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公開探鳥会は、会員以外の方々にも参加を呼び掛けて開催する探鳥会です。
過去に以下の公開探鳥会を実施しました。 お問い合わせのメールは、こちらへ: 
【2023年】
10月8日(日)浅川:長沼橋から大和田橋
3月12日(日) 浅川・多摩川合流から石田大橋
【2022年】
10月9日(日) 浅川:長沼橋から大和田橋
6月8日(水) 長池公園探鳥会②
6月4日(土) 長池公園探鳥会①
3月13日(日) 多摩川・浅川合流~多摩川・石田大橋
【2021年】

11月20日(日) 浅川(鶴巻橋~大和田橋)
10月10日(日) 浅川(長沼橋~大和田橋
【2020年】
*新型コロナウィルス感染症対応のため、公開探鳥会は中止となりました。
【2019年】
3月10日(日) 多摩川・浅川合流~多摩川・石田大橋
5月12日(日) 裏高尾(小下沢・オオルリを探す会)
*10月13日(日)実施予定だった「浅川・長沼橋~大和田橋」公開探鳥会は雨天の為、中止となりました。
【2018年】        
3月11日(日) 多摩川・浅川合流~多摩川・石田大橋
5月14日(日) 裏高尾(小下沢・オオルリを探す会)
*10月14日(日)実施予定だった「浅川・長沼橋~大和田橋」公開探鳥会は雨天の為、中止となりました。
【2017年】    
3月12日(日) 多摩川・浅川合流~多摩川・石田大橋
5月14日(日) 裏高尾(小下沢・オオルリを探す会)
10月8日(日) 浅川・長沼橋~大和田橋
【2016年】 
3月6日(日) 浅川・多摩川合流部~北川原公園探鳥会
5月15日(日) 裏高尾(小下沢・オオルリを探す会)
*10月9日(日)実施予定だった「浅川・長沼橋~大和田橋」公開探鳥会は雨天のため中止となりました。


公開探鳥会 実施報告

2023年10月 浅川・長沼橋~大和田橋
1.日時:2023年10月8日(日) 8:30~11:05
2.天気:曇り
3.場所:京王線長沼駅⇒長沼橋⇒浅川左岸を上流へ⇒新浅川橋で右岸へ⇒右岸を上流へ⇒大和田橋下(解散)
4.観察した鳥:30種(ベスト:ノビタキ、モズ、ミサゴ)
 キジ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ヒメアマツバメ、ミサゴ、トビ、カワセミ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、ノビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
5.参加者:42名(会員21名、一般参加21名(うち小学生2名))
6.概要・感想等
 昨年のこの探鳥会は52名と大人数であったが、今年も42名と多くの方が参加された。天気が少し心配だったが、日差しはないもののどうやら雨の心配はなさそうだ。
 定刻に探鳥会を開始し、まずは長沼橋へ。長沼橋の上空にはヒメアマツバメが舞い、河原ではキジの声も聞かれた。民家の屋根の上にはアオサギがまるで置物のようにとまっていた。
 左岸を上流へ向かう。そこここでモズの高鳴きが聞こえ、いかにも秋の到来を感じさせる。初めて探鳥会に参加された方も多いようで、スコープで覗いたモズの姿を見て大喜び。
 河原のノビタキを探していると、後続から「ミサゴ!」の声。振り返ると、下流側から長い翼をひろげたミサゴが上空を悠々と飛んできた。皆で双眼鏡を覗き、感嘆の声をあげる。ミサゴはこの後も2、3度姿を見せてくれた。
 新浅川橋で右岸に渡り、橋のたもとでトイレ休憩。右岸を上流へ歩き、終点の大和田橋下で鳥合わせを行う。後続のグループでは、ノビタキやオオヨシキリも見られたとのこと。ベストはノビタキ(この時期しか見られない)、モズ(あちこちで姿、高鳴き)、ミサゴ(悠然と上空を何度か飛翔)となった。  (担当 佐藤 哲郎)

2023年3月 浅川・多摩川合流から石田大橋
1.日時:2023年3月12日(日)8:10~11:30  
2.天気:曇り後晴れ
3.場所(コース):浅川・多摩川合流部右岸・・・(浅川右岸を上流に進む)・・・(新井橋を渡り左岸  へ)・・・(下流方向へ進む)・・・浅川・多摩川合流部・・・(多摩川右岸を上流に進む)・・・北川原公園(解散)
4.参加者:49名(一般参加者28名 内小学生1名、カワセミ会会員21名)
5.確認した野鳥:41種(ベスト:ヒレンジャク、ツバメ、モズ、カワセミ、イソヒヨドリ)
 キジ、マガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、オオバン、イカルチドリ、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ヒレンジャク、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、コジュケイ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ
6.特記事項:
 ・ヒレンジャク8羽±が、合流部対岸の枯れ木に止まったり、飛び降りたりしていた。
 ・ツバメが浅川右岸住宅の上を飛ぶのを確認した。今季初認の方が多かった。
 ・イソヒヨドリのオス1羽が浅川右岸のマンションの屋根に止まっているのを対岸から確認した。
7.経過・感想:
 当会が日野市内で行う恒例の「浅川・多摩川合流部公開探鳥会」。一般の方28名、会員21名 計49名の参加を頂き実施した。
粕谷会長の開会挨拶のあとに、程久保川右岸にカワセミ、堤防下のグラウンド脇の高木に止まるアオゲラ、近くの藪ではガビチョウを観察し出発。川の水量が少ないので合流部の河原に下りて探す。対岸の枯れ木にヒレンジャクが止まっているのを望遠鏡に入れてもらい観察した。その手前のヨシにシジュウカラ、石原ではセキレイ、合流部の流れにオオバン、川岸にダイサギと次々と出現し楽しませてくれた。
 浅川堤防下に戻り上流に進む。川との間の藪でウグイス、シジュウカラがよく鳴く。河畔林の梢にシメ、日野高校手前の川岸ではアオジ、上空にはトビにツバメと次々に出現した。新井橋下の河畔林の根本付近ではオスのキジが出現し橋の上からよく観察できた。
左岸堤防に進みトイレ休憩の合間に対岸マンションの屋根に止まっているイソヒヨドリを観察した。川の流れの中に、怪我をしたと思われるアオサギが風切羽を垂らしながら歩いていた。下流に進む。工事中の日野高校の手前ではハシボソガラスが目の前の河畔林の小枝をもぎ取る様子が見られた。工事中の大型クレーンにハシボソガラスが巣作り中で、クレーンの桟を、階段を上るように移動する様が見られた。数十メートルはあると思われる、このクレーンの桟に3か所巣材がかかっていた。今後の推移が見たい。
 合流部に進み、根川を渡り多摩川右岸堤防に出て上流に進む。上空遠くにノスリとトビが飛ぶ。ワンドにはバンが3羽いた。北河原公園に進みヒバリを探す。鳥合わせ後、古山幹事にヒレンジャクの習性等、講評をして頂き閉会とした。 (担当 門口 一雄)

2022年10月 浅川:長沼橋から大和田橋
1.日時:2022年10月9日(日) 8:30~11:05
2.天気:曇り
3.コース:京王線長沼駅⇒長沼橋⇒浅川左岸を上流へ⇒新浅川橋で右岸へ⇒右岸を上流へ⇒大和田橋下(解散)
4.観察した鳥:26種(ベスト:キジ、イソヒヨドリ、カワセミ、モズ)
キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、トビ、カワセミ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、カワラバト(ドバト) 参考:ヒメアマツバメ(探鳥会開始前に確認)
5.参加者:52名(一般参加者23名小人含む)、会員参加者29名
6.概要、感想等:
 集合時刻の8時半近くになると、続々と参加者が集まってきた。カワセミ会としては久々の公開探鳥会で、3連休の中日であることも手伝ってか、京王線長沼駅前は大賑わいとなった。盲導犬同伴の参加者もあり、合計52名と1匹の大所帯である。いくつかの注意事項を話した後、長沼駅を出発。曇ってはいるが、とりあえず雨の心配はなさそうだ。
 長沼橋で左岸に渡る。長沼橋のたもとの河原では、ホオジロが草先にとまり天を仰いでさえずっている。上空では20羽ほどのヒヨドリの群れが南の方角へ渡っていった。対岸の河原ではキジ(メス)が姿を見せ、近くではオスの姿も草むらの中に確認することができた。さいかち池ではコガモはおろかほとんど鳥の姿はなく、たくさんのアカミミガメが甲羅干しをしているだけだった。
 中央線鉄橋下流側でようやくカワセミの姿を確認。流れの落ち込みの部分で魚を狙っているようだ。草が少しかぶっているのが残念だが、多くの人にスコープで見てもらうことができた。先週、浅川でノビタキ情報があり、やや期待をして探したが残念ながら空振りだった。
 新浅川橋で右岸に渡り、トイレ休憩。その後は右岸を上流へと歩く。参加者が対岸の岸辺にイカルチドリを発見。やや見にくいがこれもスコープで見てもらった。初めて見た参加者から「可愛い!」の声があがる。担当者としてはうれしい瞬間である。
 終点の大和田橋下で鳥合わせを行う。全部で26種(他に参考1種)とやや少なめではあるが、この時期としてはまずまずか。大人数の公開探鳥会で、とりあえず事故もなく無事に終えることができたのが何よりであった。 (担当:佐藤 哲郎)

2022年6月 長池公園②
1.日時:2022年6月8日(水) 9:00~11:50
2.天気:晴れ
3.コース:前回(6月4日)と同様に自然館を出発して芝生広場、見附橋、築池、田んぼと進みその先までは行かず自然館に戻った。
4.観察した鳥:25種(ベスト:カワセミ、カルガモ親子、キジバトのニワトコの実採餌)
キジ、カルガモ、キジバト、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、イカル、コジュケイ、ドバト、ガビチョウ
5.参加者:23名
6.概要、感想等:
 長池公園での公開探鳥会を6月4日に引き続いて実施した。今回も観察会のメイン案内役は長池公園自然館の小林副園長が行い、カワセミ会のリーダーは支援役にまわった。築池に前回は出なかったカワセミが今回はしっかり姿を見せてくれた。前回3羽の雛を連れていたカルガモ親子、今回は2羽に減っていた。田んぼへの遊歩道の片側のニワトコの赤い実をキジバトが啄んでいた。キジバトはニワトコの赤く熟した実が好きだとのこと、人が近づいても逃げずに食べて続けていた。遊歩道の「手すり」は昆虫観察の重要なスポットとのこと、キジバトがニワトコの赤い実をキジバトが啄んでいた直ぐ近くの手すりに体長5ミリの小さなコブキゾウムシがいた。 (担当 粕谷 和夫)

 
2022年6月 長池公園①
1.日時:2022年6月4日(土) 9:00~11:30
2.天気:晴れ
3.コース:自然館を出発して芝生広場、見附橋、築池、田んぼと進みその先までは行かず自然館に戻った。
4.観察した鳥:22種(ベスト:オオムシクイ、コシアカツバメ、キセキレイ、カルガモ親子)
キジ、カルガモ、キジバト、コゲラ、アオゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、オオムシクイ、メジロ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、イカル、ドバト、ガビチョウ
5.参加者:26名
6.概要、感想等:
 長池公園で開催中の高尾・浅川の野鳥展の一環として、公開探鳥会を開催した。カワセミ会と長池公園(八王子市都市公園指定管理者 ひとまちみどり由木)の共催で実施。26名が参加した。観察会のメイン案内役は長池公園自然館の小林副園長が行い、カワセミ会のリーダーは支援役にまわった。野鳥観察のコツや見どころのこと細かく、丁寧な説明、野鳥に限らず野鳥に関連する植物や虫等の説明で1ヵ所に長くとどまった観察が多かった。そのため自然館を出発して芝生広場、見附橋、築池、田んぼと進みその先までは行かず自然館に戻った。自然館を出発して直ぐエナガの家族群に出合った。この群れにはシジュウカラ、コゲラの家族群も混じっていて賑やかであった。見附橋の下の姿池にはツバメが巣材を取りに来ていて、コシアカツバメの飛翔も観察できた。築池にはカルガモ親子がいたが、雛は3羽しかいなかった。築池から田んぼまでの間の雑木林でオオムシクイの声が観察された。 (担当 粕谷 和夫)

 
2022年3月 多摩川・浅川合流~多摩川・石田大橋
1.日時:2022年3月13日(日) 8:20~11:25
2.天気:曇り後晴れ
3.場所(コース):浅川・多摩川合流部右岸・・・新井橋・・・浅川左岸・・・(下流方向へ進む)・・・浅川・多摩川合流部・・・多摩川右岸・・・(上流方向へ)・・・下川原公園(解散)
4.参加者;45名(一般参加者23名小人含む)、会員参加者22名
5.確認した野鳥:40種(ベスト:ミサゴ、ツバメ、ノスリ)
キジ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、イカルチドリ、トビ、オオタカ、ノスリ、ミサゴ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ、ベニマシコ、オオジュリン、ドバト、ガビチョウ
6.概要と担当の感想:
 3月恒例の公開探鳥会は、「高尾・浅川の野鳥図鑑」の宣伝と販売を兼ねて実施する予定であったが、コロナ感染拡大に伴うまん延防止策発出中のため、公開探鳥会は中止とし、当日集まった方々による月例探鳥会として実施した。初めに、マスク着用と2m以上間隔をとることと、感染予防のため望遠鏡を使用しての観察が出来ないので双眼鏡で見てもらうことを、お願いをした。
 晴天続きで川の水量が極端に少なかったので、浅川・多摩川合流部の河川敷に下り石原の中で鳥を探した。ヤナギの小枝にカワセミが止まっていたが、一行の接近に驚いたのか、目の前を上流方向に飛ぶ、続いてキジ♀が右岸から対岸の合流中央部の草地に飛ぶのを確認した。対岸の枯れ枝にノスリ、枯れ草にはホオジロが止まっていた。川面をダイサギ、カワウが飛ぶ。石ころの中をタヒバリ、セグロセキレイが動き回る。目当てのコチドリは確認出来なかった。右岸堤防に戻り上流方向に進む。川岸の藪ではアオジ、モズが再三出現、上空にミサゴが飛来し輪を描くのを堪能し、ツバメの今季初飛来も確認できた。新井橋を渡り浅川左岸河川敷を下流方向へ進み、合流部から多摩川右岸の堤防を上流へ進む。堤防沿いのワンド付近ではカメラマン数名が、ベニマシコ、ヒクイナの出現を待っているとのこと。堤防下のヨシ原からコガモの大群が飛び立ち下流方向に飛ぶ。ワンド付近からベニマシコが上流方向に飛ぶのが確認できた。桜並木でコゲラの鳴き声を聞き下川原公園に到着し、ヒバリを確認して終了とした。 (担当 門口 一雄)

 
2021年11月 浅川(鶴巻橋~大和田橋)
1.日時:2021年11月20日(土)8:00~11:00
2.天気:快晴
3.場所:浅川本流(鶴巻橋~大和田橋)
4.確認した鳥:28種(ベスト:アリスイ、カワセミ、モズ)
キジ(声)、カルガモ、コガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、イソシギ、トビ、カワセミ、アリスイ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス(声)、ムクドリ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ(声)、ホオジロ、カワラバト(ドバト)
5.参加者:20名(カワセミ会 14名、一般6名)
6.概要、感想等:
 八王子・日野カワセミ会35周年記念事業の一環としての公開探鳥会が八王子市内の浅川で11月20日(土)に開催され、一般の方6名を含む20名の方が参加された。開始時は10℃以下とやや寒さも感じられたが、雲一つない好天の下、次第に暖かな日差しの下での探鳥会となった。
開始間もなく、モズやジョウビタキを見ていると「なんかわからない鳥がいる」との声。スコープを向けてみると、なんと市役所脇の木にとまっているのはアリスイでは。私を含めた多くの方にとって久々に見る姿であった。その後、右岸から観察しながら下流に向かうと、おなじみのカワセミ、サギ類、カモ類、セキレイ類のほか、浅川橋では橋脚にとまるイソヒヨドリの姿を見ることができた。ちょうどNHKの「ダーウィンが来た」で八王子のイソヒヨドリと会の活動が取り上げられてから間もないころで、一般の方の関心も高くタイムリーであった。
 浅川橋下流では、一昨年の夏の大雨の際に破壊された河床は補修工事ほぼ終わっていて、ダイサギ、アオサギなどに混じって、イソシギ、イカルチドリなども見られた。さらに、ベニマシコの声が時折「フィ、フィ」と聞こえる枯野にも注意しながら、ゴールの大和田橋を目指した。タカ類は今回、トビしか見られなかったが、水管橋付近でオオタカが目撃される頻度が高くなっている。ゴールの大和田橋下では夏季に繁殖に使われた多くのイワツバメの巣の跡も確認した。
 この区間ではかつて、浅川橋付近でオナガガモが、水管橋付近でユリカモメがそれぞれ百羽前後見られた。同じく35周年記念行事の一環として開催された野鳥展でも、この間にカモ類、カモメ類の激減したことが紹介されていたが、それを象徴するように種数、羽数ともに少なくなったことを実感した。それでも、参加者の方からは「八王子の市街近くを流れる浅川で、カワセミをはじめとする多くの野鳥が見られることに驚いた」との感想も寄せられた。生物多様性の重要性や気候変動、SDGsに関心が高まる中、浅川の水辺とその周辺の生物多様性を知り、その環境維持に努めることの重要性はますます大きくなっている。この度の企画が、そうしたきっかけになってくれればと願っている。 (担当 宮越 俊一)

 
2021年10月 浅川(長沼橋~大和田橋)
1.日時:2021年10月10日(日) 8:30~11:00 
2.天気:曇時々小雨
3.場 所:京王線長沼駅~長沼橋~大和田橋
4.参加者:35名(カワセミ会 28名、一般7名 小学生1名含む)
5.観察した鳥:28種(本日のベスト:アリスイ、カワセミ、イカルチドリ、コゲラ)
 キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、ヒメアマツバメ、イカルチドリ、カワセミ、アリスイ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、ドバト(カワラバト)、ガビチョウ、(参考:ヨシゴイ)
6.概要、感想等:
 9月末で新型コロナの緊急事態宣言が解除され、ようやく探鳥会が開催できるようになった。公開探鳥会も本当に久しぶりである。集合場所の京王線長沼駅には、探鳥会の再開を待ちかねたように会員28名が集まった。一般参加の方は7名(内小学生1名)であった。
 一通り注意事項の説明や11月の企画展、野鳥図鑑のPRを行った後、探鳥会を開始した。長沼駅高架下にあるヒメアマツバメの巣の下に張られたネット上では、営巣しているキジバトの姿が見られた。まるでハンモックのようで風通しも良く、まさに優良物件といったところだ。
 長沼橋を渡り、左岸を上流方向に歩く。モズが高鳴きを繰り返し、また河原からはホオジロのさえずりもよく聞こえた。小石の河原ではイカルチドリが何度か可愛らしい姿を見せてくれた。初めて見た方もいて歓声をあげていた。さいかち池では、例年この時期に見られるはずのコガモが全く見られなかったが、池の対岸の茂みの中にはゴイサギ(幼鳥)が確認できた。さいかち池北側の林では、チョウゲンボウが飛び去る姿を確認した。
 中央線鉄橋をくぐり、再び土手に上がって鳥を探す。水管橋上流側の中州に、なんとアリスイを確認。珍しい出会いに皆大喜びであった。今日のベストは間違いないだろう。
 新浅川橋で右岸に渡り、河原に新たに作られた歩道を歩く。この後はこれという鳥も出ないまま、終点の大和田橋に到着。
 大和田橋の下で鳥合わせを行う。後ろの方ではイソヒヨドリも確認したとのこと。全部で28種。多くはないが、この時期ではまずまずだろう。期待したノビタキが見られなかったのは残念。ベストは予想通りのアリスイに加え、カワセミ(少し遠かったがじっくり見られた)、イカルチドリ(意外に見つけにくい鳥だが多くの人に見てもらえた)、コゲラ(近くでよく見えた)の4種となった。
 天気予報では「曇りのち晴れ」とのことだったが、時折小雨も降ってくる天候だった。しかし、探鳥会を再開できたうれしさがそれを吹き飛ばしてくれた。
なお、中央線鉄橋をくぐり左岸土手に上がる地点で、ヨシゴイの可能性のある鳥が、川の方向に飛び去るのを参加者1名が観察。参考記録として観察した鳥の末尾に記した。(種数には含めていない) (担当 佐藤 哲郎)

 
2019年5月 裏高尾(小下沢・オオルリを探す会)
1.日時:2019年5月12日(日) 9:10~11:20 
2.天気:晴れ
3.行程:裏高尾小下沢林道(中央高速道交差の先の広場から浩宮殿下誕生記念碑の約100m先まで、ゴール地点で解散)
4.参加者:38名(カワセミ会 27名、一般11名 小学生1名含む)
5.観察した鳥:17種(本日のベスト:オオルリ、キビタキ、ヒガラ)
 コゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、メジロ、ミソサザイ、キビタキ、オオルリ、キセキレイ、ホオジロ、ガビチョウ
6.概要、感想等:
 カワセミ会の5月の月例探鳥会は恒例の公開探鳥会で、八王子市の市の鳥オオルリを探す会。目指すオオルリは2ヶ所で姿と声を観察できた。キビタキもよくさえずっていたが、姿は確認できず。全体で17種と今年は低調であった。最近の傾向として観察できる鳥が減ってしまい、今年はその傾向が顕著であった。チョウはコミスジが多く、全体で9種観察できた。アサギマダラも3匹見つかった。サツキヒナノウスツボ、オオバウマノスズクサの花は今年も咲いていた。  (担当 粕谷 和夫)
 
2019年3月 浅川・多摩川合流付近
1.日時:2019年3月10日(日) 8:20~11:45 
2.天気:晴れのち曇り
3.行程:浅川・多摩川合流部右岸・・・(浅川堤防を上流へ進む)・・・新井橋(橋を渡り左岸へ)・・・(下流へ進む)・・・浅川・多摩川合流部・・・(多摩川右岸を上流へ進む)・・・北川原公園(解散)
4.参加者:48名(一般参加者 19名、会員参加者 29名)
5.観察した鳥:40種(本日のベスト: カワセミ、モズ、イソヒヨドリ、ベニマシコ)
 キジ、カルガモ、オナガガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、クイナ、バン、イカルチドリ、イソシギ、トビ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、アオジ、ドバト、ガビチョウ
6.概要、感想等:
 浅川・多摩川合流部右岸のグラウンドに集合、開会スタートした。直後に、河畔林のニセアカシア梢にモズが止まっているのを観察。その後モズは再三出現し、囀りや求愛行動も確認できた。日野グリーンセンター対岸付近ではシメが出た。その後シメも再三出現した。草地にホオジロ、川岸にカワセミ、ツグミがいた。新井橋を渡り東部会館前ではカワセミがホバリングし川に飛び込み、小魚を捕るのを観察した。カワセミのくちばしに挟まれた小魚が動く様が見られ皆さん感動した様子。日野高校付近の上空にトビ、川面にカワウ、石原にセグロセキレイ、草地にカワラヒワ、ホオジロと次々に出現した。合流部付近の根川でキセキレイ、多摩川の河畔林でベニマシコ♂2、♀1を見て皆さん感激の様子。また、ハシボソガラスが高木や鉄塔の上部に巣材を運ぶのも見られた。多摩川堤防下の沼?ではシメの水浴び、枯れ草の上を素早く動くクイナ、藪の中にバン、オナガガモ♀も見つけ観察した。さらに、汚水処理場の屋上や外壁を動き回るイソヒヨドリ♂、堤防下の桜並木を枝移りするオナガの群れ等を確認した。北川原公園では送電線鉄塔に止まるチョウゲンボウ、公園奥の地面で採餌するヒバリを観察して終了とした。40種もの野鳥が次々に出現した公開探鳥会であった。  (担当 門口 一雄)
 
2018年5月 裏高尾(小下沢・オオルリを探す会)
1.日時:2018年5月13日(日) 8:45~10:50 
2.天気:曇り
3.行程:中央高速道下付近の小下沢林道から上流に向かい、浩宮殿下誕生記念碑先で折り返し、浩宮殿下誕生記念碑の所で解散
4.参加者:45名(一般:18名、会員:27名)
5.観察した鳥:21種(本日のベスト:オオルリ、カケス)
 アオサギ、トビ、コゲラ、アオゲラ、カケス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、ミソサザイ、キビタキ、オオルリ、キセキレイ、イカル、ホオジロ、コジュケイ、ガビチョウ
6.概要、感想等:
 5月の第2日曜日は毎年恒例の「オオルリを探す会」で、場所は裏高尾の小下沢林道。本年は会員27名、非会員18名、計45名の参加がありました。天気予報では午後から雨と出ていたためか、参加者数は例年より少なかった。目指すオオルリはキャンプ場跡で少し遠いがモミの木のてっぺんでさえずるオスをじっくり観察することが出来ました。カケスの声が時々聞こえ、谷を横切る姿も1回観察され、本日のベストにオオルリと共に選ばれました。
 全体に鳥の種も姿も低調で、クロツグミの姿なく、ミソサザイも高らかに鳴く姿を観察できませんでした。今年は花の開花が早く、ミツバウツギは完全に花が終わっていました。オオバウマノスズクサは開花中でした。 (担当:粕谷 和夫)
 
2018年3月 多摩川・浅川合流~多摩川・石田大橋
1.日時:2018年3月11日(日) 8:15~11:50 
2.天気:曇りのち晴れ
3.行程:浅川・多摩川合流部⇒(右岸を上流へ)⇒新井橋渡る⇒(左岸を下流へ)⇒浅川・根川・多摩川合流部⇒(多摩川右岸を上流へ)⇒北川原公園
4.参加者:一般33名(八王子市11名、日野市4名、多摩地区他の市11名、23区5名、他県2名)、会員29名、 合計62名
5.観察した鳥:43種(本日のベスト:イカル、アオジ、カワセミ、モズ )
 キジ、ヒドリガモ、カルガモ、オナガガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、ヒメアマツバメ、イカルチドリ、トビ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、シメ、イカル、ホオジロ、アオジ、コジュケイ、ドバト、ガビチョウ
6.概要、感想等:
 百草園駅前に集まった参加者を順次集合場所の浅川・多摩川合流部へ案内しました。集合場所には、まとまって到着するので受付に手間取り8時10分過ぎの開会となりました。初心者と経験者に分けて出発(経験者を3グループに分けましたが後に一部が一体となりました)。
 合流部周辺ではカワセミ、カイツブリの声が聞こえ、モズ、シメがニセアカシヤの枝に止まっているのを観察しました。ゲートボール場側の藪でウグイスが地鳴き、シジュウカラが木々を飛び廻っていました。ウグイスは浅川を上流に進むに従いさえずり出し次第に上手に歌う個体が多くなり、初音との声が聞こえました。堤防外の雑木林の梢にイカル数十羽の群が居り、堪能しました。浅川では、カワウ、ダイサギ、セキレイが飛ぶが個体数が少なかった。浅川右岸の堤防下では、道端でホオジロがエサをとり、脇の灌木ではアオジが枝移り、モズが尾を振るのを観察しました。新井橋を渡り浅川左岸を下流合流部に向かいました。新井橋の橋脚の根元でイソヒヨドリ♀(メス)の水浴びを堪能しました。日野高校前の浅川では、数日前の大雨で増水した流れに逆らうオナガガモ♀1羽がいました。日野市グリーンセンター先の上空でオオタカが旋回し、やがて急降下。根川ではキセキレイ、多摩川・根川の合流部でジョウビタキ、シメ、ビンズイを観察しました。多摩川右岸の堤防を上流に進み、ワンドではカイツブリ、ガビチョウが出ました。予定の11時30分過ぎに北川原公園に到着。広場奥の方にいるヒバリを観察し、鳥合わせを行い解散しました。 (担当:門口一雄)
 
2017年10月 浅川・長沼橋~大和田橋
 八王子の市街地を流れる浅川の堤防を野鳥を探しながらゆっくり歩きます。カワセミ、サギ、カモ、バン、ノビタキ、セキレイなどが期待できます。
1.時間: 8時40分~11時
2.コース:浅川の長沼橋から浅川左岸堤防を上流に向かい大和田橋まで歩く
3.参加者:一般参加者21名、会員24名 計45名
4.観察した鳥:28種(本日のベスト:モズ(数か所で♂♀を確認)、チョウゲンボウ(皆でゆっくり確認できた)、アオサギ(何度も出て近くも飛んだ)、ヒヨドリ(渡りの群れが見られた))
 キジ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ヒメアマツバメ、イカルチドリ、トビ、カワセミ、チョウゲンボウ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、イワツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、イソヒヨドリ、ノビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、カワラバト(ドバト)
5..概要、感想等:
 秋晴れのやや暑い探鳥会となった。集合場所には会員24名のほか、一般参加者21名が集まった。
 長沼橋の上からは河川敷を移動するキジ♂の赤い顔がよく見えた。またホオジロの囀りもすぐ近くで聞かれた。長沼橋上流左岸のさいかち池では、先月渡来したばかりのコガモ数羽が泳いでいた。ここは最近また釣り人が多く、ロープを越えて水際まで入り込んでいる。釣り糸や、ルアーが木に絡まっているのもあちこちで見られた。
 対岸の都営長沼第二アパート16号棟の屋上アンテナにイソヒヨドリ♀がとまっており、皆で確認することができた。また同アパート上部にはチョウゲンボウがとまっていた。その上空にはヒメアマツバメ、渡り途中と思われるイワツバメが舞っていた。
 高い木の天辺や電線など、数か所にモズがとまっており、参加者には♂♀の違いも理解していただいた。上空には、時折、南西方向に渡っていくヒヨドリ数群が確認できた。
 新浅川橋で右岸に渡り、橋下でトイレ休憩とする。
 この後はこれという鳥もなく、大和田橋下で鳥合わせを行った。後ろを歩いていたグループでは、ノビタキを確認したとのことだった。皆で見られなくて残念であった。
 土手道での自転車、ランナーなどとの接触が懸念されたが、前後からの声かけ励行で、特段の問題は発生しなかった。(担当:佐藤哲郎)
 
2017年5月 裏高尾(小下沢・オオルリを探す会)
 新緑の木のテッペンでさえずるオオルリやクロツグミ、渓流で高らかにさえずるミソサザイを探しました。
1.時間:8時45分~11時10分
2.集合:小下沢林道の中央高速道路ガード下 8時30分(JR高尾駅北口 8時12分発の小仏行きバスに乗り「大下」下車)
3.コース:中央高速道下付近の小下沢林道から上流に向かい、浩宮殿下誕生記念碑先で折り返し、ざりくぼ沢出会いのキャンプ場跡地で解散
4.参加者:一般参加者29名、会員31名 計60名
5.観察した鳥:18種(ベスト:オオルリ、ヤマガラ  哺乳類:サル約15頭(親子含む))
 アオバト、コゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、メジロ、ミソサザイ、クロツグミ、キビタキ、オオルリ、キセキレイ、ガビチョウ
6.概要、感想等:
 カワセミ会の公開探鳥会で、5月の第2日曜日は裏高尾の小下沢林道で八王子市の鳥・オオルリを探す会を実施した。天気は曇りであったが、途中薄日がさしてきた。キビタキ、オオルリ、クロツグミと声は聞こえるが姿が見えず、またワシタカは出ず、ミソサザイも一人が見ただけで低調であったが、ざりくぼ沢出合いのキャンプ場跡で最後の鳥合わせの時に杉の木のてっぺんでさえずるオオルリの姿を全員が見ることができた。(担当:粕谷和夫)  
 
2017年3月 多摩川・浅川合流~多摩川・石田大橋
 浅川と多摩川の合流付近は、川幅が広くアシやヤナギなど河畔林が繁茂しています。 冬鳥や地付きの野鳥を探します。カワセミ、ジョウビタキ、ツグミ、カモ、サギ、 オオジュリン、ベニマシコなどの冬鳥が期待できます。
1.時間:8時20分~11時40分
2.集合:浅川の多摩川との合流点に8時00分(京王線百草駅下車徒歩数分、駅から集合場所へ案内有)
3.コース:浅川・多摩川合流部右岸(浅川右岸を上流方向に進む。)・・・・新井橋(浅川左岸に渡る。下流方向に進む。)・・・・合流部(多摩川右岸を上流方向に進む。)・・・・北川原公園(解散)
4.参加者:一般参加者34名、会員33名 計67名(小学生を含む)
5.観察した鳥:47種(本日のベスト:ベニマシコ、アカハラ、オオタカ、モズ、カワセミ)
 キジ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、ヒメアマツバメ、イソシギ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、チョウゲンボウ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラバト、ガビチョウ
6.概要、感想等:
 集合を百草園駅とし、順次開会場所の浅川・多摩川合流部へ案内した。開会を待つ間、合流部に集まった方々に、モズ、ツグミ、カワセミなどをスコープで見せた。開会後、浅川右岸を上流に向かって進む。出発直後対岸からアオゲラのドラミングがよく聞こえた。上空でハイタカが旋回した。河畔林では、モズ、ホオジロ、川の中にはダイサギ、アオサギが見られた。日野クリーンセンター前右岸では、ベニマシコ♂♀が近くのヤブを我々と一緒に進み、参加者から喝さいを受ける。進む通路の先の枯草の中でツグミ、ホオジロが再三見られた。新井橋下流のアシハラでアオジ、対岸に渡った後はカワセミ、モズ、日野高校前の上空ではオオタカと次々に出現し堪能できた。さらにクリーンセンター前では、対岸から飛んできたのかベニマシコが再び出現した。合流部のケヤキの根元ではアトリの小さな群れがエサを探していた。多摩川の堤防に進むとノスリが獲物を採り食事中とのことだが草の中で見えない。しばらく待ったが先頭グループはあきらめ、先に進む(後のグループは木に止まっているのを観察した。)。ワンドでアカハラ、ガビチョウがよく見えた。解散場所の北川原公園ではヒバリを観察した。
 一般参加者34名、会員33名と多くの市民・会員に参加いただいたため、長い行列が出来た。隊列の位置により差が出ないか心配したが、一般参加者の方々から「こんなに沢山の鳥が見られ感激した。」「もっと早く(若いうちから)鳥を見ればよかった。野鳥がこんなにキレイだとは!」等々の声が聞かれた。鳥を探し、案内、説明して頂いた多くの会員の皆様、ご協力ありがとうございました。 (担当:門口一雄)
 
2016年5月 裏高尾(小下沢・オオルリを探す会)
1.日時:2016年5月15日(日)9:00-11:00
2.天気:晴れ
3.コース:小下沢林道(中央高速道交差付近から浩宮殿下誕生記念碑の先まで)
4.参加者:会員30名、その他25名
5.観察した鳥:20種(本日のベスト:オオルリ、ヤブサメ、ヒヨドリ)
 キジバト、ツツドリ、ノスリ、コゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、メジロ、キビタキ、オオルリ、キセキレイ、イカル、ホオジロ、ガビチョウ
6.概要、感想等:
 集合時に集合場所の中央高速道橋交差付近でノスリ2羽が上空を旋回した。この場所ではホオジロがさえずり、イカルはさえずりだけでなく、姿も見せてくれた。初心者組が最後にスタートして少し歩き出すと今度はアオゲラが直ぐ近くに飛んできて幹に止まり姿をじっくり見せてくれた。メスのアオゲラであった。
 目指すオオルリはなかなか出てくれない。ざりくぼ沢が合流するキャンプ場跡地で休憩をとっていると、ようやくスギのテッペンのオオルリ♂を見つけることができた。しかし、さえずり無しで姿だけのオオルリであった。浩宮殿下誕生記念碑の先まで行って折り返し、浩宮殿下誕生記念碑の所で鳥合わせをして現地解散した。ベストはとにかく姿が良く見えたオオルリと声があちこちで聞えたヤブサメ、それに小さな子供が気にいったヒヨドリとした。(担当:粕谷和夫)
 
2016年3月 浅川・多摩川合流部~北川原公園
1.日時:2016年3月6日(日)8:10~11:30
2.天気:曇
3.コース:浅川・多摩川合流部右岸・・(浅川右岸を上流に進む)・・新井橋(橋を渡り左岸へ)・・(浅川左岸を下流へ進む)・・日野クリーンセンター敷地東端・・多摩川右岸堤防・・(上流方向へ進む)・・北川原公園(解散)
4.参加者:一般市民26名、会員28名 計54名
5.観察した鳥:38種(本日のベスト: カワセミ、イカルチドリ、バン)
 カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、イカルチドリ、イソシギ、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、ドバト、ガビチョウ)
6.概要、感想等:
 心配した雨も降らず、風もなく暖かい探鳥日和であった。百草園駅から集合場所の合流部まで、一般参加の方々を幹事の方が中心になり案内誘導した。合流部では、開会を待つ間モズ、カワセミ、ツグミ等出現し楽しめた。駅からの最後の参加者が到着する8時10分を待って開会した。本日の一般参加者26名、会員28名、計54名である。探鳥コースは、浅川は堤防の下の河川敷、多摩川では堤防の上を通るコースとした。河川敷は、視野が狭くなるが一般の通行人が少なくてよかった。
 初心者にたいする双眼鏡の使い方等を説明した後、経験者は多摩川合流部のカウント担当者が先導で出発した。出発早々河畔林でモズ、シジュウカラ、メジロ、コゲラが次々に出現し望遠鏡に入れるのが忙しかった。川中にはダイサギ、イカルチドリが長い時間とどまり全員が観察することが出来た。日野高校前対岸ではカワセミが飛び交い、カシラダカ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワが枯草や石原にいた。ビンズイ、モズ♂♀が小枝に止まり、トビが出るなど幸先のいいスタートであった。新井橋を渡った後の浅川左岸は、右岸で見た鳥が多く、時間も10時を過ぎていたので先を急ぐ。期待した多摩川沿いは、鳥影が少なく、堤防下でアオジ、堤防上空をチョウゲンボウが飛び送電線に止まるが高い。ワンドでバンが6羽、根川沿いでジョウビタキ、桜並木をエナガが飛んだ。解散地点の下川原公園は一部工事中で狭くなっていたが、ヒバリが近くで見られ良かった。11時30分、鳥合わせを行い閉会・解散とした。珍しい鳥は見られなかったが、身近な鳥カワセミ、モズ、ダイサギ、バン、ヒバリなどをよく観察することが出来てよかった。(担当:門口一雄) 
 
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