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2017年実施探鳥会一覧  *クリックで各報告にリンクします。
 
7月~12月
月例探鳥会(醍醐林道)7月9日
高尾山周辺探鳥会 藤野・綱子沢 7月19日
秘湯めぐり探鳥会第4弾 雨飾温泉・雨飾山探鳥会 7月26日~27日
陣場山 8月13日
高尾山周辺探鳥会 稲荷山・高尾林道・一丁平 8月17日
葛西臨海公園・谷津干潟シギ・チドリ探鳥会 8月28日(月)
月例探鳥会(多摩川) 9月10日
高尾山周辺)探鳥会 日影・小仏城山北東尾根 9月21日
陣場山タカの渡り探鳥会 9月24日
遠出探鳥会 福江島・ハチクマの渡り探鳥会 9月26日~28日
公開探鳥会(浅川・長沼橋~大和田橋) 10月8日
秘湯めぐり探鳥会第5弾 那須三斗小屋温泉・千本松牧場探鳥会 10月17日~18日
高尾山周辺探鳥会 藤野15名山①岩戸山・小渕山・鷹取山 10月27日
月例探鳥会 多摩川(中央線鉄橋~通称「ひょうたん池」) 11月12日
高尾山周辺探鳥会 藤野15名山②矢の音・明王峠・陣場山 11月16日
月例探鳥会 湯殿川・片倉城跡公園 12月10日
高尾山周辺探鳥会 藤野15名山③茅丸・生藤山 12月19日
遠出探鳥会 大晦日探鳥会~笹子峠~ 12月31日   

1月~6月
遠出探鳥会 渡良瀬遊水地探鳥会 1月14日
高尾山周辺探鳥会 初沢山・草戸山・城山湖 1月18日
上柚木公園(野鳥観察支援) 2月5日
遠出探鳥会 多摩湖・狭山湖探鳥会 2月6日
北浅川(松枝橋~陵北大橋)月例探鳥会 2月12日
高尾山周辺探鳥会 武蔵陵墓地・多摩森林科学園 2月15日
遠出探鳥会 横浜・舞岡公園探鳥会 2月21日
浅川市民探鳥会(八王子市史編纂室と共催) 2月25日
遠出探鳥会 涸沼・大洗、苫小牧航路探鳥会 3月3日~5日
多摩川・浅川合流~多摩川・石田大橋 公開探鳥会 3月12日
高尾山周辺探鳥会 大平林道・小仏城山・相模湖 3月18日
浅川市民探鳥会(八王子市西南部地区環境市民会議探鳥会支援) 3月19日
滝山自然公園~多摩川・秋川探鳥会 3月30日
北浅川(松枝橋~小田野中央公園) 月例探鳥会 4月9日
高尾山周辺探鳥会 ギフチョウの石砂山 4月17日
密猟パトロール探鳥会(日影沢)4月25日
高尾山 早朝探鳥会 4月26日
遠出探鳥会 谷津干潟探鳥会 4月29日  
遠出探鳥会 茅野 尖石・竜神池探鳥会 5月2日
オオルリを探す会(公開探鳥会) 5月14日
密猟防止パトロール(小下沢林道) 5月14日   
高尾山周辺探鳥会 相模湖底沢・景信山・小仏探鳥会 5月16日
高尾山 早朝探鳥会 5月17日
遠出探鳥会 塩の道歩き探鳥会(3回目) 5月23日~25日
浅川(鶴巻橋~大和田橋)月例探鳥会 6月3日
八王子市環境フェスティバル報告 6月3日
遠出探鳥会 入笠山探鳥会 6月7日
高尾山周辺探鳥会 大野貯水池・扇山 6月15日
遠出探鳥会 サシバの里自然学校探鳥会 6月24日
   

2017年実施探鳥会 実施報告
   
 遠出探鳥会 大晦日探鳥会~笹子峠~ 12月31日
1.日時 2017年12月31日(日)9:35~15:30
2.天気 曇り
3.コース JR八王子駅発8:10⇒甲斐大和駅着9:26・9:35出発→日影上→(途中で昼食)→笹子峠13:30→矢立の杉→国道20号の公園15:30(鳥合せ・解散)→笹子駅16:15・16:21発⇒高尾駅着17:07
4.観察した鳥
  • 35種(キジバト アオサギ コゲラ アオゲラ モズ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ エナガ メジロ ミソサザイ ムクドリ カワガラス ツグミ ルリビタキ ジョウビタキ カヤクグリ スズメ キセキレイ ハクセキレイ カワラヒワ マヒワ ベニマシコ ウソ イカル ホオジロ カシラダカ ミヤマホオジロ 外来種:カワラバト(ドバト)ガビチョウ )
  • ベスト:ルリビタキ カヤクグリ ウソ ベニマシコ ミヤマホオジロ
5.参加者:18名
6.概要・感想等
  平成29年(2017)の大晦日探鳥会には18名の参加者があった。甲斐大和駅から笹子駅までの約16㎞。国登録有形文化財の笹子隧道を越える峠道だ。40種も観察できた平成26年(2014)とは反対コースを歩いた。
 JR中央線甲府行きの普通列車の前から2両目は、大月を過ぎるとほぼカワセミ会員だけになった。誰もいない甲斐大和駅前から歩き出すと直ぐの諏訪神社の大杉にカワラヒワの群れ。国道20号線を渡り日川の橋上からはカワガラス、モズ、アオサギと幸先がいい。駒飼宿の日影諏訪神社ではマヒワとジョウビタキ。日影上バス停を過ぎ笹子沢川の天狗橋ではエナガの群れが水浴をしていた。民家がなくなりススキの荒れ地でホオジロとカワラヒワを見ていると、ベニマシコが出現。きれいな赤色の雄だ。峠まであと4.8㎞地点ではカシラダカに続き、数羽のカヤクグリをじっくり観察した。ここはいい観察ポイントだ。リョウブの実を啄むジョウビタキの雌も見られた。先を急ぐ。しかしちょっと先のコンクリートの成型工場で待望のミヤマホオジロの小群に出合う。残念ながら逆光気味で鮮やかな黄色は拝めなかった。
 甲州街道峠道(旧甲州街道)入口に12時前に到着。20分程の昼食タイムをとった。ここからまだ峠までは3.8㎞もある。歩くことに集中して、やっと13:30に峠に到着。昭和13年に完成した笹子隧道は、長さ240m。明かりはない。怖々歩く方もいた。大月側に出た所で、本日が誕生日の方にハッピーバースデーの歌のプレゼント。ここからはひたすら下る。鳥影は少ないが、少しだけ観察ポイントがある。正にそのポイントで、ウソとの出合い。アカウソもいた。少し先ではルリビタキのきれいな雄。登りの苦労も忘れられた。樹齢1000年以上だという矢立の杉でトイレ休憩。
 新田地区には15:00頃到着。まだ残っていた柿をツグミと尾羽を宙にさらしながらアオゲラが食べていた。国道20号線に出た所の公園で鳥合わせをした。40種までは行かなかったが35種には皆さん大満足だった。ここから笹子駅までは1.7㎞。山間の日没は早い。薄暗くなった笹子駅には16:15の到着。笹子餅をお土産に、帰路についた。やはり大晦日。家に急ぐ気持ちがあった。(担当 粕谷和夫 加藤岸男(文責))
 
 高尾山周辺探鳥会 藤野15名山 ③茅丸・生藤山 12月19日
1.日時 2017年12月19日(火) 
2.天気 快晴
3.行程  藤野駅集合8:05・藤野駅発8:10(バス)⇒和田バス停着8:24 8:35出発→山の神9:50→連行峰110:35→茅丸11:00→生藤山着11:25(昼食・休憩12:00発→鎌沢休憩舎13:15→和田バス停14:10→藤野駅着15:40(鳥合わせ・解散)
4.観察した鳥
  • 21種(キジバト コゲラ アカゲラ ハシブトガラス コガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス メジロ ゴジュウカラ ミソサザイ カワガラス シロハラ ルリビタキ ジョウビタキ ウソ ホオジロ カシラダカ アオジ) ベスト:ミソサザイ ジョウビタキ カワガラス
5.参加者: 4名
6.概要、感想等
  •  冬晴れのもと、落ち葉を踏みしめながらの山歩きは快適だった。
     藤野駅発和田行きのバスには十数人の登山者が乗っていた。大半は途中の陣馬山登山口で下車した。和田からも多くの方は一ノ尾尾根から陣馬山へのルートに行かれ、山の神を目指すのは私達4名だけだった。和田地区の最奥から林道に入る。凄い急登だ。そんな道を一台のバイクが来た。途中の通称一軒家の方らしい。植林地の薄暗い中にミソサザイの声が響く。つづら折りを辿るとやった山の神に着いた。予定よりも大分早い。
     ここからは小さなアップダウンを繰り返しながらの稜線歩きが続く。登山者には殆ど会わない。落ち葉を踏む音が快い。快晴。富士山が木の間越しにずうっと見える。連行峰で小休止。ルリビタキが近付いて鳴く。藤野15名山の7座目・茅丸山頂へはきつい50段の階段が待っていた。1019m。高尾・陣場山域の最高峰だ。2羽のコガラが歓迎してくれた。ここから生藤山へは500m程。ゴジュウカラの声が遠くでした。珍しい。生藤山への登りで千葉から来られた高齢の女性に“登りがきついけれど頑張って”と励まされた。喘ぎながら急坂を登り平坦な道を暫く進み生藤山の山頂に到着した。昼食にした。登頂の証拠となる写真を撮って鎌沢への下山路へ進む。有名な桜並木は植林したヒノキが成長したためか元気がない。甘草水、佐野川峠を過ぎると視界が開け、今日歩いたルートが見えた。残り少ないイイギリの実にヒヨドリやメジロが集まっていた。ルリビタキの声かと思って藪の中を凝視すると、ジョウビタキのオスだった。鎌沢休憩舎で少し休み和田バス停への急坂を下る。鳥はいないが猿達は多かった。
     和田バス停まであと5分という所で14時発のバスが発車するのが見えた。次までは時間があるので歩くことにする。ここは自由乗降区間で、バス停でなくても乗り降りできるので安心だ。しかし結局藤野駅まで歩くことになった。元気な4名だ。地元の方にどこから登ったのと聞かれたので、山の神、と答えると“珍しいね。”と言われてしまった。陣馬山登山口の先で無人販売の店を見つけ、白菜・長いも・落花生等を購入。家人も出て来られて対応してくれた。ここは国指定の重要文化財「石井家住宅」だ。350年程前の建築だそうだ。
     カワガラスを見てトンネルを通り藤野駅に到着。鳥合わせの後、15名山登頂のスタンプをもらった。これで8座となった。 (担当 加藤 岸男)
      
 月例探鳥会 湯殿川・片倉城跡公園 12月10日
1.日時 2017年12月10日(日) 
2.天気 晴れ
3.コース  片倉城跡公園池前 ~ 湯殿川・住吉橋 ~ 上流方向へ ~ 釜土橋で折り返し ~ カタクリ橋 ~ 片倉つどいの森公園広場(小休止) ~ 片倉城跡公園 二の丸広場(鳥合わせ)
4.観察した鳥
  • 36種(カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、オオバン、イソシギ、トビ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、イカル、アオジ、カワラバト(ドバト))  ベスト:バン、イカル、タヒバリ
5.参加者:28名
6.概要、感想等
  •  朝方は冷え込んだものの、おだやかな天候の下での探鳥会となった。集合時に、まだ氷が張っていない池の止まり木にカワセミが見られた。芝生広場の霜柱を踏みながら湯殿川に出ると間もなく、右岸奥の高木にイカルやカワラヒワなどを、また湯殿川では、近い距離からバン、オオバン、コガモ、キセキレイを観察することができた。釜土橋を折り返し後、道路脇の地面で、縄張り争いなのか、ジョウビタキの雌2羽がしばらくにらみ合っている姿に出会った。雑木林をぬけて片倉つどいの森公園広場では、休憩時にタヒバリを、二の丸広場までに、シロハラ、オオタカ、トビを確認した。計36種は、このコースとしては最多である。 (担当 長谷川 篤)
      
 高尾山周辺探鳥会 藤野15名山 ②矢の音・明王峠・陣場山 11月16日
1.日時 2017年11月16日(木) 
2.天気 快晴
3.コース 相模湖駅集合8:00・8:10出発→大平小屋9:10→矢の音9:40→明王峠10:20→陣場山着(昼食・休憩)11:10・12:00発→陣馬山登山口バス停13:45→藤野駅着14:20(鳥合わせ・解散)
4.観察した鳥
  • 20種(キジバト コゲラ アオゲラ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ エナガ メジロ カワガラス ルリビタキ ジョウビタキ スズメ カワラヒワ イカル ホオジロ) ベスト:コガラ カワガラス)
5.参加者:3名
6.概要、感想等
  •  秋晴れのもと、紅葉の山歩きは快適だった。
     相模湖駅を出ると直ぐにジョウビタキの声。国道20号沿いを進むとイカルの声。姿は見えない。上町から貝沢コースに入り、林道を進む。植林地の急登を過ぎると大平小屋に出た。カケスが鳴き交わしている。第1の目的地矢の音は、コースから少し外れたところ
    だった。ヤマガラとシジュウカラ、そしてヤマガラと紛らわしい鳴き声のコガラをじっくり観察した。明王峠へはなだらかな登りである。富士山がきれいに見える明王峠を示す標柱での写真撮影をしっかりする。
     陣場山までの道では多くの登山者と出会う。快適な主稜線歩きに会話も弾む。陣場山頂には予定よりも1時間早く到着。男体山、至仏山、筑波山、南アルプス赤石岳と悪沢岳、そして勿論富士山もすっきり見られた。富士見茶屋のおじさんからはお茶の提供があり、月光下での登山を勧められた。同行者からの庄内柿は大変おいしかった。
     下山は一ノ尾尾根コース。やや風が強くなり落ち葉が舞う中を歩く。途中の無人販売所で柚子や豆を買い込む。陣馬山登山口バス停に着いたが、次のバスまでは30分程あるので歩くことにする。沢井川沿いに歩いていると2羽のカワガラスを発見。探鳥会であることを思い出す。藤野駅の観光案内所で、登頂証明のスタンプをもらい、鳥合わせをする。これで15名山のうち6山を踏破したことになった。14:39発の電車に乗って帰宅。 (担当 加藤 岸男)
      
 月例探鳥会 多摩川(中央線鉄橋~通称「ひょうたん池」) 11月12日
1.日時 2017年11月12日(日) 8:00~11:00
2.天気 晴れ
3.コース 多摩川(中央線鉄橋~通称ひょうたん池)
4.参加者:20名
5. 観察した鳥
  • 41種(カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ヒメアマツバメ、イカルチドリ、イソシギ、オオバン、ユリカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、カワセミ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、セッカ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラバト(ドバト)、ガビチョウ) ベスト:ノスリ、チョウゲンボウ、ユリカモメ
6.概要
  •  風が少し強かったが雲一つない快晴の天候のもと、冬鳥を求めての探鳥会であった。
     スタート地点ではユリカモメ約30羽が上流に向けてすぐ近くを飛んだ。その後2度にわたってユリカモメの群れに出合った。ミサゴがはるか上流の方で飛び込む様子も見られた。カワセミ、イソシギ、ダイサギなどの水辺の鳥も観察した。
     歩き始めてしばらくしてノスリがカラスに追われて対岸の木に止まるのが見られた。その後、ノスリが上空を悠々と旋回するのに何度も出合った。河原に木々が生えているところに来ると、シメ2羽が木のてっぺんに止まっているのが見られた。遠くであったがチョウゲンボウ、ハヤブサが飛ぶのも観察された。
     新旭橋を渡り浄水場を通り多摩川の右岸側の河原に降りて、まだ出合っていない冬鳥を探した。歩く前方をカシラダカが飛び交っていたが、残念ながらじっくり姿を見ることはできなかった。通称ひょうたん池では最初オオバンしかいなかったが、コガモの群れが飛来してきた。
     期待したツグミ、ベニマシコには出合えず、またジョウビタキもほとんど姿を現さなかったのは残念で会った。周辺のツバメのねぐらのヨシ原を見て探鳥会を終了した。 (担当 福本 健)
   
 高尾山周辺探鳥会 藤野15名山 ①岩戸山・小渕山・鷹取山 10月27日
1.日時 2017年10月27日(金)
2.天気 快晴
3.コース  藤野駅集合9:30・9:45出発→岩戸山10:35→小渕山11:15→上沢井バス停分岐11:50→鷹取山着(昼食・休憩)12:10・12:40発→県道13:10→上河原バス停13:40→陣馬山登山口14:07⇒藤野駅着14:15(鳥合わせ・解散)
4.観察した鳥
  • 21種(外来種含)(キジバト トビ コゲラ アオゲラ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ジョウビタキ スズメ ハクセキレイ イカル ホオジロ  (外来種)ガビチョウ  ベスト:ジョウビタキ ガビチョウ)
5.参加者:6名
6.概要、感想等
  •  秋雨前線や台風のために延期した10月度高尾山周辺探鳥会は、1週間遅れだったが快晴のもと、実施出来た。9:30に藤野駅に集合したのは6名。藤野15名山踏破を目ざして出発。藤野神社への登りで出合ったのはガビチョウ。けたたましく鳴き交わし藪の中を飛び回っていた。よく整備された登山道を進むと稜線に出た。裏丹沢の山々や藤野の低山を眺め、少し紅葉し始めた木々の中を進むと、15名山の一つ目、岩戸山についた。標柱の前で写真を撮る。登頂した証拠にするためだ。
     小さなピークが連続しアップダウンを繰り返す。思いの外体力を使う。コウヤボウキが群生している。カケスやメジロ、カラ類の鳴き声の中を進む。巻道に入らず忠実にピークを踏んでいくと二つ目の小渕山に着いた。展望はない。木の間から雪をかぶった富士山も見える。上沢井バス停への分岐の道標に、鷹取山へ15分とあった。遠くにイカルの声を聞きながら5分程進むと、古い道標に、鷹取山15分とあった。予定よりも少し遅れて鷹取山(472m)に着いた。ここは戦国時代に烽火台があったそうだ。ゆっくり昼食。
     下山は佐野川へ。途中でセンブリを見つけ、じっくり観察した。県道沿いの「銀の館」までは30分。更に下河原バス停までも30分だった。バスの時間まで30分程あったので、陣馬山登山口バス停まで歩き、藤野駅までのバスに乗車した。
     駅の横にある観光案内所「ふじのね」で、山頂での写真を提示して藤野15名山カードにスタンプを押してもらった。15名山を完登すると缶バッジがもらえる。それを楽しみに藤野15名山踏破シリーズは続く。因みに完登者は現在3名だそうだ。 (担当 加藤 岸男)
  
 秘湯めぐり探鳥会第5弾 那須三斗小屋温泉・千本松牧場探鳥会 10月17日~18日
1.日時 2017年10月17日(火)~18日(水)(1泊2日)
2.天気 2日共 晴れ
3.行程  
 10/17
  • 那須塩原駅9:00集合・9:15発→那須ロープウェイ山麓駅着10:32・10:40発→山頂駅発11:00⇒那須・茶臼岳山頂着11:50・12:20発⇒峰の茶屋跡~牛ヶ首~姥ヶ平~沼原分岐~⇒三斗小屋温泉着15:30
 10/18
  • 宿発6:15⇒峰の茶屋跡避難小屋着7:40・7:55 発⇒ロープウェイ山麓駅着8:45・9:33発→那須塩原駅発11:00(JRバス)→千本松バス停着11:36⇒千本松牧場着11:45(昼食・探鳥・鳥合わせ)15:38発→西那須野駅発16:07→那須塩原駅発16:48(解散)
    宿泊 那須・三斗小屋温泉煙草屋旅館
4.観察した鳥
  • 20種(キジバト トビ ノスリ コゲラ モズ ホシガラス ハシボソガラス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス メジロ スズメ ビンズイ マヒワ キツツキSP 外来種・カワラバト(ドバト)) (ベスト:なし)
5.参加者:11名
6.概要、感想等
  •  とにかく、天候に恵まれた探鳥会だった。
    第1日目 那須塩原駅に向かう東北新幹線。宇都宮を過ぎても小雨模様。気象情報では既に回復しているはずだったのに…。全員元気に定刻に集合。那須ロープウェイ山麓駅行きのバスに乗車する。路面は乾き始めていた。那須湯本温泉付近になると少し明るくなり、大丸温泉付近では青空も見えてきた。
     山麓駅はツアー客で混雑していた。1回待ちで山頂駅へ。準備を整え、茶臼岳目指して出発。風も殆どなく快晴に近い天候になった。登山者の顔も綻ぶ。自分たちの強運を誇っているようだ。その時、マヒワが頭上を通過した。40羽弱の群れ。きつい登りも八間岩を過ぎると少し緩やかになり、程なく山頂に着いた。賑わう山頂で昼食。阪急交通社のツアー客の豪華な弁当が気になる。
     朝日岳を眼前にしながら峰の茶屋跡手前まで下り巻き道を進む。茶臼岳が活火山である証拠の無限地獄からはジェット機のような音と共に、白煙がたなびいていた。牛ヶ首から姥ヶ平へ下る。振り返ると茶臼岳が、青い空と白煙、そして残りの紅葉の中に起立していた。ひょうたん池で逆さ茶臼を見ているとホシガラスがいた。15:30頃までには到着を、という宿の要請もあり三斗小屋温泉への道を急ぐ。
     ぎりぎり15:30に到着。直ぐに目的の風呂に行く。女性は露天風呂。男性は内湯。男性は食事の後、露天風呂に入った。夕暮れの露天風呂は野趣が溢れていた。温度も丁度いい。無色透明。内風呂とは源泉が違うとのこと。女性も内風呂に入った後は、いつもの反省会。早めに就寝。
  •   
    第2日目 夜半から木々を揺らす強風が吹き始めた。6:15の出発。青空も見える。朝食は弁当にしてもらった。平坦な道を進む。木々が風を遮ってくれた。茶臼岳避難小屋からは急登で更に強風だった。しかし、眼下に広がる縞枯のようなシラカバの林の美しさに励まされ、峰の茶屋跡避難小屋の立つ峠には7:40に到着した。強風を避け、中に入り朝食にした。後は下りだけだと思うと気が楽になった。峠の茶屋からは登山者と挨拶を交わしながらロープウェイ山麓駅まで下りた。全員元気!
     乗車予定のバスが運休。9:33発で那須塩原駅まで行き、11:00発のJRバスに乗車した。何とバスには「国鉄」の文字とツバメのマークガあった。20分程で千本松牧場に到着し昼食の後、広い牧場内で探鳥した。鳥影は極端に少ない。上空に2羽のノスリ、カラ類、メジロ、キツツキ類の声。一般に開放されている観光牧場でやっとビンズイ3羽に出合った。この探鳥地の最適期は11月以降なので少し早かったようだ。寂しい鳥合わせをして、バスで西那須野駅に行き、電車で那須塩原駅へ。そして、臨時の「なすの」号に乗り、秋雨が続く中、この2日間の晴天に感謝しながら帰路についた。
      (担当 加藤 岸男)
     
 公開探鳥会(浅川・長沼橋~大和田橋) 10月8日

   2017年公開探鳥会に掲載されています。

      
 遠出探鳥会 福江島・ハチクマの渡り探鳥会 9月26日~28日 
1.日時 2017年9月26日(火)~28日(木) (2泊3日)
2.天気 3日共 曇りベースで、時々日射し、時々雨
3.行 程: 9/26 羽田空港集合6:00 →長崎空港→五島福江空港着12:00 →大瀬崎着14:00 探鳥
       9/27 大瀬山で探鳥後、島内観光 二本楠で探鳥
       9/28 大瀬山、二本楠で探鳥 五島福江空港→福岡空港→羽田空港着22:30
       宿泊:五島市玉之浦町 旅館民宿「たまのうら」 島内交通 トヨタレンタカー
4.観察した鳥
  • 36種(カルガモ キジバト オオミズナギドリ コウノトリ カワウ アオサギ ダイサギ ハリオアマツバメ タシギ イソシギ ミサゴ ハチクマ トビ チョウゲンボウ アカアシチョウゲンボウ チゴハヤブサ ハヤブサ サンショウクイ ハイイロオウチュウ モズ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒバリ ツバメ イワツバメ ヒヨドリ メジロ ノビタキ イソヒヨドリ コサメビタキ キセキレイ ホオジロ  外来種:コジュケイ カワラバト(ドバト)) (参考種:コウライウグイス 一人しか確認していないため) ベスト:ハチクマ コウノトリ チゴハヤブサ ハイイロオウチュウ ミサゴ ノビタキ アカアシチョウゲンボウ
5.観察した主な野草
  • シマシャジン ハマベノギク アオノクマタケラン ハマナタマメ ホウロクイチゴ ショウキズイセン オオバナノセンダングサ(タチアワユキセンタセングサ) ヤマヒヨドリ ボタンボウフウクサギ キジョラン ハマゴウ (参考 シシガシラ又はオサシダ)
6.参加者:10名
7.概要、感想等
  • 第1日目 前日に機材繰りが出来ず長崎・五島福江間の便が欠航という連絡があり、第2便に変更したのに、羽田で発券してみると更に1時間15分遅い出発になっていた。意味が分からず長崎空港に着くと、第2便も遅延し、3時間近い待機となった。3時起きしたのに…。長崎空港で合流予定だったお二人は遅延の第2便が満席で乗れず、長崎港からのジェットフォイルで福江島に向かうことになった。
     空港近くの海辺で、ウミネコやイソヒヨドリ、草地でヒバリやセッカを観察して過ごした。39人乗り双発機はどうにか五島福江空港に着陸。レンタカーを借りて直ぐに福江港に向かい、1時間近く待ってようやく全員が揃った。
     そんな訳で、今回の探鳥会の目的地である大瀬崎・大瀬山の観察ポイントの到着は大幅に遅れて14時となった。早速、観察開始。午後のこんな時刻でも数多くのハチクマが飛んでいた。僅かな青空を様々な色合いのハチクマが飛ぶ。この時間帯だと、一度海上に出たが、中国・上海までは無理と判断して引き返し、滞留する個体だという。チゴハヤブサやハリオアマツバメ、ツバメやイワツバメも飛ぶ。一応ハチクマを堪能した6名は、シマシャジンを観に、相当なアルバイトを覚悟し眼下の灯台まで出かけて行った。17時少し前に、木の天辺で明日の旅立ちに向けて滞留しているハチクマを探しながら、宿に向かう。多数のキセキレイが先導だ。数羽のハチクマを観ることができた。
     宿は女将が一人でやっている民宿。料理は漁師の旦那さんのとってきた魚が中心で、量も多い。明日は午前中は雨という予報だったので、翌朝4時にどうするか、島内観光も含めて判断することとした。勿論、担当の部屋で反省会をした。

  • 第2日目 夜中からの雨は4時でも降っていた。7時朝食、8時観光出発と判断して。また、寝た。
     ところが6時過ぎには雨は上がっていた。暫くすると、外から「お~い、出ているぞ。」と旦那さんの声がする。しかし、意味が分からず、朝食用のおにぎりを食べて、早めに外に出てみると、何百というハチクマのタカ柱が眼前に展開していた。こんな天候なのに…。急いで、大瀬山へ向かう。駐車場でももう十数名の方々が観察していた。山頂のポイントでも、次から次へと飛来し、タカ柱となって海上に出ていく。その数は4桁の単位だろうと思う。残念なことは曇り空だったこと。写真には厳しい状況だ。
     1時間程たった頃、雨が降り出したのを機に、この天候の中での圧倒的な数のハチクマに全員が満足だったので、島内観光に出かけた。隠れキリシタンの島。世界遺産へ来年の登録を目指している島だ。
     アセツ鼻展望台からの高浜ビーチ、三井楽遣唐使記念館、堂崎教会等を訪れた。
     その時、今回ご案内いただいている方から「コウノトリに興味はありますか?」とメールがあった。二本楠(にほんぐす)という所にいるらしいことが分かり、島内観光を中止して急行した。が、なかなか場所が特定できない。双眼鏡を下げた方に聞いて行ってみたがそれらしい所は見つからない。何回も聞いてやっとそれらしい場所にたどり着いたが見つからない。狭い道を走って探していると、大きい鳥が飛んだ!コウノトリだ。採餌に夢中。じっくり観察していると、足環がないことが分かった。放鳥した個体ではない。感激が更に増してきた。(後で分かったが、ロシアから飛来して3年目だそうだ。)ハチクマ、チョウゲンボウ、チゴハヤブサも飛び回っている。マダラチュウヒの幼鳥もいるらしい。遠くの木の天辺に止まっている鳥を見つけ望遠鏡で観て、マダラか?と興奮したが、じっくり観た横顔はハチクマだった。二本楠の南の田んぼに移動して観察していると、チゴハヤブサが数羽電線に止まっていた。「あの個体は小さいね。」等と話し、写真も撮った。そして、滞留のハチクマが観られる道を2往復し宿にもどった。明日は、どんな天気でも5:30に出発する、こととして就寝。勿論その前に担当の部屋で全員が参加し、鳥合わせと反省会をした。

  • 3日目 やはり小雨模様だったが予定通り出発。雨の止んだ大瀬山頂広場で観察する。数は昨日より少ないが、それなりの数のハチクマが飛ぶ。ワイバードの中野さんが「もっと近くに観られる場所がある。」と教えてくれたので移動する。確かに近い。数は少ないが目の前を飛ぶ感じ。海上から戻ってくる個体も観られた。小雨が降ったり止んだりする。ハチクマの動きが少なくなったので大瀬山に移動して観察を続ける人と車で休む人と分かれる。大瀬山で観察していると、遠くの電線に白い鳥が止まっているのを発見。大瀬山の主のような方に伝えると“ハイイロオウチュウ!まだいたんだ”と呟いた。正しく憧れのハイイロオウチュウである。車にいる人を呼ぶ。急いで登ってきて間に合った。全員が観察できた。駐車場でもより近くで観ることができた。
     いよいよ大瀬山とのお別れ。レストランで「五島うどん」や五島牛の丼を食べ、二本楠で少し観察した後、昨日寄れなかった五島ワイナリーを訪ねた。荷物の整理もして、レンタカーを返却。ここでもう一日留まるお二人とお別れし、空港に向かう。私達の搭乗するはずの最終便は出る、とのことで安心する。なんと1便から3便は機体の不具合で欠航したとのことだった。しかし搭乗時刻になっても案内がない。暫くして、機体の整備中でしばらくかかる、という案内があったが状況は刻々と変わった。そして、今日中に東京に帰るお二人は福岡便に乗り羽田に飛ぶことになった。もう一泊長崎に泊まる6名は更に待機だったが、機体修理不能で遂に欠航になてしまった。福江に泊まるかどうするか迷ったが、明日も欠航になる可能性が高い、とのことだったので、福岡便に乗換、そのまま羽田に飛び帰宅することとにした。結局8名一緒になった。羽田には22:30着。一番遠い担当は、0:40の帰宅となった。もう一日福江島に留まったお二人によると、翌日も全便欠航だったそうだ。
     でも、“飛行機トラブルがなければ、毎年行きたい所です”という参加者の言葉に、皆同意した。
     後日、二本楠で観て撮影もした小さい個体は、アカアシチョウゲンボウの幼鳥であることが分かった。 (担当 加藤 岸男)
   
 陣場山タカの渡り探鳥会 9月24日
1.日時 2017年9月24日(日) 
2.天気 曇り
3.コース  JR高尾駅北口6:53発→陣馬高原下バス停7:25着・7:35発⇒新道経由陣場山頂9:00着(観察・昼食・休憩)13:00⇒陣場山登山口バス停14:35着→藤野駅着14:50・15:10発→高尾15:35
4.観察した鳥
  • 18種 (キジバト ハチクマ トビ サシバ アカゲラ アオゲラ カケス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ エナガ メジロ エゾビタキ キビタキ イカル ホオジロ) ベスト:ハチクマ サシバ エゾビタキ
5.参加者:6名
6.概要、感想等
  •  9/23(土)の予定だったが雨の為、延期して実施した。
     前日の雨でサシバのように“滞留”していた登山者が多かったようで、陣馬高原下行きバスは臨時便が2台出た。臨時便は2分早く出発し、夕焼け小焼けと関場しか停車しない“急行”だった。和田峠への車道を進み、途中から新道に入った。ヒノキ等の根が露出した登山道は急登で、路傍の秋の野草が励ましてくれた。鳥たちの出は少なかった。
     山頂の定位置のテーブルには先客がいた。暫くしたら空いたので、6名で陣取りタカの観察を開始した。時々薄日は差すが曇りベース。空気が澄んでいて見通しはいい。前日の雨で滞留したサシバが飛ぶはずだったが…。
     やっと非渡りのハチクマが出現。遙か遠くをV字飛行する25羽の群れを見つけたが種を同定することは出来なかった。南下するマガンだろうか…。エゾヒタキが飛び回る。やっとサシバが目の前に出現したが、直ぐに視界から消えた。更に、旋回する2羽のサシバが比較的遠く高い位置に出現したが、それで終了となった。
     鳥合わせをしようとしていると、山頂の茶屋の方がわざわざご挨拶に来られた。毎年タカの観察しているカワセミ会は顔馴染みなのだ。一ノ尾根から落合の陣場山登山口バス停に下山した。途中数羽のイカルの群れに出合った。 (担当 加藤 岸男)
   
 高尾山周辺探鳥会 日影・小仏城山北東尾根 9月21日
1.日時 2017年9月21日(木) 6:25~10:30
2.天気 晴れ
3.コース  JR高尾駅北口6:12発→日影バス停6:23着・6:25発⇒北東尾根経由小仏城山8:25着(休憩・観察・鳥合わせ)10:30解散
       (下山は、大垂水、高尾山口、日影の3コースに分かれた。)
4.観察した鳥
  • 12種(外来種含)(キジバト ハイタカ コゲラ カケス ハシブトガラス シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス メジロ エゾビタキ ハクセキレイ (外来種)ガビチョウ) ベスト なし
5.観察した主な野草
  • ツリフネソウ キツリフネ ノブキ シモバシラ イヌショウマ サラシナショウマ ガンクビソウ シラヤマギク シロヨメナ ユウガギク センボンヤリ フタバハギ ワレモコウ キンミズヒキ ヤマハッカ アキノタムラソウ レモンエゴマ ゲンノショウコ ツリガネニンジン シラネセンキョウ オクモミジハグマ オケラ クサボタン アズマヤマアザミ ノハラアザミ ※ヤマハギ(木本類)
5.参加者:5名
6.概要、感想等
  •  8月に続き暑さ(残暑)対策で早朝の集合にしたのに、爽やかな秋晴れの一日になった。小仏行きのバスは私達が日影バス停で降車すると乗客はいなくなった。日影林道を少し進む。道標のない北東尾根ルートの入口は、5メートル程先の電柱に、小さな文字で書いてあった。小川を渡渉し急登になる。メジロの声がそこここでする。30分程歩いて、標高446メートル地点で休憩した。ここまででも、秋の山を彩る花々が沢山観察できた。担
    当以外の参加者は皆さん、野草に詳しい方ばかり。
     樹林の中のコースは爽やかな風が吹き抜け、大変快適だった。しかし、鳥達は余り出ず。日影乗鞍を過ぎ、東京農工大同窓会記念林標識を過ぎると、日影林道と合流した。カケスが数羽鳴き交わしていた。集団見合い?だろうか…。小仏城山の山頂は直ぐだ。
     山頂にテーブルに陣取り、2時間程休憩、タカの渡りも兼ねて観察した。山頂からの眺めは素晴らしかった。メジロばかりが飛び交う。ハイタカの声がしたが姿は見えない。渡りの途中のエゾビタキがサクラの枝に止まった。高尾山方面を見るが、渡るタカの姿は見つけられなかった。10:15から鳥合わせをし、担当以外の4名は予定通り下山した。
     担当は12:30間で渡り調査を継続したが、11:00頃サシバを1羽観察しただけだった。  (担当 加藤 岸男) 
  
 月例探鳥会(多摩川) 9月10日 
1.日時 2017年9月10日(日) 8時30分~11時10分
2.天気 晴れ
3.場 所 多摩川(多摩都市モノレール万願寺駅からJR中央線鉄橋)
4.観察した鳥
  • 24種(カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、イソシギ、トビ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、ドバト、イソヒヨドリ)
  • ベスト:イソヒヨドリ♀、多数のコシアカツバメ&同アオサギ
5.参加者:19名
6.概要、感想等
  •  気温30度の日差しに負けたのか、出現した野鳥は少なめですが、会員たちは元気でした。中央高速道をくぐると「あれれ。猛禽じゃないかしら」という声。目利きの方々が目を凝らす先には気流に乗って旋回、上昇する1羽の小さな姿。「トビかも」「いや、形状が違う」「だれか、教えて」「ノスリ?」=盛り上がるのは、こうしたナゾの野鳥ですね。ノスリが多数派でしたがカウント外、不明種にしました。家並に消えるチョウゲンボウをすばやく見つけたTさん、立日橋先の電線に止まるイソヒヨドリ♀をキャッチしたHさん。皆さんの活躍が光りました。 (担当 玉木雅治)
   
 葛西臨海公園・谷津干潟シギ・チドリ探鳥会 8月28日 
1.日時:2017年8月28日(月) 10時15分~15時  天気;晴
2.コース:葛西臨海公園:鳥類園ウオッチングセンターを中心に下の池、上の池を回った。
      谷津干潟:南船橋駅方面入口から谷津干潟自然観察センター東側先まで、遊歩道沿いに進んだ。
3.確認した野鳥
  • ・葛西臨海公園(10:15~13:00):29種(カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、コチドリ、キアシシギ、イソシギ、アオアシシギ、コアオアシシギ、ソリハシシギ、ウミネコ、トビ、ミサゴ、カワセミ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、ムクドリ、コムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラバト)
    ・谷津干潟(13:45~15:00):12種(カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、キアシシギ、アオアシシギ、ダイゼン、セイタカシギ、メダイチドリ、スズメ、カワラバト)
    ・ベスト:アオアシシギ、コアオアシシギ、ササゴイ
4.参加者:17名
5.概要、感想等
  •  電車が遅延し5分遅れのスタートとなった。晴れて高温が予想されるため、なぎさ公園は括約し木陰の多い鳥類園ウオッチングセンターを中心に下の池、上の池を回った。公園の鳥情報によればアオアシシギ、コアオアシシギ、ウズラシギが1週間前にいたとのこと。期待して上の池、下の池の境付近の観察場所に向かう。下の池の観察窓からいきなり赤い脚のシギが見えた。アカアシシギ?と小躍りしたが、常連の方がソリハシシギと教えてくれる。やがて「シギ君」向きを変えたら脚の色が赤から肉色に変わって見え、クチバシも反っている。ヨシの根元にも数羽のソリハシシギが座り込んでいるのも確認した。続いて、ホシゴイと誤認したササゴイが目の前に現れる。脇のササ模様の白斑がホシゴイの模様に見えた。これも向きが変わり、本来の模様を確認し解決。首を長く伸ばし獲物を狙う。鋭い眼と、異様な目先の色模様は初めて見た。早とちりは禁物、複数の識別ポイントの確認が必要なことを痛感した。アオアシシギが水草の間から出てくる。カルガモ、キアシシギにハクセキレイもいた。上の池、下の池南側の観察窓をのぞきながら進むが鳥が少ない。北側の岩場の観察窓でコアオアシシギ3羽とアオアシシギを観察した。嘴で識別とのことだが難しい。目の前にキアシシギにコチドリとイソシギが居りこれも堪能した。見にくい角度のミズキ?とその下にコムクドリとムクドリの群がいた(公園の鳥情報ではコムクドリ約40羽の群)。観察センターでオオヨシキリの鳴き声を聞きながら昼食。帰路は、なぎさ公園側の運河でアオサギ、ウミネコ、ダイサギ、カワウを確認し、上の池の街路樹でシジュウカラを見て駅に向かった。
     谷津干潟は、塩が引き始めていたが、一面水に覆われ干潟は少ない。ダイサギ、アオサギにカワウが目立つ。観察舎が休館日で、淡水池に続く観察路も閉鎖されていたので、外側の遊歩道を回り東側の観察ポイントに着く。過去の観察会で、キョウジョウシギなど見られた排水路付近は干潟が出ているが鳥が居ない。常連の方に聞くと、このような状態が続いているとのこと。しばらくしてアオアシシギ、キアシシギが目の前に出て場をつくろう。遠くにダイゼンにセイタカシギ、メダイチドリを確認した。約束の15時に鳥合わせ解散とした。なお、夕刻まで残り観察された方によると「その後6時までシギのねぐら入りを期待して待っていましたが、5月には沢山来たのですが、今日は1羽も来ませんでした。ただ、塩が満ち始めると鳥も動き出し、ダイゼンやソリハシシギの幼鳥など撮ることが出来ました。」とのことです。(担当 門口一雄)   
 
 高尾山周辺探鳥会 稲荷山・高尾林道・一丁平・1号路 8月17日 
1.日時 2017年8月17日(木)6時5分~10時55分
2.天気 曇り
3.コース  京王高尾駅5:51発→高尾山駅5:53着・6:05発⇒稲荷山コース4差路7:20⇒高尾林道⇒大平林道合流8:00⇒一丁平分岐8:35⇒一丁平8:35⇒薬王院10:05⇒清滝駅前10:55(解散)
4.観察した鳥
  • 21種(外来種含)(ヤマドリ キジバト アオバト コゲラ アカゲラ アオゲラ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ カワガラス キセキレイ イカル ホオジロ (外来種)コジュケイ ガビチョウ) 
  • ベスト:ヤマドリ、アオバト、ヒヨドリ幼鳥、カワガラス
 
5.参加者:3名
6.概要、感想等
  •  暑さ対策でAM6:00集合にしたのに、梅雨の戻りなのか秋雨の走りなのか、盛夏とは思えない涼しさの中での探鳥会となった。駅前の案内川には2羽のカワガラスとキセキレイ。幸先がいい。赤い「タマゴタケ」を見ながら東屋へ。遠くからアオバトの声が聞こえた。早朝登山の方もちらほら。4差路で左折し高尾林道に入る。“ヤマドリが出ないかな…”と話しながら進むと、なんと道端にいた!尾羽の長いオスの成鳥だ。しかし直ぐに藪に入り見えなくなった。初見の方もいて、大いに盛り上がった。
     大平林道に入ると、アオバトが近くで鳴いた。その後も何回か耳にしたアオバトの声。一丁平からの展望は全くなし。薄日が出る、という予報も外れだった。高尾山頂へは行かず、巻き道で薬王院に出て、1号路を下った。降雨の予報がなかったせいか、登山客は案外多いように感じた。清滝駅に近くに来て、やっと路面が乾いていた。清滝駅前で鳥合わせをして解散。約12.5㎞を5時間ほどで歩いたことになる。 (担当 加藤 岸男)
      
 陣場山 8月13日 
1.日時  2017年8月13 日(日) 8時30分~15時30分
2.天気 曇り後雨
3.コース  陣場高原バス停から和田峠経由で山に登り、帰りは和田峠経由で醍醐林道を関場まで下った。
4.観察した鳥
  • 17 種(キジバト、アオバト、アカゲラ、アオゲラ、ハヤブサ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、キバシリ、クロツグミ、ホオジロ、ガビチョウ) ベスト:キバシリ、カケス
 
5.参加者:9名
6.概要、感想等
  •  登り和田峠まであと2kmという表示があるところの杉林でシジュウカラの動きがあったので、立ち止まって見ていると太めの杉の幹にキバシリが現れた。しかし、直ぐ幹の後ろ側に回ってしまったため、参加者全員で観ることが出来なかった。直ぐ近くにアカゲラも出た。山頂でツバメを追う鷹が出た。ハヤブサかオオタカがはっきりしなかったので参考とした。下り醍醐林道ではアオバトの声をきいた。
     和田峠への林道でナンバンハコベの花に出合った。山頂にはカセンソウ、バアソブ、コオニユリ、シシウド、クルババナ、コバノカゴメヅル、アキカラマツなど草原性の花が賑やかであった。その割に蝶は少なかった。醍醐林道の和田峠に近いところではソバナが目立った。
    (担当:粕谷和夫、玉木雅治)
     
 秘湯めぐり探鳥会第4弾 雨飾温泉・雨飾山探鳥会 7月26日~27日 
1.日時 2017年7月26日(水)~27日(木)1泊2日 
2.天気 両日ともに曇り(山頂はガス)
3.行 程
  • 7/26 八王子駅8:02発→南小谷11:42着・12:00発→根知12:42着→根知新道12:45発(糸魚川バス)→山寺上入口13:10着⇒雨飾山荘15:15(泊)
    7/27 雨飾山荘発5:05発⇒山頂9:15着9:45発⇒雨飾高原キャンプ場13:00着⇒雨飾高原バス停14:25発→南小谷駅16:20発→八王子駅20:35着
4.観察した鳥
  • 30種(キジバト ホトトギス アマツバメ ハチクマ コゲラ アオゲラ モズ カケス ハシボソガラス コガラ ヤマガラ シジュウカラ ツバメ イワツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ メボソムシクイ メジロ ミソサザイ クロツグミ オオルリ スズメ キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ カワラヒワ ウソ ホオジロ クロジ  参考種:ホシガラス) ベスト:ハチクマ クロジ クロツグミ
5.観察した主な野草 (主なものです)
  • 登山道:ツルアリドオシ、ママコナ、オオバミゾホオズキ、ゴゼンタチバナ アカモノ、ミヤマツボスミレ、マイヅルソウ、ズダヤクシュ、キヌガサソウ
    山頂付近:ダイニチアザミ、マルバダケブキ、オタカラコウ、ミヤマシャジン モミジカラマツ、オニシモツケ、ハクサンフウロ、グンナイフウロ、ホタルサイコ、キバナノカワラマツバ、クガイソウ、オオバギボウシタテヤマウツボグサ、イブキジャコウソウ、シモツケソウ、エゾシオガマ、ヤマハハコ、ミヤマクルマバナ、タカネナデシコ、クモマニガナ、タカネコウリンカ、キオン、タイツリオウギorイワオウギ(不確定)
6.参加者:10名
7.概要、感想等
  •  乳頭、本沢・法師に続く秘湯めぐり探鳥会第4弾は、かつては梶山新湯といった雨飾山の登山基地に位置する日本秘湯を守る会の雨飾温泉を訪れた。
    第1日目 中央線・大糸線と乗り継いで、無人駅の根知で下車、バス停まで数百メートル歩く。待ち合わせ時間は3分しかないので、事前に糸魚川バスに待っていただくよう連絡しておいた。定刻より少し遅れて乗車。道を横断するように独特な七夕飾りが随所にあった。山寺上入口で下車し、探鳥をしながら約7キロ先の雨飾温泉を目指す。雨はほぼ上がっていたが日射しがなく、ずうっと登りの車道歩きだったので大いに助かった。セキレイ3種やホオジロを見ながら進むと道のど真ん中にフンがあった。クマである。少し疲れ始めた頃、ピーッとトビのような鳴き声がした。私たちに近付いてくる。トビ?いやハチクマだった。特徴的な顔を確認する。
     予定通りに雨飾り温泉に到着。正に山の出で湯然として佇まいの宿だった。明治13年開湯。受付での説明で、ここは山小屋です、とあったと通りだ。自家発電で21時には消灯する。布団といい、造りといい山小屋だ。男女別の内湯と露天風呂「都忘れの湯」がある。宿泊者は私達の他に高齢の2名のみ。但し、ゆっくり入浴した後の夕食は温泉宿のものだった。おいしい!特にご飯がおいしかった。地元根知産の“おててこ米”という。明日は早いので早めの就寝。ところが件の2名、消灯過ぎなのに大声でしゃべっていたので、静かにしてくださいとお願いに行くと、酔っていることもあってか、“消灯間もないのに注意に来るとは生意気だ!”と凄まれてしまった。
     夜中、外を見るとガスも晴れて満天の星だった。

  • 第2日目 朝食をお弁当にしてもらい、宿の方のお見送りを背に出発。ガスはかかってないが、雲が出てきていた。道標には、山頂までゆっくり4時間、とあった。石や根に乗ると滑る。兎に角急登の連続だ。メジロやカラ類に混じってそこここでクロジが鳴いて励ましてくれた。薬師尾根、いっぷく処とほぼ4時間ペースで進む。やっと平坦地に出たと思ったら中の池を過ぎると、また直ぐ急登となった。鋸岳、鬼が面山、駒ヶ岳等の岩峰が目の高さになる。森林限界も過ぎた。そしてやっと小谷温泉コースとの合流点の稜線に出た。一面のクマザサの笹平だ。ガスにまかれながらも、高山植物が盛んに咲き誇っている中を進む。最後の登りはあっという間。猫の耳と称される双耳峰の山頂に立つ。北峰だ。4時間10分で全員登頂。展望は効かない。昼食・休憩する。アマツバメが頭上を掠める。無数のトンボが舞う。
     30分ほどして下山を始める。笹平の少し先まで戻り下降となる。岩場と梯子の連続だ。急登と言われる雨飾温泉コースよりきついだろうと思われた。やっと荒管沢の手前まで下ったとき、大人の男性のようなうなり声が2回した。なんだろうと思いつつ、雪渓に埋まった荒管沢に着いたとき、クマが雪渓を横切って行った。私たちが進む方向だ。クマ除けの笛を繰り返し吹いた。慎重に雪渓をトラバースし、ブナ平へ。疲れの色が滲む。やっと尾根を下りきり、沢沿いの木道を進むとオオルリが鳴いていた。小谷温泉コースの登山口・雨飾高原キャンプ場に7名が到着したのは予定通りの13時だった。3名が遅れていたので、7人で休憩後鳥合わせをした。小谷温泉で入浴したい人もいたので、ここで解散とした。バス停は40分ほど先だった。
     遅れていた3名が到着した。遅れたのは転倒事故のためだった。尾根道が終わる寸前でバランスを崩し、頭部を強く打ってしまった。タクシーを呼び、3名で南小谷まで飛ばしやっと特急に間に合った。八王子に到着後診察していただいた。他の方はバス停まで歩き、計画より1本後のバスに乗車して帰途についた。
      幸い大事には至らなかったが、転倒事故を起こしてしまい担当として反省し、課題を整理して次に臨みたいと思う。 (担当 加藤 岸男)
   
 高尾山周辺探鳥会 藤野・綱子沢 7月19日
1.日時 2017年7月19日(木)8時35分~12時40分
2.天気 晴れ
3.コース  JR藤野駅8:00(路線バス)→奥牧野着8:25・8:35発⇒前川橋⇒さつき学園⇒綱子⇒キャンプ場跡着11:00(昼食)11:30発⇒舟久保⇒小津久⇒東尾垂の湯12:40着(鳥合せ後解散)→温泉の送迎バス→藤野駅
4.観察した鳥
  • 28種(外来種含)(カルガモ キジバト ホトトギス トビ ノスリ コゲラ アオゲラ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス ヒガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス センダイムシクイ メジロ ムクドリ カワガラス クロツグミ キビタキ オオルリ スズメ キセキレイ カワラヒワ イカル ホオジロ (外来種)ガビチョウ 参考種・トラツグミ) ベスト:センダイムシクイ クロツグミ ホオジロ
5.参加者 9名
6.概要、感想等
  •  高尾山周辺探鳥会は山登りばかり、という声に応え設定した6㎞ほどの平坦コース。自転車と歩行者専用橋の前川橋の上からカワガラスとカルガモを観察。続いて旧奥牧野キャンプ場から秋山川に下りヤマセミを探すが…。ヤマセミは旧藤野町の町の鳥だ。車道に戻り進むとクロツグミの声が響く。ホオジロも枝先で囀る。さつき学園でトイレをお借りし、先に進む。今回の目的の鳥、サンコウチョウのエリアに入る。センダイムシクイやイカル
    がひっきりなしに囀る。しかしサンコウチョウは音無し。
     神奈川県の花、ヤマユリをみながら予定外の綱子地区に入る。そして、数年前にここに引っ越し芸術活動を続ける傍島さんを訪ね、“オイル万華鏡”を見せていただく。これが何とも美しい。女性の方達はすっかり魅了されてしまった。
     同じ道を引き返し旧キャンプ場で昼食。今年生まれのオオルリが時々顔を出す。この時期ともなると山の鳥の観察は声が中心となる。ガビチョウ以外は姿が観られず少し鬱憤がたまる。でも、最終目的地は温泉だ。舟久保、梨本、小津久を通って東尾垂の湯に予定より20分ほど早く到着。560円支払った中へ。直ぐに鳥合せをし、一応解散とした。
     その後の過ごし方は各自。入浴そして慰労会。4名は2時過ぎ、5名は3時過ぎの温泉の送迎バスで藤野駅に戻った。殆どが木陰のコース、そして温泉。至福のコース?! 来年はもう少し早い時期に設定して欲しいとの要望があった。 (担当 加藤 岸男)
   
 月例探鳥会(醍醐林道)7月9日 
1.日時 2017年7月9日(日) 8時50分~10時45分
2.天気 晴れ
3.コース  醍醐林道(夕焼小焼~ににく沢出合)
4.観察した鳥
  • カルガモ、キジバト、アオサギ、ホトトギス、コゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ミソサザイ、クロツグミ、キビタキ、スズメ、キセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ガビチョウ(計22種)  
  • (注:探鳥会開始30分前に夕焼小焼の上空をノスリが飛んだが、種数には入れていない)
5.参加者:16名
6.概要、感想等
  •  例年、暑い時期の醍醐林道探鳥会であるが、今年も例外ではなく暑さの中での探鳥会となった。参加した会員は16名で、昨年(13名)よりは少し増えた。
     醍醐川沿いを歩くが、鳥影はおろか声もまばらである。時折、ホオジロが樹上や電線上で囀る姿がみられるのが救いである。
     途中の林道上に鳥の羽が散乱していた。オオタカなどに襲われたものと思われる。清水さんの鑑定によれば、ヤマドリとのこと。 <写真:落ちていたヤマドリの羽(整列してある)>
     龍蔵神社で休憩する。ここでは例年、夏鳥の声も聞かれるのだが、今年は皆無である。女性陣が神社敷地で何やら小さな黄色い花を見ている。「コケオトギリ」という比較的珍しい種だそうだ。
     コース後半の降宿醍醐会館あたりからクマタカを期待し、上空を注視するが空振りに終わった。クロツグミの声が比較的近くで聞こえ、姿を探したが見つけることはできなかった。
     この後もこれといった鳥は出ず。終点のににく沢出合に到着。ここで鳥合わせをする。22種と少ない種数である。結局、期待したクマタカは出ず、また例年は聞かれるオオルリの声も聞かれなかった。
     本日のベスト:アオサギ(頭上を通る姿を真下から見られた)、ミソサザイ(沢からきれいな声が聞かれた)、ホオジロ(樹上や電線の上で囀っている姿が数か所で見られた) (担当 佐藤 哲郎)

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2017年1月~6月
 遠出探鳥会 サシバの里自然学校探鳥会 2017年6月24日
1.日時 2017年6月24日(土) 
2.天気 晴れ
3.行程  会員提供の自家用車5台に分乗。八王子駅北口ヨドバシカメラ前6:35出発。
    <往路>あきる野IC→圏央道・東北道・北関東道→宇都宮三上川IC→国道4号・県道64・69号→道の駅サシバの里いちかい着9:20
    <復路>道の駅15:00出発 各往路と逆コース 車毎に解散。
4.観察した鳥
  • 23種(カルガモ キジバト アオサギ ホトトギス トビ サシバ ノスリ コゲラ アオゲラ ハシボソガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒバリ ツバメ コシアカツバメ ヒヨドリ ウグイス スズメ ハクセキレイ ホオジロ 外来種:コジュケイ ガビチョウ) ベスト:サシバ、ノスリ、カルガモの卵、ツバメのマンション
5.参加者: 19名
6.概要、感想等
  •  当初、中型バスでの実施計画であったが、残念ながら参加申込者が募集人数に達せず、会員提供の自家用車5台に分乗しての実施となった。運転者に負担をお掛けした。
     心配された天候も回復し、予定通り八王子駅前を出発。羽生APで休憩後、ツバメの飛び交う「道の駅サシバの里いちかい」にも予定通り到着した。案内をしていただく遠藤さんと合流。遠藤さんは、“いつもなら居るのに…”といいながらサシバを探す。すると遠くの電柱にサシバの姿が!しかも、私たちの方に飛んできて、近くの電柱に止まった。全員でじっくり観察する。ここで繁殖している成鳥の雄。ゴボウ畑でバッタ等を採餌した。
     赤い屋根の古民家のサシバの里自然学校に着く。スタッフの方の紹介、お茶とお菓子でのご接待。感謝。休憩後、少し歩いて水田に案内していただく。谷戸の水田はサシバの餌を確保する為のものだ。水抜きもしないという。水路でメダカやドジョウを捕獲し見せていただく。今年からここで繁殖を始めたノスリも登場。奥のため池も見学する。懐かしい昭和時代の水田風景がサシバの生息環境には最適だ、ということなのだと納得する。
     自然学校に戻り昼食。そして、少し離れた駐車場とトイレが完備されている「観音山」に移動し、観察する。すると少し離れた所を飛ぶサシバが散見された。カメラマンもちらほら。鳥合わせをしていると、またサシバが飛んだ。何と小さなヘビと思われるものをつるしていた。ヒナに運んでいるのだろう。無事に育ちますように…。
     遠藤さんにお礼を言ってお別れし、道の駅で買い物の後、帰路についた。
     遠藤さんご夫妻を始め、学校長の隼さんと奥さん、多くのボランティアの方の地道な活動が町や地域の理解と協力を得て益々軌道にのることと、秋の渡りの時にあのサシバに会えることを祈りたいと思う。 (担当:加藤 岸男)
   
 高尾山周辺探鳥会 大野貯水池・扇山 2017年6月15日
1.日時 2017年6月15日(木) 
2.天気 晴れ
3.コース  JR四方津駅8:40⇒大野貯水池9:35⇒犬目登山口11:05⇒主脈稜線12:05⇒扇山山頂12:45(昼食)13:25発⇒梨の木平14:25⇒鳥沢駅15:15着
4.観察した鳥
  • 39種:外来種含(キジ オシドリ マガモ カルガモ キンクロハジロ キジバト アオバト カワウ アオサギ ホトトギス ツツドリ トビ コゲラ アカゲラ サンショウクイ サンコウチョウ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ イワツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ エナガ メジロ ムクドリ クロツグミ コルリ キビタキ スズメ キセキレイ ハクセキレイ カワラヒワ ホオジロ 外来種:ガビチョウ 参考種:トラツグミ) ベスト:コルリ、キビタキ、アオサギ
5.参加者:6名
6.概要、感想等
  •  四方津駅からの扇山は標高差900mある。その為か、参加者は6名。ホトトギスやキビタキ、サンショウクイの声を聞きながら車道を2㎞歩き大野貯水池へ。冬季ならカモ達で一杯になるため池には、アオサギとカワウ、そしてオシドリとカイツブリがいた。マガモやキンクロハジロの残留組も。ヤマセミを探して湖畔沿い進むが…。ここまでの参加がお二人。ここで別れる。
     廃校となった大目小学校から中央道、更に旧甲州街道・犬目宿までの登りの車道歩きはきつかった。富嶽三十六景の宝勝寺を過ぎると程なく登山口だった。稜線までの登りではサンコウチョウ、ヤブサメ、クロツグミ等の声を聞く。稜線の急登を辿るとカケスやエナガの声。扇山山頂には予定より少し遅れて到着。私たち4名のみだ。
     木陰で昼食を摂っていると、コルリが直ぐ近くで囀る。下見の時も同様だったので繁殖しているのだろう、と考える。しかし姿は見えない。コルリの声はまだ続いているが下山開始。アオバトの声を聞きながら梨の木平へ。ここからは車道となり、1時間で鳥沢駅に着いた。予定通りだった。鳥合わせは車中で行う。(担当:加藤 岸男)
     
 遠出探鳥会 入笠山探鳥会 2017年6月7日 
1.日時 2017年6月7日(水) 
2.天気 入笠山は小雨、山麓は曇
3.主な探鳥場所
  入笠湿原等 10:30~12:30(ゴンドラ山頂駅・・入笠湿原・・山彦壮・・ゴンドラ山頂駅)
  入笠山山麓等 13:00~16:30(ゴンドラ山麓駅付近・・・富士見駅)
4.観察した鳥
  • 入笠湿原等: 9種(カッコウ、ホトトギス、ジュウイチ、シジュウカラ、マミジロ、ヒガラ、キセキレイ、ウグイス、トビ)
    入笠山山麓等: 25種(ホオジロ、イカル、アオジ、ハシボソガラス、コゲラ、カワラヒワ、キセキレイ、ハクセキレイ、サンショウクイ、スズメ、ツバメ、ヒヨドリ、アマツバメ、キビタキ、セグロセキレイ、キジバト、ヤマガラ、モズ、アオサギ、アカゲラ、キジ、オオヨシキリ、コムクドリ、ノスリ、ムクドリ)
    本日のベスト:ジュウイチ、マミジロ、オオヨシキリ、コムクドリ、ノスリ
5.花の咲いていた主な植物
  • ホテイアツモリソウ、クマガイソウ、キバナアツモリソウ、ツバメオモト、クリンソウ、マイズルソウ、ズダヤクシュ、ツマトリソウ、サクラソウ、エンレイソウ、チゴユリ、スズラン、タチツボスミレ、スミレ、テングクワガタ、ズミ、ミズキ、ウツギ、ヤマボウシ、ハリエンジュ
6.参加者:14名
7.概要、感想等
  •  列車が遅れ9時15分頃富士見駅前に到着した。駅前でタクシーを待つ。1台は直ぐ来たが他の2台はなかなか来ない。10分程で来るとの電話予約をキャンセルして10時発のシャトルバスに乗る。ゴンドラ山麓駅から標高差700Mを一気に上り、標高1,750mの山頂駅に着く。寒く霧がかかり時折小雨で視界20~30mと最悪の条件である。雨具をつけ10時30分出発。ボランティアの「アツモリソウ、クマガイソウなど咲いています。」との説明に勇気を貰い入笠湿原を目指す。出発してすぐ、ロープで区切られた斜面に、ホテイアツモリソウの赤茶色の風船のような大きな花が咲く株が数個あった。観光のシンボルなのか、街中の公園を思わせる日除けを被り保護され野生とは程遠い。同じ柵の中にクマガイソウ、キバナアツモリソウがあり花を咲かせていた。先に進む、森の中からウグイス、シジュウカラの鳴き声が聞こえるが、霧に覆われ見えない。ツバメオモトが立派な花を付けていた。坂道を下り入笠湿原に到着。昨年下見のとき、満開であったズミの花がない。近寄ってみると赤いつぼみが無数についていた。クリンソウ、エンレイソウなどが咲いていた。山彦荘の前でマミジロ、カッコウ、ジュウイチ等の声を聞きながら昼食とした。食後、雨脚が強くなったので、山麓で鳥を探すことにして山を下る。
    山麓から富士見駅までは、予想通り雨もなく、昼下がりではあったが多くの鳥を見ることが出来た。ゴンドラ駅付近でサンショウクイ、ホオジロ、アオジが鳴き観察できた。駅までの道中では、電線でコムクドリにノスリ、小川の小さなヨシ原でオオヨシキリ、土手の草むらでキジ♀が放卵中か動かない、屋敷林でアカゲラなどを見ながら富士見駅に戻った。(担当:門口 一雄)
    
 八王子市環境フェスティバル報告 2017年6月3日
1.日時 2017年6月3日(土) 10時~17時
2.天気 晴れ
3.場所 JR八王子駅北口 西放射線通り 5番テント
4.カワセミ会の参加内容
 ①DVD、バードガイドを使用し野鳥相談を実施した。
 ②本部主催スタンプラリーの押印を引き受け、参加者約1,000人に野鳥クイズに答えて貰いスタンプを押した。
5.参加者数: 全体56,000人 スタンプラリー参加者数 1,000人(本部発表)
 会員参加協力者: 約30名
6.概要、感想等
  •  カワセミ会が第1回目から連続で参加している恒例の環境フェスティバル。今年も野鳥相談と本部主催のスタンプラリーの押印を引き受け参加した。今年の場所は前年と同じ5番テントで入口に近い条件がいい場所である。早朝から、テーブルの配置、DVDのセット、カワセミ会の旗、本部から配布された幟等の設置、スタンプラリー用具の点検と順調に進み、開会時間の10時前には準備が整った。
     スタンプラリーは10時30分スタートであるが、気の早いお客さんが開会前に訪れる。適宜、市の鳥は?日本の国鳥は・・・と問いかけクイズに答えて貰い、スタンプを押す。時間が進み客足が増え、テントが賑やかになり、スタッフの廻りに市民が集まる。クイズの「市の鳥、都の鳥、国鳥」が知られていないのに驚く。東京湾のモノレールの名称や古い一万円札のヒントに、うなずく市民が多い。また、市内や日本、世界で過去に確認された野鳥の種類数は正解率が極めて低かった。ボランティア会員の熱心な解説を聞き、カービングで確かめ、映像を見、テープで鳴き声を聞き、笑顔でスタンプを押して貰う市民が、夕方5時まで続いた。(担当:門口 一雄)
   
 浅川(鶴巻橋~大和田橋)月例探鳥会 2017年6月3日
1.日時 2017年6月3日(土) 
2.天気 晴れ
3.コース  浅川 (鶴巻橋~大和田橋) 解散後「八王子環境フェスティバル」に合流
4.観察した鳥
  • 27種(キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ヒメアマツバメ、イカルチドリ、コチドリ、トビ、カワセミ、コゲラ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ、ドバト) 本日のベスト:ハクセキレイ(親子)、イカルチドリ(親子)、カルガモ(親子)
5.参加者:11名
6.概要、感想等
  •  本日のベスト3は、集合場所である鶴巻橋下の芝生を歩き回るハクセキレイ親子、浅川橋上流で草に隠れたヒナとじっと見守る親のイカルチドリ親子、暁橋上流で見た7羽のヒナと親のカルガモ親子でした。コチドリとイカルチドリの違いや、きれいなダイサギとコサギの飾り羽、などをTaさんの望遠鏡で見て勉強した。市役所近くの河原で舞うヒバリは全員で見られたが、2日前に確認したセッカや、オオヨシキリは見られなかった。イワツバメのコロニーがある大和田橋の下で鳥合わせして、環境フェスティバルの会場に向かった。  (担当:若狭 誠)
   
 遠出探鳥会 塩の道歩き探鳥会(3回目) 2017年5月23日~25日
1.日時 2017年5月23日(火)~25日(木) 2泊3日
2..コース  1日目(23日) 南小谷駅(12:10)→来馬温泉(17:40) 天気;晴
       2日目(24日) 来馬温泉(8:30)→平岩・姫川温泉(14:00) 天気;曇
       3日目(25日) 雨のため中止、糸魚川の街中散策
3.観察した鳥
  • 40種(キジバト、アオサギ、ホトトギス、ツツドリ、ジュウイチ、イソシギ、ウミネコ、トビ、オオタカ、ノスリ、ミサゴ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、サンショウクイ、ウグイス、ヤブサメ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ハクセキレイ)
    今回のベスト:キビタキ、ノスリ、サンショウクイ
4.確認した主な植物等(花の咲いているもの)
  • シャク、ダイモンジソウ、トチノキ、イカリソウ、ヤマフジ、オドリコソウ、キツネノボタン、ホタルカズラ、ミヤマキケマン、ウスバサイシン、ツボスミレ、ユキザサ、ルイヨウボタン、チゴユリ、タニウツギ、ラショウモンカズラ、ヒロハツリバナ、ウワミズザクラ、ミズキ、ホウチャクソウ、サルの群
5.参加者:9名
6.概要、感想等
  (1日目)
  •  電車の中で昼食を済ませ、南小谷駅を12時10分に出発した。駅前の姫川は雪解け水を集め勢いよく流れ、水音で話し声が聞き難い。前回のゴール付近の小谷村郷土館の案内板で行先のコースを確認して、国道から山肌に沿った農道や畦道を虫尾、下里瀬、石坂・・・と小さな集落を確認しながら本日の宿来馬を目指して進む。ツバメが住みやすい環境なのか集落ごとに飛び交い、羽数も多い。また、シャクが満開で開けた場所を白い花が占領していた。山の斜面ではヤマフジの藤色がよく目につき、トチの花も満開で大きな穂もよく見られた。ヒガラ、メジロ、キビタキが時々鳴き、ヒヨドリが鳴きながら飛び交っていた。虫尾集落には立派な阿弥陀堂と石碑があった。塩の道は「山間の集落からバス道路に出て、また山道に入る」を繰返す。車坂と言う急坂を上ると、今日一番の難所フスベという急斜面を横切る狭い山道に出た。我々歩きなれた一行は難なく通過することができた。途中ノスリ、オオタカが飛びアオゲラやジュウイチの声がする。
     この一帯はフォッサマグナの西端で山崩れの多発地帯だそうで、傷跡が方々で見られ、砂防工事が行われていた。約100年前に発生した稗田山崩れは日本三大山崩れだそうで、崩跡が望まれる所に幸田文の碑が建っていた。水も豊富で沢が多くワサビが生えており、葉っぱ1枚を失敬し噛みながら進む。展望台に上り稗田山の崩れをみて、本日の宿、源泉かけ流しの来馬温泉風吹荘に午後6時前に着いた。河川敷でオオヨシキリが鳴いていた。
  (2日目)
  •  宿の近く、姫川の河川敷で早朝探鳥をした。ノスリ、アカゲラ、キセキレイなどが出た。朝食後、8時30分に平岩を目指して出発した。午後3時過ぎから雨との天気予報なので余裕のある行程ではあるが気がせく。道の駅の近くの道端に10数頭のサルの群れが、春エンジュの花を食べていた。天神道という山道を進む。峠を越え、沢を渡る。キビタキやカッコウの鳴き声を聞きながら進む。少し開けた土地には小さな集落が点在する。川原に下ると温泉もある。山をくり貫き立派な国道に出る。立派な国界橋を渡り新潟県にはいる。すぐ分れ、鄙びた蒲原温泉に着く。風吹荘で作っていただいたおにぎりを食べ、今日一番の上り葛葉峠にかかる。道が見えないほど伸びたシャクの白い花をかき分けて上ること20分程で広い舗装道の峠に出る。トンネルが出来る前は賑わったのだろう、広い駐車場があるドライブインが廃屋となり草や弦に覆われている。峠からは、車の通らない広い道を一杯に広がり下る。上空をサンショウクイが鳴きながら飛び、目の前を小鳥が横切る。ホトトギスやツツドリの声も聞こえる。ここでも、山崩れ防止の工事が行われていた。誰が作ったのか大きな大仏があり、よく目立つ。ここも人気はなく廃墟のように見える。姫川の川岸を進み平岩温泉白馬荘に午後2時頃着いた。途中ポツリポツリと雨粒はあったが、雨具の着用もなく、無事到着出来た。
  (3日目)
  •  本日のコースを同行案内してくれるOさんが早朝駆けつけてくれた。夜から本降りとなった雨は、出発の時間となっても止まない。塩の道歩きは中止とし、糸魚川の街見学と塩の道の終点付近の散策をした。途中平岩駅付近の川岸にイソシギがいた。糸魚川の海岸ではウミネコ、ミサゴが飛んだ。糸魚川の街中は、春の大火の跡が生々しい。美味しい磯定食をいただき、予定を繰り上げて帰京した。
    参加者から寄せられた感想の一部です。
     南小谷からの難所?車坂・フスベも楽しかったです。二日目の天神道越えはアッと言う間に着いてしまって物足りなかったですが、沢山の野草を楽しみ、賑やかにデコレーションされたトチの木や、ニセアカシヤの群落に元気をもらいました。その昔往来した旅人に思いを馳せながらノンビリ歩いた「塩の道」で聞くキビタキの声は艶やかできれいでした。ただ、過疎化の進んだ旅館街や災害後の糸魚川の市街を目の当たりにしてノー天気の私でさえも「生きる?とは何だろうか・・」と考え込んでしまいました。そういう面でも今回の塩の道探鳥会はわたしにとって凄く意義があったと思います。(担当:門口 一雄) 
  
 高尾山 早朝探鳥会 2017年5月17日
1.日時 2017年5月17日(水) 3:30-6:00
2.天気 曇り
3.コース  6号路を3時半に出発して、琵琶滝から裏道を急登し、2号路から浄心門に出て、行の沢の上の2号路からケーブル山上駅に出て1号路を下った。
4.観察した鳥
  • 17種(キジバト、アオバト、アオゲラ、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、メジロ、キビタキ、オオルリ、キセキレイ、イカル、ガビチョウ) ベスト:キビタキ、オオルリ
5.参加者:4名
6.概要、感想等
  •  4月に続いて高尾山で早朝探鳥会を実施した。スタート地点ではモリアオガエルの声が聞こえてきた。鳥で一番先に鳴いたのはキビタキであった。4時半になるとかなり明るくなってヒガラ、シジュウカラ、ヤマガラなどが一斉に鳴き出した。キビタキの声が多く、クロツグミ、アオバトの声もあった。
    ケーブル山上駅の駅舎では今年もツバメが営巣しているらしく、2羽の親ツバメが飛び出して行った。1号路布流の滝付近の杉の大木のてっぺんでさえずるオオルリが最後に観察できて、キビタキとの違う雰囲気を味わうことができた。(担当:粕谷 和夫)
   
 高尾山周辺探鳥会 相模湖底沢・景信山・小仏探鳥会 2017年5月16日
1.日時 2017年5月16日(火) 
2.天気 晴れ
3.コース  相模湖駅8:40⇒底沢(中野・五本松経由)10:35⇒底沢峠11:45 堂所山12:05(昼食)⇒景信山13:20⇒小仏バス停14:40着・発→高尾駅15:00着
4.観察した鳥
  • 34種(外来種含)(キジバト アオバト ツツドリ トビ クマタカ コゲラ アオゲラ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ イワツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ センダイムシクイ メジロ ムクドリ クロツグミ イソヒヨドリ キビタキ オオルリ スズメ キセキレイ セグロセキレイ カワラヒワ イカル ホオジロ (外来種)コジュケイ カワラバト(ドバト) ガビチョウ) ベスト:オオルリ、クマタカ、キビタキ、イカル)
5.参加者:3名
6.概要、感想等
  •  気象情報に反して曇り空。イワツバメの乱舞する相模湖駅を出ると、早速イソヒヨドリのオスが迎えてくれた。国道20号線を回避し、中野地区を通る。オオルリ、キビタキが鳴く。底沢橋を渡ってから左に入り、民宿・五本松コースを進むと、対岸の木に止まって囀るオオルリを発見。じっくり観察していると、オオルリの奥の方でけたたましい鳴き声が聞こえた。先を急ぐ。鳴き交わしているようにも聞こえる。トビ、ノスリ、オオタカ等の声ではない。姿は確認できなかったがクマタカであろうと判断した。
      底沢からの登りはきつかった。イカルやアオバトが励ましてくれたので、コースタイムより相当早く底沢峠に着いた。堂所山まで頑張り昼食にした。ツツドリ、クロツグミの声を聞き、キビタキの姿を確認しながら景信山に到着。都心は霞んでいた。足元に気を付けながら小仏峠経由で小仏バス停に着く。14:40発のバスに飛び乗る。鳥合わせは高尾駅で行った。静かな山行、しかも山での30種超えに、皆満足していた。(担当:加藤 岸男) 
   
 オオルリを探す会(公開探鳥会) 2017年5月14日 

 密猟防止パトロール(小下沢林道) 2017年5月14日 
1.日時 2017年5月14日(日) 
2.天気 曇り
3.コース  小下沢林道 (林道入り口~第一ゲート)
4.観察した鳥
  • 17種(ノスリ、コゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、メジロ、キビタキ、オオルリ、イカル、ホオジロ、ガビチョウ) 
5.参加者:4名
6.概要、感想等
  •  公開探鳥会(「オオルリを探す会」)の開催に先立ち、密猟防止を目的とした早朝パトロールを実施した。
     参加者は4名で、それぞれ「野の鳥は野に」などと書かれた腕章をつけて、小下沢林道入口からパトロールを開始。あいにく時折小雨も混じる天気だが、それでもじきに雨もあがってきた。林道の第一ゲートまで行き、また集合地点まで戻った。パトロール中は、ハイカー風の男性一人に出会ったのみで、密猟者と思しき人はいなかった。林道途中に駐車していた車が一台あったが、周囲に人影はなかった。
     夏鳥はオオルリ、キビタキ、ヤブサメだけで、いずれも声のみの確認であるが、それぞれ複数箇所で確認することができた(オオルリは3か所で確認)。クロツグミ、サンコウチョウなどの声は聞くことができなかった。確認鳥種は17種で、鳥合わせ後に声を聞いたイカルも含めた。(担当:佐藤 哲郎
   
 遠出探鳥会 茅野 尖石・竜神池探鳥会 2017年5月2日
1.日時 2017年5月2日(火) 
2.天気 快晴
3.コース  JR高尾駅6:14発松本行→茅野駅8:49着→タクシーで尖石考古館9:20着⇒竜神池着9:30~観察・昼食~14:00⇒尖石考古館14:05・14:25タクシーで茅野駅14:40着 JR茅野駅発15:18特急又は15:22普通で帰路へ

4.観察した鳥
  • 34種(外来種含)(キジバト アオバト ツツドリ トビ クマタカ コゲラ アオゲラ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ イワツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ センダイムシクイ メジロ ムクドリ クロツグミ イソヒヨドリ キビタキ オオルリ スズメ キセキレイ セグロセキレイ カワラヒワ イカル ホオジロ (外来種)コジュケイ カワラバト(ドバト) ガビチョウ) ベスト:オオルリ、クマタカ、キビタキ、イカル
5.参加者:15名
6.概要、感想等
  •  JR中央線高尾発の普通列車松本行3号車に15名の参加者が乗る。大型連休中なのに意外と空いていた。車窓からの南アルプスや富士山、鳳凰三山や八ヶ岳、そして奥秩父の山々が残雪に輝く美しい姿を見せていた。山梨・長野の県境を過ぎると正に早春の風景だ。
     茅野駅からは5人乗りタクシー3台で尖石考古館へ。サクラが満開だ。早速、ホオジロとキビタキが迎えてくれた。竜神池畔までは徒歩で10分程。残念ながら、野鳥の声のシャワーの時間は過ぎてしまっていて、少し静かだった。先ずは、全員で木道を一周する。木々は芽吹き始めたばかり。鳥影を探すのは容易である。バードウォッチャーやカメラマンも予想より少ない。クロツグミ、サンショウクイ、シメ、ゴジュウカラ、カケス、キビタキ等々、次々に姿を見せる。ゴジュウカラの巣穴、クロツグミポイント等を見ながら一周した。既に1時間が経過した。
     それからは14時までこの狭いエリアで野鳥を待つ。何処で待つか、どこを探すか。どんな野鳥と出合えるかは運次第だ。一人で回る方、数人でじっくり回る方、早々に昼食にする方…。東屋付近でコルリが出ているらしい。急行すると奥の方に見え隠れしている。カメラマンも少し興奮気味だ。動かないで、前へ出ないで、木道を揺らさないで等々の小さな叫びが聞こえる。トビの声?いやいやカケスです。鳴き真似をしているのです。初めて耳にした方も多かったようだ。クロツグミがじっと身を隠している。枝被りながら眼線でじっくり観察出来た。キビタキはあっちこっちで出現した。残念ながらオオルリのオスは確認できなかった。池にはマガモとカルガモ、アオサギ。上空にはノスリとカケスの鳴き真似ではないトビ。コサメビタキも複数飛び回っていた。4時間余りはあっという間に過ぎた。カワセミ会としては初めての探鳥地。“素敵な環境ね”という言葉に担当としても安堵した。鳥合わせをして茅野駅へタクシーで移動した。“富裕層”はスーパーあずさで、“庶民”は普通列車乗り継ぎで帰路に着いた。(担当:加藤 岸男)
   
 遠出探鳥会 谷津干潟探鳥会 2017年4月29日
1.日時 2017年4月29日(土) 
2.天気 晴れ
3.コース  習志野市谷津干潟
4.観察した鳥
  • 42種(外来種1含む)ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、シマアジ、コガモ、スズガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ダイゼン、コチドリ、メダイチドリ、オオメダイチドリ、セイタカシギ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、キアシシギ、キョウジョシギ、ハマシギ、ユリカモメ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、オナガ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、センダイムシクイ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ  カワラバト(ドバト)(外来種)  ベスト:シマアジ、ダイゼン、メダイチドリ
5.参加者:23名
6.概要、感想等
  •  八王子駅7:26発、東京駅乗り換え、京葉線・南船橋駅に9:00到着。受付をして出発。谷津干潟に到着するが満潮状態。南船橋側のシギチポイントには雌雄のスズガモが居残っていた。シマアジ情報があったので淡水池に急ぐ。ちょっと待っただけで水草の中からお出ましになった。じっくり観察する。習志野高校側に移動すると、杭の上になんとメダイチドリとオオメダイチドリが並んでいる。お腹の黒くなったハマシギも。すっかり夏羽のダイゼンも。遠くにいたチュウシャクシギが近付く。キアシシギはのんびりお休み。谷津干潟はシギチが本当に近い! あの暑さの中でも一周した方も数名居た。14:00からセンター前で鳥合わせ後解散したが、皆さん南船橋側で採餌していたオオソリハシシギの所に急ぐ。赤褐色の夏羽にしばし心を奪われていた。(担当:玉木 雅治、加藤 岸男) 
   
 高尾山 早朝探鳥会 2017年4月26日 
1.日時 2017年4月26日(水) 3:30-6:05
2.天気 曇り
3.コース  6号路を3時半に出発して、琵琶滝から裏道を急登し、2号路から浄心門に出て1号路を下った。
4.観察した鳥
  • 19種(キジバト、フクロウ、コゲラ、アオゲラ、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、メジロ、キビタキ、オオルリ、アオジ、コジュケイ、ガビチョウ) ベスト:フクロウ、ヒガラ)
5.参加者:5名
6.概要、感想等
  •  高尾山で早朝探鳥会を実施した。最も早く鳴き出したのがフクロウであった。4時22分で場所は2号路、未だ暗かった。ゴロスケホホとはっきり近くでないている声だった。そのご薄明るくなって他の鳥が鳴き出すとフクロウの声はなくなった。浄心門で少し明るくなり、野鳥の声のシャワーが始まった。ヒガラ、ウグイス、ヤブサメのさえずりが特に目立った。1号路のタカオスミレの花はピークが過ぎていた、タツナミソウが咲いていた。布流の滝の沢ではカエルの声が聞こえてきた。トウキョウダルマガエルのような声でるが、シュレーゲルアオガエルかも知れない。でも田んぼがない高尾山でこの声を聞くとは不思議である。モリアオガエル、タゴガエルであれば納得するのだが。(担当:粕谷 和夫)
   
 密猟パトロール探鳥会(日影沢) 2017年4月25日 
1.日時 2017年4月25日(火)
2.天気 晴れ
3.コース  日影沢入口駐車場・・・(日影沢林道)・・・小仏城山・・・一丁平・・・(学習の道)・・・高尾山5号路・・・(いろはの道)・・・日影沢入口駐車場
4.観察した鳥
  • 25種(内夏鳥6種)オオルリ4、ヤブサメ6、クロツグミ1、センダイムシクイ1、キビタキ3、イワツバメ6、ウグイス8、キジバト、トビ、コゲラ、アオゲラ、ハシブトガラス、カケス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、カワガラス、キセキレイ、イカル、ホオジロ、コジュケイ、ガビチョウ
5.観察した主な野草(スミレ)
  • 11種(タチツボスミレ、マルバスミレ、ニョイスミレ、ナガバノスミレサイシン、エイザンスミレ、ヒカゲスミレ、コスミレ、ナガバノアケボノスミレ、タカオスミレ、オカスミレ、アケボノスミレ)
6.観察した蝶
  • 5種(ミヤマセセリ、テングチョウ、アカタテハ、キタテハ、スギタニルリシジミ)
5.参加者:7名
6.概要、感想等
  •  日影バス停8時15分着のバスを待って、腕章と野鳥保護のステッカーをつけて出発した。朝早いためか人出は少ない。駐車場付近でカワガラス、ヤマガラ、シジュウカラが出た。日影沢林道を進む。間もなくオオルリが樅の木の天辺で鳴いているのを確認した。その後数回オオルリの鳴き声は聞こえたが姿は見つけられなかった。通称水場付近で、右側の林からクロツグミが左側の林に飛んだ。造林小屋付近ではヤブサメが盛んに鳴く。ヤブサメはその後、再三鳴くのを確認した。林道が大きく右にカーブし、造林地から伐採地に進むと、次々とスミレが咲いていた。蝶も飛び始めた。詳しい方々に教えていただきながら小仏城山に到着する。満開のサクラの下で昼食とする。上空をイワツバメが西から東の方向に飛ぶのを確認した。
     食後、縦走路を一丁平に向かう。年配のハイカーが多い。途中のマツ林付近でセンダイムシクイが鳴いている姿を見た。同時にキビタキ♀もでた。一丁平からは、防火帯を下り学習の道へ進む。歩きやすく気持ちいい道だが、ハイカーも野鳥の声も少ない。高尾山5号路からいろはの道ではキビタキが鳴く。急坂を下り日影沢に戻り解散した。密猟等の不審者は見当たらなかった。(担当:門口 一雄)
   
 高尾山周辺探鳥会 ギフチョウの石砂山 2017年4月17日 
1.日時 2017年4月17日(月) 
2.天気 曇り
3.コース  JR藤野駅8:00→赤沢バス停8:10⇒篠原・大石神社9:20⇒石砂山への取付9:40⇒石砂山山頂11:00~11:40⇒篠原の里13:00着
13:38発→やまなみ温泉入口発14:19→JR藤野駅着14:29
4.観察した鳥
  • 28種(外来種含む)(キジ キジバト ツツドリ ノスリ コゲラ アオゲラ サンショウクイ カケス  ハシボソガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ センダイムシクイ メジロ ミソサザイ ツグミ キビタキ オオルリ スズメ キセキレイ カワラヒワ ホオジロ アオジ ガビチョウ(外来種)) ベスト:キビタキ、センダイムシクイ、ホオジロ
5.観察した主な野草
  • タチツボスミレ ナガバノスミレサイシン シロバナナガバノスミレサイシン オカスミレ ツルカノコソウ ノミノフスマ キュウリグサ カンアオイ ヒトリシズカ キランソウ シュンラン ミヤマキケマン ミツバツヅジ ヒメカンスゲ等21種 ※スミレサイシンの「サイシン」は、「細辛」と書き、根が細く味が辛い、という意味。
6.観察した蝶
  • テングチョウ キタテハ ヒオドシチョウ ベニシジミ コツバメ モンキチョウ スジグロシロチョウ ギフチョウ ミヤマセセリ 以上9種
7.参加者:7名
8.概要、感想等
  •  雨が心配されたが、薄日の射すまずまず天候となった。赤沢バス停から直ぐに市道を離れ山道に入ると、鳥の声が一段と大きくなる。キセキレイ、センダイムシクイ、ヤブサメ、ウグイス等が盛んに囀る。渡って来たばかりのキビタキもいい声で迎えてくれた。サンショウクイも、チリリチリリと鳴きながら飛び回っていた。ホオジロもじっくり観察。
     篠原の回り舞台がある大石神社で休憩の後、石砂山に向かう。県道を右折した所で、地元の方から、昨日あたりから盛んに出てるよ、とギフチョウの情報をいただき先に進むと、ミツバツツジの花々を舞い飛ぶギフチョウを発見。次々に出てくる。ギフチョウ目当てのカメラマンも数名いた。私たちもしばし撮影会に参加した。
     最奥の民家から、石砂山への登山道に入る。ギフチョウは所々で出現する。ツツドリもオオルリも少し遠くで鳴いていた。最後の急登をどうにか登り山頂へ。到着は11:00だった。山頂でも5頭のギフチョウが乱舞していた。所謂“裏丹沢”の山々を眺めながらの昼食。少し雲行きが怪しくなったので、11:40に下山を開始する。カンアオイの葉にギフチョウの卵を見つけ、小ささと綺麗さに一同感激する。ミソサザイが鋭い声で鳴く。
     「篠原の里」に13:00到着。鳥合わせをする。「中村橋」からかわいらしいバスで「やまなみ温泉」に出た。入浴希望者はなかったが、アルコールで喉を潤した方が2名いた。藤野駅へのバスは30分ほどで来た。野鳥と野草と蝶を堪能した山行だった。(担当 加藤 岸男)
   
 北浅川(松枝橋~小田野中央公園) 月例探鳥会 2017年4月9日
1.日時 2017年4月9日(日) 
2.天気 曇時々雨
3.コース  松枝橋をスタートし北浅川の上流に向かって陵北大橋を経由し、小田野中央公園までの右岸を歩くコース
4.観察した鳥
  • 38種(キジ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、バン、イカルチドリ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、イカル、ホオジロ、アオジ、コジュケイ、ドバト、ガビチョウ) 本日のベスト:キジ、シメ、ウグイス
5.参加者:15名
6.概要、感想等
  •  心配した雨は開始前から降りだしていましたが探鳥会だけでも済ませたいと思っていたので実施しました。降ったり止んだりで傘をさしたりカッパを着たりでそれなりに探鳥できました。松枝橋上流浅瀬の石ころの中にいたイカルチドリを全員で見ました。松枝住宅裏グランドにツグミ20羽+いました。キジやアオジ゙が何度も出てきて楽しませてくれました。嘴がきれいな鉛色になっているシメも見られました。小田野中央公園での鳥合わせの時は雨も本降りでしたがイカル3羽が迎えてくれました。そのあと、雨の中有志で公園の中にあるテーブル付きのベンチでお酒を~みながらお弁当を食べて解散したそうです。雨の中参加した皆さんありがとうございました。(担当:中村 后子)
   
 滝山自然公園~多摩川・秋川探鳥会 2017年3月30日 
1.日時 2017年3月30日(木) 
2.天気 晴れ
3.コース  八王子道の駅・・(谷治川右岸)・・・滝山自然公園・・・多摩川・秋川合流部・・・高月浄水場・・・(秋川右岸)・・秋川・東秋留橋・・(秋川左岸)・・秋川多摩川合流部・・・(多摩川右岸)・・・多摩川睦橋(解散)
4.観察した鳥
  • 49種(キジ、オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、イカルチドリ、コチドリ、トビ、ハイタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、シメ、ベニマシコ、ホオジロ、アオジ、コジュケイ、ドバト、雑ガモ)  本日のベスト:マヒワ、アトリ、オカヨシガモ、ヒバリ、ハイタカ、コチドリ (番外)コウモリ
5.参加者:18名
6.概要、感想等
  •  東京都農林水産振興財団の野鳥観察支援コースを逆に通るコースある(一部変更)。八王子道の駅は、商店が開店したばかりで人出は少なかったが車の出入りは多い。上空をコチドリのペア?が鳴きながら飛び交う。道の駅裏の谷地川に出たとたん、イワツバメが飛び、渡って来たばかりのツバメが電線に止まり鳴いていた(ツバメはこの春、初認である。)。ジョウビタキが建物の裏の枯草から飛び出した。谷地川ではキセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワが鳴く。ケヤキの大木の枝影にシメがいた。シメはその後再三出てよく観察できた。滝山自然公園への上り道では、コゲラ、エナガ、メジロ、シジュウカラと何時もの鳥の鳴き声がし、上空でトビが旋回する。公園内は静かで、時折カラ類の鳴き声がするが羽数は少ない。大きなクヌギの枝にマヒワ十羽ほどの群がツボミを食べるのを観察した。公園中央部には鳥影がない。公園から駐車場に下る道でモズを見た。公園崖下の小川のほとりでは、ベニマシコ♀が出てよく観察した。予定を変え多摩川の昭和用水堰の上で川を見ながら昼食とした。川原にコチドリ、イカルチドリ、タヒバリが、川の中にはカイツブリ、オオバンがいた。何故かカモの仲間はいなかった。上空に羽根の一部が欠けた大型のコウモリが飛来し飛びまわる。真昼に飛びまわるコウモリの種名が話題となるが分からない。
      昼食後は高月の浄水場に回る。コガモ、マガモにオカヨシガモが残って居た。繁殖羽が春の光を浴び一段と鮮やかであった。カワウが浄水場の池の近くの木に巣を架け中にいた(造巣中?)。浄水場での営巣、成功するだろうか、撤去されるのか、先が案じられる。秋川の堤防にアマナが群生していた。秋川の川原ではアオジ、モズ、カワセミ、カイツブリが出現したが、ここも鳥数が少ない。多摩川右岸に回るとシンジュの木にアトリ♂♀がおり、よく観察できた。睦橋を渡り鳥合わせ解散とした。終了後有志10人でご当地の酒蔵で乾杯とした。
      歩いた距離12Km余、所要時間5時間半で確認した野鳥49種であった。鳥の種類数は出たが、羽数は少なかった。(担当:門口 一雄)
   
 浅川市民探鳥会(八王子市西南部地区環境市民会議探鳥会支援) 2017年3月19日 
1.日時 2017年3月19日(日) 
2.天気 晴れ
3.コース  浅川の両界橋から白山橋の北側にある八王子の杜公園墓地の谷を往復して再び南浅川に戻り浅川市民センター裏
4.観察した鳥
  • 19種(キジバト、トビ、コゲラ、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、カワガラス、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、マヒワ、アオジ、ドバト) ベスト:カワガラス、ジョウビタキ、キセキレイ
5.参加者:18名(公募した参加者31名、環境市民会議のスタッフ12名)
6.概要、感想等
  •  八王子西南部地区環境市民会議主催の野鳥観察会を支援した。4班に分かれて2班は南浅川の両界橋から白山橋の北側にある八王子の杜公園墓地の谷を往復して再び南浅川に戻り浅川市民センター裏までコースを、他の2班は逆のコースを歩いた。コースが短く、自然環境の変化も少ないためか、観察した種は19種と少なかった。しかし、全ての班ではないが、浅川市民センター裏の落差構の滝では今年もカワガラスが営巣している模様で、滝付近にやってきたカワガラスを観察できた。同じ場所にはキセキレイも来ていた。マヒワの群れを観察した班もあった。(担当:粕谷 和夫)
   
 高尾山周辺探鳥会 大平林道・小仏城山・相模湖 2017年3月18日 
1.日時 2017年3月18日(土) 
2.天気 晴れ
3.コース  JR相模湖駅→大垂水バス停⇒水野橋⇒大平林道⇒小仏城山⇒千木良⇒弁天橋⇒相模湖大橋⇒相模湖駅
4.観察した鳥
  • 27種(オシドリ ホシハジロ カイツブリ キジバト カワウ オオバン トビ コゲラ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ミソサザイ ムクドリ ツグミ ジョウビタキ ハクセキレイ カワラヒワ マヒワ ホオジロ カシラダカ アオジ) ベスト:なし
5.観察した野草等
  • ヤマルリソウ キジムシロ ダンコウバイ エイザンスミレ タチツボスミレ ヒメウズ サワハコベ キブシ
6.参加者:3名
7.概要、感想等
  •  8:39相模湖駅発八王子駅行のバスは、登山者でほぼ満員であった。底沢で半数が下車。大垂水バス停には8:55着。乗客はいなくなった。国道20号線を高尾方面に下り、水野橋で大平林道に入る。ヒガラやエナガの声はするものの、予想通りの静かさであった。稲荷山コースとの分岐はいいポイントだが、静か。旧作業小屋付近も静か。一丁平分岐の手前でやっとジョウビタキやアオジが出現した。このコースでは珍しいカシラダカも2羽。
    大垂水峠への分岐の先は更に静かになった。定期カウントコースの引き返し地点を過ぎ暫く進むと、今日の目当てであるマヒワの小さな群れに出合う。30羽ほど。
     大垂水峠からの登山道と合流し、急な登りを15分ほどで、小仏城山の山頂に到着した。ほぼ予定通りの11:45。少し霞んでいるが富士山もきれいに見えた。3連休と好天で人も多い。ゆっくり昼食。12:45出発。私を除くお二人は野草に詳しい方なので、鳥の出が少なくても楽しんでいられるように見える。千木良には13:35着。少し休憩して弁天橋へ向かう。橋上からは、オシドリ、オオバン等の水鳥を観察。相模湖大橋ではホシハジロを観察。風が強くなったが、予定通り15:00相模湖駅に到着した。26種出たが、ベストと言える印象に残る野鳥との出合いは残念ながらなかった。(担当 加藤 岸男)
   
 多摩川・浅川合流~多摩川・石田大橋 公開探鳥会 2017年3月12日
        
  涸沼・大洗、苫小牧航路探鳥会 2017年3月3日~5日
1.日時 2017年3月3日(金)~5日(日)
2.天気 晴・曇・雪
3.行程:涸沼・大洗(大洗海岸・平磯海岸)、大洗~苫小牧航路往復(福島沖~津軽海峡沖)
4.観察した鳥
  • 涸沼・大洗 51種(含む外来種1種)
    コハクチョウ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、シノリガモ、クロガモ、ウミアイサ、カイツブリ、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、ヒメウ、ウミウ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、タゲリ、ミユビシギ、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、シロカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ウミスズメ、トビ、オオワシ、ノスリ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、シメ、アビ?、コブハクチョウ 
    ベスト:オオワシ、シノリガモ、ウミアイサ
    大洗~苫小牧航路<往復> 21種(含む外来種1種) 
    オオハム、シロエリオオハム、コアホウドリ、クロアシアホウドリ、オオミズナギドリ、ハイイロミズナギドリ、ウミウ、ミツユビカモメ、ウミネコ、カモメ、シロカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、トウゾクカモメ、ハシブトウミガラス、ウミスズメ、コウミスズメ、エトロフウミスズメ、ウトウ、ハヤブサ、カワラバト <海獣:キタオットセイ、イシイルカ、カマイルカ、コビレゴンドウ?>
    ベスト:オオハム類、コアホウドリ、ミツユビカモメ、トウゾクカモメ、ウミスズメ
5.参加者:7名
6.概要、感想等
  •  当初は大洗~苫小牧航路での船上からの海鳥のみを目的とした探鳥会の計画であったが、参加希望者から、折角なのでフェリー乗り場周辺の探鳥地も回わりたいとの要望を受けて、1日目、朝、八王子発とし、涸沼・大洗(茨城県)での探鳥を加えた行程とした。
     八王子駅前から車に分乗し、まずは、毎年越冬するために飛来しているというオオワシを見るため、涸沼の南岸にある網掛公園というところに向かった。到着してすぐに地元の方から、沼の上空を飛んでいるとの情報をいただき、だいぶ高度はあったものの、なんとか参加者全員で、尾羽と肩羽が真っ白のオオワシ成鳥を観察することができた。午後は大洗海岸や平磯海岸で、シノリガモやウミアイサ、クロガモ等の海カモ類やミミカイツブリやアカエリカイツブリといったカイツブリ類、ウミスズメ等の海鳥を観察した。
     夜、10時半にフェリー(さんふらわあだいせつ)に乗船、2日目は朝7時半頃(金華山沖)から、船上でのバードウォッチングを開始した。午前中は天気もよく、風もほぼ無風状態で、寒さはそれほどでもなく、ウミスズメの群れやハシブトウミガラスが見られた。この航路でのこの時期のハイライトは午後から日没にかけて、エトロフウミスズメの大群やコウミスズメの出現であるが、なぜか今回は不発に終わり、残念ながらほとんど見ることができなかった。ミツユビカモメやカモメ、コアホウドリ等はじっくり観察できた。苫小牧港に着岸後、夕食は近くの回転寿司で北海道の味覚を堪能し、再び、乗ってきた船に戻った。
     3日目は早朝、6時半から、甲板に出て観察を開始。しかし、期待のエトロフウミスズメやコウミスズメはやはり出現せず…。前日に引き続き、ウミスズメは多く、ウトウやハシブトウミガラスも見られた。海獣類ではキタオットセイが波間に浮かび、手?を振り「バイバイ」する姿が見られ、カマイルカやイシイルカといったイルカの群れも出現した。また、延々と続く三陸の複雑な海岸線や雪をかぶる早池峰山等、海上からの沿岸の景色も楽しむことができた。復路の終盤、15時過ぎから17時に(いわき沖)かけて、突然、海面に浮かぶオオハム類が次々と現れ、この時期、換羽中で飛べずに水面をバタバタと走る成鳥の姿が見られた。また、トウゾクカモメも複数、出現し、ミツユビカモメを襲うシーンも見られ、最後に盛り上がって、丸2日間の船上からのバードウォッチングは無事、終了した。 (担当:古山 隆)
   
 浅川市民探鳥会(八王子市史編纂室と共催) 2017年2月25日 
1.日時 2017年2月25日(土) 
2.天気 晴れ
3.コース  八王子市役所裏の浅川鶴巻橋から左岸を中央高速道橋まで行き、折り返し
4.観察した鳥
  • 36種(キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ヒメアマツバメ、イカルチドリ、タシギ、トビ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、ドバト、ガビチョウ) ベスト:カワセミ、ジョウビタキ、タシギ、オオタカ、コゲラ
5.参加者:24名(公募市民45名)
6.概要、感想等
  •  八王子市史編纂室と共催で浅川野鳥観察会を実施した。公募に応じた参加者は45名で、親子連れも数組あった。鳥に興味を持つ小学生が参加してくれて頼もしい。鶴巻橋の上からは魚をじっと狙うカワセミを皆が観察できた。ジョウビタキのオス、メスが交互に出てきたのはよかった。清川グランドの淵では、エナガとコゲラが同じ木に集まってくれた。
     最後に排水樋門から流れ出る小さな流れで採餌するタシギに出会えた。草が生える中だったので、それでなくても保護色のタシギを見つけることは難しく、第1班は見逃してしまったが、第2班がこれを見つけて、第1班も戻って皆が観察できた。これを祝うかのようにオオタカが旋回してくれた。タシギの姿が目立てばオオタカに狙われるのであろう。(担当:粕谷 和夫)
   
 遠出探鳥会 横浜・舞岡公園探鳥会 2017年2月21日
1.日時 2017年2月21日(火) 9:00~14:00
2.天気 晴れ
3.コース 横浜市営地下鉄舞岡駅⇒舞岡公園⇒舞岡公園駅
4.観察した鳥
  • 33種(マガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、コサギ、タシギ、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アリスイ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、カシラダカ、アオジ、コジュケイ、カワラバト(ドバト) ベスト:コゲラ、タシギ、ノスリ
5.参加者:9名
6.概要・感想等
  •  八王子駅発7:29の横浜線の電車の5両目には7名の参加者が乗り込んだ。意外と空いている。町田からもう一人。そして横浜市営地下鉄「舞岡駅」に8:48に着くと、お一人が待っておられた。気象情報とは違い風も穏やかだった。早速モズ、ジョウビタキ等14種と出合いながら、舞岡公園に9:40到着した。ヤマシギポイント「きざはし池」でヤマシギ情報を聞くと、今日はまだ出ていない、という。ノスリがずうっと樹上に止まっていたらしい。
    暫く待ったが、状況に変化がないのでもうひとつのヤマシギポイントに向かう。こちらも今年は見られてないとの情報通りだったが、そこにコゲラが出現。それもオス。2メートル。後頭側の赤斑をしっかり確認する。それも左右。参加者全員小さな盛り上がり。田んぼの畦でセイタカアワダチソウ等の外来種を駆除していた。カワセミも出現。
     強くなり始めた風の中、公園内を一周しきざはし池が見える地点まで戻ると、望遠鏡を覗き、カメラを構えているのが見えた。早足になって急ぐ。視線の先には、頭頂部が縦縞模様のタシギだった。シロハラ、キセキレイもいた。
     水車の隣の東屋で昼食を食べながら、ヤマシギを待つことにする。ノスリが飛ぶ。アリスイの鳴き声も聞こえた。13:00に鳥合わせをしたが、諦めきれずに13:30まで待つことにする。風が更に強く吹く。残念ながら、強風でも縦縞は横縞に出来なかった。
     帰路、カワセミが慰めてくれるかのように、見送ってくれた。八王子着15:35。(担当 加藤 岸男)
  •      
 高尾山周辺探鳥会 武蔵陵墓地・多摩森林科学園 2017年2月15日
1.日時 2017年2月15日(水) 
2.天気 快晴
3.コース  JR高尾駅北口⇒陵南公園⇒武蔵陵墓地⇒多摩森林科学園⇒浅川市民センター⇒JR高尾駅北口
4.観察した鳥
  • 37種(マガモ、カルガモ、オナガガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、カワガラス、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、シメ、ミヤマホオジロ、カシラダカ、アオジ
     カワラバト(ドバト)) ベスト:ミヤマホオジロ、カワガラス、カシラダカ
5.参加者:26名
6.概要、感想等
  •  ねらいは多摩森林科学園のミヤマホオジロと廿里町のカワガラス。この2種との出合いを期待して26名の会員が参加した。先ずは遠い山稜の樹上にノスリ。じっくり観察して高尾駅北口を9:05に出発。南浅川沿いに歩く。水辺の鳥達が極端に水量の少ない川底の水面で憩っている。オナガガモも2番(つがい)、まだいた。カワセミもやってきた。モズやジョウビタキもあちこちに。陵南公園から武蔵陵墓地へ。静寂そのものの中の砂利道を進む。僅かにカラ類等の混群を見る。一番奥まったところで、木止まりのノスリを発見。次いで、シロハラ、トラツグミ、シメが木陰で動いているのを発見するが、じっくり見せてはくれなかった。
     多摩森林科学園には11:15に到着。ミヤマホオジロに出合えそうなポイントを説明し、13:00までに昼食を摂って入口付近に集合することを約して一旦解散するが、結果的に柳沢林道コースと釣船草通りに分かれて探すことになった。柳沢林道コースに進んだが、鳥の気配がしない。ご夫妻らしいバードウォッチャーに聞くと、少し前に釣船草通りで見たとのこと。急いでコース変更をする。暫くすると釣船草通りで探していた方から“ミヤマホオジロ発見”との連絡が入る。ミヤマホオジロはカシラダカと一緒に採餌しながら飛び回っていた。暫くすると群れは飛び去ったので昼食とした。すると又舞い戻ってきて今度はじっくり観察した。
     廿里町の浅川市民センター裏のカワガラスポイントには13:15に到着。水辺の石の上でじっとしているカワガラスを発見。全員で観察。暫くして飛び去った後、今度は番で登場し、餌を咥えた方が、堰堤の流れの中に飛び込んでいった。カワガラスの繁殖活動はもう始まっているようだ。
     浅川市民センターのロビーで鳥合わせをする。37種類はまずまずの成果であった。(担当:加藤 岸男)
   
  北浅川(松枝橋~陵北大橋)月例探鳥会 2017年2月12日 
1.日時 2017年2月12日(日) 
2.天気 晴れ
3.コース  松枝橋をスタートして北浅川の上流に向かって陵北大橋まで
4.観察した鳥
  • 36種(キジ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、トビ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、モズ、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、ガビチョウ、オオバン、ハクチョウsp、オオバン、ベニマシコ、オナガ) 本日のベスト:ハクチョウsp、アカゲラ、キジ、モズ
5.参加者:22名
6.概要、感想等
  •  それ程寒くなく、天気は快晴で探鳥会日和でした。開始前にカワセミが見られました。スタートしてすぐに雑木林の中で木のテッペンにいたベニマシコ1羽を先頭を歩いていた方々だけが見られました。松枝住宅手前の畑の中の雑木林付近で後ろを歩いていた方々がアカゲラをバッチリ見られて感動したと言っていました。また諏訪団地裏の河川敷で上空を南南西の方向に青空の中5羽のハクチョウsp、が飛翔していく姿を参加者全員で見て感動しました。天使病院堰で小休憩し、予定通り11:00に陵北大橋下で鳥合わせ解散。(担当:中村 后子)
   
 遠出探鳥会 多摩湖・狭山湖探鳥会 2017年2月6日 
1.日時 2017年2月6日(月) 
2.天気 晴後曇後強風
3.コース  上北台駅(多摩モノレール)…東大和市狭山緑地…多摩湖周遊道…多摩湖中堰堤…山口観音…狭山湖…西武球場前駅(解散)
4.観察した鳥
  • 35種(カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、オオバン、トビ、ノスリ、ミサゴ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、アトリ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、ドバト、ガビチョウ) ベスト: ビンズイ、シロハラ、カンムリカイツブリ
5.参加者:20名
6.概要、感想等
  •  多摩湖・狭山湖に飛来するカモの仲間とタカの仲間の観察をめあてとした。上北台から狭山緑地入口までの約1.5Kmは都市近郊の農地が点在する平坦な道である。中学校の校庭でツグミ、畑でジョウビタキ、シジュウカラが出た。狭山緑地は高木の雑木林で梢越しに冬の日が射し込む。遊歩道が整備されていて歩きやすい。緑地入口でシロハラが落ち葉をかき分けているのがよく観察できた。続いてモズがヤブの中を動き回る。展望広場で、丹沢の山並みを眺めながら休憩。さらに林の中ではコゲラが再三飛び回りよく見られた。アオゲラ、ヤマガラ、シジュウカラなど里山の鳥の声が聞こえた。周遊道路から多摩湖南岸に回る。金網越しに湖面を探すが鳥影はない。上空をミサゴ、ノスリが飛ぶ。多摩湖下の湖ではオオバン1羽を確認した。上の多摩湖湖面には、カワウとカンムリカイツブリの群がいた。山口観音では、ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、メジロの混群に出合いよく観察した。民家の庭先でエサをとるアトリ1羽を見た。五重塔から先では、シロハラが再三でた。今までの青空が一転、怪しい雲が広がり、風が出てきた。急いで狭山湖湖畔に進む。南岸の芝生広場にビンズイが4羽いた。人間が近づいてもあまり逃げない。ビンズイを見ながら昼食とした。風は一段と強まり、狭山湖湖面は波立ち、カンムリカイツブリ、カモの仲間は見えない。残念だが退却とした。帰路、の広場では、シロハラが先導する。予定より早かったが西武球場前で鳥合せ後解散した。
     この探鳥会は、カモの仲間の観察を楽しみに実施したが、何故か3日前の下見を含め出現しなかった。今後の野鳥の動向が気になる探鳥会であった。(担当:門口 一雄)
   
  上柚木公園(野鳥観察支援) 2017年2月5日 
1.日時 2017年2月5日(日) 
2.天気 晴れ
3.コース  上柚木公園内と隣接する大栗川
4.観察した鳥
  • 28種(キジバト、ハイタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、シメ、イカル、カシラダカ、ガビチョウ) ベスト:カワセミ、カワラヒワ、アトリ、シメ、モズ
5.参加者:11名(上柚木公園募集参加者35名)
6.概要、感想等
  •  柚木公園の野鳥観察会を支援した。先ず目に入ったのはシメの群、少し遠かったが葉を落としたトチの木に20羽以上が止まっていた。テニスコートを過ぎて雑木林に入るとエナガがいて、アオゲラもちらっと姿を見せてくれた。北側の斜面の下にツグミとシロハラがいて、そこにアトリの集団がやってきた。30羽位はいたと思う。大栗川に出るとカワセミとセグロセキレイがいた。カワセミは上流方向に飛んで行ってしまったので、参加者全員が観察できなかったことが、残念であった。全部で28種と予想より多くの種類の鳥が観察できたが、スズメは出なかった。(担当:粕谷 和夫)
   
  高尾山周辺探鳥会 初沢山・草戸山・城山湖 2017年1月18日 
1.日時 2017年1月18日(水) 
2.天気 快晴
3.コース  JR高尾駅南口⇒みころも堂⇒初沢山⇒草戸山⇒城山湖⇒大戸⇒舘ヶ丘団地バス停⇒JR高尾駅南口
4.観察した鳥
  • 31種(キジバト、カワウ、アオサギ、ヒメアマツバメ、トビ、ノスリ、コゲラ、アオゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、アオジ、ガビチョウ) ベスト:イカル、ルリビタキ、エナガ、シロハラ
5.参加者:12名
6.概要、感想等
  •  JR高尾駅南口9:00集合し出発。先ずはみころも堂。池は全面結氷していた。頭上にイカルが1羽いた。天神社への登りではジョウビタキのメスとの最初の出合い。最初の急な登りに喘ぎながらも、メジロの声に励まされて初沢山頂に到着。丹沢山塊の眺めがいい。エナガに送られながら草戸山への山道に入る。右に高尾霊園、左に拓殖大学八王子キャンパスを見ながら有刺鉄線のフェンスに沿い進む。鳥はいない。ペースは先が心配になる程の極ゆっくり。鉄塔下で休憩の後、やっと高尾山口からのコースと合流し、草戸峠に着いた。景信山から奥多摩方面が青空の下で輝いていた。先を急ぐが、ルリビタキのメスが出現しストップ。12:10に草戸山に到着し、昼食とした。ハイカーもちらほらいた。
     城山湖へ向かう。エナガの群れに再び合う。城山湖の湖面にはカワウのみ。ダムサイトにはツグミ。展望台への途中でシロハラの警戒する声に驚く。ノスリ、ヒメアマツバメが飛ぶ。大戸への下りでルリビタキのオスが道脇の木にお出まし。多くの人が見る。
     大戸バス停に着くと、丁度バスが到着。ここで相原駅利用の方とはお別れし、7名で町田街道を進む。上相原病院入口を過ぎた所に小さな池があり、やはり結氷していた。氷上にキセキレイを見ながら通り過ぎようとした時、ルリビタキのオスを発見。それから始まったのが、ルリビタキの“アイスダンス”だ。じっくり観察した。バスに乗らずに、30分余計に歩いた者達へのご褒美だった。舘ヶ丘団地バス停から高校生達と同乗して高尾駅に向かった。15:30に解散。(担当:加藤 岸男)
  •  
  渡良瀬遊水地探鳥会 2017年1月14日 
1.日時 2017年1月14日(土) 
2.天気 晴れ後曇り
3.コース  東武日光線柳生駅~谷中湖~中の島~中央エントランス~赤麻橋~第一調整池~思い出橋~東武日光線板倉東洋大前駅
4.観察した鳥
  • 62種(キジ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロ、ミコアイサ、カワアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クイナ、オオバン、タゲリ、タシギ、クサシギ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、ハイタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、コチョウゲンボウ、ハヤブサ、モズ、オナガ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン) ベスト:ハイイロチュウヒ、チュウヒ、ベニマシコ
5.参加者:16名
6.概要、感想等
  •  カワセミ会遠出探鳥会を渡良瀬遊水地で開催した。今回は電車利用。9時50分に東武日光線柳生駅を降りて谷中湖に向かう。この冬一番の寒気到来の日という事で、谷中湖は北西の風が強い。カモ類も強風を除けて身を隠しているのか、水面で見られるのは、マガモ、コガモ、ヒドリガモが多い。そしてカワウの大群である。何時もは目立っているカンムリカイツブリ、ミコアイサ、カワアイサの白い鳥も今日は少ない。中の島ではアカハラとタシギに遭遇。チフチャフ情報があるので、谷中村跡地に向かう予定を変更して探したが我々の前には出てこなかった。その変わりにベニマシコ4羽が出た。東谷中橋付近で、ハヤブサを見ながら少し早目の昼食。午後からは曇り空となったが、鷹見台方面に向かう。カシラダカ、アオジ、チュウヒ等を見ながら葦原を進む。谷中橋では、遠くにタシギ、タゲリ、ヒバリ等を見つけた。強風の鷹見台でコミミズクを探したが見つからず、代わりに遠くにミサゴ、ノスリが現れた。帰りの赤麻橋付近で芦原を見たら、白い羽の美しい鷹、ハイイロチュウヒの♂が我々の方に飛んで来た。寒さに震えながらも参加者の顔には笑みが浮かんだ。担当者も気が楽になって第一調整池のハイイロチュウヒの塒入りを観察する場所に向かう。本日の鳥合わせをしながら塒入りを待つ。少し遠かったがチュウヒやハイイロチュウヒの♀、ハイタカ、コチョウゲンボウも見られた。16時、雲行きが怪しくなり、あたりも暗くなってきたため、引き上げることにした。
     今回は、強風の影響か、カモ類が少なく、オオジュリン・ベニマシコの小鳥類の出現も少ないと感じつつも終わってみれば62種も観察できた。帰路は板倉東洋大前駅から武蔵野線経由で帰った。(担当:奈良 敏夫)

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