象協会の予報を信じた私(担当)が浅はかだった!と反省。AM3時に雨音で目が覚め、パソコンを開き「東京アメッシュ」を見ると、多摩南部地域には雨雲が広がっていた。なんということだ、と愕然とした。14日は好天、を信じて1日延期したのに!
 多磨霊園表門には11名の方が集まった。小雨が降る中、今回も当地でほぼ毎日観察しているOさんのご案内。元気なのはワカケホンセイインコのみ。それでも、コゲラ・エナガ・シジュウカラ等の混群に出会う。ただ、途中でお会いした野鳥界の大御所も、鳥がいないね!とおっしゃっていた。Oさんの野鳥と樹木の関係についての詳しい話を聞きながら小雨の中を歩く。
 多磨霊園から武蔵野公園に入ると、アオゲラやモズの声がよく聞こえた。雨がようやく上がり、青空もほんの少し見えた。ノビタキポイントは留守中。雨で虫達が花に来ないからだろうとの解説。多磨霊園のミズキは大半の木が実を落としていたが、野川のミズキは未だ実が多数残っていた。昼食を野川沿いのベンチでとり、広場へ。実のついているミズキの前で待つ。すると、まず、コサメビタキが、続いてエゾヒタキが2羽天辺付近に止まった。みんな抑え気味に歓声を上げる。すると案内のOさんが、これはサメだよね、とカメラのモニターを見せてくれる。胸、下尾筒の黒い模様は間違いない、サメビタキ、とのことだった。いつの間にか来ていた野鳥界の大御所も、サメで間違いない!とのこと。権威に弱い私達は、やっぱりサメでよかったんだ、と安心した。エゾ・サメ・コサメの3種揃い踏みを堪能して、探鳥会を終了した。ノスリのおまけも。結果的には大満足の探鳥会となった。ご案内のOさんに感謝! (担当 加藤 岸男)

 公開探鳥会 浅川:長沼橋から大和田橋
1.日時:2022年10月9日(日) 8:30~11:05
2.天気:曇り
3.コース:京王線長沼駅⇒長沼橋⇒浅川左岸を上流へ⇒新浅川橋で右岸へ⇒右岸を上流へ⇒大和田橋下(解散)
4.観察した鳥:26種(ベスト:キジ、イソヒヨドリ、カワセミ、モズ)
キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、トビ、カワセミ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、カワラバト(ドバト) 参考:ヒメアマツバメ(探鳥会開始前に確認)
5.参加者:52名(一般参加者23名小人含む)、会員参加者29名
6.概要、感想等:
 集合時刻の8時半近くになると、続々と参加者が集まってきた。カワセミ会としては久々の公開探鳥会で、3連休の中日であることも手伝ってか、京王線長沼駅前は大賑わいとなった。盲導犬同伴の参加者もあり、合計52名と1匹の大所帯である。いくつかの注意事項を話した後、長沼駅を出発。曇ってはいるが、とりあえず雨の心配はなさそうだ。
 長沼橋で左岸に渡る。長沼橋のたもとの河原では、ホオジロが草先にとまり天を仰いでさえずっている。上空では20羽ほどのヒヨドリの群れが南の方角へ渡っていった。対岸の河原ではキジ(メス)が姿を見せ、近くではオスの姿も草むらの中に確認することができた。さいかち池ではコガモはおろかほとんど鳥の姿はなく、たくさんのアカミミガメが甲羅干しをしているだけだった。
 中央線鉄橋下流側でようやくカワセミの姿を確認。流れの落ち込みの部分で魚を狙っているようだ。草が少しかぶっているのが残念だが、多くの人にスコープで見てもらうことができた。先週、浅川でノビタキ情報があり、やや期待をして探したが残念ながら空振りだった。
 新浅川橋で右岸に渡り、トイレ休憩。その後は右岸を上流へと歩く。参加者が対岸の岸辺にイカルチドリを発見。やや見にくいがこれもスコープで見てもらった。初めて見た参加者から「可愛い!」の声があがる。担当者としてはうれしい瞬間である。
 終点の大和田橋下で鳥合わせを行う。全部で26種(他に参考1種)とやや少なめではあるが、この時期としてはまずまずか。大人数の公開探鳥会で、とりあえず事故もなく無事に終えることができたのが何よりであった。 (担当:佐藤 哲郎)

平日探鳥会 三頭山山麓生きもの観察
1.日時:2022年9月14日(水)9:25~13:05
2.天気:晴れ
3.コース:三頭山都民の森から森林セラピーロードを歩き、ブナの路を登り、その途中から野鳥観察舎へ行き、かおりの道を森林館まで下った。
4.観察した鳥:7種(ベスト:オオルリ、カケス)
  アカゲラ、カケス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、オオルリ
5.参加者:3名
6.概要、感想等:
 三頭大滝の手前の谷側にオオルリのオスがいて林の中を動き回っていた。ヤマシャクヤクの黒い実が輝いていた。ブナの路の途中から野鳥観察舎への道に入るとレイジンソウが開花していた。トリカブトに似ている珍しい花である。 (担当 粕谷 和夫)

遠出探鳥会 三番瀬(船橋海浜公園)
1.日時:2022年9月10日(土)9:45~11:45
2.天気:晴れ
3.場所:三番瀬(船橋海浜公園)
4.観察した鳥:14種(含む外来種1種)(ベスト3:ミヤコドリ、オバシギ、オオソリハシシギ)
カワウ、ダイサギ、ダイゼン、シロチドリ、メダイチドリ、ミヤコドリ、オオソリハシシギ、ソリハシシギ、オバシギ、ミユビシギ、トウネン、ハマシギ、ウミネコ、ドバト
5.参加者:18名
6.概要・感想:
 今回は現地集合とし、探鳥の開始時刻も例年より1時間早めて実施した。潮回りは「大潮」で広く干潟が形成されていた。長靴やサンダルに履き替えて、干潟を歩きながら沖に向かう途中の潮だまりではオバシギやミユビシギ、ハマシギ、トウネンが盛んに餌をとる様子をじっくり観察した。汀線付近の波打ち際ではオオソリハシシギやダイゼン、ミヤコドリが見られた。砂地ではソリハシシギが走り回り、メダイチドリやシロチドリも確認できた。干潟の西の端まで歩き、一通りの種類を観察できたので、昼前に展望デッキまで戻り、鳥合わせをして、各自、昼食をとり、予定より早めの解散とした。陽射しはあったが、潮風が心地よく、それほど暑くもなく、八王子ではなかなか出会えないたくさんのシギ・チドリ類を観察でき、東京湾の豊かさも感じることができた探鳥会であった。 (担当 古山 隆)

平日(高尾山周辺)探鳥会 藤野 林道・栃谷坂沢線を歩く②
1.日時:2022年9月5日(月)7:45~12:45
2.天気:曇り
3.行程:JR高尾駅7:07発→藤野駅着7:20・7:25発(路線バス)→陣馬登山口バス停着7:30・7:45発⇒林道入口8:30⇒奈良子尾根⇒明王峠11:00(休憩・昼食)11:30発⇒陣馬高原下バス停着12:45・13:30発→高尾駅着14:07
4.観察した鳥:16種(ベスト:なし)
キジバト アオバト コゲラ アオゲラ カケス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ キセキレイ ホオジロ   ガビチョウ
5.参加者:5名
6.概要・感想:
 高尾を出るときには細かな雨が降っていたが、藤野に着いたときはもう止んでいた。陣馬登山口バス停前の川でカワガラスを探したが留守だった。トイレを済ませて出発する。陣馬の湯までは登りがきつい。コゲラ、カケス、エナガ、アオゲラ等が鳴く。栃谷坂沢林道に入るとキセキレイが飛んだ。まだ若い。伝通(でっつう)地区のゲート(車止め)を過ぎるともう車は来ない、と思っていたらニホンザルの動向調査の軽トラックが来た。メジロ、ヒガラ、ガビチョウ等が鳴く。杉の高木に止まった群れを見つけじっくり見る。もしかしてマヒワ?と期待したがメジロだった。
 林道はほぼ平坦。のんびり歩くが鳥はいない。ヤマドリがいそうな場所ばかりなのに…。程なく相模湖・与瀬神社からのコースと合流。明王峠までの登りを頑張って20分で到着。富士山は8月に続き見えなかった。昼食・休憩して下山開始。底沢峠までは10分。滑りやすい道だ。林道に出て、養魚場を過ぎバス停に向かう。今回はゆっくり。バス停の待合所で鳥合せ。他愛もない話をしていたらバスの発車時刻になった。 (担当 加藤 岸男)

平日探鳥会 高月水田でジシギを探す会
1.日時:2022年9月1日(木)9:25~12:05
2.天気:曇り
3.コース:高月集会場のバス停から高月水田の全域の農道を2班に分かれて回った。
4.観察した鳥:16種(ベスト:イソヒヨドリ、チュウサギ、キジ、モズ)
キジ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、トビ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ツバメ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、ガビチョウ
5.参加者:10名 
6.概要、感想等:
 9月上旬は高月水田にジシギが渡来する可能性がある。高月集会場のバス停に集合して田んぼの中の全ての農道を2班に別れて探したが、結果はジシギに出合うことがなかった。スタート地点の高月集会場の屋根にイソヒヨドリ幼鳥が1羽いて、地面に降りて採餌していた。サギはアオサギ、ダイサギが数羽はいて、休耕田にはチュウサギも1羽いた。頭の大きさと比べ嘴が短く見えること口角が眼より後方に出てないことでチュウサギとした。モズの高鳴きを3ヵ所で聞いた。キジの幼鳥2羽が畔にいたが、直ぐ稲株の中に身を隠してしまった。秋川沿いで三脚にカメラをセットしている人がいたので話かけてみたら田んぼにヒクイナがいたとの情報を頂いた。
(担当 粕谷 和夫)

平日(高尾山周辺)探鳥会 相模湖 林道・栃谷坂沢線を歩く①
1.日時:2022年8月2日(火)7:30~12:30
2.天気:晴れ
3.行程:八王子7:06→高尾7:14→相模湖駅着7:22・7:30発→底沢⇒林道入口8:45⇒明王峠10:55(休憩・昼食)・11:25発⇒陣馬高原下バス停着12:30・12:30発⇒高尾駅着13:05
4.観察した鳥:16種(ベスト:なし)
キジバト ヒメアマツバメ アオゲラ カケス ヒガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス メジロ クロツグミ スズメ キセキレイ ハクセキレイ ホオジロ   ガビチョウ
5.参加者:3名
6.概要・感想:
 集合場所でトラブルがあって、1名の方が同行できなかった。担当として反省!相模湖駅前のツバメを見て出発。こんな暑さにもかかわらず、3名も。ガビチョウ、スズメ、ヒヨドリ等の声を聞きながら底沢へ到着。中央道の渋滞解消対策に伴う工事の真っ最中。誘導員に注意される。林道の車止めは予定の時間に通過。クロツグミが車道の真ん中にいたがすぐに飛んでしまう。キジバト、メジロの声。登り気味に進むがさすがにきつい。遠くのクロツグミ、近くのホオジロの声を聞きながら、相模湖・与瀬神社からのコースと合流。
 明王峠までの登りを頑張って20分で到着。富士山は見えなかった。登山者も少ない。底沢峠までは10分。登山道を下りきったところで、バスの出発まであと20分しかないことを確認し、少し速足で歩く。やっと間に合った。鳥合せの時間もなく終了した。
 この暑さの中、みんな頑張ったのにご褒美のない探鳥会となった。 (担当 加藤 岸男)

平日探鳥会 三頭山山麓生きもの観察会
日時:2022年7月27日(水)9:30~13:50
天気:晴れ後雨
コース:都民の森森林館から森林セラピーロードを三頭大滝経由でブナの路を野鳥観察小屋分岐点までの往復の予定であったが、大滝を過ぎた所で雨が降  ってきたので、途中で引き返した。
観察した鳥:5種(ベスト:オオルリ)
ハシブトガラス、ヒガラ、ミソサザイ、オオルリ、イカル
参加者:6名
概要、感想等:
 大滝の手前でセラピーロードの防護柵にオオルリのオスがいて、地上に降りた。キバナノショウキラン、クサアジサイ、ギンバイソウなど珍しい花やヤシャビシャクの実をじっくり観察できた。 (担当 粕谷 和夫)

月例探鳥会 月例探鳥会 醍醐川(夕焼小焼~ににく沢出合)
日時:2022年7月10日(日) 8:50~11:00
天候:曇時々晴
場所:夕やけ小やけふれあいの里 ⇒ 醍醐川沿いを上流へ ⇒ ににく沢林道分岐
参加者:13名
観察した鳥:16種(ベスト:オオルリ、ホオジロ)
キジバト、トビ、コゲラ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ガビチョウ(参考)カワガラス
概要:
 予報では朝方小雨の可能性があったが、幸い雨には降られずに済んだ。暑さが予想されることもあってか、集合場所の夕やけ小やけふれあいの里に集まったのは13名とやや少なめだった。コロナ対応等の注意事項を確認して早速出発。
 陣馬山方面への道と分かれて間もなく、恩方第二小学校近くの醍醐川右岸の茂みに、加藤さんがオオルリ(メス)を発見。幼鳥もそばにいるようだ。思わぬ出会いに皆で見入る。これで今日のベストは決まりか?
 ウグイスやホオジロがさえずり、キセキレイも電線にとまってきれいな黄色をアピールしている。右岸の桃の木の中ではイカルが見え隠れしている。コース中ほどからクマタカを期待していると、急にタカが飛んだ。しかし立派なトビだった。残念!この日、結局クマタカは飛ばずじまいだった。いつも終点近くで美しく鳴いてくれるミソサザイも今日はダンマリである。
 ににく沢林道との分岐で鳥合わせ。全体で16種と例年より少なかった。6月の異常な暑さが何か影響しているのだろうか。キビタキ、クロツグミは声すらしなかった(帰路キビタキの声を確認したがカウント外とした)。カワガラスは1名のみ確認のため参考記録にとどめた。ベストは親子を確認したオオルリ、数か所でさえずっていたホオジロとなった。 (担当 佐藤 哲郎

遠出探鳥会 笹川(利根川河川敷)
1.日時:2022年7月2日(土) 11:00~14:00
2.天気:快晴
3.場所:笹川(利根川河川敷)
4.観察した鳥:21種(ベスト:コジュリン、クロハラアジサシ、セッカ)
カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、ホトトギス、クロハラアジサシ、 トビ、チュウヒ、ハシボソガラス、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ホオジロ、コジュリン
5.参加者:8名
6.概要、感想等:
 朝7時に八王子駅に集合し、7時10分の電車に乗り、お茶の水駅、成田駅と電車を乗り継ぎ、成田線の笹川駅には10時30分に到着。炎天下、駅からの真っすぐの道を利根川の堤防へ。堤防に上がると利根川の右岸に広がるヨシ原が見え、下流に向かって歩く。微風が吹いていて、内陸部のようなムッとする暑さではないが、陽射しが直撃して暑い!ヨシ原も鳥影が少なく、セッカやオオヨシキリの声がする程度であったが、利根川の川面近くをアジサシ類が飛んでいるのが見えた。双眼鏡で確認するとクロハラアジサシであった。遠くの入り江の杭に止まる個体も複数羽見られた。12時過ぎ、コジュリン公園に到着する。公園と言っても堤防上にベンチがあるだけだが、陽射しを遮る屋根がついていて、日陰の有難さをひしひしと感じながらの昼食となった。しかし、ここでの観察を期待していた今回の目当ての鳥であるオオセッカとコジュリンが全く見当たらない。聞こえるのはセッカの声のみ・・・。食後、堤防を下りて、草原を歩いてみるが、見られたのは草に止まる口の中が真っ黒のセッカの雄のみであった。辛うじて堤防の上からは、ヨシ原に沿って獲物を探しながら飛ぶチュウヒを観察した。帰り道も同じ堤防上の道を歩いて戻るとホオジロ類と思われる囀り声がヨシ原の方から聞こえてきた。双眼鏡で探ると、ヨシの葉に止まり、口を上に向けて囀る頭部が真っ黒のコジュリン雄の姿が・・・。望遠鏡に入れて、皆でじっくり観察することができた。猛暑の中の探鳥会であったが、予定通り6時過ぎには八王子に戻り、無事、終了となった。(担当 古山 隆)

地元発見探鳥会 城山川と田んぼ
1.日時:2022年6月21日(火) 8:40~11:35
2.天気:曇り
3.コース:城山川の不動橋から八王子市役所まで歩いた。具体的には城山川の中流に残る2ヵ所の田んぼ、共立学園東側雑木林、横川下原公園で観察の後、城山川沿いの道を浅川合流地(市役所)まで。
4.観察した鳥:23種(ベスト:アオバズク、カワセミ親子、カルガモ親子)
カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、アオバズク、カワセミ、コゲラ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、コジュケイ、ドバト
5.参加者:7名
6.概要、感想等:
 田んぼは田植えが終了しカルガモ2羽が来ていた。カワセミは5ヵ所で6羽に出合った。うち1ヵ所は親子で親が巣立ち間もないと思われるヒナに餌を与えていた。カルガモも子連れ1組がいた(親1+子4)。横川下原公園ではアオバズクを観察した。ケヤキの高い所の枝に止まっていた。近くに巣があると思われる。 (担当 粕谷 和夫)

遠出探鳥会 相模川中流域
1.日時:2022年6月16日(木) 9:20~13:30
2.天気:曇り
3.行程:高尾駅発8:05→八王子駅(横浜線)8:20→橋本駅(相模線)8:39→入谷駅着9:11・9:20発⇒新田宿⇒座架依橋北橋詰⇒磯部取水堰着12:10(昼食・休憩)・12:40発⇒三段の滝下展望広場着13:30(鳥合せ)・13:40発⇒下溝駅着13:55・14:04発→橋本駅
4.観察した野鳥:35種(ベスト オオヨシキリ ゴイサギ ムクドリ)
キジ カルガモ カイツブリ カイツブリ キジバト カワウ アオサギ ダイサギ コサギ ホトトギス トビ ノスリ カワセミ コゲラ チョウゲンボウ オナガ ハシボソガラス ハシブトガラス シジュウカラ ヒバリ ツバメ イワツバメ ヒヨドリ ウグイス メジロ オオヨシギリ セッカ ムクドリ スズメ ハクセキレイ カワラヒワ ホオジロ チドリSP カワラバト(ドバト) ガビチョウ 参考種エナガ(確認者が一人のため)
5.参加者:13名
6.概要・感想等:
 駅舎もトイレもない入谷駅。周りは水田が広がっている。集合時、まずはチョウゲンボウが出現。広範囲を飛び回っていたが、田んぼにはハクセキレイとムクドリのみ。住宅地を20分ほど歩いてようやく新田宿に着いた。一面の水田を丁寧に探すが、鳥影は、ムクドリとハシボソガラスのみ。5月にはコムクドリのえさ場となる桜並木を横に見て進むが、状況に変化はない。ダイサギくらい。遠くでオオヨシキリの声がしたので、そちらに回る。ようやく葦に止まるオオヨシキリを見つけ、じっくり観察。でも鳴き声が短く、口の中の赤色を確認できなかった。更に進むとチドリの声がした。しかし姿は見つけられなかった。
河畔の土手に出て小休止。昨日の気象情報と違い曇り。暑さは抑えられている。ノスリやツバメ、ホオジロを観察しながら磯部取水堰に到着。カワウとサギ3種が迎えてくれた。頭首工公園で昼食にした。
 相模川左岸を上流に向かって進む。対岸にゴイサギを発見。ホシゴイまでいかぬ幼鳥だった。カイツブリも元気に鳴く。流れに近づいてセッカを見つけたがすぐに飛んでしまった。グラウンドの水たまりにイワツバメが来ていた。三段の滝下展望公園手前でカワセミにやっと出会うことができた。この公園で鳥合せ。35種はまずまずだが、ムクドリがベストに入るとは…。長い階段を上り下溝駅へ。ここには立派な駅舎があった。 (担当 加藤 岸男)

月例探鳥会 八王子城跡、滝の沢林道
1.日時:2022年6月12日(日) 10:00~14:15
2.天気:晴一時雨
3.コース:八王子霊園前バス停から八王子城跡に上り、北側の松竹に下った。下りの途中に滝ノ沢林道を少し歩いた。
4.観察した鳥:22種(ベスト:コサメビタキ)
ホトトギス、トビ、アオゲラ、サンコウチョウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、メジロ、ムクドリ、コマドリ、コサメビタキ、キビタキ、スズメ、キセキレイ、イカル、ホオジロ、ガビチョウ
5.参加者:8名
6.概要、感想等:
 八王子城跡では御主殿跡付近でコサメビタキが餌運びをしていた。サンコウチョウも営巣中でカメラマン数人が巣の下に集まっていた。コマドリは御主殿の滝入口付近で、耳の確かな2名が声を聞いたものである。下り滝の沢林道に着く直前に雷雨に見舞われたが、雨宿りをできる物置があったので、無事に避難できた。その避難場所からイワガラミの大きな株が見え、雨後の白い花が際立っていた。 (担当 粕谷 和夫)

遠出探鳥会 三宅島(夜行日帰り)
1.日時:2022年6月10日(金)・11日(土)(船中泊日帰り)
2.天気:曇のち雨
3.コース:三宅島(5:30~11:30):錆ヶ浜港~(バス)~伊豆岬(探鳥)~(バス)~大路池周辺(探鳥)~(バス)~錆ヶ浜港
 復路航路(13:40~16:35):三宅島 ~(船上から探鳥)~ 野島沖
4.観察した鳥:29種(ベスト:カラスバト、イイジマムシクイ、ウチヤマセンニュウ、アカコッコ)
カラスバト、キジバト、クロアシアホウドリ、オオミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ、アナドリ、アマサギ、ダイサギ、ホトトギス、アマツバメ、ウミネコ、ミサゴ、(ミヤケ)コゲラ、ハシブトガラス、(オーストン)ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、イイジマムシクイ、(シチトウ)メジロ、ウチヤマセンニュウ、(モスケ)ミソサザイ、アカコッコ、(タネ)コマドリ、キビタキ、カワラヒワ、ホオジロ、コジュケイ、カツオドリsp.、ウミツバメsp.
5.参加者:9名 
6.概要・感想等
 「雨天中止」の計画であったが、雨は昼頃からという天気予報だったので予定通り実施した。前夜、10時30分に竹芝桟橋を出港したさるびあ丸は翌朝、5時に錆ヶ浜港に着岸し、すぐにバスに乗り込み、
伊豆岬入り口で下車。ここで探鳥の準備をし、伊豆岬に向けて歩きながら探鳥を開始した。すぐにミヤケコゲラやイイジマムシクイがわれわれ一行を出迎えるように現れた。伊豆岬ではウチヤマセンニュウがあちこちで囀る様子を観察しながら、朝食をとる。カラスバトも複数羽、飛んできて、枯れ枝に止まった。少し遠かったが、アカコッコとのツーショットも見られた。7時過ぎまで探鳥をし、再度、バスに乗り込み、大路池入口へ。タネコマドリやモスケミソサザイ、イイジマムシクイ等の囀りを楽しみながら、大路池まで車道を歩いて探鳥する。池のほとりでは渡ってきたばかりのアマサギの群れや枝先に止まる赤味を帯びた顔が特徴のオーストンヤマガラを観察する。イイジマムシクイは樹上からシャワーのように囀りが降り注ぐ感じで、タネコマドリやモスケミソサザイは直ぐ近くで張りのある声を響かせるのだが、なかなか姿を確認できず…。最後にアカコッコ館に立ち寄り、館内で三宅島を紹介するビデオを鑑賞したり、水場に来る野鳥を待ったりして、バスの時刻まで時間を潰した。11時頃から雨が降り出したが、濡れずに過ごすことができた。帰りの船も錆ヶ浜港からの出港となり、バスで移動し、待合室で昼食をとり、鳥合わせを行った。帰路は三宅島から東京湾の入り口付近まで、船上から海鳥やイルカ・クジラ類を観察した。クロアシアホウドリは10羽以上出現し、また、イシイルカやゴンドウクジラ類も見られ、楽しめた。途中雨が降ることもあったがデッキには屋根が付いており、濡れることもなく、海況は穏やかで波やうねりもなく、竹芝には定刻19時40分に到着した。 (担当 古山 隆)

公開探鳥会 長池公園②
1.日時:2022年6月8日(水) 9:00~11:50
2.天気:晴れ
3.コース:前回(6月4日)と同様に自然館を出発して芝生広場、見附橋、築池、田んぼと進みその先までは行かず自然館に戻った。
4.観察した鳥:25種(ベスト:カワセミ、カルガモ親子、キジバトのニワトコの実採餌)
キジ、カルガモ、キジバト、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、イカル、コジュケイ、ドバト、ガビチョウ
5.参加者:23名
6.概要、感想等:
 長池公園での公開探鳥会を6月4日に引き続いて実施した。今回も観察会のメイン案内役は長池公園自然館の小林副園長が行い、カワセミ会のリーダーは支援役にまわった。築池に前回は出なかったカワセミが今回はしっかり姿を見せてくれた。前回3羽の雛を連れていたカルガモ親子、今回は2羽に減っていた。田んぼへの遊歩道の片側のニワトコの赤い実をキジバトが啄んでいた。キジバトはニワトコの赤く熟した実が好きだとのこと、人が近づいても逃げずに食べて続けていた。遊歩道の「手すり」は昆虫観察の重要なスポットとのこと、キジバトがニワトコの赤い実をキジバトが啄んでいた直ぐ近くの手すりに体長5ミリの小さなコブキゾウムシがいた。 (担当 粕谷 和夫)

平日(高尾山周辺)探鳥会 藤野・綱子沢
1.日時:2022年6月7日(木)8:35~13:25
2.天気:曇り一時小雨
3.行程:JR高尾駅7:41発→藤野駅着7:54・8:08発(奥牧野行バス)→舟久保バス停着8:30⇒舟久保⇒さつき学園⇒綱子沢(折返)⇒前川橋(折返)10:25⇒舟久保⇒旧牧郷小学校着11:50(昼食・休憩)・12:25発⇒堂地⇒藤野やまなみ温泉バス停着13:25・14:18→藤野駅発14:40→高尾駅着14:55
4.観察した鳥:32種(ベスト:オオルリ クロツグミ ホトトギス ツバメ サンショウクイ)
キジ キジバト アオバト ホトトギス ノスリ コゲラ アオゲラ サンショウクイ サンコウチョウ カケス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ エナガ センダイムシクイ メジロ クロツグミ コサメビタキ キビタキ オオルリ スズメ キセキレイ カワラヒワ イカル ホオジロ   コジュケイ ガビチョウ 
5.参加者:2名
6.概要、感想等:
 藤野駅に集ったのは二人のみとさみしかったが、全行程でサンショウクイ、ホトトギス、センダイムシクイ、オオルリ、クロツグミといった夏鳥達が鳴きっぱなしで賑やかだった。
 前川橋が老朽化で通行止めとなったため、周回コースを2ケ所で折返すコースに変更した。濃緑の木々の中を舟久保バス停から歩き出すと、すぐにホトトギス、オオルリ等が鳴いた。キビタキも、センダイムシクイも。舟久保の畑に行くとツバメのヒナ2羽が小枝に止まり親から給餌されていた。ノスリが近くの杉に止まる。ホオジロが鳴く。サンショウクイも上空を飛びながら鳴く。クロツグミは近いが姿は見えない。さつき学園のアンテナの上でオオルリが元気に鳴く。その先は災害復旧工事中で進めない。綱子沢(川)をのぞくと、以前あった堰堤が跡形もなく消えていた。それも2ケ所。
 前川橋に向かう。カケス、コジュケイが鳴く。奥牧野キャンプ場跡地ではコサメビタキが出現。コゲラも、アオバトも。折り返して元の道を戻る。夏鳥の声は続いている。でも、今日の目玉、サンコウチョウは鳴かない。旧牧郷小学校に着く頃には小雨となった。中で昼食をとらせてもらっていると雨は止んだ。中尾八幡神社で神奈川100名木の杉をみて、少し進んだ時、一声だけ待ちに待ったサンコウチョウが鳴いた。残念ながら藤野やまなみ温泉は改修工事で休業中だった。鳥合せをして、藤野駅にバスで向かう。
 藤野駅のホームで電車を待っていると、オスのイソヒヨドリが至近の木に止まり、見送ってくれた。同行の女性参加者はいたく感激していた。おまけ付きの探鳥会となった。 (担当 加藤 岸男)

公開探鳥会 長池公園①
1.日時:2022年6月4日(土) 9:00~11:30
2.天気:晴れ
3.コース:自然館を出発して芝生広場、見附橋、築池、田んぼと進みその先までは行かず自然館に戻った。
4.観察した鳥:22種(ベスト:オオムシクイ、コシアカツバメ、キセキレイ、カルガモ親子)
キジ、カルガモ、キジバト、コゲラ、アオゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、オオムシクイ、メジロ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、イカル、ドバト、ガビチョウ
5.参加者:26名
6.概要、感想等:
 長池公園で開催中の高尾・浅川の野鳥展の一環として、公開探鳥会を開催した。カワセミ会と長池公園(八王子市都市公園指定管理者 ひとまちみどり由木)の共催で実施。26名が参加した。観察会のメイン案内役は長池公園自然館の小林副園長が行い、カワセミ会のリーダーは支援役にまわった。野鳥観察のコツや見どころのこと細かく、丁寧な説明、野鳥に限らず野鳥に関連する植物や虫等の説明で1ヵ所に長くとどまった観察が多かった。そのため自然館を出発して芝生広場、見附橋、築池、田んぼと進みその先までは行かず自然館に戻った。自然館を出発して直ぐエナガの家族群に出合った。この群れにはシジュウカラ、コゲラの家族群も混じっていて賑やかであった。見附橋の下の姿池にはツバメが巣材を取りに来ていて、コシアカツバメの飛翔も観察できた。築池にはカルガモ親子がいたが、雛は3羽しかいなかった。築池から田んぼまでの間の雑木林でオオムシクイの声が観察された。 (担当 粕谷 和夫)

遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会第11弾 茅野・竜神池と渋の湯
1.期日:2022年5月28日(土)~5月29日(日)(1泊2日)
2.天気:2日共晴れ
3.行程:
1日目(5/28・土)
集合:JR中央線茅野駅改札口9:10(厳守) (1) 日野駅5:56→八王子駅6:04→(乗換)高尾駅始発6:14松本行→茅野駅着8:48 (2)八王子駅発7:29(あずさ1号松本行)→茅野着9:07 茅野駅発9:20(路線バス)→尖石考古館バス停着9:41⇒竜神池(観察・昼食)⇒尖石考古館バス停14:06発→渋の湯着15:05(泊) (災害復旧工事のため、宿まで1㎞のところから歩く。)
※渋の湯・御殿湯(本館) 長野県茅野市北山5520-3 ℡0266-67-2733
2日目(5/29・日)
宿周辺の早朝探鳥5:50~6:50、宿発8:20⇒御射鹿池10:10⇒明治温泉・おしどり隠しの滝10:45⇒横谷峡(王滝で昼食) 横谷峡入口バス停着13:20・13:31発→茅野駅着14:05(解散) (1) 茅野駅発15:03→甲府16:17・16:53→高尾駅着18:40(立川行) (2) 茅野駅発15:18(あずさ38号)→八王子駅着16:50 (3) 茅野駅発14:16(あずさ34号) →八王子駅着15:48
4.観察した野鳥:42種(ベスト オオルリ キビタキ クロツグミ ジュウイチ ビンズイ)
ヤマドリ マガモ カルガモ カイツブリ キジバト アオバト アオサギ ジュウイチ カッコウ ノスリ コゲラ アカゲラ アオゲラ サンショウクイ カケス ハシブトガラス コガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メボソムシクイ エゾムシクイ センダイムシクイ メジロ ミソサザイ コムクドリ カワガラス クロツグミ アカハラ ルリビタキ ジョウビタキ コサメビタキ キビタキ オオルリ キセキレイ ハクセキレイ ビンズイ カワラヒワ イカル アオジ 
5.参加者:12名
6.概要・感想等:
 新型コロナで中止されていた宿泊での探鳥会。嬉しい復活第1弾は、秘湯めぐり探鳥会となった。
 【1日目】
 予定通り茅野駅に集合。メルヘン街道バスで尖石考古館に到着。竜神池に直行する予定だったが工事中のため中心部に入れない。そこで考古館や竜神池付近を探鳥することとした。早速会えたのは、冬鳥なのに越夏し繁殖しているジョウビタキ。ヒナを同伴。イカルが鳴き、コムクドリが飛ぶ。上空にはノスリ。コサメビタキを見ているとサンショウクイも入ってきた。メボソムシクイは2日間、どこでも鳴いていた。工事が中断したので中島のコムクドリを見ながら竜神池湖畔で昼食。竜神池は北側のみ入れるので午後回った。するとすぐにキビタキが樹の枝先で高らかに囀っているのを発見。じっくり観察する。更に進むとクロツグミが出現。これも枯れ枝の先に止まり、胸をそらせながら囀っていた。再びバスに乗り宿に向う。災害復旧工事中のため、途中で下車。急な登りの舗装道路を歩く。すると遠くでオオルリの声がした。木の間越しに探すと、新緑の木の天辺にいた。今回初の出会いとなった。
 渋御殿湯は奥蓼科温泉郷の一つ。八ヶ岳の登山基地だが、ひっそりしていた。源泉は白濁していて、31度と温めなので、長湯ができる。男性用の長寿湯は湯船の底から泡が湧き出していた。風呂から上がって寛いでいると、ジュウイチが鳴いている、との知らせ。窓を開けると大きな声が聞こえた。宿代税込8800円にしては申し分ない宿だった。
 【2日目】
 宿周辺を早朝探鳥。気温は5度。寒い。ルリビタキのかぼそい声、エゾムシクイの高音が聞こえた。カワガラスも繁殖中のようだ。ミソサザイは何個体いるのだろうか。そこかしこで囀っていた。
 朝食後、風呂に行くと馴染み客の方がいて、昨日来るときにキジを見た、頭が赤く、尾もすごく長かった、とのこと。それは多分ヤマドリですね、と伝えると、何回も来ているが初めて、きれいだった、と嬉しそうに話された。その情報を皆さんに伝えて宿を出発。4キロの車道歩き。ハルゼミの声に消されてなのか、鳥は少ない。でもビンズイはゆっくり観察させてくれた。東山魁夷の絵のモチーフとなった御射鹿池に到着。観光客も多い。ここでおひとりとはお別れとなった。明治温泉からいよいよ3キロほどの横谷峡歩きとなる。まずは厳しい登り。カケスが励ましてくれた。そしてここからはオオルリがずうっと一緒に歩いてくれた。近くに、少し遠くに、声を聴きながら新緑の木々の中を足元に注意しながら歩く。ヒガラがすぐ目の前に現れ、コガラの小群にも出会う。王滝直前ではオオルリが至近で鳴いた。じっくり声と姿を楽しんだ。王滝で昼食。王滝からはやや広い道となる。横屋温泉旅館で、買い物をし、バス停に向かうと、ハクセキレイが飛んだ。バス停で鳥合せをして、解散とした。茅野駅行きのバスは定刻に来た。茅野駅からは、各駅停車組、特急組と、それぞれ。車中での慰労会は…、まだまだ。残念ながら自粛した。
 (注)これまで参加者に感想文をお願いしていたが今回からは割愛することとした。 (担当 加藤 岸男)

遠出探鳥会 富士須走探鳥会
1.日時:2022年5月25日(水) 8:50~14:05
2.天気:曇り後晴れ
3.コース:中型貸し切りバスで日帰りした。最初に道の駅すばしりの周辺、次に須走5合目の小富士を訪れた。
4.観察した鳥:36種(ベスト:道の駅付近・コムクドリ、ハチクマ、コサメビタキ、小富士・ルリビタキ、メボソムシクイ、ヒガラ)
キジ、キジバト、ツツドリ、ハチクマ、トビ、コゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メボソムシクイ、メジロ、ミソサザイ、ムクドリ、コムクドリ、クロツグミ、アカハラ、ルリビタキ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ
5.参加者:25名
6.概要、感想等:
 道の駅すばしりの周辺は日本野鳥の会創設者の中西悟堂が日本初の探鳥会を開催した地。富士浅間神社でキビタキ、サンショウクイ、コサメビタキ等に出合った。次の小鳥の音楽堂への途中で大きな青虫を咥えているコムクドリが電線に止まっていて近くの雨戸の戸袋に飛び込んだ。ここではハチクマ2羽が上空に現れた。小鳥の音楽堂は別荘地にひっそりと簡素な東屋があるだけであった。小富士ではルリビタキ、メボソムシクイ、ヒガラの競演を楽しむことができた。 (担当 粕谷 和夫)

地元発見探鳥会 倉郷田んぼから上柚木公園
1.日時:2022年5月24日(火) 9:05~11:15
2.天気:晴れ
3.コース:下柚木の大学セミナーハウスの中、下柚木緑地の中を歩き、その後で倉郷の田んぼを観察して大栗川に出て上流方向に上柚木公園まで歩いた。
4.観察した鳥:16種(ベスト:アオゲラ、カワセミ、キセキレイ)
カルガモ、キジバト、カワセミ、アオゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、コジュケイ、ガビチョウ
5.参加者:3名
6.概要、感想等:
下柚木緑地内は鳥が少なくてアオゲラの声を聞いた程度であった。倉郷の田んぼは代掻きが終わり一面に水が張られていたが、田植えは未だであった。田んぼにはムクドリが来て採餌していた。田んぼの畔付近でカキツバタが花を咲かせていた。大栗川ではカワセミ、カルガモ、キセキレイを観察した。 (担当 粕谷 和夫)

平日(高尾山周辺)探鳥会 大月市秀麗富岳シリーズ⑤倉岳山
1.日時:2022年5月19日(木)9:40~14:15
2.天気:晴れのち曇り
3.行程:JR高尾駅8:01発→上野原駅着8:25・8:40発(路線バス) →浜沢バス停着9:25・9:40発⇒立野峠⇒倉岳山着11:30(休憩・昼食)12:00発⇒立野峠12:30⇒梁川駅着14:15・14:27発⇒高尾駅14:54着
4.観察した鳥:26種 (ベスト:クマタカ オオルリ アオバト)
キジ アオバト ツツドリ クマタカ コゲラ アカゲラ アオゲラ サンショウクイ カケス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス センダイムシクイ メジロ ミソサザイ クロツグミ キビタキ オオルリ スズメ キセキレイ イカル  ガビチョウ 
5.参加者:7名
6.概要・感想:
 参加者は7名と少なかったが、全行程、オオルリやキビタキ等の夏鳥の鳴き声が響き渡る楽しい探鳥会となった。浜沢で一つ150円のまんじゅうを買い込み出発。キビタキ、センダイムシクイ、オオルリ、クロツグミ等の鳴き声を聞きながら植林地を登る。日差しに映える緑の中をゆっくり歩く。コースタイム通りに立野峠に着いた。権現山や遠く三頭山を眺めしばし休憩。いくつかのコブを越える。山頂までの最後の登りにかかった時、ハシブトガラスに追われたクマタカが私たちの眼前を猛スピートで通過した。ほんの数秒の出来事だったが、全員がそのきれいな姿を堪能した。さらに、アオバトがすぐ前の小枝に!
 倉岳山山頂からの富士山は、秀麗富岳とはいかず、残念ながら見られなかった。立野峠からの下山路はよく整備されていた。夏鳥等の鳴き声のシャワーの中を歩く。沢筋ではミソサザイの声が加わる。多くわないが、草花も楽しみながら車道に出た。梁川駅までの広い道を歩く。遠くでキジが鳴いた。梁川駅のホームで鳥合せ。オオルリがまだ鳴いていた。 (担当 加藤 岸男)

平日探鳥会 三頭山麓生きもの観察会
1.日時:2022年5月18日(水) 9:45~14:10
2.天気:晴れ
3.コース:都民の森森林館からセラピーロードを三頭大滝まで往復、奥多摩周遊道路の歩道を第2駐車場まで往復
4.観察した鳥:17種(ベスト:ノスリ、カケス、コルリ、オオルリ)
ノスリ、アカゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ミソサザイ、アカハラ、コルリ、オオルリ、キセキレイ
5.参加者:7名
6.概要、感想等:
 森林館から三頭大滝往復でオオルリ、アカハラ(メス)の姿を確認できたが、コルリ、キクイタダキは声だけの確認である。ヤマシャクヤクの花はほぼ終わっていたが数輪はまだ開花中、三頭大滝付近でベニバナツクバネウツギが開花していた。奥多摩周遊道路の第2駐車場でノスリが旋回飛翔、途中ではカケスが直ぐ近くまでやってきた。 (担当 粕谷 和夫)

地元発見探鳥会 小津から力石経由 黒沼田田んぼ
1.日時:2022年5月17日(火) 11:30~13:40
2.天気:曇り後雨
3.コース:西東京バスの恩方営業所バス停から小津のモリアオガエルの道に入り力石峠超えて、力石の恩方ます釣場でトイレ休憩後黒沼田田んぼの手前まで歩いた。
4.観察した鳥:21種(ベスト:サンコウチョウ、モズ、ホオジロ)
キジバト、トビ、アオゲラ、サンコウチョウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、メジロ、ムクドリ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、ホオジロ、コジュケイ ガビチョウ
5.参加者:5名
6.概要、感想等:
 当初予定の黒沼田田んぼまで行かなかったのは雨が降ってきたために途中で打ち切ったため。小津から力石峠への道に入った所のスギ林からサンコウチョウの声が聞こえてきた。恩方側の開けた所の力石でモズ、ホオジロの姿を確認した。小津側のモリアオガエルの道を歩いているとモリアオガエルの声が聞こえてきた。庭に池がある民家に立ち寄るとモリアオガエルの卵塊を網で保護していて、母屋の庇に親が1匹隠れていた。庭の池の水は山裾から湧き水をパイプで引き込んでいるとのことであった。小津のバス終点付近にジャケツイバラが人の目線の高さで満開になっていた。 (担当 粕谷 和夫)

月例探鳥会 裏高尾日影林道
1.日時:2022年5月8日(日) 8:30~11:10
2.天気:曇り
3.コース:裏高尾日影林道を入口から出発し小仏城山山頂で解散した。
4.観察した鳥:22種(ベスト:キビタキ、オオルリ、キジバト)
キジバト、トビ、コゲラ、アオゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、ミソサザイ、キビタキ、オオルリ、キセキレイ、ホオジロ、ガビチョウ
5.参加者:カワセミ会20名、子供2名、非会員1名
6.概要、感想等:
 例年の5月は裏高尾小下沢林道で「オオルリを探す会」として公開探鳥会を行っているが、本年は小下沢林道が災害復旧工事のため通行止めとなったため、月例探鳥会に変更して日影林道で実施した。キビタキの声が何ヵ所かで聞こえた。オオルリは1回だけであった。渓流ではキセキレイを全員で観察できた。後半、キジバト2羽が道の上に張り出した横枝でゆったりと羽づくろいをしていて微笑ましかった。サツキヒナノウスツボが昨年と違う場所で花を咲かせていた。 (担当 粕谷 和夫)

平日探鳥会 三頭山麓生きもの観察会
1.日時:2022年4月27日(水) 9:25~14:00
2.天気:晴れ
3.コース:三頭山山麓を歩いた。先ず都民の森森林館からセラピーロードを三頭大滝まで往復した。午后は奥多摩周遊道路の第2駐車場を目指したが雲が漂ってきたのは途中で引き返した。
4.観察した鳥:12種(ベスト:ツツドリ、ミソサザイ、オオルリ、センダイムシクイ)
ツツドリ、コゲラ、カケス、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ウグイス、センダイムシクイ、ミソサザイ、オオルリ、キセキレイ、ホオジロ
5.参加者:4名 
6.概要、感想等:
 オオルリのさえずりはあったが姿は確認できなかった。少し遠いがツツドリの声、センダイムシクイの声は近かった。ヤマシャクヤクは未だ蕾で開花していなかったが、新緑の中の桜の花もよく、ヤマザクラかと思ったが森林館で確認するとオオヤマザクラとのことであった。三つ葉のツツジも多く、花と同時に葉も出ていること、雄しべが10本あるのでトウゴクミツバツツジと判定した。 (担当 粕谷 和夫)

地元発見探鳥会 平山・南平用水でカワセミを探す
1.日時:2022年4月25日(月) 8:10~11:10
2.天気:晴れ
3.コース:平山城址公園駅から平山用水とそれに続く南平用水を八坂神社(南平)まで歩いた。
4.観察した鳥:19種(ベスト:カワセミ、オナガ、イワツバメ、ツバメ)
カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、カワセミ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ
5.参加者:8名
6.概要、感想等:
 先ずスタート地の平山城址公園駅から滝合橋の下を通り平山用水取水堰に行った。平山用水取水堰のセイヨウカラシナの花の咲いている所でカワセミを待っているとそこへアオサギが現れた。京王線の下を抜ける地下道にはツバメの巣が2つあり、人の目線の高さで抱卵中と見られるツバメの親と対面した。滝合橋の下ではイワツバメの集団が橋下の巣に出入りする姿がまぢかに見えた。
 リニューアルされた南平体育館でトイレ休憩、南小学校東側の南平用水路でようやくカワセミに出合えた。ゴールの八坂神社で鳥合わせをしているとオナガの群れがやってきた。 (担当 粕谷 和夫)

遠出探鳥会 都市公園シリーズ⑩ 大和・泉の森公園
1.日時:2022年4月24日(日)9:20~12:30
2.天気:曇り一時小雨
3.行程:JR高尾駅発8:06→八王子駅発8:21→小田急町田駅発9:01→大和駅着9:12・9:20発⇒ふれあいの森公園⇒泉の森公園着10:30(観察・休憩・昼食)・11:30発⇒水源地(鳥合せ)12:30発→鶴間駅着12:55・13:00発→相模大野→町田→八王子駅着14:00
4.観察した鳥:26種(ベスト:イカル コサギ カワセミ)
カルガモ カイツブリ キジバト カワウ ダイサギ コサギ オオバン カワセミ コゲラ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス エナガ センダイムシクイ メジロ ムクドリ オオルリ スズメ ハクセキレイ カワラヒワ イカル  カワラバト(ドバト)
5.参加者:12名
6.概要、感想等:
 午後から雨という気象情報にもかかわらず、大和駅隣りの「なでしこ広場」に12名の方が集合。「歩け歩け」の百人以上の方と、ほぼ同時に出発。中央林間まで歩くとのことだった。カワラヒワとメジロの声を聞きながら、ツバメの土集めを見ながら、ふれあい公園に着いた。受付をする。引地川にはきれいな個体のカワセミ、親水広場にはカルガモ。そして二人しか確認できなかったがセンダイムシクイも見つけた。さらに進むと、オオルリの声がした。探すが結局見つからなかった。
 泉の森に入る少し手前の水路にコサギがいた。足を震わせながら採餌していた。しらかしの池にオオバンとカイツブリ、そしてダイサギが空を舞っていた。自然観察センター・しらかしの家で見学・休憩した。小ぬか雨が降り出したので、強くならないうちにと、昼食を早めにとった。再出発してすぐに、イカルが鳴いた。腰の痛みに耐えながら皆で高木の枝先を探し、やっと双眼鏡でとらえることができた。水源地の先の森のはらっぱを一周して、こもれび広場で鳥合せをした。最後の観察種はヤマガラだった。
 気になるほどの雨でなくてよかったね、と話しながら鶴間駅に向かった。あと少しのところで雨が少し強くなった。 (担当 加藤 岸男)

地元発見探鳥会 川口川右岸谷戸から宝生寺緑地
1.日時:2022年4月20日(水) 9:45~11:00
2.天気:曇り
3.コース:秋川街道森下バス停から川口川右岸の谷戸の静かな里山の道を歩き、宝生寺緑地の中を通り北浅川の陵北大橋まで歩いた。
4.観察した鳥:13種(ベスト:キジ、キセキレイ)
キジ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、コジュケイ、ガビチョ
5.参加者:3名 
6.概要、感想等:
 川口川側では3か所の田んぼを廻った。うち、1ヵ所ではキジのオスが田んぼに出ていた。谷戸の寺の屋根にはキセキレイのオスが姿を見せた。レンプクソウ、ウラシマソウ、ヤマブキソウ、イチリンソウなどの野草が花盛り、丘陵地の中のウワミズザクラ、ヤマツツジの花も見事であった。 (担当 粕谷 和夫)

地元発見探鳥会 大栗川・富士見台公園・松木日向緑地
1.日時:2022年4月18日(月)8:30~11:05
2.天気:曇
3.場所:京王堀之内駅 ⇒ 大栗川橋 ⇒ 大栗川左岸を上流へ ⇒ さんもり橋 ⇒ 大石宗虎居館跡 ⇒ 富士見台公園 ⇒ 松木日向緑地 ⇒ 南大沢駅
4.観察した鳥:27種(ベスト:コガモ、イソヒヨドリ、シメ)
カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、コゲラ、アオゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、イカル、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
5.参加者:10名
6.概要、感想等:
 天候が心配だったが、天気予報から午前中は大丈夫と判断し、前日午後に探鳥会は実施する旨連絡をした。当日の集合時刻には10名が集まった。自己紹介の後、早速大栗川へ向かう。左岸沿いの道を歩いていると、ペアのコガモが川岸で休んだり、川の中で採餌したりしているのが見られた。渡去まではまだひと月近くあるだろう。大竹橋近くではツバメやイワツバメが何羽も飛び交っていた。冬鳥、夏鳥が一緒に見られるのもこの時期ならではだ。
 突然イソヒヨドリ(オス)が川の中から右岸に飛び上がった。どうも水浴びをしていたようで、体がびしょ濡れだ。緑道の手すりにしばらくとまっていたので、皆でじっくり見ることができた。この後も別個体のイソヒヨドリ(オス)が、左岸のマンションのアンテナ上できれいなさえずりを聞かせてくれた。
 さんもり橋で右岸に渡り、大石信濃守宗虎居館跡とされる台地上にある、八王子市天然記念物のサルスベリを見に行く。樹齢は400年以上とのことだが、元の幹はほとんど枯れているようだ。周りから多くのひこばえが生えているので、根はまだ生きているのだろう。
 富士見台公園でトイレ休憩。これという鳥も出ないまま、展望台に上って周囲を眺める。丘陵部の新緑が濃淡になっていて美しい。冬の晴れた日であれば遠くの山々の景色も楽しめるのだが、春の曇天ではそうもいかない。展望台を降りて都立大学方面へ向かおうとしたとき、ツグミの姿を確認。周囲を探すと近くの樹上に10羽ほどのツグミが群れていた。さらに同じ木に数羽のシメも見られた。もう4月も半ば過ぎなので、いずれも渡去間近と思われる。また秋に戻ってくるまでしばしのお別れだ。
 都立大学構内の松木日向緑地ではあまり鳥の声はしなかった。途中で、南大沢八幡神社境内の八王子市天然記念物オオツクバネガシを見に行く。太い幹の中は空洞になっているが、樹勢はなお盛んである。緑地に戻りひょうたん池へ。ここではアオサギを追加した。
 南大沢駅近くで鳥合わせを行う。全部で27種。ベストはコガモ、イソヒヨドリ、シメとなった。 (担当 佐藤 哲郎)

地元発見探鳥会 権現尾根と大戸緑地
1.日時:2022年4月17日(日)8:30~11:55
2.天気:曇り
3.行程:JR高尾駅南口発8:06(館ケ丘団地行バス)→館ケ丘団地バス停着8:22 館ケ丘団地バス停発8:30⇒権現平⇒段木入の丘⇒大戸緑地10:30発⇒館ケ丘団地バス停着11:55・12:02発→高尾駅南口12:18
4.観察した鳥:29種(ベスト:オオルリ ヤブサメの声 ノスリの声)
オシドリ カルガモ キジバト アオバト トビ ノスリ コゲラ アオゲラ モズ カケス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ エナガ メジロ ルリビタキ オオルリ キセキレイ カワラヒワ イカル ホオジロ アオジ  コジュケイ ガビチョウ
5.参加者:15名
6.概要、感想等:
 予定通り館ケ丘団地バス停を出発。ウグイスの声を聞きながらなだらかな山道を進む。するとヤブサメがやや弱い声で鳴いた。続いて、遠くでオオルリが鳴いた。みんなで聞き入る。権現平で受付。エナガ、コゲラ、メジロが鳴く。段木入のおかからは都心が微かに見える程度だった。段木入の広場を過ぎようとすると、再びオオルリの声が聞こえた。みんなで探す。すると、芽吹き始めの木の天辺にいた。大喜びしながらじっくり観察する。
 大戸緑地でトイレ休憩の後、コースを変更して「ヤマドリの谷戸」に行くことにした。残念ながら見られなかったが、ニリンソウの群落が広がり、慰めてくれた。大戸観音堂で鳥合せをした後、館ケ丘団地バス停に向う。すると、法政大学の校地の外れにある池に、オシドリとカルガモがいた。褒美をもらったような感じだった。 (担当 加藤 岸男)

月例探鳥会 北浅川:松枝橋~小田野中央公園
1.日時:2022年4月10日(日)8:00~10:45
2.天気:晴れ
3.コース:松枝橋をスタートして北浅川の上流に向かって右岸を小田野中央公園まで歩く。
4.観察した鳥:37種(ベスト:コチドリ、カワセミ、イカル、ダイサギの婚姻がよく見えた、アオサギコロニー)
キジ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コチドリ、トビ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒョドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、イカル、ホオジロ、アオジ、コジュケイ、ドバト、ガビチョウ
5.参加者:27名
6.概要、感想等:
 バス時刻改正で都合の良い時間帯がない中、27名もの会員が参加していただきました。天気は快晴で暑いくらいでした。スタート地点でコチドリのペアが見られ、目の縁が黄色いアイリングをはっきりと全員で確認しました。枝住宅付近の畑の中で桜の木のてっぺんにいたモズも観察し、松枝住宅付近の広場で冬鳥のツグミの群れやヒヨドリの群も再三見ました。カワセミも再三見ました。嘴が黒くて目先は緑青色の夏羽になったダイサギを全員で見ました。元木橋付近で数人ですがチョウゲンボウも見られました。桜の記念樹に尽力してくださった川上恚さんが出迎えてくれました。10時45分頃到着し鳥合わせをして解散しました。カジカガエルの声も聞こえた。 (担当 中村 后子)

遠出探鳥会 八丈島航路(夜行日帰り)
1.日時:2022年4月3日(日)・4日(月)(船中泊日帰り)
2.天候:雨
3.コース: 
往路:竹芝~三宅島~(探鳥)~御蔵島~(探鳥)~八丈島
復路:八丈島~(探鳥)~御蔵島~(探鳥)~三宅島~(探鳥)~大島沖 ~竹芝
4.確認した野鳥:13種(ベスト:アホウドリ、オーストンウミツバメ、アカアシカツオドリ、オオミズナギドリ群れ)
コアホウドリ、クロアシアホウドリ、アホウドリ、オオミズナギドリ、アカアシミズナギドリ、コシジロウミツバメ、オーストンウミツバメ、アカアシカツオドリ、ウミウ、ウミネコ、トウゾクカモメ、シロハラトウゾクカモメ、イソヒヨドリ、ヒレアシシギSP.
5.参加者:2名 
6.概要・感想等
 終日、雨の天気予報で八丈島に着岸できない場合は引き返すという条件付き就航であったが、予定通り実施した。竹芝桟橋から22時30分発の東海汽船「橘丸」に乗船し、翌朝5時に三宅島に寄港。出港後、明るくなってからデッキに出て探鳥を開始した。海上は雨模様で波やうねりもあったが、屋根があるデッキのおかげで体は濡れることなく、継続して観察できた。途中、御蔵島にも着岸、海上ではオオミズナギドリの群れが途切れることなく飛び回り、少数だがアホウドリとクロアシアホウドリも出現し、八丈島には約1時間遅れで、9時50分に無事着岸した。復路は雨が止む時間帯もあり、八丈島を出港後しばらくして、御蔵島の手前でオオミズナギドリの群れにオーストンウミツバメが多数混じり、アカアシカツオドリやシロハラトウゾクカモメも飛んだ。目当てのアホウドリだが、今シーズンは三宅島の岸近くに集まっているとの事前の情報通り、接岸した伊ケ谷港の船のデッキから少し遠かったものの様々な羽衣(年齢)の複数羽のアホウドリを同時に観察できた。三宅島を出港してすぐにはきれいな成鳥が船の近くを飛ぶシーンが見られた。アホウドリ類は往復合計でコアホウドリ2羽、クロアシアホウドリ33羽、アホウドリ19羽を数えた。海が荒れると出現するというウミツバメ類も見られ、予想を上回る充実の探鳥となった。 (担当 古山 隆)

平日(高尾山周辺)探鳥会 藤野園芸ランドと京塚山
1.日時:2022年4月1日(金)9:15~14:30
2.天気:曇りのち晴れ
3.行程:JR豊田駅発8:10→八王子8:16→高尾8:24→藤野駅8:37着 藤野駅9:15出発⇒日連大橋⇒秋川橋⇒正念寺着11:50(昼食・休憩)・12:30発⇒京塚山着13:20⇒藤野駅着14:30・14:40発→高尾着14:52
4.観察した鳥:33種(ベスト:オシドリ イカル キジ)
キジ オシドリ カルガモ カイツブリ キジバト カワウ アオサギ オオバン トビ コゲラ モズ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ムクドリ ツグミ イソヒヨドリ スズメ カワラヒワ ベニマシコ イカル ホオジロ アオジ コジュケイ ガビチョウ ソウシチョウ 参考:アオゲラ(1名のみの確認のため)
5.参加者:10名
6.概要、感想等:
 やっと実現したこのコース。でも昨夜来の雨、中央線の遅延の発生等、先が危ぶまれる。でもイソヒヨドリが元気な美しい声で迎えてくれた。諸事情で藤野駅出発が30分遅れとなった。20号線を横切り相模湖に下っていくと、20羽ぐらいイカルの群れが樹上にいた。秋川橋の下流にオシドリの番を発見。上流にも一番。更にずうっと奥に10羽以上の群れがいた。フラワーガーデン入口手前でベニマシコを見つけたがすぐに飛んでしまった。先回りして探したが見つけられたのはホオジロとスズメのみ。ソウシチョウの声を聞きながら芸術の道を進む。少し色の濃いメジロがサクラの蜜を吸っていた。葛原のТ字路手前の左下の池には、オシドリが群れでいた。近い!細部までよく観察できた。
 正念寺には予定より少し遅れて到着。樹齢300年の古木のシダレザクラが満開だった。エナガの声を聞きながら昼食をとる。ようやく晴れ間が見えてきた。ここからは車道を離れ、ハイキングコースに入る。コジュケイがいたがすぐに笹薮に入った。京塚山からは昨夜の雪で白く化粧した丹沢山塊の山々見えた。スポーツ広場の横を通り、県道に出る。ここにも満開のシダレザクラがあった。少し先の畑地にはキジの番がいた。相模川を渡り藤野駅へ。朝の個体だろうか、イソヒヨドリが迎えてくれた。 (担当 加藤 岸男)

地元発見探鳥会 小山内裏公園タマノホシザクラを見る会
1.日時:2022年3月29日(火) 9:45~12:35
2.天気:曇り
3.コース:南大沢駅から小山内裏公園まで桜並木を徒歩で往復、往き返りの道は別だったが両道ともソメイヨシノが満開寸前で花見が楽しめた。
4.観察した鳥:19種(ベスト:オオタカ、アオゲラ、コゲラ)
カルガモ、キジバト、オオタカ、コゲラ、アオゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、アオジ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
参考:確認できた桜は園芸種を含め8種 エドヒガン、オオシマザクラ、コヒガン、ソメイヨシノ(園芸種)、タマノホシザクラ、ヤブザクラ、ヤマザクラ、ヨウコウ(園芸種)
5.参加者:カワセミ会9名、他に多摩丘陵の自然を守る会2名、由井地区環境市民会議2名
6.概要、感想等:
 小山内裏公園にタマノホシザクラの観察に行った。公園に着くとオオタカが上空に現れて北の方へ飛んで行った。この探鳥会は多摩丘陵の自然を守る会と共催で行ったため、様々な桜の特徴などを同会から説明を受け、コヒガン、エドヒガン、ヤブザクラなどを確認し、本命のタマノホシザクラが咲いている所に行った。この桜は日本で多摩丘陵のみに生育する希少種で2004年に新種として発表された桜である。花弁の基部にあるがくが赤色で目立ち、先端が尖っていることから星の形に見えること、花が平開せず下向きに咲くことなどが確認できた。約10本が満開になっていてその前で記念写真を撮った。 (担当 粕谷 和夫)

地元発見探鳥会 浅川・長沼橋から平山橋
1.日時:2022年3月28日(月) 9:00~11:35
2.天気:晴れ
3.コース:浅川の長沼橋から右岸堤防を平山用水取水堰上の貯水池まで往復、左岸平山橋手前(大名淵)まで往復、滝合橋を渡って右岸平山用水取水堰を往復して平山城址公園駅まで歩いた。
4.観察した鳥:31種(ベスト:キジ、ヒドリガモ、ホオジロ、モズ)
キジ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、イカルチドリ、トビ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
5.参加者:7名
6.概要、感想等:
 2022年の日野市カワセミハウス環境パネル展に向けたカワセミ生息調査の一環として、長沼橋から平山橋間を歩いた。平山用水取水堰上の貯水池にヒドリガモが数羽集まっていた。モズが目立ち、菜の花の咲いている所では川の魚を捕った。モズが魚を捕るのは珍しい。夏羽のダイサギが1羽いた。ホオジロはオスメスが同じ場所にいた。目的のカワセミには残念ながら出合うことがなかった。 (担当 粕谷 和夫)

遠出探鳥会 サシバ春の渡り 秦野市・菜の花台探鳥会
1.日時:2022年3月27日(日)9:00~14:00
2.天気:曇り(~11時までは濃霧)
3.行程:高尾駅発6:51→八王子駅発7:03→町田駅発7:40→秦野駅着8:12 秦野駅発8:24→菜の花台バス停着8:50⇒展望台9:00(観察.昼食.休憩)・菜の花台バス停発14:43→秦野駅着15:22・15:28発→町田駅発16:13→八王子駅発16:36→高尾駅16:43着
4.観察した鳥:25種(ベスト:キクイタダキ ヒガラ ノスリ)
カワウ アマツバメ ヒメアマツバメ トビ ツミ ノスリ コゲラ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス キクイタダキ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ イワツバメ ヒヨドリ ウグイス メジロ カワラヒワ イカル ホオジロ アオジ   コジュケイ ガビチョウ
5.参加者:15名
6.概要、感想等:
 天候が危惧されたにもかかわらずバスで8名、車で7名、15名が参加。バスは定時に菜の花台に到着。混雑していた。既に、日本野鳥の会神奈川支部県央ふれあい自然探鳥会の皆さんが観察されていたので、ご挨拶をする。歓迎されている感じ。しかし、眼下の街は見えるものの、目線から上は濃霧。これでは…、と思っていると、ウグイス、アオジ、ホオジロ等の鳴き声と姿を見つけることが出来た。すると、キクイタダキを発見! なんと初参加の会員のお子さんが見つけた。小学校を卒業したばかりとのこと。サシバよりこれの方がいい!などという声も聞こえた。
 11時過ぎになってようやく霧も晴れ、高曇りに。昼食を挟んでノスリのランデブー、イワツバメ、ツバメ、ヒメアマツバメ、アマツバメの群れが飛び交うのが見られた。ただ、残念ながらサシバは飛ばずじまい。でも静岡の観察地では、数十羽の群れが通過したとのことだった。もしかして明日だったら…、との無念さが残った。しかし、小学生3姉妹の熱心な姿に、ベテラン会員は安堵していた。帰路のバスも混雑していた。 (担当 加藤 岸男)

平日(高尾山周辺)探鳥会 武蔵陵墓地と多摩森林科学園
1.日時:2022年3月14日(木) 9:05~13:40
2.天気:晴れ
3.行程:高尾駅北口発9:05⇒浅川市民センター・南浅川⇒陵南公園⇒武蔵陵墓地10:30⇒多摩森林科学園着11:45(昼食・探鳥・鳥合せ)・13:40発⇒高尾駅北口14:00
4.観察した鳥:31種(ベスト:アトリ ヤマガラ 参考:サル)
キジ キジバト トビ オオタカ ノスリ コゲラ アオゲラ モズ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ イワツバメ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ツグミ ジョウビタキ スズメ キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ アトリ カワラヒワ イカル ホオジロ アオジ カワラバト(ドバト) ガビチョウ (参考: 帰路参加者有志8名 カワガラス ダイサギ)
5.参加者:20名
6.概要、感想等:
 朝方の雨に驚き、5月並みの暑さにも驚き・・・、鳥の少なさにも驚きの探鳥会だった。コース予定を変更して今回のメインとなるカワガラスを浅川市民センター裏の南浅川へ見に行く。でもいない。陵南公園にも鳥はいない。武蔵陵墓地手前の植え込みの中にも鳥はいない。御陵内に入ると、ジョウビタキ、オオタカの声が聞こえた。ヤマガラが数羽飛び交う。アオゲラ、キジが鳴き、ホオジロやモズを見られた。そして、出口近くで、アトリの小群に出会う。今日の一番人気となった。
 多摩森林科学園に着いた。すぐに昼食。林道を一周したが、エナガとヒガラの声だけ。ここにも鳥はいない。ただ、サクラは何本が咲いていて、この状況を慰めてくれた。鳥合せをすると、意外にも31種を観察。種類は一応出たが、でも個体数はさっぱりだった。なんだか満足感を伴わない探鳥会となってしまった。残念。
 帰路、有志8名でカワガラスに再度挑戦。到着して少しすると、こげ茶の塊が猛スピードで下流から飛んで来た!そして、いろいろな仕草を見せてくれた。 (担当 加藤 岸男)

公開探鳥会 多摩川合流から石田大橋
1.日時:2022年3月13日(日) 8:20~11:25  
2.天気:曇り後晴れ
3.場所(コース):浅川・多摩川合流部右岸・・・新井橋・・・浅川左岸・・・(下流方向へ進む)・・・浅川・多摩川合流部・・・多摩川右岸・・・(上流方向へ)・・・下川原公園(解散)
4.参加者;45名(一般参加者23名小人含む)、会員参加者22名
5.確認した野鳥:40種(ベスト:ミサゴ、ツバメ、ノスリ)
キジ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、イカルチドリ、トビ、オオタカ、ノスリ、ミサゴ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ、ベニマシコ、オオジュリン、ドバト、ガビチョウ
6.概要と担当の感想:
 3月恒例の公開探鳥会は、「高尾・浅川の野鳥図鑑」の宣伝と販売を兼ねて実施する予定であったが、コロナ感染拡大に伴うまん延防止策発出中のため、公開探鳥会は中止とし、当日集まった方々による月例探鳥会として実施した。初めに、マスク着用と2m以上間隔をとることと、感染予防のため望遠鏡を使用しての観察が出来ないので双眼鏡で見てもらうことを、お願いをした。
 晴天続きで川の水量が極端に少なかったので、浅川・多摩川合流部の河川敷に下り石原の中で鳥を探した。ヤナギの小枝にカワセミが止まっていたが、一行の接近に驚いたのか、目の前を上流方向に飛ぶ、続いてキジ♀が右岸から対岸の合流中央部の草地に飛ぶのを確認した。対岸の枯れ枝にノスリ、枯れ草にはホオジロが止まっていた。川面をダイサギ、カワウが飛ぶ。石ころの中をタヒバリ、セグロセキレイが動き回る。目当てのコチドリは確認出来なかった。右岸堤防に戻り上流方向に進む。川岸の藪ではアオジ、モズが再三出現、上空にミサゴが飛来し輪を描くのを堪能し、ツバメの今季初飛来も確認できた。新井橋を渡り浅川左岸河川敷を下流方向へ進み、合流部から多摩川右岸の堤防を上流へ進む。堤防沿いのワンド付近ではカメラマン数名が、ベニマシコ、ヒクイナの出現を待っているとのこと。堤防下のヨシ原からコガモの大群が飛び立ち下流方向に飛ぶ。ワンド付近からベニマシコが上流方向に飛ぶのが確認できた。桜並木でコゲラの鳴き声を聞き下川原公園に到着し、ヒバリを確認して終了とした。 (担当 門口 一雄)

地元発見探鳥会 永林寺から寺沢里山公園
1.日時:2022年3月4日(金) 8:30~11:10
2.天気:曇のち晴
3.場所:由木中央小学校バス停 ⇒ 永林寺 ⇒ 由木の里山 ⇒ 寺沢里山公園 ⇒ 大栗川公園11:25(解散)
4.観察した鳥:26種(ベスト:ジョウビタキ、イソヒヨドリ)
カルガモ、コガモ、キジバト、コゲラ、アオゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アオジ、コジュケイ、カワラバト(ドバト)
5.参加者:6名
6.概要、感想等:
 3月を迎え、一気に春めいてきた。今回は地元発見探鳥会として八王子の由木エリアを歩いた。
集合場所の由木中央小学校バス停には6名が集まった。自己紹介の後、早速永林寺へ向かう。永林寺は元滝山城主の大石定久公が滝山城に移る前の居館があったとされるところで、定久公の墓所もある。こうした場所を訪ねるのも「地元発見探鳥会」ならではだ。門前で幸先よくジョウビタキを確認。歴史を感じさせる総門、三門(山門)、中雀門を通って本堂前に出る。本堂の左を通って定久公の墓に詣でた後、由木城跡とされる高台へ向かう。シジュウカラやエナガ、メジロ、コゲラなどの鳴き声がするが鳥は多くない。シロハラらしき姿もチラッと見えたが確認できなかった。三重塔の前を通って寺を後にする。
 細い坂道を歩いて南陽台東側の台地に出ると、所々に畑が広がる里山風景となる。あちこちで咲き始めた梅が春の訪れを感じさせる。林縁の細い水路沿いの道ではアオジが姿を見せ、ウグイスもややぎこちなさを感じるさえずりを聞かせてくれた。畑ではツグミやハクセキレイが採餌していた。この辺りではいつもモズがいるのだが、今日は姿を見せない。
 寺沢里山公園でトイレ休憩。繁殖期であればキビタキの声も聞こえる公園だが、今日はモズ、シロハラを加えたのみ。園内ではジョウビタキが写真のポーズをとってくれた。
 寺沢里山公園を後にして大栗川に向かう途中、道端にある野菜の無人販売所を見ていくことに。野菜を物色していると、近くの民家のブロック塀にイソヒヨドリを発見。きれいなオスであった。思わぬ収穫に皆大喜び。その後大栗川を少し歩いて、大田川合流点の大栗川公園で鳥合わせをした。大栗川ではコガモ、キセキレイ、セグロセキレイなどを追加し、合計は26種であった。ベストはじっくり見られたジョウビタキ、イソヒヨドリとなった。
 朝は少し肌寒かったが、後半は暖かな日差しも出て早春の一日を楽しむことができた。 (担当 佐藤 哲郎)

地元発見探鳥会 調整池と館町緑地・湯殿川
1.日時:2022年2月26日(土) 8:30~11:25
2.天気:快晴
3.行程:集合 町田街道・医療センター入口交差点、出発8:30⇒館ケ丘団地⇒殿入中央公園9:40⇒館町緑地⇒殿入中央公園着10:45⇒湯殿川⇒上館公園11:25(解散)
4.観察した鳥:37種(ベスト:コジュケイ イカル ハシビロガモ オシドリ)
オシドリ ヨシガモ ヒドリガモ マガモ カルガモ ハシビロガモ コガモ カイツブリ キジバト カワウ トビ コゲラ アオゲラ モズ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ シロハラ ツグミ ジョウビタキ スズメ キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ カワラヒワ イカル ホオジロ カシラダカ アオジ  コジュケイ カワラバト ガビチョウ
5.参加者:15名
6.概要、感想等:
 町田街道・浅川トンネル出口の調整池には、ヨシガモ、ヒドリガモ、カワウ等、館ケ丘団地の調整池にはオシドリ、マガモ、カイツブリ等がいた。ハシビロガモの2羽がぐるぐる回っていた。殿入中央公園ではイカルが水飲みをしていた。館町緑地に入ると、コジュケイ一家がのんびり散歩していた。じっくり観察した。コジュケイは他の場所でも出会った。アオジ、カシラダカ、シロハラ、・・・それなりに出た。滝見寺の裏山にはツグミとモズのみ。湯殿川でカワセミを期待したが・・・。上館公園で鳥合せ。37種はまずまず。
 終了後、何人か、南浅川のカワガラスを見に行った。 (担当 加藤 岸男)

平日(高尾山周辺)探鳥会 八王子恩方・冬の小津渓流
1.日時:2022年2月24日(木) 9:05~13:00
2.天気:晴れ
3.行程:JR高尾駅北口バス停発8:42(宝生寺団地行)→タウン入口8:50着⇒観栖寺台公園⇒黒田氏ギャラリー着10:15(見学)・10:55発⇒小津川に沿って⇒ロータリー着11:50(昼食)・12:25発⇒(途中で鳥合せ)⇒力石バス停着13:10・13:35発→高尾駅北口14:03頃
4.観察した鳥:25種(ベスト:ソウシチョウ エナガ カシラダカ)
キジバト ダイサギ トビ コゲラ モズ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ムクドリ ツグミ ジョウビタキ スズメ ハクセキレイ セグロセキレイ カワラヒワ ホオジロ カシラダカ アオジ  ガビチョウ ソウシチョウ
5.参加者:15名
6.概要、感想等:
 鳥はいません、と集合場所で何回か言い訳して開始。まず、観栖寺台公園で観察。ソウシチョウが5個体位出てきた。ジョウビタキ、ヤマガラ、アオジ・・・。残念ながらクロジは見られなかった。小田野城跡を通って北浅川へ。エナガとカシラダカ、セグロセキレイ等を見た。エナガはすぐ近くまで来たので、じっくりと観察した。今日の目的の一つは黒田ギャラリーの見学。10時過ぎに着くとご主人の黒田さんが迎えてくれた。今回提示してあるのは、毎年「小菅の湯」で開催している「日本の野鳥写真展」の2回分で、一つは「北の大地の仲間たち」と題して北海道の鳥たち、もう一つは昨年、自然遺産にも登録されたこともあって「世界自然遺産奄美・沖縄の仲間たち」と題して南西諸島の鳥達です、との説明をいただき、室内へ。普通の民家の1階に所狭しと写真が掲げられていた。鳥達の表情を細やかに表現されていて、一同感激。是非見たいと人気だったのはシマアオジ!
 恩方ホームを過ぎて、小津に向かうが予想通り鳥はいない。北浅川は瀬切れ状態。時々ホオジロが出て来て、慰めてくれた。ロータリーで昼食。峠に向かう。雪がだいぶ残っていた。鳥の状況に変化はなかった。トビが2羽飛んでいた。黒田さんの写真にフォローしてもらって何とか格好がついた探鳥会だった。黒田さんに感謝。 (担当 加藤 岸男)

地元発見探鳥会 豊田用水でカワセミを探す
1.日時:2022年2月23日(水) 8:30~12:15
2.天気:晴れ
3.コース:浅川の平山橋(大名淵取水口)から豊田用水を下流に向かい堀の内緑道から日枝神社、浅川縁の駒形公園、駒形天満宮を経て黒川清流公園まで歩いた。
4.観察した鳥:34種(ベスト:コサギ、ヒバリ、ミサゴ)
マガモ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ヒメアマツバメ、ミサゴ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、アオジ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
5.参加者:15名
6.概要、感想等:
 日野市内の用水路に生息するカワセミを探すことが主目的の探鳥会。中央図書館下湧水、旧家の板塀が残る風景、田んぼ脇などを通ったが「用水路」での目当てのカワセミには出合わなかった。田んぼにはダイサギが1羽いただけ、用水路ではキセキレイ、カルガモが観察された。ケヤキに着生するヤドリキは2ヵ所(豊田駅南入口と黒川清流公園)あったが、レンジャクは来ていなかった。ベストのコサギは用水路、ヒバリは浅川河原、ミサゴは浅川での観察。 (担当 粕谷 和夫)

平日探鳥会 刈寄林道
1.日時:2022年2月16日(水) 9:20~14:25
2.天気:晴れ
3.コース:秋川の支流刈寄川沿いの刈寄林道を沢戸橋から林道終点まで往復した。沢戸橋からの帰路はバスに乗らず秋川を秋川橋まで歩いた。
4.観察した鳥:29種(ベスト:ウソ、カヤクグリ、クマタカ、エナガ)
カルガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、トビ、クマタカ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ミソサザイ、カワガラス、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、カヤクグリ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、ウソ、ホオジロ
5.参加者:7名
6.概要、感想等:
 昨年の下見の時と同じく、このコースは途中より林道終点近くがハイライト、今年もエナガの集団の他ウソが出て、カヤクグリが出てくれた。沢戸橋の下ではカワガラス、上ではクマタカの飛翔が観察できた。沢戸橋からは秋川を歩きアトリ、カワラヒワ、シロハラなどにも出合った。 (担当 粕谷 和夫)

地元発見探鳥会 多摩川・多摩大橋~拝島橋間左右岸一周
1.日時:2022年2月15日(火) 8:30~12:25
2.天気:晴れ
3.コース:多摩川の日野用水堰(平の堰)から右岸堤防を下流に進み、多摩大橋を渡って左岸に出て上流に向かい、拝島橋を渡って日野用水堰まで一周した。
4.観察した鳥:40種(ベスト:ヒバリ、コガモ、オオバン)
カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、イソシギ、ミサゴ、トビ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、アオゲラ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、コジュケイ、ドバト、ガビチョウ
5.参加者:8名
6.概要、感想等:
 スタート地点の日野用水堰では中州の木にオオタカ(若鳥)、ノスリが止まっていた。水面ではコガモが多く100羽以上が岸辺で羽を休めていた。他にカルガモ、オオバンの小さな集団、カイツブリ、イソシギなど。八石下広場にトイレ休憩で立ち寄るとヒバリ、ツグミがともに数羽、芝生広場に散らばっていた。多摩大橋を渡って昭島市民プール前の河原にはタヒバリ数羽がハクセキレイの中で目立った。40種と比較的多くの種が出たが、期待したベニマシコ、カワセミには出合わなかった。 (担当 粕谷 和夫)

遠出探鳥会 都市公園シリーズ⑨ 多磨霊園
1.日時:2022年2月5日(土) 9:30~13:20
2.天気:晴れのち曇り
3.行程:高尾(京王)駅発8:00→多磨霊園駅着8:42・9:02発(武蔵小金井駅南口行)→多磨霊園表門着9:06(武蔵小金井駅南口発9:05→表門着9:21) 表門発9:30⇒名誉霊域・5区・11区・14区・21区⇒武蔵野公園11:30(昼食・休憩)・12:00発⇒野川公園着13:20(鳥合せ)
4.観察した鳥:29種(ベスト:アオゲラ ルリビタキ ウグイス シメ)
カルガモ キジバト ダイサギ ハイタカ コゲラ アオゲラ チョウゲンボウ モズ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ムクドリ シロハラ ツグミ ルリビタキ ジョウビタキ スズメ キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ カワラヒワ シメ (参考オオタカ)
外来種 カワラバト(ドバト) ホンセイインコ(ワカケホンセイインコ)
5.参加者:20名
6.概要、感想等:
 前回もご案内いただいたOさん、ご都合がついて今回もご案内いただき、さみしい限りのフィールド状況にもかかわらず、大きな収穫の探鳥会となった。感謝。
 多磨霊園表門を出発してすぐ、名誉霊域でジョウビタキのメス、ウグイス、そしてルリビタキのオスを全員がじっくり観察し、写真に収めることもでき、さみしいフィールド状況を払拭できた。ハシブトガラスが多い。エナガ、ジョウビタキのオス。シロハラが至る所にいる。風が強くなってきた。モズのメスが少し遠くに。
 当初予定を変更して、武蔵野公園に進む。ヒヨドリが大木の根元で樹液を吸っていた。トラツグミポイントで粘っていると、意想外にアオゲラが出現。しばらく観察させてくれた。オス。ツグミが2羽。トラツグミは…、残念。満開のロウバイを見ながら昼食。
 午後は、野川に出た。シメが4羽、高木のてっぺんにいた。自然観察園に入る。セツブンソウが満開。めずらしいというイヌノフグリもあった。野草派は大いに喜ぶ。カラスの群れが落ち着かない。どうもハイタカがいるようだ。ヤマガラとカルガモを観察。休館中の自然観察センター前で鳥合せ。Oさんにお礼を言って解散。 (担当 加藤 岸男)

地元発見探鳥会 長池公園・蓮生寺公園
1.日時:2022年1月28日(日) 8:30~11:30
2.天候:晴
3.場所:京王堀之内駅 ⇒せせらぎ緑道 ⇒長池公園 ⇒蓮生寺公園 ⇒京王堀之内駅
4.観察した鳥:27種(ベスト:イカル、アオジ、コジュケイ)
マガモ、カルガモ、キジバト、ダイサギ、コゲラ、アオゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、シメ、イカル、アオジ、コジュケイ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
5.参加者:13名(体験参加1名含む)
6.概要:
 東京都の新型コロナ新規陽性者が1日で1万6千人をこえる中、探鳥会には13名の参加者があった。全員マスク着用で京王堀之内駅からせせらぎ緑道を通り長池公園へと向かう。この緑道では時折カワセミに出会うこともあるのだが、この日は出なかった。
 長池公園の姿池の上にかかる長池見附橋は、大正2年に完成した四谷見附橋を移設したもので、橋のアーチ中央に取り付けられた古びたプレートには「四谷見附橋 大正2年9月」の文字が見える。築池の堰堤上から双眼鏡で池を見渡すが、見えるのはカルガモとマガモのみ。事前に長池公園に詳しい方から「“薄墨メジロ”が出ている。」との情報があり、目撃地点付近に移動しみんなで入念に探すが、残念ながら見つけられなかった。おかげで、いつになくメジロをたくさん見た。
 長池から、かんさつの道、ぼうけんの道を歩くが鳥の声が少ない。体験ゾーンに入ると右手の笹薮でガサゴソと何かが動く音が。よく見るとコジュケイだ。それも10羽近い群れだ。じっと見ていると、鳴いたり、近くの木の枝に飛び上がったり、いろいろな姿を見せて楽しませてくれた。
 田んぼ近くに行くと、林からイカルのきれいな声が聞こえた。周辺を探すとイカルの小群が姿を見せた。数羽が近くの小川に降り、水飲みをする姿も見せてくれた。ここではアオジも至近距離で見られた。
 長池公園から蓮生寺公園へと移動し、門前広場から急な階段を上る。長くはないがややこたえる。その割には鳥の声が少ない。展望広場、吊り橋(さえずり橋)、水辺の広場と移動するが、追加できたのはキセキレイのみであった。
 京王堀之内駅手前の公園で鳥合わせをした。全部で27種。出だし不調だった割にはまずまずか。ベストはイカル、アオジ、コジュケイとなった。 (担当 佐藤 哲郎)

平日探鳥会 檜原小坂志川沿いの林道歩き
1.日時:2022年1月26日(水) 9:40~14:30
2.天気:晴れ
3.コース:檜原村の小坂志林道を笹平バス停から林道終点まで往復した。
4.観察した鳥:12種(ベスト:エナガ、カケス、カモシカ)
キジバト、コゲラ、アオゲラ、カケス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ルリビタキ、ジョウビタキ
5.参加者:4名
6.概要、感想等:
 ヤマガラ、コガラ、ヒガラ、シジュウカラのカラ4種が勢ぞろい、エナガの集団には何回も出合った。カケスは声だけでなく、姿も現した。林道の終点近くにメープルシロップを採取しているところがあった。イタヤカエデの幹に穴をあけて管で導いた樹液を白いビニール袋で受ける装置で、同じものが幾つも仕掛けてあった。近くにルリビタキあり。帰路は可愛いいカモシカの子供1頭に出合った。オオバアサガラ、ミツデカエデ、イイギリ等の実が目立った。キヨスミイトゴケが朝日の射光に輝いていた。 (担当 粕谷 和夫)

地元発見探鳥会 富士森公園他
1.日時:2022年1月25日(火) 9:30~11:30
2.天気:晴れ
3.コース:富士森公園から緑町墓地、山田川、緑町緑地を経由、再び山田川に出て国道16号の黄金橋まで歩いた。
4.観察した鳥:21種(ベスト:ツグミ、シメ、イカル、シロハラ)
 キジバト、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、キセキレイ、ハクセキレイ、シメ、イカル、アオジ、ガビチョウ
5.参加者:7名
6.概要、感想等:
 富士森公園では日が当たる梢にはたくさんのカラ類がいた。山田川で藪が生い茂るところには、アオジがチッチと鳴いていた。メジロがヤツデの花にくちばしを伸ばし、川で水浴もしていた。キセキレイが凍った川面をよちよち歩く面白い光景もあった。緑町公園はまさに鳥のパラダイスとなっていてシメとシロハラ、ガビチョウ、ツグミが同じ場所で落ち葉を掻き分け食べ物を探していた。 (担当 粕谷 和夫)

地元発見探鳥会 日野用水下堰でカワセミを探す
1.日時:2022年1月18日(火) 8:00~10:45
2.天気:晴れ
3.コース:日野用水の下流側(多摩川の中央線鉄橋から仲田の森蚕糸公園⇒市民の森スポーツ公園⇒甲州街道まで)を歩いた。
4.観察した鳥:36種(ベスト:ヨシガモ、オナガガモ、ミサゴ、ダイサギ集団)
オカヨシガモ10、ヨシガモ16、ヒドリガモ2、マガモ9、カルガモ10、ハシビロガモ2、オナガガモ6、コガモ110、キンクロハジロ1、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ85、オオバン30、ミサゴ、トビ、ノスリ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ、ドバト、ガビチョウ
5.参加者:6名
6.概要、感想等:
 2022年の日野市カワセミハウス環境パネル展に向けたカワセミ生息調査の一環として、多摩川中央線鉄橋附近から日野用水下堰を歩いた。先ず、多摩川の中央線鉄橋に行ってみた。カモが多数集まっていて賑やかであった。ヨシガモが日に当たり輝いていた。中央線鉄橋の下流側左岸にはダイサギが85羽も集まっていた。そこにミサゴが現れて下流方面に飛んで行った。しばらくして戻ってきたミサゴは大きな魚を掴んでいた。まるで捕った魚を見せに来たような感じであった。捕まった魚はマルタかも知れない。日野用水では残念ながらカワセミに出合うことはなかった。 (担当 粕谷 和夫)

遠出探鳥会 相模原 宮ケ瀬湖・早戸川林道
1.日時:2022年1月10日(月・休日) 9:00~15:00
2.天気:曇り
3.行程:高尾駅発7:19→八王子駅(横浜線)7:32発→橋本駅着7:44・7:55発(路線バス)→鳥居原ふれあい館バス停着8:45・9:00発⇒宮ケ瀬湖・早戸川林道⇒金沢橋12:00頃着(昼食・休憩)・12:30発⇒宮ケ瀬湖畔14:15⇒鳥居原ふれあい館バス停着15:00・15:40発→橋本駅着16:28・16:30発
4.観察した鳥:42種(ベスト:ベニマシコ アトリ カヤクグリ)
オシドリ マガモ カルガモ キンクロハジロ カイツブリ カンムリカイツブリ キジバト カワウ アオサギ オオバン ミサゴ トビ オオタカ カワセミ コゲラ アオゲラ モズ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ シロハラ ツグミ ルリビタキ ジョウビタキ カヤクグリ スズメ ハクセキレイ セグロセキレイ アトリ カワラヒワ マヒワ ベニマシコ ウソ イカル ホオジロ アオジ
 ※参考 キバシリ(1名しか見ていないため)
5.参加者:18名
6.概要、感想等:
 下見での惨憺たる結果で、周回コースを往復コースにして実施。それが良かった。
 鳥居原ふれあい館から宮ケ瀬湖を観察。ミサゴが定位置の木に。オシドリも多数。県道に沿って歩く。日陰には雪があった。エナガの群れ、ジョウビタキのオス、シロハラ等を観察しながら宮ケ瀬湖園地に着く。ここからがメインコース。まずはマヒワの群れ、カケス、オオタカも。そしてカヤクグリが5羽。じっくり観察した。だが、本日の本命が…。
 金沢橋で昼食。すると、40羽ほどのアトリの群れが近くに止まった。堪能する。少し先にあるもう一つのポイントに行ったが、本命はいない。ここで戻ることにした。路面の雪が殆どなくなっていた。今日は寒さを感じなかった。本命のポイントをじっくり探すが、いない、見つからない。では次回ということで!と諦めて歩き始めるとそこにいた。ベニマシコ。本日の本命だ。それも2番。きれいなオス!観察も撮影もし放題だった。帰路の疲れも感じなかった。皆さん満足気だった。 (担当 加藤 岸男)

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