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2018年実施探鳥会一覧  *クリックで各報告にリンクします。
 
7月~12月
遠出探鳥会 大晦日探鳥会 御坂峠 12月31日
高尾山周辺探鳥会 滝ノ沢林道・狐塚峠・小下沢林道 12月19日
遠出探鳥会 葛西臨海公園探鳥会 12月16日
月例探鳥会 湯殿川・片倉城跡公園 12月9日
高尾山周辺探鳥会 秋山(上野原市)・二十六夜山 11月24日
月例探鳥会 多摩川(中央線鉄橋~通称「ひょうたん池」) 11月11日
平日探鳥会 日の出山探鳥ハイキング 10月31日
遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会第8弾 高峰温泉と高峰高原 10月16日~17日
高尾山周辺探鳥会 陣場高原下~底沢峠~吉野 10月15日
周辺探鳥会 陣場山タカの渡り探鳥会(2) 10月2日
周辺探鳥会 陣場山タカの渡り探鳥会(1) 9月24日
高尾山周辺探鳥会 奥多摩・浅間峠から生藤山 9月18日
月例探鳥会 多摩川(万願寺~中央線鉄橋) 9月9日 
遠出探鳥会 船橋 三番瀬探鳥会 9月1日
遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会第7弾 新高湯温泉と西吾妻山 8月21日~22日
高尾山周辺探鳥会 醍醐林道経由陣場山 8月17日
月例探鳥会 景信山探鳥会 8月12日
遠出探鳥会 宮古島、沖縄本島探鳥会 7月11日~14日
月例探鳥会 醍醐林道探鳥会  7月8日
遠出探鳥会 富士山麓探鳥会 7月1日~2日
*雨天等のため中止となった探鳥会: 10/14浅川公開探鳥会、10/16三頭山、10/25~28大洗・苫小牧
  
1月~6月
遠出探鳥会 塩の道歩き(平岩~糸魚川)探鳥会報告(4回目・最終回)6月26日~27日
平日探鳥会 横浜ズーラシア探鳥会 6月20日
高尾山周辺探鳥会 藤野・綱子沢 6月14日
月例探鳥会 浅川探鳥会(鶴巻橋~大和田橋) 6月2日
高尾山周辺探鳥会 八王子・小津渓流 5月18日
遠出探鳥会 都市公園シリーズ② 横浜自然観察の森探鳥会 5月15日
公開探鳥会 オオルリを探す会 5月13日
密猟防止パトロール(小下沢林道) 5月13日
高尾山周辺探鳥会 藤野15名山踏破(6) 石老山・石砂山 4月28日
野鳥の密猟防止パトロール(日影沢林道)4月27日
遠出探鳥会 離島・トカラ列島平島探鳥会 4月16日~22日
月例探鳥会 北浅川 松枝橋〜小田野中央公園 4月8日
平日探鳥会 八王子道の駅~滝山公園~多摩川・秋川探鳥会 3月30日
高尾山周辺探鳥会 藤野15名山(5) 峰山・鉢岡山・日連金剛山 3月16日
公開探鳥会 浅川・多摩川合流部 3月11日
遠出探鳥会 銚子探鳥会 3月3日
昭和記念公園探鳥会 2月28日
高尾山周辺探鳥会 藤野15名山(4) 名倉金剛山・京塚山 2月19日
月例探鳥会 北浅川 松枝橋〜陵北大橋 2月11日
遠出探鳥会 奈良田温泉と南アルプス生態邑探鳥会 1月28日~29日
高尾山周辺探鳥会 武蔵陵墓地・多摩森林科学園 1月18日
遠出探鳥会 渡良瀬遊水地探鳥会 1月6日


2018年実施探鳥会 実施報告
   
 遠出探鳥会 大晦日探鳥会 御坂峠 2018年12月31日
1.日時 2018年12月31日(月) 9:30-15:15
2.天気 晴れ
3.コース: 河口湖駅から甲府行の路線バスで三つ峠入口まで行き、ここから旧道を通って御坂峠の天下茶屋まで歩いた。帰りはトンネルを抜けて藤の木バス停まで歩き、ここから中央線の石和温泉駅まで路線バスを利用した。
4.観察した鳥
  • 23種(ハイタカ、オオタカ、ノスリ、クマタカ、コゲラ、モズ、カケス、ハシブトガラス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ゴジュウカラ、ルリビタキ、ジョウビタキ、カヤクグリ、アトリ、カワラヒワ、ウソ、シメ、ホオジロ、カシラダカ) ベスト:クマタカ、アトリ、カモシカ

5.参加者: 16名
6.概要、感想等    
  •  毎年恒例の大晦日探鳥会、今年は御坂峠越をした。三つ峠入り口から旧道を歩き出すとカケス数羽が賑やかに林の中を飛び回ってくれた。よく晴れていて大きな富士山とその下の河口湖を眺めながら歩いて行くとクマタカが高い木に止り富士山の方を見つめていた。さらに進むともう1羽のクマタカが青空をバックに突出した高い木に止っていた。ジョウビタキがツルウメモドキの実を啄んでいた。アトリが多く、20羽から30羽程度の小集団に10か所以上で出合った。天下茶屋ではノスリが何かを掴んで低空を飛んだ。写真の鑑定では、掴んでいたのは巣材であった。もう営巣活動が始まっているのか。
     トンネルは車が冬季通行止めになっていて、真っ暗でかつ路面が凍っているところがあり、慎重に抜けた。トンネルを抜けるとハイタカが旋回していた。カモシカの親子にも出合った。(担当 粕谷和夫、加藤岸男)
     
 高尾山周辺探鳥会 滝ノ沢林道・狐塚峠・小下沢林道 2018年12月19日
1.日時 2018年12月19日(水) 9:00~13:35
2.天気 晴れ
3.行程: JR高尾駅8:34発→松竹バス停着8:47・9:00発⇒滝ノ沢林道終点着12:00(昼食・休憩)12:30発⇒小下沢キャンプ場跡着13:00⇒梅の里広場着13:30(鳥合せ)⇒梅の里バス停発14:11→高尾駅14:25着
4.観察した鳥
  • 21種(キジバト ヒメアマツバメ ノスリ コゲラ カケス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ミソサザイ ルリビタキ ジョウビタキ カワラヒワ ホオジロ アオジ  コジュケイ ガビチョウ 参考種:ハイタカ 遠かったため同定に至らなかった) 
  • ベスト:エナガ ホオジロ
5.参加者: 9名
6.概要、感想等    
  •  松竹集落を過ぎると、エナガ・シジュウカラ・メジロの小さな混群に出会う。その後、何度も小さな混群と出会った。滝ノ沢林道に入るとノスリが葉を落とした木に止まったが、望遠鏡に入れる前に飛んでしまった。遠くスカイツリーをみていると、ヒメアマツバメが数羽とハイタカらしき小型のタカが飛んだが、同定には至らなかった。林道終点で昼食。狐塚峠・小下沢林道間ではミソサザイの地鳴きを聞いただけだった。(担当 加藤 岸男)
 
 遠出探鳥会 葛西臨海公園探鳥会 2018年12月16日
1.日時 2018年12月16日(日) 10:10~13:20
2.天気 曇り
3.場所: 葛西臨海公園
4.観察した鳥
  • 49種:含む外来種1種(オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、クイナ、オオバン、ヒメアマツバメ、シロチドリ、ミヤコドリ、ダイシャクシギ、アオアシシギ、イソシギ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、ホオジロ、アオジ、ドバト)  
  • <ベスト3:カワウ(大群)、スズガモ(大群)、アオアシシギ>
5.参加者: 26名
6.概要、感想等    
  •  現地は曇り空であったが風はほとんどなく、まずは葛西渚橋の上から鳥見を開始した。沖にはスズガモの大群が浮かび、間近にカンムリカイツブリが大きな魚を呑み込む様子を観察した。西なぎさではカワウの大群(数千羽)が一斉に飛ぶ様子に感嘆の声があがった。少し遠かったが、海面に突き出た杭の上で休息するミサゴやユリカモメ、ダイシャクシギ等もじっくりと観察できた。この後、今年10月にラムサール条約登録湿地になったことを記した記念碑(東京都知事の名前入り)を確認し、鳥類園のウオッチングセンターへ向かった。ここで、各自、昼食(弁当)としたが、暖房が入るような休憩室はなく、ベンチに座り、寒さに震えながらのランチタイムとなった。午後は鳥類園の上ノ池、下ノ池を回り、ホシハジロの群れやアオアシシギ等を観察し、予定より早めに探鳥を終了した。 (担当 古山 隆)
 
 月例探鳥会 湯殿川・片倉城跡公園 2018年12月9日
1.日時 2018年12月9日(日) 8:00~10:15
2.天気 曇り
3.コース: 片倉城跡公園池前~湯殿川・住吉橋~上流方向へ~釜土橋で折り返し~カタクリ橋~片倉つどいの森公園広場(小休止)
        ~片倉城跡公園二の丸広場(鳥合わせ)
4.観察した鳥
  • 32種(カルガモ、コガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、クイナ、バン、オオバン、イソシギ、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、シメ、アオジ、ドバト、ガビチョウ) ベスト:クイナ、ハイタカ、バン
5.参加者: 23名
6.概要、感想等    
  •  住吉橋から釜土橋までの湯殿川では、特にクイナ(二か所)、バン、オオバン、イソシギ、コガモなどの水辺の鳥を近い距離で観察することができた。クイナ2羽の出現は、このコースで初めてではないかと思う。また、釜土橋周辺の畑や田が広がるエリヤでは、小枝にぎっしりと並んで止まるスズメの群れが見られた。
     カタクリ橋から雑木林を抜けて片倉つどいの森公園広場、そして片倉城跡公園二の丸広場に続くコースでは、ビンズイ、ツグミ、カワラヒワの小群、カラ類、ハイタカなどを観察した。
     冬鳥の数は、例年よりやや少ないように感じたが、皆様の協力のもとに概ね計画通りに進行することができた。(担当 長谷川 篤)
 
 高尾山周辺探鳥会 秋山(上野原市)・二十六夜山 2018年11月24日
1.日時 2018年11月24日(土) 9:25~14:40
2.天気 晴れ
3.行程: JR高尾駅8:10発→上野原駅着8:26・8:35発(路線バス) →下尾崎着9:20・9:25発⇒二十六夜山着10:45(休憩)11:00発⇒アオゲラの森キャンプ場着12:00(昼食)12:30発⇒浜沢バス停12:40⇒立野峠13:35⇒梁川駅着14:40・14:58発→高尾駅15:25着
4.観察した鳥
  • 21種(トビ コゲラ アカゲラ ハシボソガラス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ミソサザイ ムクドリ ルリビタキ ジョウビタキ カワラヒワ ウソ ホオジロ アオジ) ベスト:コガラ アカゲラ ジョウビタキ
5.参加者: 3名
6.概要、感想等
  •  歩き始めるとすぐにジョウビタキ、ホオジロ。そして、トビがハシブトガラスにモビングされていた。植林地を抜けるとアカゲラ、コゲラ、そしてカラ類。コガラが目立つ。ヤマガラとの鳴き声の違いを勉強する。山頂にもコガラ。至近で聞くとヤマガラとの違いが分からなくなった。急な道を下るとウソの声がした。姿は確認できない。
     立野峠への登りでミソサザイに合う。2個体。21種に満足。 (担当 加藤 岸男)
   
 月例探鳥会 多摩川(中央線鉄橋~通称ひょうたん池) 2018年11月11日
1.日時: 2018年11月11日(日) 8:00~11:40
2.天気: 曇り
3. コース: 多摩川(中央線鉄橋~通称ひょうたん池)月例探鳥会
4.観察した鳥
  • 43種(キジ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ホオジロガモ、イソシギ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、ハヤブサ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ベニマシコ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、コジュケイ、ドバト、ガビチョウ) ベスト:ミサゴ、ホオジロガモ、シメ
5.参加者: 25名
6.概要、感想等    
  •  河原周辺の木々が色づき始めた秋らしい天候のもと、参加者25名での冬鳥を求めての探鳥会であった。スタート地点で、ジョウビタキ、シメ、カイツブリ、カワラヒワなどをしばらく観察した。歩き始めてしばらくして、はるか上流のオオバンを観察中にその近くでH.Tさんが見慣れない鳥を見つけた。ホオジロガモのメスと確認でき、頻繁に潜りを繰り返す姿をみんなでスコープを通して楽しんだ。上空をV 字型になって上流から飛んでくる約160羽のカワウの大群を皆で観察した。ダイサギ、アオサギも交じっていた。
     桜並木あたりでは、シメ、モズ、アオジ、オナガなどが確認されたが、期待したツグミには出合えなかった。東光寺グラウンド周辺では、遠くにノスリ、トビの他、ハヤブサも見られた。
     休憩した谷地川の新旭橋近くでカワセミ、キセキレイを見た後、多摩川の右岸側の河原に降りて、まだ出合っていない冬鳥を探した。オギ原や木々の間をカシラダカ、ホオジロ、カワラヒワが飛び交っていたが、すぐに草や木々に隠れて姿をじっくり見ることはできなかった。数名がベニマシコの姿を確認した。上空にミサゴが何度も飛来し、ホバリングする姿も全員でじっくり見ることができた。
     通称ひょうたん池ではマガモ、コガモの見え隠れするのが一部の会員に確認された。排水路ではコガモの群れが見られた。冬鳥とワシタカ類の楽しめた探鳥会であった。 (担当 福本 健)
     
 遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会第8弾 高峰温泉と高峰高原探鳥会 2018年10月16日~17日
1.日時 2018年10月16日(火)~17日(水)
2.天気 2日とも曇り時々晴れ
3.行程  
・第1日(10/16) 高尾駅南口6:30発→八王子西IC→圏央道・関越道・上信越道→佐久北IC→高峰温泉着9:30・9:50発⇒水ノ塔山11:05⇒東篭ノ塔12:15(昼食)・12:50発⇒池の平湿原着13:25・13:45発⇒高峰温泉着15:30(泊)  ※宿泊 小諸市高峰高原 高峰温泉 
・第2日(10/17) 早朝探鳥会(車坂峠まで往復) 6:00~7:30 宿発9:00→佐久東電調整池9:55着・11:50発→軽井沢野鳥の森及び小瀬林道12:45着14:20発
長倉神社(観察・鳥合わせ)14:30~14:45→軽井沢発15:00→碓氷・軽井沢IC→上信越道・関越道・圏央道→八王子西IC→高尾駅北口着18:05
4.観察した鳥
  • 43種(ヒドリガモ マガモ カルガモ コガモ キンクロハジロ ハジロカイツブリ キジバト カワウ アオサギ ダイサギ チュウサギ オオバン トビ ノスリ コゲラ アカゲラ チョウゲンボウ モズ カケス ホシガラス ハシボソガラス ハシブトガラス コガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メボソムシクイ メジロ ゴジュウカラ ルリビタキ ジョウビタキ コサメビタキ キビタキ スズメ キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ アトリ カワラヒワ ホオジロ   外来種:ガビチョウ) 
  • ベスト: ホシガラス アトリ ゴジュウカラ
5.参加者: 10名
6.概要、感想等    
  • 全コース、レンタカーを利用した。
    第1日目:高峰林道に入るとさっそく木止まりのノスリに遭遇。水ノ塔山・東篭ノ塔山登山コースでは150(±)羽のアトリの群れとホシガラスに随時で出合う。池の平湿原ではディスプレイとも思える2羽のノスリの飛翔。宿では、佐久平を見下ろす野天風呂や星座観察を楽しむ。
  •   
    第2日目:早朝探鳥でもアトリの群れに出合う。宿の餌台にはゴジュウカラ等数種がやってきた。佐久東電調整池はまだカモ類の多くは飛来前だった。ハジロカイツブリが1羽いた。小瀬林道及び軽井沢野鳥の森ではアカゲラの声、姿が散見されたが、冬鳥達はまだ見られず。キビタキがまだいた。長倉神社のヤドリギにはいっぱい実がついていた。この冬のレンジャクも期待できそうだ。
  •   
    予想通り鳥達との出合いはもう一つだったが、秘湯・高峰温泉は楽しめた。 (担当 加藤 岸男)
 
 平日探鳥会 日の出山探鳥ハイキング 2018年10月31日
1.日時: 2018年10月31日(水) 9:20~14:20
2.天気: 晴れ
3.コース:  御岳山駅(9:20)・・御嶽神社・・日の出山・・日の出町つるつる温泉(14:20)
4.観察した鳥
  • 15種(キジバト、ツツドリ、ハイタカ、ハシブトガラス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ジョウビタキ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ) ベスト:アオジ、ハイタカ
5.参加者: 11名
6.概要、感想等    
  •  台風の影響で、数か所に倒木がJR青梅線御嶽駅からバス、ケーブルを乗り継ぎ御岳山駅に9時過ぎに着き、御嶽神社に向け出発した。途中御岳ビジターセンターで鳥情報等を聞き、集落の裏を通り御嶽神社境内へと進む。神社ではカワラヒワが飛び、杉の巨木でヒガラ、コガラ等を確認した。よく晴れてスカイツリー、東京湾、筑波山などが見えた。神社から日の出山まではスギ林が多く陽があたらないが、歩道はよく整備されていて歩きやすい。広葉樹林や農耕地等の近くでアオジ、ホオジロ、ヤマガラなどが見られた。日の出山は眺望が開け奥多摩の山々がよく見えた。昼食中にハイタカが上空を飛ぶが太陽にはいり見失う。ジョウビタキの鳴き声も聞こえた。日の出山からの下りは、鳥の出現は少なかった。紅葉、リンドウ、センブリなどを見ながら下山した。 (担当 門口 一雄)
 
 高尾山周辺探鳥会 陣場高原下~底沢峠~吉野 2018年10月15日
1.日時: 2018年10月15日(月) 9:15~14:00
2.天気: 曇り
3.コース:  JR高尾駅発8:35→陣馬高原下バス停9:10・9:15発⇒底沢峠着10:25⇒明王峠着10:40⇒矢ノ音着11:30(休憩・昼食) 12:00発⇒吉野着13:30⇒藤野駅着14:00頃・藤野駅発14:08→高尾駅14:21着
4.観察した鳥
  • 18種:外来種含(キジバト トビ コゲラ モズ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス メジロ ジョウビタキ スズメ キセキレイ ハクセキレイ 外来種:ガビチョウ) 
  • ベスト:キジバト メジロの声 ヒヨドリの声
5.参加者: 3名
6.概要、感想等    
  • 台風の影響で、数か所に倒木があったり、小枝も多数落下していたりして、歩きにくかった。登山者も少なく静かな山行だった。鳥はさっぱりで、声を楽しむ程度だった。(担当 加藤 岸男)
 
 周辺探鳥会 陣場山タカの渡り探鳥会(2) 2018年10月2日
1.日時: 2018年10月2日(火) 9:20-14:00
2.天気: 晴れ
3.コース: 陣馬高原バス停から和田峠経由で陣場山山頂往復
4.確認した野鳥
  • 11種(サシバ、キバシリ、アオバト、アマツバメ、トビ、ハヤブサ、カケス、ヒヨドリ、ヒガラ、コガラ、メジロ)
5.参加者: 2名
6.概要、感想等    
  •  和田峠から陣場山山頂に向かう平坦コースでキバシリに出合った。キバシリは谷側杉林に飛来し太目の杉の幹に止まり「木走り」行動をした。サシバは12時前後に山頂(頭上)を流れるように次から次へと南西の方向へ飛んで行った。カウントするとこの日のサシバ渡りの計は100羽を超えた。アオバトの4羽の飛翔も見られた。花の咲く地表では、キアゲハ、ツマグロヒョウモン、ミドリヒョウモン等の蝶で賑やかだった。  (担当 粕谷 和夫)
     
 周辺探鳥会 陣場山タカの渡り探鳥会(1) 2018年9月24日
1.日時: 2018年9月24日(月) 9:30~13:15
2.天気: 曇り
3.場所: 陣馬山山頂
4.渡りを確認した鳥
 ①渡りを確認したタカ: 5種19羽(サシバ6、ハチクマ3、ハヤブサ2、チゴハヤブサ1、ノスリ2) 
 ②渡りを確認した蝶: アサギマダラ 1頭
5.確認した野鳥
  • 18種(キジバト、ハチクマ、サシバ、ノスリ、コゲラ、アオゲラ、ハヤブサ、チゴハヤブサ、カケス、ハシブトガラス、カワガラス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ホオジロ) その他、ヒタキの仲間、識別不明鳥1 ベスト:サシバ、ノスリ、コガラ、カワガラス
6.参加者: 5名(山頂で一緒になった藤野野鳥クラブのSさん他1名の方に教えていただいた。)
7.概要、感想等    
  •  陣場山頂のテーブルに陣取り、西から北、東方向を見渡す。開始から2時間ほどして北から南に飛ぶノスリを確認した。その後、サシバ3羽が旋回し、ハチクマ、チゴハヤブサ、サシバと30分程のあいだに次々に北から南の方向に飛び去るのを確認。一休みした後の12時30分過ぎから10分ほどの間にハヤブサ2羽が絡み合いながら南西方向に飛ぶ、続いてハチクマ、サシバが北から南の方向に渡る。その後は単発のみの飛来であった。気流の関係か、醍醐丸方向の尾根筋上空に出現し、陣馬山東側(八王子寄り)上空を通り南の方向に飛ぶのが多かった。 渡りを確認したタカの仲間19羽と少なかったが、藤野野鳥クラブの方に識別を教えて戴き、行き帰りには、秋の野草を教えてもらい楽しい探鳥会であった。  (担当 門口 一雄)
 
 高尾山周辺探鳥会 奥多摩・浅間峠から生藤山 2018年9月18日
1.日時 2018年9月18日(火) 8:10~13:50
2.天気 曇り時々晴れ
3.コース  JR高尾駅発6:24→八王子駅発6:34→拝島駅発6:56→武蔵五日市駅着7:14・7:19発→上川乗バス停着7:58・8:10発⇒浅間峠9:35⇒熊倉山⇒三国山11:25(休憩・昼食)・生藤山往復後12:20発⇒佐野川峠⇒鎌沢バス停着13:50(鳥合わせ)・14:01発→藤野駅着14:14 藤野駅発14:39→高尾駅14:51着
4.観察した鳥
  • 18種:外来種含(キジバト アオバト コゲラ アオゲラ カケス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ミソサザイ キセキレイ イカル 外来種:ガビチョウ) 
  • ベスト:カケス コガラ イカル
5.観察した主な野草 :ヤマハギ キバナアキギリ ヤマホトトギス レイジンソウ ツリフネソウ
6.参加者: 4名
7.概要、感想等    
  • 雨上がりの、そして静かな、秋を迎える準備を始めた山を歩いた。印象に残った鳥達としては、浅間峠から熊倉山の途中でコガラに出合ったことと、ずうっとカケスの声がしていたことくらいである。 (担当 加藤 岸男)
 
 月例探鳥会 多摩川(万願寺~中央線鉄橋) 2018年9月9日
1.日時 2018年9月9日(日) 8:30~11:10
2.天気 晴れ
3.コース  多摩川(多摩都市モノレール万願寺駅~JR中央線鉄橋)
4.観察した鳥
  • 24種(キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、アマツバメ、ヒメアマツバメ、イソシギ、トビ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ドバト、ガビチョウ)
  • ベスト:4種のツバメ全般、トビ
5.参加者: 23名
6.概要、感想等    
  •  秋の気配がする探鳥会。今回は会員歴の浅いメンバーが複数いて、その方々をベテランたちが見守りました。「わぁっ、すごい。こんなにくっきり見えるんですね」と枝のキジバトを教わったAさんは、スタート直後から驚いた様子。中央高速道下あたり、望遠鏡の先にいるダイサギを見たBさんは「おおーっ、おおーっ、おおーっ」と高い声をあげました。
     盛り上がったのは、日野橋の手前。ツバメとコシアカツバメが電線に並んでいます。一斉に双眼鏡を向けると、また驚きの輪が広がりました。ツバメの胸や腰の色、飛び方の違いを伝えるベテランたち。その前に見たアマツバメ、ヒメアマツバメとの比較など、ツバメに関する知識を共有しました。「同じツバメと言っても、いっぱいいるんですね。すごく面白そうだけど、覚えられないわ」「この会はとても雰囲気がいいと聞いて入りました。ホントにそうだと、今日思いました」などなど。長い残暑や台風の余波で川の水量が多く、野鳥出現には不都合な条件はありましたが、なごやかな交流会となりました。 (担当 玉木 雅治)
     
 遠出探鳥会 三番瀬探鳥会 2018年9月1日
1.日時 2018年9月1日(土) 10:40~14:10
2.天気 曇り時々晴れ
3.場所 ふなばし三番瀬海浜公園
4.観察した鳥
  • 21種(含む外来種1種)
    カワウ、ダイサギ、ダイゼン、シロチドリ、メダイチドリ、ミヤコドリ、オオソリハシシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、キョウジョシギ、オバシギ、ミユビシギ、トウネン、ハマシギ、ウミネコ、オオセグロカモメ、コアジサシ、ハシブトガラス、スズメ、ハクセキレイ、ドバト
    ベスト5:ミヤコドリ、ソリハシシギ、オバシギ、ミユビシギ、トウネン
5.参加者: 12名
6.概要、感想等
  •  八王子駅8時15分の中央線特快で東京駅へ、京葉線に乗り継いで10時に二俣新町駅に到着。バスに乗り換え10時25分に現地に到着した。新しくできた建物(展望デッキ)の下にあるベンチで、それぞれ長靴やサンダルに履き替える。この日は満潮が8時半頃、干潮は14時半頃の「小潮」の潮回りであった。海に出ると、ほんの少しだが数ヶ所の干潟が現れ始めていて、そこには小型のシギ・チ類の姿が見えた。海に向かって左手から観察をスタートした。ミユビシギやトウネンがせわしなく動き回り、餌をとっている姿を観察していると、海の方から、ミヤコドリの群れが飛んできて、目の前の干潟に降りて、餌を採り始めた。少しずつ干潟の面積も広がり、シギ・チ類の数も増えてきたので、市川塩浜側に移動しながら、観察を続けた。大型のオオソリハシシギや中型のオバシギ等も見られた。色鮮やかなキョウジョシギや夏羽のメダイチドリ等も目を楽しませてくれた。浅川ではお馴染みのキアシシギも複数羽、見られた。昼食時は展望デッキの1階部分にある冷房の効いた部屋で快適に過ごすことができた。午後は、さらに市川塩浜側に向けて、広がった干潟を歩きながら、汀線に集まって採餌する群れの様子を観察した。干潟上は涼しい風も吹き、浅瀬に足を浸しながら、気持ち良く鳥見が出来た。最後のポイントではこの日初めてのソリハシシギを見つけた。いつの間にか現れたコアジサシの群れが干潟に降り立つ様子を観察して、この日の探鳥を終了した。最後の「鳥合わせ」では、普段は馴染みの少ない種類ということで、「ベスト5」を選定し、帰路についた。   (担当 古山 隆)
 
 遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会第7弾 新高湯温泉と西吾妻山探鳥会 2018年8月21日~22日
1.日時 2018年8月21日(火)~22日(水)
2.天気 2日とも快晴
3.行程  
・8/21 高尾駅発6:00→大宮発7:38→天童着10:18発⇒天童市内・熊野神社(探鳥・昼)⇒天童発13:53→米沢着14:37・15:40(路線バス)→白布温泉湯元着16:25→新高湯温泉(宿送迎車)・吾妻屋旅館着16:40(宿泊) 
・8/22 新高湯温泉発7:50→天元台ロープウェイ乗場発8:20→リフト乗換→北望台発9:20⇒東大顛分岐10:00⇒梵天岩11:15⇒西吾妻山頂着11:30⇒西吾妻小屋(昼食) ⇒水場13:05⇒北望台着14:00→天元台高原着14:50(休憩・鳥合せ)・16:00発白布温泉湯元発16:40→米沢着17:25・17:41発→大宮着19:22→武蔵浦和・西国分寺・八王子→高尾駅着20:45 
    宿泊:山形県米沢市 奥白布・新高湯温泉吾妻屋旅館
4.観察した鳥
  • 23種(キジバト トビ ノスリ チゴハヤブサ カケス ホシガラス ハシボソガラス ハシブトガラス ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス メボソムシクイ メジロ ルリビタキ カヤクグリ スズメ キセキレイ カワラヒワ ウソ ホオジロ アオジ 外来種・カワラバト(ドバト)) 
  • ベスト: チゴハヤブサ ホシガラス ノスリ
5.参加者: 12名
6.概要、感想等    
  •  1日目。チゴハヤブサの繁殖地・山形県天童市は、今年一番の暑さだった。天童駅から約1.5kmの熊野神社まで歩いたが汗が噴き出してきた。熊野神社は街中にあった。スギやケヤキ、モミなどの高木が神社杜を形成していて境内は涼しい。日本野鳥の会山形支部の方の情報では、2本のスギの中ほどに巣があるらしい。探していると、キィキィキィと独特の甲高い声がした。間違いなくチゴハヤブサの声だ。巣のあるスギの木の天辺に3羽が確認できた。しかし見難い。境内を抜けて民家の裏に回ると、遠いが全体が見えた。住民の方に了解いただき、皆でそこから観察した。2羽の親と2羽の子どもが確認できた。子どもはもう飛べるようだが、餌は取れないようで、親鳥が盛んに餌を運び与えていた。
     昼食を取りながら2時間程観察し、天童駅にもどった。暑かった。米沢駅で、白布温泉行きバスを1時間程まった。観光案内所のテレビは高校野球の決勝戦を放映していた。隣県ということで、秋田県代表の金足農業高校の応援一色だった。バスの発車時刻が近付いたので外に出た。米沢はものすごい暑さだった。バスは定刻より少し遅れて白布温泉湯元駅に到着。宿の送迎車は9名乗りだったので、2往復してもらった。宿に到着すると、女将さんが、今日はこの夏一番の暑さですが、西陽が沈むと涼しくなれます、申し訳なさそうに言った。新高湯温泉・吾妻屋旅館は、日本秘湯を守る会の会員で、一軒宿。男女別の内湯と、外に5つの露天風呂がある。滝見、栗の木、眺望、女子専用、貸切。それぞれ趣の違った風呂だった。特に3段の滝を眺められる露天風呂がよかった。海抜1126m、イイフロだ!
     2日目。宿の送迎車で天元台ロープウェイ湯元駅へ。始発に乗る。弁当付格安チケットで、ホシガラスやメボソムシクイ等の声を聞きながら、リフトの終点の北望台まで行く。50分もかかった。ここからが登山道となる。かもしか展望台まではやや急な登りだった。ウソ、ルリビタキが顔を出す。飯豊連峰や月山が見えた。東大顛への分岐から木道で大凹まで下る。もう少し早い時期だと高山植物のお花畑だったはず。ホシガラスがそこかしこで鳴き、飛んだ。真っ青な空にはノスリ。水場で涼み、水を補給し、梵天岩までの急登に挑む。ここまでくれば山頂はもうすぐ。四国から北海道と東北の百名山を登りに来られた方に会う。家に戻らずもう3ケ月も挑戦中らしい。日本百名山の一つ、吾妻連峰の最高峰・西吾妻山山頂には予定通りの時間で到着。展望はきかない。記念写真を撮って西吾妻小屋まで下り昼食にした。途中から磐梯山の秀麗な山容もよく見えた。ここではノスリが4羽出現。梵天岩までは巻き道を行き、北望台までは来た道を戻った。Kaさんが先頭でリズムよく歩き、予定より早く全員無事にリフトまで戻った。天元台高原で、途中で別行動となった2名も無事下山していて合流し、ソフトクリーム等を食べて時間調整。鳥合せの後、ロープウェイに乗った。米沢駅での山形新幹線への乗り継ぎ時間が短いので、バスの運転手さんにその旨伝えると頑張ってくださった。米沢牛の弁当を購入し、つばさ154号に乗った。
     チゴハヤブサと秘湯と百名山と、盛りだくさんの秘湯めぐり探鳥会第7弾だった。 (担当 加藤 岸男)
 
 高尾山周辺探鳥会 醍醐林道経由陣場山 2018年8月17日
1.日時 2018年8月17日(金) 7:20~13:30
2.天気 晴れ
3.コース  JR高尾駅集合6:40・6:51発→関場バス停着7:16・7:20発⇒ににく沢出合8:40⇒和田峠10:20⇒陣馬山頂着10:50(休憩・昼食・鳥合せ)
11:40発⇒陣馬山登山口(澤井)⇒石井家住宅着13:40(見学・休憩) 14:59発→藤野駅着15:05・15:10発→高尾駅着15:24
4.観察した鳥
  • 24種(外来種含む)
    カルガモ キジバト アオバト アオサギ アマツバメ コゲラ アオゲラ サンショウクイ カケス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ エナガ メジロ ミソサザイ カワガラス スズメ キセキレイ イカル ホオジロ (外来種)ガビチョウ  
  • ベスト:サンショウクイ  番外:石井家住宅 キャラバンシューズ タマゴタケ)
5.参加者: 8名
6.概要、感想等
  •  暑さを予想して、早い出発にしたが、さわやかな"秋の空"のもとでの探鳥となった。陣馬高原下行きバスを関場バス停で降りて醍醐川に沿って歩く。レギュラーの鳥達の声の中を歩いているとヤマメ釣りの方に会う。陣馬山に行くと答えると、道が違う!戻って三叉路を右に行かないと!と真顔でおっしゃっていた。7月の月例探鳥会コースをににく沢出会いまで進む。途中のアオバズクポイントを探したがもういなかった。
     ににく沢出会いからの林道はよく整備されていた。樹間を進むので暑さは感じない。上り勾配が続く。この日2回目のアオゲラの声がした。近い。待っていると目の前にやってきた。きれいなオスだ。アオバトの声が遠く、近く聞こえる。ミソサザイの地鳴きもした。
     和田峠からは平たんコースを進み、予定よりも少し早めに陣馬山頂に到着した。真夏とは思えないさわやかな風が快かった。富士山も含め素晴らしい展望が広がっていた。40年前購入されたキャラバンシュースで参加された方は、初めての陣場山に感激されていた。ここまでの鳥合せをして一の尾根コースを下る。キノコの専門家が採集したタマゴタケに一同喜ぶ。ヒノキの植林地を歩いているとサンショウクイの声がした。数羽の群れだ。リュウキュウサンショウクイの可能性もあるので、緊張して観察したが、胸は白かった。
     国指定重要文化財の「石井家住宅」には少し遅れて到着。上客用の玄関から入り、客間に案内された。奥の間で抹茶をいただき、大変上品な大奥様に説明していただいた。富士山が噴火した1707年11月23日に建前をしていたそうだ。証拠の火山灰もある。それから310年の歳月が経過してもその古さを全く感じない。家人は上品で親切だったバスで藤野駅に向かい、高尾行きの電車に滑り込んだ。    (担当 加藤 岸男)
 
 月例探鳥会 景信山探鳥会 2018年8月12日
1.日時 2018年8月12日(日) 8:40~14:20
2.天気 晴れ
3.コース  高尾駅から小仏までバスを利用、小仏峠経由で景信山に登り、同じ道を下った。
4.観察した鳥
  • 14種(アオバト、ツミ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、クロツグミ、ホオジロ、ガビチョウ) 
  •   ベスト:アオバト、クロツグミ
5.参加者: 7名
6.概要、感想等
  •  天気が曇であったため、猛暑から逃れた1日であった。小仏峠への途中ではいつもカケスに出合うが、本日も声が聞こえてきた。峠の直ぐ手前に白い花が咲いていた。ソクズであった。峠ではアオバトの声が聞こえてきた。景信山の最後は急坂が続く。その急坂を登っていると右手からクロツグミの声が大きく聞こえてきた。
     景信山山頂に11時5分から12時半まで滞留して山頂で出合う鳥を記録した。しかし、山頂はガスがかかっていて、姿を確認できたのはツバメだけで、他にハシブトガラスとアオバトの声を聞いただけであった。山頂でカセンソウの花を探したが巡り会えなかった。その代わりコオニユリ、シラヤマギク、クルババナ、ヤマテリハノイバラ、ワレモコウなどに出合うことができた。 (担当 粕谷 和夫)
 
 遠出探鳥会 宮古島、沖縄本島探鳥会 2018年7月11日~14日
1.日時 2018年7月11日(水)~14日(土)  
2.天気 4日間とも晴れ
3.行程 7/11 羽田空港集合7:00・7:45発→沖縄那覇空港11:00着→やんばるで探鳥や→宿着18:00
     7/12 宿発4:30→伊部・奥・三角池等で探鳥→那覇空港発16:00発→宮古空港着17:00→宿着17:40 夜探・大野山林19:00~20:45
     7/13 5:45~17:45頃まで島内探鳥(大野山林・伊良部島・池間島等)
     7/14 5:45~15:00島内探鳥(大野山林・来間島等) 宮古空港で鳥合わせ宮古空港発16:00→那覇空港発18:30~羽田空港着21:00 解散
      宿泊 ①名護ビジネスホテル ②宮古セントラルホテル
4.観察した鳥 :48種(沖縄本島・宮古島通算、外来種を含む)
     ベスト:ノグチゲラ ヤンバルクイナ オオクイナ キンバト ツバメチトリ ミフウズラ
  • ① 沖縄本島(28種)
     ゴイサギ コサギ クロサギ アオサギ クロツラヘラサギ ツミ バン イソシギ エリグロアジサシ キンバト ズアカアオバト カワセミ ノグチゲラ コゲラ リュウキュウツバメ ヒヨドリ アカヒゲ イソヒヨドリ ウグイス セッカ サンコウチョウ シジュウカラ メジロ ヤンバルクイナ スズメ ハシブトガラス アカショウビン サンショウクイ
    ② 宮古島(36種)
     カイツブリ ヨシゴイ リュウキュウヨシゴイ ゴイサギ ダイサギ クロサギ アオサギ ムラサキサギ ミサゴ ミフウズラ オオクイナ シロハラクイナ バン ツバメチドリ ベニアジサシ エリグロアジサシ クロアジサシ カラスバト キジバト キンバト ズアカアオバト リュウキュウコノハズク アオバスク アカショウビン リュウキュウツバメ ヒヨドリ イソヒヨドリ メジロ セッカ スズメ キンパラ ハシブトガラス キビタキ サンコウチョウ 
    (外来種) カワラバト(ドバト) インドクジャク
5.参加者: 17名
6.概要、感想等    
  •  7/5、バードガイドのMiさんから、台風ヤバいですよ!とのメールが届く。その後、最大瞬間風速70mまで発達した超大型台風8号が宮古島を直撃!宮古島が大きな台風の目の中にすっぽり入っている映像を見て、催行できるのか、催行した方がいいのか、大いに悩む。幸いにも、速度が増し、7/10に通過した。しかし、宮古島は停電1万2千戸等の被害が出ているらしい…。
     第1日目(7/11)  早朝6:50、羽田空港第1ターミナルに参加者全員が集合。バードガイドの宮島さんも含め、総勢18名の探鳥ツアーが始まった。飛行機は定刻を少し過ぎて出発、沖縄・那覇空港の混雑のため、1時間遅れで到着した。レンタカーを借りて空港を出発したのが12:15。台風余波のうねりのため、コマカ島はあきらめて一路"やんばる"に向かう。狙いはノグチゲラ。2台のワゴン車は無線で連絡しあい探すが、手ごわいやつだった。声はするのだけれど…。17:00まで探したが、見つからず。名護のホテルに向かった。夕食は、ガイドさんの紹介で、台湾風中華料理を楽しんだ。
     第2日目(7/12) 4:30に宿を出発。先ずはヤンバルクイナを狙う。1時間ほどで目的地・伊部に到着すると一瞬だけ見えたけれど車を止めて待つ。すると注視していた水辺ではなく民家の庭先に出て来てすぐに引っ込むことを繰り返すのでじっくり観察できない。先行した1号車が採餌しているヤンバルクイナを発見。2号車も急行して観察する。あの独特の模様のヤンバルクイナだ。この個体は足を引きずっていた。少し先の道路上にも出てきた。ここには数個体いるようだ。他のポイントをまわったが見られなかった。そして、次は昨日のリベンジだ。奥地区の林道に向かった。ノグチゲラがオオギバを食べた"食痕"を頼りに、林道を歩く。声はそこここでするが、なかなか私達の前に姿を現さない。時間が経過していく。声を追う。樹間の微かな影を追う。これを繰り返しいると、沢側のオオギバで実を啄んでいるノグチゲラを発見。よく見える。頭頂部の赤いオス、そしてメスも。近くに移動してまた戻る、という行動を繰り返していた。近くの路上にはアカヒゲも出現し、こちらもじっくり観察できた。10:30頃やんばるを後にし、三角池でクロツラヘラサギ等を観察して、空港に向かった。
     今日も那覇空港は混雑のため、宮古空港行きは1時間近く遅れて出発し、17:00頃に到着した。宿に向かいホテルで休憩・夕食後、19:00に夜探に出発。大野山林でリュウキュウコノハズクを待つ。様々な野鳥の声のコーラスが聞こえる。大野山林の野鳥密度の濃さを実感していると、リュウキュウコノハズクが、コホッコホッと眼前の樹上で鳴き始めた。じっくり観察する。オスだ。メスも近くにいるらしい。満足して、20:45にホテルに戻った。有志で"バーH"でしばし反省会をした。
      第3日目(7/13) いよいよ宮古島のメインポイントである大野山林の"竜の池"に向かう。5:45宿発。台風の影響で、葉が落ち、大木も数本倒れていた。でも、探鳥に支障はない程度だ。池には先客が一人。18名のグルーブに余りいい感じを持ってないようだった。静かに待つ。50分ほどしたところで、この池の主、オオクイナが登場。メスだ。水浴びと羽繕いを繰り返す。杭の上がお立ち台のようで、そこでも羽繕いをずうっと続けた。メスは化粧時間が長いのかな…。台風による雨で、大野山林には水たまりが沢山出来ていて、わざわざこの竜の池にくる必要がないらしく、野鳥の影は少ない。それでも、声は凄い。メジロ、ヒヨドリに加え、リュウキュウサンコウチョウやリュウキュウキビタキも出て来てくれた。そして、ついにオオクイナのオスも!上体のきれいな赤が目立つ。水浴びを数回して奥へ。
     鳥影も少ないので、9:00過ぎに撤収し、伊良部島に向かった。伊良部大橋で集合写真を撮り、橋の中ほどの駐車帯で、エリグロアジサシが飛ぶ宮古ブルーの海を堪能する。佐良浜漁港でアジサシを探す。ベニアジサシはいたが、オオアジサシは見つからなかった。台風で営巣中の巣を飛ばされたためだろうとのことだった。白鳥岬近くのフナウサギバナタ(船を見送る岬)にあるサシバをかたどった展望台により、飛行場のある下地島をまわった。コンビニで昼食を購入し、池間島に向かう。当初計画では、クロアジサシの無人島に行くはずだったが…。13:20に池間湿原に到着するやいなや、リュウキュウヨシゴイが飛んだ。アカショウビンかと思った、との声も上がるほどの鮮やかな色だった。ムラサキサギ、ダイサギ、ゴイサギ等々に出会えた。"雪塩"製塩所でソフトクリームを食べ、宮古島に戻り、製糖工場近くでキンバトを探す。到着してすぐに1号車の数人が見られたが、その後は声が近付いたり遠ざかったり…。この付近にいることは確かだ。絶対ここに来る、との力強いガイドさんの言葉を信じて待つ。待つこと20分。来た!葉陰で見難いが赤いくちばしと頭頂部の青灰色が見える。背の金緑色もきれいだ。皆さん興奮気味。そして笑顔。近くてミフウズラを探すが見つからず。17:50に宿に戻った。夕食後、"バーH"に14名が参集し、大いに鳥談義と外国探鳥会の話題で盛り上がった。
      第4日目(7/14) 最終日。5:45に宿を出て大野山林に向かう。今日は昨日よりも出が悪い。7:30に林内散策に出る人と池で撮影する人に分れる。9:00に大野山林を出て、ミフウズラポイントに移動する。サニッ浜近くのサトウキビ畑を隅々まで探すと、意外にそこここでミフウズラが顔を出した。しかし、じっくりは観察できない。すると、ツバメチドリが数羽、裸地にすくっと立っていた。なんだか得したような気分になる。巣立ちヒナもいた。1時間ほど探して、車間島に向かったが、鳥の出はなかった。ガイドさんのご配慮で昼食に名物の"宮古そば"を"あぱら樹"という店で食べた。そして、やはり宮古島の名産品であるマンゴーをお土産に購入するため道の駅「マンゴー共和国」に行った。
     次に向かったのは、島の東、東平安名崎にある保良漁港。ここでは遠くのクロアジサシの繁殖地を望遠鏡で観察した。すると、すぐ近くの岩礁に1羽のエリグロアジサシが止まった。最後にじっくり観察できた。残り時間も少なくなった。あとワンチャンス。何を狙うか? 一人まだ見たという感じがしないという方がいた。それはミフウズラ! もう一度サニッ浜近くのサトウキビ畑に向かった。すると、1号車が道を横切り、道端で採餌するミフウズラを見つけた。2号車も急行し、そっと外に出て観察する。草むらを出入りしていて、時々全身が見える。かなり長い時間観察できた。メスだった。
     全員が、観察し難さで有名なミフウズラを堪能した。空港に向かう。宮古空港からの飛行機は定刻に出発。那覇からの乗り継ぎ便も定刻発だった。羽田空港着20:55。ちょっとした怪我が一人、カメラの軽破損が一人いたが、出発前の難しい判断にも関わらず、一応の成果を得ることができたのは、バードガイトのMiさんの懸命な案内によるところが大変大きかったことは言うまでもない。改めてお礼申し上げる。  (担当 加藤 岸男)
 
 月例探鳥会 醍醐林道  2018年7月8日
1.日時 2018年7月8日(日) 8:50~11:15 
2.天気 晴れ
3.コース  醍醐林道(夕焼小焼~ににく沢出合)
4.観察した鳥
  • 22種(キジバト、アオバズク、コゲラ、アオゲラ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、メジロ、ミソサザイ、クロツグミ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、ガビチョウ) (注)探鳥会開始前に夕焼小焼でノスリの飛翔、イカルの声を確認したが、種数には入れていない。 
  • 本日のベスト:コサメビタキ(成鳥のほか巣と雛3羽を確認。幼鳥も他所で確認。)、クロツグミ(声だけでなく、全員で姿を確認)、ホオジロ(数か所で囀り、姿を確認、♂♀一緒のところも見られた)
5.参加者: 14名
6.概要、感想等    
  •  スタート地点の夕焼小焼に集合したのは14名で昨年(16名)より少し減った。予報では30度ほどになるとのことだが、曇り空で気温はやや低い。これなら汗だくにならずにすみそうだ。
     醍醐川沿いに歩き出すと、所々でキセキレイが電線や屋根の上などで囀る姿を見ることができた。「黄色がきれい」という声があがる。「炭焼三太郎」の近くで、清水さんがコサメビタキの巣を発見。ウメノキゴケで覆われ、まるで木のこぶのように見えるので、うっかり見過ごしてしまいそうだ。スコープで見ると雛の頭が3つ(後で写真を確認すると4羽だった)見えた。親鳥もやってきて餌やりをしていた。コサメビタキは、ほかの場所で幼鳥も確認できた。探鳥会開始前にも、夕焼小焼の駐車場付近にコサメビタキ成鳥が数羽いたので、今日はコサメ日和である。
     いつもの水場手前では、オオルリと思しき声が近くから聞こえた。周囲を探すとオオルリ♀の姿があった。この♀の鳴き声は、♂の囀りの前半部分だけを、時間をおいて繰り返すような鳴き方であった。
     龍蔵神社でしばし休憩をとる。清水さんが先日ここでアオバズクを見た、というので周囲を探すとアオバズク1羽を確認。数人しか見られなかったが、この探鳥会では初確認と思われる。近くの木の穴が何となく怪しいが、鳥影は確認できなかった。
     休憩を終えて再び歩き出すと、ほどなく遠くでクロツグミの声。やや離れた樹上にクロツグミの姿を確認し、スコープで代わる代わる見てもらった。
     終点のににく沢出合で鳥合わせをする。タイミングよく、ミソサザイがきれいな声で囀ってくれた。全員で鳥合わせの結果、昨年と同じ22種と種類は多くなかったが、皆に楽しんでもらえた探鳥会であった。 (担当:佐藤 哲郎)
 
 遠出探鳥会 富士山麓探鳥会 2018年7月1日~2日
1.日時 2018年7月1日(日)~27日(月)
2.探鳥場所  北富士演習場、中の茶屋周辺、5合目奥庭周辺、御中道、剣丸尾、野鳥の森公園
3.観察した鳥 :45種
  • ・北富士演習場(草原、標高1,100m前後);7月1日、時間:7:30~11:45、天気:晴
     ホトトギス、カッコウ、ハチクマ、トビ、ノスリ、モズ、ハシブトガラス、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ウグイス、センダイムシクイ、コヨシキリ、コムクドリ、コルリ、ノビタキ、キビタキ、ビンズイ、イカル、ホオジロ、ホオアカ、アオジ、22種
    ・中の茶屋(アカマツ等の樹林帯、標高1,100m前後);7月1日、時間:12:45~14:30、天気:晴
     ホトトギス、カッコウ、コゲラ、アカゲラ、カケス、キクイタダキ、コガラ、ヒガラ、ウグイス、キビタキ、イカル、11種
    ・奥庭(カラマツ等樹林、水場、標高約2,200m);7月1日・2日、時間:15:30~2日7:00、天気:晴
     キジバト、ヨタカ、アマツバメ、ホシガラス、キクイタダキ、ヒガラ、ウグイス、メボソムシクイ、ルリビタキ、ウソ、10種
    ・お中道(森林限界付近、標高約2,350m);7月2日、時間:8:10~11:00、天気:晴
     キジバト、アマツバメ、ホシガラス、キクイタダキ、ヒガラ、イワツバメ、ウグイス、メボソムシクイ、ルリビタキ、ミソサザイ、キセキレイ、ビンズイ、12種
    ・剣丸尾(アカマツ等の高木帯、標高約950m);7月2日、時間:12:30~14:00、天気:晴、
     アカゲラ、ハシボソガラス、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、カワラヒワ、イカル、11種
    ・西湖野鳥の森公園(樹海の中、水場、標高約920m);7月2日、時間:14:40~16:00、天気:晴
     キジバト、アオバト、コゲラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、カワラヒワ、イカル、12種
    ・ベスト5: ハチクマ、ホシガラス、キクイタダキ、ノビタキ、ビンズイ
4.参加者: 15名
5.概要、感想等    
  •  今回は、北富士演習場での探鳥を計画したため日曜日の設定とした。事前に恩賜県有財産管理組合から入山鑑札の交付を受け、広い演習場内をバスで回った。最初に演習場の真ん中付近でバスを降り草原の中を歩き探す。小鳥の鳴き声が方々から聞こえる。ノビタキ、ホオアカにコヨシキリがススキや木の上で盛んに鳴くのを観察した。カッコウが飛び回りアオジもよく見えた。遠くでノスリも飛ぶ。続いて、外周路を移動し標高の高い林に沿う道を歩く。モトクロス等でドライブを楽しむ方が多く砂ほこりがすごい。頭上をハチクマが3回(2個体?)旋回する。羽模様の綺麗な個体や羽の欠けた個体が低く飛び堪能した。林縁ではキビタキ、コルリがよく鳴く。最後に兵站地近くでオオジシギを探す。陽射しが強く暑い中、多くのカメラマンが待機しているが出ていない様子。演習場ではクララの花やヒメシロチョウ、コムラサキ等の蝶を教えて貰う。コムクドリを見て昼食予定地の中の茶屋に移動する。食後歩き始めて直ぐ小鳥の群に合う。キクイタダキにヒガラ、コゲラ、コガラもいる。その後、キビタキ、アカゲラを見たが夏日の昼過ぎのためか、鳥影は少なかった。クモキリソウの花とチョウセンゴミシを教えて貰う。本日の宿舎、5合目の奥庭に向かう。ここでの観察は明朝の出発まで自由行動とした。奥庭荘の水場には数人の方がカメラを構えており、その仲間に入れて貰い小鳥の飛来を待つ。間もなくメボソムシクイが来て水浴びを始める、立ち去るのを待ってキクイタダキ、ヒガラ、ルリビタキ・・・と順次水浴びをする。キクイタダキの菊模様、ホシガラスの胸のきれいな模様に感激。ひととおり小鳥たちの水浴びを楽しんだ後、奥庭自然公園展望台に向かう。西方向の展望が開け、雲海の上に南アルプスの山々が並ぶ。昔カワセミ会で登った甲斐駒に仙丈ヶ岳、若かりし頃汗を流した北岳、間ノ岳・・・・聖岳、荒川三山と続く山並み、北遠方に穂高、槍、遥かかなたに白馬三山と、教えて貰いながらの山座同定は楽しかった。そして南アルプスに日が落ちる頃、今季最高?の赤富士を見る。日が落ち、薄暗くなるまでルリビタキ、メボソムシクイの鳴き声が聞こえる。夕食後、ヨタカを探しに外に出る。今夏初鳴き?の「キョッキョッキョッ」が遠くから聞こえる。その後、星を教えて貰う。明るい夜ではあったが夏の星座を楽しんだ。ハクサンシャクナゲ、ベニバナイチヤクソウ、コケモモなどが咲いていた。
      2日目、本日もよく晴れて湿度が低く爽やかである。8時過ぎ5合目駐車場入口でバスを降り、お中道散策路に入る。お中道は森林限界に沿うようなアップダウンの少ない散策路で、ダケカンバやカラマツなどの樹林帯とガレ場の繰り返しの環境である。コメツガの葉陰でキクイタダキ、ダケカンバの根元でミソサザイが鳴き観察した。ガレ場付近のカラマツの天辺でビンズイ、ルリビタキが再三出て、囀り楽しませてくれた。ホシガラス、キセキレイも出た。ガレ場では、昨日の山座同定と方角が異なり八ヶ岳、大菩薩や日光連山と富士の裾野の山々や湖などカワセミ会が探鳥で登った山などが見え、眺望を楽しんだ。フジハタザオ、オンタデにベニバナイチヤクソウが群生していた。昼前、コンビニに寄り次の探鳥地剣丸尾に向かう。剣丸尾には環境省生物多様性センター、山梨県富士山科学研究所とその周りに整備された自然散策路があり、何れも無料で入場でき展示物が見られるので自由行動とした。暑い昼下がりであったがオオルリ、キビタキが鳴き、エナガの群れを見た。最後の西湖野鳥の森公園は、樹海の中の散策路の側に水場があり、キビタキ、オオルリ、コサメビタキやヒヨドリが水浴びに来ていた。アオバトもよく鳴いていた。
     2日間で廻った探鳥地6カ所、確認した野鳥45種。例年なら梅雨の真っただ中だが、今年は早い梅雨明けで熱中症を心配するほどの好天に恵まれた。野鳥は、北富士演習場以外は種数、個体数とも過去の探鳥会より少なく感じられた。野鳥以外ではチョウ、草花、星、山座同定と詳しい方に教えていただき、楽しい探鳥会となった。ありがとうございます。 (担当:門口 一雄)

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2019年1月~6月
 遠出探鳥会 塩の道歩き(平岩~糸魚川)探鳥会報告(4回目・最終回) 2018年6月26日~27日
1.日時 2018年6月26日(火)~27日(水)
2.行程  1日目:平岩〜白池  2日目:山口~糸魚川 注)白池~山口の約4Kmは省略
3.観察した鳥
  • 32種(カルガモ、ウミネコ、トビ、サシバ、ハヤブサ、ツミ、アオサギ、キジバト、サンショウクイ、アカショウビン、コゲラ、アカゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ミソサザイ、クロツグミ、キビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、アオジ、ドバト)
4.参加者: 5名
5.概要、感想等    
  •  カワセミ会発足30周年記念企画の最終回。今回のコースは過去2回、雨や台風で中止となり3回目のチャレンジである。この区間の塩の道は3ルートあるが、一般的な大網峠越えのルートを歩いた。1日目、早朝八王子を発ち、大宮から糸魚川経由で前回の終点JR大糸線平岩駅に9時30分に到着し歩き出す。平岩付近の天候は晴れて暑い。大網集落までの上りの舗装道路は照り返しもあり大汗を流したが、近くの森からキビタキ、サンショウクイの鳴き声が聞こえ、気が和む。大網集落は山に囲まれた10数軒の小さな集落。大網からの塩の道は人馬が一列になって歩けるほどの細い山道で、うっそうとした林の中を進む。最初のポイントのつり橋から大網峠まで、標高差約500mの急登で塩の道一の難所にかかる。フォッサマグナ特有の岩屑に覆われた沢道や草滑りの急登が続く。杉林からケヤキの森そしてブナの森と沢沿いの道を這うように歩き高度を上げる。明るく開けた林床からササに覆われた林床に変わる。キビタキ、ヒガラからウグイスと野鳥の囀りも林層とともに変わる。峠に近い曲がり道の先で人の声?当方も意識して声を出す。藪に入る音、続いてフゥッ、フゥの鼻息が聞こえる。慌てて「クマ公、通してくれ」等と叫ぶ。やがて鼻息が遠ざかり静かになる。まもなく平坦な湿気の多い大網峠に到着(14時30分頃)キビタキやアオジの鳴き声がする。この辺り、塩の道の利用者が多かったころは人家があったとかでその標木が立っている。ここからは緩やかな下り坂が続き、上りの汗が吹き飛ぶほどの快適な道、緑に囲まれた角間池そして白池、セミが鳴きカエルも鳴く、アカショウビンの鳴き声がよく聞こえる。16時10分、早朝からの行動で疲労がピークに達したので、残り4Km約1時間半の歩行はあきらめ、糸魚川塩の道温泉ホテルの送迎車を呼ぶ。
     2日目、温泉と生ビールの効があり、体力気力も回復した。今にも降り出しそうな空模様の中、山口集落の関所跡から日本海を目指して出発する(8時30分)。ここの塩の道は、日本の農村風景を代表するような水田と小高い杉山に囲まれた盆地(根知盆地)の中央を直線的に自動車道が通り、山裾に集落がある。その間を曲がりながら生活道路・塩の道が続く。歩きだして間もなく、向いの杉山の裾をサシバが旋回するのを見る。近くの社の杉林方向からは、アカショウビンの鳴き声が聞こえ、カエルも鳴きだし雨となる。2時間弱で根知川の崖下のフォッサマグナ公園に到着する。崖の斜面に枕状溶岩が露出し名所となっていた。ここでもアカショウビンの声がする。近くの仁王堂前から中山峠へは、昔の道が多く残る。ウトウと言われる人や牛の往来によりU字型に削られた道、旅人の墓や地蔵があり、街道歩きの醍醐味を味わえた。送電線鉄塔付近でサンショウクイのファミリーが鳴きながら上空を飛び廻るのを見た。ツミ、ハヤブサも飛ぶ。11時50分大野集落の休憩所に到着、雨も上がっていた。ここから舗装の一般道となる。右折する標識を見落とし田んぼと住宅が混在する真直ぐな道を進む。農作業の方に聞き本来の塩の道に戻る。3Km以上の間違いであるが、戻る気力が無くその間省略する。道端のコウゾの実、琵琶の実を食べながら美山公園に到着。丘の上にある運動場等もある整備された公園で、日本海が見える。ここからは下り坂、北陸道陸橋をわたり、新幹線のガードをくぐり道路元標にタッチし日本海に到着した。(2時50分) (担当:門口 一雄)
 
 平日探鳥会 横浜ズーラシア探鳥会 2018年6月20日
1.日時 2018年6月20日(水) 10:10~15:15 
2.天気 雨
3.行程  横浜ズーラシア園内一周
4.観察した鳥
  • 13種(カルガモ、キジバト、ホトトギス、コゲラ、アオゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、スズメ)  ベスト:なし
5.参加者: 2名
6.概要、感想等    
  •  雨の中の横浜ズーラシアであった。平日でかつ雨のためか、他のお客は殆どなく、一人占めのようなのんびり観察を満喫できた。飼育されている鳥で特に気にいったのはカンムリシロムク、ニジキジ、オウギバト、フルボルトペンギン(低い大きな鳴き声)、オオワシ、キタベニハチクイ、ライラックニシブッポウソウ等であった。野生の鳥ではウグイス、ホトトギス、アオゲラ、メジロ等の声が聞こえた程度であった。(担当:粕谷 和夫)
 
 高尾山周辺探鳥会 藤野・綱子沢 2018年6月14日
1.日時 2018年6月14日(木) 8:50~12:00 
2.天気 曇り
3.行程  JR藤野駅集合7:50⇒日連大橋発8:30→(自家用車)奥牧野着8:45・8:50発⇒前川橋⇒さつき学園⇒綱子⇒前川橋⇒奥牧野12:00着(鳥合せ後解散)→(自家用車)藤野駅着12:40・13:00発→高尾駅着13:12
4.観察した鳥
  • 27種(外来種含)(ホトトギス ツツドリ トビ ノスリ コゲラ サンショウクイ サンコウチョウ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ センダイムシクイ エナガ メジロ キビタキ オオルリ キセキレイ カワラヒワ イカル ホオジロ (外来種)ガビチョウ ソウシチョウ)  ベスト:サンコウチョウ サンショウクイ オオルリ キビタキ
5.参加者: 3名
6.概要、感想等    
  •  4/25が雨天だったため、4/28に延期実施した。平日探鳥会ではなくなってしまったが…。藤野駅に降り立った参加者は担当も含め2名だけ。急きょ本日案内していただくM.Kさんの車に同乗させていただくことにした。出発地の奥牧野には予定より少し遅れて到着し、すぐに出発した。前川橋からは何も見つからなかった。少し進むと早速サンコウチョウの声が響き複数のメスを確認。旧奥牧野キャンプ場に行くと、イカルの声がしたので探していると、サンショウクイが出現。きれいなオスを望遠鏡でじっくり観察した。すると、エナガやカラ類の巣立ち雛が楽しげに飛び回っていた。山桑の実をコゲラとメジロが必死に食べていた。
     更に進むと、路面から飛び立った鳥が少し先の小枝に止まった。望遠鏡で確認すると、なんとヤブサメの雛だった。親も近くにいた。遠くでオオルリの声がし、キビタキは複数箇所で鳴いていた。センダイムシクイは随所で鳴き、サンコウチョウも間断なく鳴く。長い尾羽をもったオスも飛んだ。
     案内のM.Kさんから観察ポイントの様子を詳しく話していただきながら進む。木漏れ日の道は何ともさわやかだ。キセキレイの案内で綱子集落の手前まで行き、そこから引き返した。さつき学園で昨年同様トイレを借用した。帰路も前川橋からカワガラスを見つけられなかった。正午の合図とともに、奥牧野に着いた。鳥合わせをして解散。帰りも藤野駅まで送っていただき、イソヒヨドリの繁殖現場も案内していただいた。ただ一人の参加者から、満足された由の言葉があった。  (担当:加藤 岸男)
 
 月例探鳥会 浅川探鳥会(鶴巻橋~大和田橋) 2018年6月2日
1.日時 2018年6月2日(土) 8:30~11:40 
2.天気 晴れ
3.行程  浅川 (鶴巻橋~大和田橋) 解散後「八王子環境フェスティバル」に合流
4.観察した鳥
  • 31種(キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、コチドリ、イソシギ、トビ、カワセミ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、ドバト、ガビチョウ) 本日のベスト:コチドリ、イワツバメ、モズ
5.参加者: 12名
6.概要、感想等    
  •  キアシシギはすでに通過、にぎやかな揚げヒバリやオオヨシキリも静かになり、6月の河原は目玉に乏しい季節になる。しかし、集合場所の鶴巻橋下流でオオヨシキリの一声と地上から聞こえるヒバリの声をなんとか確認することができた。
     萩原橋に近づくとセッカの声、空を飛ぶセッカをみんなで確認することができた。時々河原からコチドリとイカルチドリの声がにぎやかに聞こえてきたが、数ではコチドリの方が多かった。
     暁水管橋ではモズの♀を観察したが、一緒にいたもう1羽は♂か♀か幼鳥かの確認ができなかった。繁殖の可能性がある。
     カルガモが少なく、コサギは確認できなかった。
     イワツバメのコロニーがある大和田橋の下で鳥合わせして、環境フェスティバルの会場に向かった。  (担当:若狭 誠)
 
 高尾山周辺探鳥会 八王子・小津渓流 2018年5月18日
1.日時 2018年5月18日(金) 8:35~12:30 
2.天気 快晴
3.行程  JR高尾駅8:08→川原宿大橋バス停8:23⇒小津川に沿って⇒力石峠⇒力石峠下着11:50(昼食・休憩・鳥合わせ)  12:30解散
      夕焼け小焼け発13:32⇒高尾駅着14:03
4.観察した鳥
  • 33種(外来種含)(キジバト アオバト アオサギ ホトトギス ハチクマ トビ ノスリ コゲラ アオゲラ サンコウチョウ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ センダイムシクイ メジロ ムクドリ キビタキ スズメ キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ カワラヒワ イカル ホオジロ (外来種)コジュケイ ガビチョウ)  ベスト:ハチクマ キビタキ イカル
5.参加者: 22名
6.概要、感想等
  •  22名。高尾山周辺探鳥会にしては大勢の参加者があった。
     高尾駅からのバスは渋滞に合い、少し遅れて川原宿大橋に到着。今日案内していただくSiさんと落ち合う。受付、自己紹介等をして、8:35に出発。旧道にはいった所で杉の木のてっぺんにノスリを発見。幸先がよい。地元在住のSiさんから地域の歴史を含め色々教えていただきながら進むと、圏央道手前、上空にワシタカ類を見つけた。ノスリ?クマタカ? じっくり見ていると繁殖期のハチクマ特有の両翼を上げてのはばたきをした。今日の主役・ハチクマをじっくり観察する。熊野神社で2人が加わる。ご厚意で小津自治会館のトイレを借用。ようやく"小津渓流"らしくなった道を進む。キビタキはそこここで鳴いている。
     分岐を右に進む。北アルプス・北穂山荘の創設者の方の旧宅を見る。戻って、分岐を右に進む。木イチゴが沢山赤い実をつけていた。皆で摘んで食べた。昔懐かしい美味しさだった。ヤブサメが鳴く。聞こえた人と聞こえなかった人と二分した。サンコウチョウの声が遠くでした。カケスも鳴いていた。
     苦しい登りを過ぎると力石峠。少し下った所で昼食をとった。トビが弁当を狙っていた。ここで鳥合わせをした。狙いのハチクマもノスリも出て33種。この時期としては大いに満足できる結果だった。Siさんに感謝だ。ただ、"やっぱり姿が見えないとね。"という声もあった。サンコウチョウのことだろう。担当としては辛いところだ。ここで解散。 (担当:加藤 岸男)
 
 遠出探鳥会 都市公園シリーズ② 横浜自然観察の森探鳥会 5月15日
1.日時 2018年5月15日(火) 9:00~13:40 
2.天気 晴れ
3.行程  京浜急行金沢八景駅集合8:50⇒森の家前バス停→自然観察センター→上郷バス停⇒金沢八景駅解散14:25
4.観察した鳥
  • 17種(外来種含む)(キジバト、ヒメアマツバメ、トビ、コゲラ、アオゲラ、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、センダイムシクイ、メジロ、ムクドリ、スズメ、コジュケイ、ガビチョウ) ベスト:なし
5.参加者: 5名
6.概要、感想等    
  •  八王子駅発7:19の横浜線の電車の5両目には5名の参加者が乗り込んだ。横浜駅に3分ほど遅れで到着したので、京浜急行の予定の電車に乗り遅れてしまった。金沢八景駅で今日のガイド・Taさんと合流し、バスへ。森の上前バス停で下車した。前払い制に戸惑った。森の家別館でトイレを借用していると、庭にガビチョウが出て来ていた。この鳥とタイワンリスが今日の主役になる。ウグイス、ハシボソガラスの声を聞きながら自然観察センターについた。この森の歴史やセンターの現状、野鳥の状況を聞く。
     校外学習の子ども達と言葉を交わしながら、ヘイケボタルの湿地を経て、関谷奥見晴台につくと、高校生が昼食中。遠くベイブリッジを見ているとこの高校生のお弁当を目がけてトビが上空を旋回していた。ツバメ、ヒメアマツバメも飛んでいた。横浜天園方面に進み、観察センターに戻った。写真展を見学して昼食。この森の開設当初の野鳥の多さに驚くとともに、三十数年を経過し森林の成長に伴う環境変化等によりその数を減らしていることを実感した。
     しばしTaさんとの野鳥談義を楽しんだ後、生態園を経てミズキの谷の観察小屋へ。鳥はいない。長倉口に向かう途中、ようやくセンダイムシクイが鳴いた。今日は初めて野鳥らしい声を聞いた、という感じだった。鳥合わせとTaさんのこの森にかける思いをお聞きして、探鳥会は終了。朝と反対の経路で八王子に戻った。 (担当:加藤 岸男)
 
 公開探鳥会 オオルリを探す会 5月13日
1.日時 2018年5月13日(日) 8:45~10:50 
2.天気 曇り
3.行程  中央高速道下付近の小下沢林道から上流に向かい、浩宮殿下誕生記念碑先で折り返し、浩宮殿下誕生記念碑の所で解散
4.観察した鳥
  • 21種(アオサギ、トビ、コゲラ、アオゲラ、カケス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、ミソサザイ、キビタキ、オオルリ、キセキレイ、イカル、ホオジロ、コジュケイ、ガビチョウ) ベスト:オオルリ、カケス
5.参加者: 45名(一般:18名、会員:27名)
6.概要、感想等    
  •  5月の第2日曜日は毎年恒例の「オオルリを探す会」で場所は裏高尾の小下沢林道。本年は会員27名、非会員18名、計45名の参加があった。天気予報では午後から雨と出ていたためか、参加者数は例年より少なかった。目指すオオルリはキャンプ場跡で少し遠いがモミの木のてっぺんでさえずるオスをじっくり観察することが出来た。カケスの声が時々聞こえ、谷を横切る姿も1回観察され本日のベストにオオルリと共に選ばれた。
     全体に鳥の種も姿も低調で、クロツグミの姿なく、ミソサザイも高らかに鳴く姿を観察できなかった。今年は花の開花が早く、ミツバウツギは完全に花が終わっていた。オオバウマノスズクサは開花中であった。 (担当:粕谷 和夫)
 
 密猟防止パトロール(小下沢林道) 2018年5月13日
1.日時 2018年5月13日(日) 6:00~7:20 
2.天気 曇り
3.場所  小下沢林道 (林道入り口~第一ゲート)
4.観察した鳥
  • 14種(アオサギ、コゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、クロツグミ、キビタキ、オオルリ、イカル、ホオジロ、ガビチョウ)
5.参加者: 5名
6.概要、感想等    
  •  早朝6時に集合場所に集まったのは5人であった。8時半からは公開探鳥会「オオルリを探す会」が始まるので、その偵察も兼ねている。密猟防止を呼び掛ける腕章をつけて出発である。
     ガビチョウの声ばかりが聞こえるが、遠く近くオオルリの声も聞こえる。樹上に美しい姿も見ることができた。公開探鳥会までいてくれるといいね、と話しつつ先へ進む。鳥の声は比較的少なく、ヤブサメ、センダイムシクイなどの夏鳥の声もしない。途中の広場の小さな水たまりには、オタマジャクシが群れていたが、例年より少ない感じだ。第一ゲートで引き返す。途中出会ったのはカメラマン風の人が二人だけで、密猟者らしき人はおらず、不審な車もなかった。林道入口から第一ゲートまでの間で確認したオオルリは3個体で、うち1個体はさえずる姿を確認した。(担当:佐藤 哲郎)
  •  
 高尾山周辺探鳥会 藤野15名山(6) 石老山・石砂山 2018年4月28日
1.日時 2018年4月28日(土) 8:50~15:00 
2.天気 快晴
3.行程  JR相模湖駅8:35→石老山入口バス停8:50⇒篠原・顕教寺9:35⇒石老山着10:20⇒10:35発⇒篠原の里11:25⇒石砂山着12:35
      (昼食)13:10発⇒菅井14:20⇒やまなみ温泉バス停着15:00(鳥合せ)15:45発→JR藤野駅着15:55・16:11発→高尾着16:31
4.観察した鳥
  • 27種:外来種含(キジバト アオバト ツツドリ コゲラ アオゲラ サンショウクイ カケス  ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ イワツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ センダイムシクイ メジロ キビタキ オオルリ スズメ キセキレイ カワラヒワ イカル ホオジロ ガビチョウ:外来種) 参考種:タカSP ベスト:サンショウクイ、センダイムシクイ、ツツドリ
5.観察した主な野草
  • ベスト5: ホタルカズラ、フデリンドウ、ギンラン、オオバウマノスズクサ、ミツバウツギ
6.参加者: 3名
7.概要、感想等    
  •  4/25が雨天だったため、4/28に延期実施した。平日探鳥会ではなくなってしまったが…。
     相模湖駅発のバスは、石老山入口で10人ほどの登山者を降ろした。快晴、微風と絶好の登山探鳥会日和だったのに、参加者は3名のみ。最初にギフチョウはもう見られないことを伝えた。今年は3週間近く早くの出現だったそうだ。地域の方も、こんなことは今までにない、と断言されていた。
     ツバメとイワツバメが飛ぶ中を進むと、ウグイスのいい声が響く。病院の脇から樹林に入ると、やって来たばかりの夏鳥達が自己主張の鳴き声を上げる。キビタキ、ヤブサメ、センダイムシクイ。顕教寺を過ぎるとオオルリのさえずりが聞こえた。石老山頂からの富士山を眺め記念撮影をして、篠原への道を下り始めるとツツドリが頭上で鳴いた。姿は確認できない。篠原でパンを購入し、イカルとサンショウクイの声を聞きながら、最後の急坂をなんとか登り石砂山に到着。予定より相当早かった。ここからの富士山や裏丹沢がきれいだった。昼食・休憩。
     時間的余裕があったので、篠原へ下山する予定を変更し、菅井への道を進む。木漏れ日の樹間の中を気持ちよく歩く。アオゲラもアオバトもすぐ近くで鳴く。菅井バス停に着き時刻表を見ると、バスは出たばかり。やまなみ温泉まで3㎞ほどを歩くことにした。バス停のベンチで鳥合わせをしていると、トレールランニングをしている方が来たので、山登りとトレランとのいい関係について話をしながら、バスを待った。
     藤野駅には予定通りに到着し、「ふじのね」で藤野15名山のカード押印してもらう。このシリーズも今回が最終回だったが、残念ながら担当以外に缶バッチを手にした人はいなかった。(担当:加藤 岸男)
 
 野鳥の密猟防止パトロール(日影沢林道) 2018年4月27日
1.日時 2018年4月27日(金) 8:30~14:00 
2.天気 曇り
3.行程  日影林道入口駐車場・・・小仏城山・・・一丁平・・・高尾山頂分岐・・・日影林道水道タンク・・・駐車場
4.観察した鳥
  • 22種:外来種含 夏鳥:6種(ツツドリ2、キビタキ8、オオルリ5、ヤブサメ7、クロツグミ1、ツバメ) 留鳥:16種(キジバト、コゲラ、アオゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、キセキレイ、ホオジロ、コジュケイ、ガビチョウ)
5.花の咲いていた主な植物
  • カヤラン、クマガイソウ、フタバアオイ、ツボスミレ、コミヤマスミレ、タチガシワ、キンラン、ヒメウツギ、ミツバウツギ、ラショウモンカズラなど
6.参加者: 6名
7.概要、感想等    
  •  夏鳥が渡って来る時季の日影沢林道の早朝。小鳥の声と小仏川の水音、ひんやりとした空気に包まれ気持ちいい。恒例の野鳥の密猟防止のパトロール探鳥会に集まった会員6名は思い思いのメッセージの腕章やステッカーを付け人気の少ない林道をパトロールしながら鳥見を楽しんだ。渡ってきたばかりのキビタキ、オオルリの声を方々で聞き、ヤブサメも鳴いていると教えていただき耳を澄ます。私は7か所の内2か所で確認出来た。日影林道では、木材を満載して運ぶトラックと再三出合った。八王子市造林小屋から一丁平への登山道を通行止めにし、上部斜面の杉林を皆伐していた。伐採後に何の木を植えるかが気にかかる。遠くでツツドリの鳴き声も聞こえる。小仏城山に近づくにつれハイカーが多くなってきた。
     小仏城山~高尾山の縦走路に入ると、子ども達の遠足で行列が出来る程人出が多く、野鳥の声が聞こえない。一丁平で昼食をとり、先ほどの伐採現場の上部を見ながら進む。高尾山頂分岐から日影沢林道でクロツグミの鳴き声を聞く。密猟者等の不審者にも合わず、主だった夏鳥を確認出来、楽しいパトロール探鳥会であった。 (担当:門口 一雄)
 
 遠出探鳥会 離島・トカラ列島平島探鳥会 2018年4月16日~22日
1.日時 2018年4月16日(月)~22日(日) 6泊7日  
2.天気 4/17は小雨 他は晴れ
3.行程 4/16 羽田空港集合12:30→鹿児島空港→鹿児島港発(としま丸)23:00
     4/17 平島南之浜港着8:40→たいら荘着9:10  9:30~島内探鳥
     4/18~4/20  6:00~17:30頃まで島内探鳥
     4/21 平島南之港発8:40(としま丸) →奄美大島・名瀬港着15:15 16:30~21:05探鳥
     4/22  5:00~13:00島内探鳥 奄美空港発15:05→羽田空港着15:20 解散
      宿泊:十島村平島 民宿「たいら荘」  奄美市名瀬:奄美ポートタワーホテル
4.観察した鳥
  • (通算では76種) ベスト:アカヒゲ ズアカアオバト アマミヤマシギ ルリカケス オオアカゲラ
    ① 航路8種: オオミズナギドリ カツオドリ ミサゴ サシバ サンショウクイ ツバメ イイジマムシクイ ハクセキレイ
    ②平島51種: カルガモ カラスバト キジバト ズアカアオバト ゴイサギ アカガシラサギ アオサギ チュウサギ クロサギ ヒマラヤアナツバメ アマツバメ ヒメアマツバメ オオジシギイソシギ ミサゴ トビ サシバ ハヤブサ サンショウクイ ハシブトガラス ショウドウツバメ ツバメ コシアカツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ センダイムシクイ メジロ セッカ ムクドリ コムクドリ クロツグミ シロハラ ツグミ アカヒゲ ルリビタキ ノビタキ イソヒヨドリ コサメビタキ キビタキ ニシオジロビタキ オオルリ ツメナガセキレイ(マミジロ) キセキレイ ハクセキレイ(含タイワン) ビンズイ アトリ カワラヒワ コホオアカ ミヤマホオジロ アオジ(含シベリア)  参考種ヤナギムシクイ
    ③奄美大島38種: カルガモ オナガガモ キジバト ズアカアオバト ウsp アオサギ ダイサギクロサギ バン オオバン ムナグロ メダイチドリ セイカタシギ アマミヤマシギ チュウシャクシギ キョウジョシギ トウネン ウズラシギ トビ リュウキュウコノハズク アオバズク コゲラ オオアカゲラ(オーストン) チョウゲンボウ ハヤブサ サンショウクイ(リュウキュウ) ルリカケス ハシブトガラス ヤマガラ ツバメ ヒヨドリ メジロ セッカ トラツグミ(オオ) アカヒゲ イソヒヨドリ スズメ ハクセキレイ 参考アマミノクロウサギ
5.参加者: 8名
6.概要、感想等
  •  当たれば凄い、外れれば悲惨、という離島リスクは覚悟していたが…。
    第1日目 羽田空港には全員定刻前に集合。JALで鹿児島空港へ。連絡バスとタクシーを乗り継いで、鹿児島港埠頭に17:00に到着。4/2に就航したばかりのとしま丸2は快適だった。23:00出港。外海に出ても揺れがない。
    第2日目 中之島を離れた頃から探鳥を開始するとカツオドリが出現。諏訪之瀬島を出るとオオミズナギドリの大群に出合う。少し遅れて平島に到着。離島探鳥に心弾ませる人たちも多数上陸した。しかし、何か変だな、という嫌な感じがした。民宿の車で宿に行き、支度をしてすぐに、小雨の中を探鳥に出かける。しかし、鳥がいない。アカヒゲの声が響くだけ。アトリとサンショウクイの小群に出合うが、キビタキはたった1羽。神社もお寺も畑もグラウンドも、そして一番のポイント・千年ガジュマルも同様だ。宿に戻って昼食。13:30から探鳥。メインのコースを回る。コムクドリの小群とチュウサギが目立った程度。ズアカアオバトのとぼけた声にちょっと慰められる。千年ガジュマルでアカヒゲをじっくり観察できたことと、尾根の上空を飛ぶツバメの群れの中にヒマラヤアナツバメを見つけたことだけが救い。16:00には宿に戻り、17:00からは天然のあかひげ温泉で入浴する。他のバーダーによれば、鳥の状況は昨日よりよかったとのこと。昨日はもっと悲惨だったらしい。
    第3日目 今日からはミヤマヒタキを本格的に探す。5:55~朝探。宿の前庭でニシオジロビタキを観察するが、警戒心が強くすぐに隠れる。メインコースを回る。サンショウクイの小群は健在。いたる所で出合う。グラウンドへの道で、離島の渡りらしい怪しいムシクイに出合う。ササ藪で地鳴きをして、すっと枯れ木に泊まったがすぐに飛び去った。2本の明瞭な翼帯が見えた。ヤナギムシクイの特徴だ。千年ガジュマルの先でまたも怪しい鳥に出合う。今回の探鳥の主目的のミヤマヒタキっぽい個体だ。同宿の方の情報によるとやはり怪しい個体を見たという場所だ。逸る気持ちを抑え、じっくり観察する。尾羽の先が僅かに青い。残念ながらルリビタキだった。この後、何回も出合いその度にがっかりさせられることになる。午前の探鳥も同じコースを回る。ため池でコサメビタキに出合う。午後の探鳥は、フェリー埠頭のある南之浜に行く。ここの放牧場もいいポイントだ。ノビタキ、セッカ、シベリアアオジ等を見ながら放牧場へ。トカラ牛がのんびり寝そべっている傍らを通り更に進むときれいな個体のマミジロツメナガセキレイがいた。イソヒヨドリもやっと出現。戻ってグラウンドでコホオアカを観察した。
    第4日目 朝探・朝食の後、東之浜に行く。宿から片道約3㎞。放牧場に沿った道を歩いているとカラスバトが3羽飛び樹林の中に入ったのでじっくり探すと、いた。望遠鏡で観察する。日に輝いてきれいだった。東之浜には白いクロサギがいた。女性は甌穴と平家の穴の見学、男性は海を眺めて過ごす。午後は千年ガジュマルでアカヒゲの観察をした。鳥はここしかない。他にはいない。宿の新鮮な魚料理と工夫した昼食のみが楽しみになってきた。
    第5日目 どんどん状況が悪くなっている感じがする。朝探・朝食の後、再び南の浜に行く。シベリアアオジはまだ健在で観察していると、海上を白いサギが飛んだ。頭部が茶色。目撃情報のあったアカガシラサギだ。港近くの放牧場に急ぐ。海岸の石と同化しているのを発見。しばらく観察する。ツメナガセキレイも健在だった。サシバも飛んだ。ショウドウツバメも確認。17:20で帰宿し温泉へ。
    第6日目 平島最終日。まだ暗い4:55に宿を出て探鳥する。状況に変化なし。渡りの爆発はついになしのまま。千年ガジュマルでアカヒゲにお礼を言ってお別れした。平島8:40にとしま丸2は出港。オオミズナギドリの大群を見る。噂の宝島も今年は悲惨だったらしい。名瀬港に15:15着。レンタカーを借りてホテルへ。16:10に出発。スーパーで夕食と朝食を購入し、三太郎峠に向かう。リュウキュウサンショウクイ、オーストンオオアカゲラ、オオトラツグミ、アカヒゲ、ズアカアオバト等の鳴き声を聞きながら林道の鉄塔の下で夕食をとる。深い森だ。リュウキュウコノハズクやリュウキュウアオバズクも鳴く。暗くなるのを待って林道をゆっくり走り始めるとすぐに、アマミヤマシギを発見。すぐに飛んだがその先にまだいた。そしてまた少し走ると今度はアマミノクロウサギが出現。山中で待っていたのが奏功した。結局アマミヤマシギはこの1個体のみとの出合いだった。時間の経過とともに観察の車が増えてきた。車が通過した後は出合いの可能性は激減する。21:05にホテルに戻った。
    第7日目 最終日。ホテルを5:00に出発。奄美自然観察の森に急ぐ。まだ暗いのでアマミヤマシギとアマミノクロウサギを探すが残念ながら見られなかった。奄美自然観察の森を歩いて探鳥する。ルリカケスがそこここに出てくるがじっくり見られない。オーストンオオアカゲラのドラミングも聞こえるが遠い。オオトラツグミが営巣していたらしいがつい先日カラスにやられたとのこと。本当に残念。センター付近で待機しているとルリカケスが目の前にやってきた。オーストンオオアカゲラも、アカヒゲも。野鳥の密度の濃い場所だ。次に秋名に行ったがカルガモのみ。奄美パークで田中一村美術館に行く人とサトウキビ畑で鳥を探す人に分れた。再び11:00に合流して大瀬海岸に向かう。クロサギ、シギ類、ハヤブサ等、意想外に野鳥がいて、なんだか楽しい時間になった。レンタカーを返し、奄美空港へ。7日間の探鳥会が終わった。やはり皆さん少し疲れ気味のようだった。羽田直行便は定刻に出発。離島リスクに苛まれた探鳥会だった。来年はリベンジしないと!(担当:加藤 岸男)
 
 月例探鳥会 北浅川 松枝橋〜小田野中央公園 2018年4月8日
1.日時 2018年4月8日(日) 8:00~11:20
2.天気 晴れ
3.行程  松枝橋をスタートして北浅川の上流に向かって陵北大橋を通過して小田野中央公園までの右岸を歩くコース
4.観察した鳥
  • 33種(キジ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、クイナ、トビ、コゲラ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒョドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、イカル、アオジ、コジュケイ、ガビチョウ) 本日のベスト:クイナ、キジ、シメ
5.参加者: 23名
6.概要、感想等    
  •  朝から青空で好天に恵まれた探鳥会でした。スタート地点の松枝橋上流でツバメ(2羽)が上空を飛び回っていた。対岸ではキジのペアが見られた。キジ、ウグイス、ガビチョウの声がよく聞こえた。松枝住宅付近(この場所ではシメ、イカルがよく見られる、本日はオナガも見られた)、陵北大橋下上流でクイナ(今季初認です)が見られた。
     小田野中央公園には11時20分頃到着した。鳥合わせ後、有志でお花見をしました。桜は4本が葉桜になり、1本が満開でした(女性のお花見の参加が0だったので来年は女性の方々も一緒にお弁当だけでも食べましょう)。担当からのお願いです。(担当:中村 后子)
  
 平日探鳥会 八王子道の駅~滝山公園~多摩川・秋川探鳥会 2018年3月30日
1.日時 2018年3月30日(金) 9:00~15:00
2.天気 晴れ
3.行程  八王子道の駅~滝山公園~多摩川~高月浄水場~秋川~東秋川橋~多摩川・秋川合流部~睦橋
4.観察した鳥
  • 47種(キジ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ヒメアマツバメ、イカルチドリ、コチドリ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ヒレンジャク、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ベニマシコ、イカル、ホオジロ、アオジ、コジュケイ、ドバト、ガビチョウ)  本日のベスト; ヒレンジャク、コチドリ、スズメの盗蜜(サクラの花)
5.参加者: 15名
6.概要、感想等    
  •  集合場所の八王子道の駅には、渡ってきたばかりのツバメが古巣周辺に出入りしていた。道の駅裏の谷地川辺りは、サクラ、ユキヤナギやレンギョが花盛りである。川は水の流れはなく所々で水溜りとなっていた。川の周辺ではジョウビタキ、アオジ、モズが、畑ではカワラヒワ、ツグミ、上空ではイワツバメ、ハイタカなどを確認した。滝山公園への上り道ではウグイス、ヤマガラなどが囀り、上空ではノスリが旋回した。花の終わった灌木に真っ赤なベニマシコがいた。滝山公園はで、メジロ、ヤマガラなど小鳥の群とイカルを確認したが、サクラが開花し花見客が行き交い、鳥影が少なかった。例年見られるシロハラ、ルリビタキは確認できなかった。滝山公園を下り滝が原運動場側の小川に出ると視界が開け「♪さくらのはなのさくころは うららうららと日がうらら♪」の歌声がでる。畑の中を進む正面の山の大木梢にオオタカが止まっているのを見た。その先、堤防側で花木を枝移りするアオジを観察した。昼食は多摩川右岸の堤防沿いで済せ、川岸へ進む。鳥がいない。遠くの水面にオオバン、近くの石原でハクセキレイを確認した。秋川右岸堤防を進む、水田脇からヒバリが舞いあがり囀る。高月浄水場では、ダイサギ、アオサギ、マガモ、コガモ等水辺の鳥を観察した。高月の水田で、タヒバリが畦から浄水場の高木に飛ぶ。その先、ケヤキの大木の天辺枯れ枝に逆さまにぶら下がる白骨化したタカの仲間を見る。飼い鳥のようで足にベルトが巻かれ、その先が枝に絡まり数か月前に落鳥したようだ。哀れなこと。秋川堤防に戻りホオジロ、カワセミにコチドリを観察する。コチドリは中洲におり、アイリングの鮮やかな個体と不鮮明な個体の2羽でいた。東秋川橋を渡り秋川左岸を多摩川合流へ進む。川岸の草地で真っ赤な肉腫を垂らしたキジがいた。桜並木の下を進むと、サクラの花が丸ごと落ちてくる。地面には花びらが5枚揃った花が数十個散らばっている。樹上の花の中にスズメが2・3羽おり、花の付け根を噛み切り捨てる、を繰返す行動を観察する。何故か被害木は2・3本に限定されていた。合流部に到着する。高木の林の根元から数羽飛びあがり常緑樹に止まるヒレンジャクを確認した。地面に下り、飛びあがる、そして枝移りを繰返す20数羽の群を堪能した。睦橋を渡り多摩川左岸芝生広場で鳥り合わせ解散とした。  (担当:門口 一雄)
  
 高尾山周辺探鳥会 藤野15名山(5) 峰山・鉢岡山・日連金剛山 2018年3月16日
1.日時 2018年3月16日(金) 8:20~14:45 
2.天気 曇り
3.行程  藤野駅集合7:55・藤野駅発8:00(路線バス)⇒やまなみ温泉8:12着 8:20発→峰山着9:10・9:30発→小舟9:50→やまなみ温泉10:25
      →赤沢11:10→途中で昼食→鉢岡山12:45→日連金剛山13:40→金剛山入口バス停14:10→藤野駅着14:45(鳥合わせ・解散) 
      藤野駅15:10発高尾行に乗車
4.観察した鳥
  • 26種(ヤマドリ マガモ キジバト カワウ オオバン トビ ヤマセミ コゲラ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ミソサザイ ツグミ イソヒヨドリ スズメ ハクセキレイ カワラヒワ ウソ ホオジロ コジュケイ)
  • ベスト:ヤマドリ ウソ コゲラ
5.参加者: 4名
6.概要、感想等    
  •  天候が危ぶまれたこともあって藤野駅に定時に集合したのは2名のみ。やまなみ温泉で待ち合わせた方も遅れ、2人で峰山への登山口に向かうと高尾で電車に乗り遅れた方がタクシーで到着。3名で登り始めた。コゲラやウグイスの声を聞きながら急登にかかると右下の藪の中にヤマドリの雄を発見。尾羽が美しかった。更にウソが雌雄で鳴き交わしをしていた。程なく祠とヤマナシの木のある山頂に到着した。風が強く富士山も見えない。次回に登る石老山や石砂山が見えた。ここで遅れていた方が到着。4名になった。
     小舟に下り、県道を歩いていると、コゲラが3羽ウメで採餌中。いい情景だった。やまなみ温泉に戻ったが、次のバスまでは時間があったので、歩くことにした。坂沢橋から秋山川を眺めていると、カワウに続いて白い鳥影が上流に飛んでいった。最近戻ってきたというヤマセミだった。赤沢から車道を離れ、脇道に入るとミソサザイの囀りが聞こえた。途中の広場で、カワラヒワを見ながら昼食。スギ林の中でシイタケを栽培している方に励まされながら進むと、雨が降ってきた。鉢岡山頂は展望が全くきかない。傘をさして、金剛山に向かう。幸い、雨が強くなることはなかった。
     日連(ひづれ)金剛山は、スギの植林地の中だった。登頂の証明写真を撮って直ぐに出発。急坂を慎重に下り、 バス停についたが、衆議一決でバスには乗らず歩くことにした。日連大橋からはオオバンとマガモを確認。トビも舞っていた。藤野駅で鳥合わせ、そして藤野15名山登頂カードに押印してもらっていると、明るい弾んだ声がしたので外に出ると、屋根の上でイソヒヨドリの雄が囀っていた。なんだかご褒美をもらった気分だった。(担当:加藤 岸男)
 
 公開探鳥会 浅川・多摩川合流部 2018年3月11日
1.日時 2018年3月11日(日) 8:15~11:50 
2.天気 曇りのち晴れ
3.行程  浅川・多摩川合流部⇒(右岸を上流へ)⇒新井橋渡る⇒(左岸を下流へ)⇒浅川・根川・多摩川合流部⇒(多摩川右岸を上流へ)⇒北川原公園
4.観察した鳥
  • 43種(外来種を含む)(キジ、ヒドリガモ、カルガモ、オナガガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、
    バン、ヒメアマツバメ、イカルチドリ、トビ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、シメ、イカル、ホオジロ、アオジ、コジュケイ、ドバト、ガビチョウ)
  • ベスト:イカル、アオジ、カワセミ、モズ
5.参加者: 一般33名(八王子市11名、日野市4名、多摩地区他の市11名、23区5名、他県2名)、会員29名、 合計62名
6.概要、感想等    
  •  百草園駅前に集まった参加者を順次集合場所の浅川・多摩川合流部へ案内した。集合場所には、まとまって到着するので受付に手間取り8時10分過ぎの開会となった。初心者と経験者に分けて出発した(経験者を3グループに分けたが後に一部が一体となった。)。合流部周辺ではカワセミ、カイツブリの声が聞こえ、モズ、シメがニセアカシヤの枝に止まっているのを観察する。ゲートボール場側の藪でウグイスが地鳴き、シジュウカラが木々を飛び廻る。ウグイスは浅川を上流に進むに従い囀り出し次第に上手に歌う個体が多くなり、初音との声が聞こえる。堤防外の雑木林の梢にイカル数十羽の群が居り、堪能する。浅川では、カワウ、ダイサギ、セキレイが飛ぶが個体数が少ない。浅川右岸の堤防下では、道端でホオジロがエサをとり、脇の灌木ではアオジが枝移り、モズが尾を振るのを観察する。新井橋を渡り浅川左岸を下流合流部に向かう。新井橋の橋脚の根元でイソヒヨドリ♀の水浴びを堪能する。日野高校前の浅川では、数日前の大雨で増水した流れに逆らうオナガガモ♀1羽がいた。日野市グリーンセンター先の上空でオオタカが旋回し、やがて急降下する。根川ではキセキレイ、多摩川・根川の合流部でジョウビタキ、シメ、ビンズイを観察した。多摩川右岸の堤防を上流に進む。ワンドではカイツブリ、ガビチョウが出た。予定の11時30分過ぎに北川原公園に到着。広場奥の方にいるヒバリを観察し、鳥合わせ解散した。 (担当:門口一雄)
  
 遠出探鳥会 銚子探鳥会 2018年3月3日
1.日時 2018年3月3日(土) 10:40~14:50 
2.天気 晴れ
3.行程  銚子(銚子駅~利根川水路~「礁」前~千人塚前~第三漁港)
4.観察した鳥
  • 41種(含む外来種1種)(オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、カイツブリ、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、ヒメウ、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クロサギ、オオバン、ミツユビカモメ、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、ワシカモメ。シロカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、トビ、ノスリ、ハヤブサ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、ドバト) 
  • ベスト:クロガモ、アカエリカイツブリ、ミツユビカモメ
5.参加者: 26名
6.概要、感想等    
  •  八王子駅6時35分の電車で出発。東京駅、千葉駅と普通列車を乗り継いで、銚子駅には10時15分に到着。駅からまっすぐに北に歩くと、利根川にぶつかり、ここから探鳥を開始した。夏羽のカンムリカイツブリも浮いていて、われわれを出迎えてくれた。参加者中、最年少である小学生のK君がアカエリカイツブリを見つけ、皆で観察する。その後、ヒメウを観察したり、カワウとウミウの識別ポイントを確認したりしながら、当地でのカモメ類観察ポイントである「礁(いくり)前」まで急ぐ。しかし、水路を挟んだ導流堤にはカモメの姿は少なく…。漁港への水揚げの有る無しでカモメ類の数は大幅に変動するのだが、この日は水揚げもなく、残念ながら、「ハズレ」の日だったようだ。でも、普段は個体数が少ない外洋性のカモメであるミツユビカモメが複数個体、同時に見られたり、セグロカモメやオオセグロカモメ、シロカモメ等の基本種も幼鳥から成鳥までじっくりと観察できたり、普段は馴染みのないカモメ類を堪能した。千人塚の付近ではクロガモやミミカイツブリも観察した。この時点で、時刻は昼を過ぎてしまい、おなかも減り…。第三漁港内の観察は省略し、昼食場所である「うおっせ」へ急ぐ。レストランでは「海鮮丼」等、魚料理に舌鼓を打った。昼食後も短時間ではあったが、目の前の岸壁で珍しいカモメ類がいないか探したり、ハジロカイツブリの群れを観察したりしながら、バスの時間まで過ごし、最後に各自、お土産も購入し、帰路についた。 (担当:古山 隆)
  
 昭和記念公園探鳥会 2018年2月28日
1.日時 2018年2月28日(水) 9時30分~12時 
2.天気 曇り
3.主なコース  水鳥の池、渓流広場、ディスクゴルフコース(一部)、トンボ池周辺等
4.観察した鳥
  • 34種(ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、トモエガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、アオバト、カワウ、アオサギ、オオバン、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、カワラヒワ、シメ、イカル、アオジ、ドバト、ガビチョウ)
    ベスト:アオバト、トモエガモ♀、カンムリカイツブリ、シロハラ
5.参加者: 33名
6.概要、感想等
  •  この公園の野鳥に詳しい馬場さんに見所や最近の動向を解説していただき、案内もお願いした。西立川口から開門時間の9時半に入園し、水鳥の池でカモの仲間を探す。見所のトモエガモ(♀)、ハシビロガモなどカモ類7種にカンムリカイツブリ等を確認した。トモエガモ(♀)はマガモと一緒にいたが、雄とは違い、教えて頂かないと見落とすほど特徴がない。クチバシの付け根の白い班で分かった。望遠鏡で覗くと夏羽なのだろうか風切り羽が鮮やかに見えた。カンムリカイツブリも潜水を繰り返していた。カンムリを立て夏羽に変わりかけていた。植え込みの周りではシロハラ、アオジが再三出現し堪能した。渓流広場からディスクゴルフコース沿いにトラツグミを探しながら進む。ここでもシロハラがよく出た。ケヤキにシメ、遠くのイチョウの梢に止まるイカルも確認した。薄暗いサワラの高木の林に入る。込み入った枝にいるアオバトを教えて貰う。人馴れしているのかじっとして逃げない。雨覆に赤みがなく♀と思われる。下尾筒の模様も確認できた。トンボ池周辺でコゲラ、シジュウカラ、ヤマガラの混群を見て終了した。なお、参加者の方が探鳥中に、鷹に襲われたらしい羽を拾い、福本さんが図鑑で確認した結果ヤマシギとの連絡が翌日あった。 (報告者:門口 一雄)
 高尾山周辺探鳥会 藤野15名山(4) 名倉金剛山・京塚山 2018年2月19日 
1.日時 2018年2月19日(月)9:10~14:45 
2.天気 晴れ
3.コース 藤野駅集合9:05・藤野駅発9:10→日連大橋→秋川橋→名倉11:00→名倉金剛山着11:45(昼食・休憩)12:20発→
      シュタイナー学園着13:10(トイレ借用)→京塚山着13:50・14:00発→藤野駅着14:45(鳥合わせ・解散)藤野駅15:10発高尾行に乗車
4.観察した鳥
  • 30種(オシドリ マガモ カルガモ ホシハジロ カイツブリ キジバト カワウ アオサギ オオバン トビ カワセミ コゲラ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ムクドリ トラツグミ ツグミ ルリビタキ ジョウビタキ セグロセキレイ カワラヒワ マヒワ ホオジロ コジュケイ) ベスト:オシドリ ルリビタキ トラツグミ
5.参加者:10名
6.概要、感想等
  •  藤野駅を出ると直ぐに3羽のカワウが飛んでいった。ヒヨドリが鳴く。国道20号線を渡り県道に入るとウグイスが2羽藪の中で鳴いていた。キジバトの交尾と思われる行動も観察。日連(ひづれ)大橋の上からはカイツブリと遠くのホシハジロの群れが見えた。秋川橋の上からはオシドリやカワセミ。最近見られるようになったというヤマセミを期待したが残念だった。芸術の道に入り、色々な立体作品を見ながら進む。しかしホオジロ類はホオジロしかいなかった。名倉の葛原(どずらはら)地区には11:00に到着した。葛原神社の前できれいなオスのルリビタキが登場。私達の方にルリビタキ自らが接近。5メートルの距離で写真撮影している方もいた。
     残雪のため、当初の予定を変更して名倉金剛へは右まわりコースをとる。軽アイゼンを装着した方も。きつい登りを20分程で名倉金剛山(456m)に到着。11:45。昼食をとって、登頂の証拠とするため記念撮影。裏丹沢の眺めがいい。次回の目的地・峰山や4月に行く石老山や石砂山もよく見えた。落ち葉ですべる道を下り、天神峠へ。陣場山から生藤山に続くやまなみを見ながら、再び葛原神社に戻った。包丁岩をみて、その先のシュタイナー学園でトイレを借用した。
     名倉峠から園芸ランドの遊歩道に入り、京塚山を目指す。いかにも里山らしい雑木林を進むと、トラツグミが出現。私達を案内してくれるかのように山道にそって歩いたので、全員がじっくり観察できた。京塚山(359m)到着は、13:50。ここから大刀地区に下り、中央線の車窓からみえる『ラブレター』を近くで眺め、弁天橋から藤野駅にもどった。14:45到着。快い疲れを少し感じながら、鳥合わせ。登頂の証拠写真をもって「ふじのね」に入り、スタンプを押してもらった。これでスタンプは10個目。藤野15名山踏破もあと5つの山になった。(担当:加藤 岸男)
      
 月例探鳥会 北浅川・松枝橋〜陵北大橋 2018年2月11日
1.日時 2018年2月11日(日) 8:00~11:00
2.天気 晴れ
3.コース 松枝橋をスタートし北浅川の上流に向かって陵北大橋まで歩くコース 
4.観察した鳥
  • 42種(キジ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、クサシギ、イソシギ、トビ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒョドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、イカル、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、コジュケイ、ドバト、ガビチョウ、ムナジロガラス) 本日のベスト:クサシギ、チョウゲンボウ、アオジ、シメ、イカル
5.参加者:18名
6.概要、感想等
  •  心配したお天気も晴れて探鳥会日和でした。開始前にクサシギが上流から下流に飛んで行くのを観察しました。イカル、エナガ、アオジの群れなどが見られました。ムナジロガラス(バイドクロウ、外来種)が諏訪団地付近上空を対岸の川口丘陵方向に飛んで行くのを全員で見ました(Saさん写真撮影)。
     チョウゲンボウがアニメテイライフ(有料老人施設)のアンテナに止まっていたのを全員で見ました。天使病院堰ではクサシギ、イカルチドリ、タヒバリをスコープでじっくり見ることができました。沈下橋付近でコジュケイの親子が見られました。 (担当:中村 后子)
 
 遠出探鳥会 奈良田温泉と南アルプス生態邑探鳥会 2018年1月28日~29日
1.日時 2018年1月28日(日)~29日(月)(1泊2日) 
2.天気 2日とも晴れ
3.コース  
  • 1/28 高尾駅発8:44→甲府乗換→下部温泉着11:27・11:46発(町営バス)→奈良田温泉着12:55⇒南アルプス登山口往復(探鳥)
  •     ⇒宿着15:40 (宿泊:奈良田温泉白根館)
    1/29 奈良田温泉発9:50→ヘルシー美里着10:13⇒南アルプス生態邑(野鳥公園)着 10:25(探鳥・昼食)~13:25
  •     ⇒ヘルシー美里13:50・14:13発→下部温泉着14:55・15:20発→甲府乗換→八王子着17:16
4.観察した鳥
  • 32種(キジバト トビ クマタカ コゲラ アオゲラ チョウゲンボウ モズ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ エナガ メジロ ゴジュウカラ カワガラス ツグミ ルリビタキ ジョウビタキ カヤクグリ スズメ ハクセキレイ セグロセキレイ カワラヒワ マヒワ ベニマシコ ホオジロ カシラダカ ミヤマホオジロ アオジ) ベスト:マヒワ ミヤマホオジロ カヤクグリ
5.参加者:8名
6.概要、感想等
  •  インフルエンザの猛威の前に2名がダウン。8名の参加となった。
    1日目:中央線小淵沢行は甲府盆地に入ると殆ど雪のない景色の中を走った。甲府からはJR東海の身延線特急「ワイドビューふじかわ6号」に乗る。3両編成。なんと無人駅にも特急が止まった。下部温泉駅も同様。「素足のふるさと 下部温泉郷」という石碑を見つけ、その解釈に悩む方もいた。下部温泉駅からは早川町営バス「ヤマセミ号」で奈良田に向かう。40年程前は狭く曲がりくねった道だったが今はトンネルばかり。世界最古の旅館としてギネスに登録されている西山温泉・慶雲館を過ぎ、奈良田に到着。南アルプスの登山基地として軒を連ねていた旅館も今は白根館一軒のみになった。
     早速、カシラダカのお迎え。宿に荷物を置いて、探鳥に出発。残念ながら奈良田湖は水を抜き工事中だったので、北岳の登山基地・広河原方面に向かう。エナガ、ホオジロを見ながら奈良田橋を渡る。すると、カラ類の混群に出合う。コガラもいた。マヒワの群れも出現。一気に鳥たちが増えた。ツグミ、カケスそしてカワガラスをじっくり観察した。農鳥岳への登山口から先は冬季通行止め。ここで引き返す。(翌日分かったことだが、この付近はイヌワシの生息地として公開されているらしい。)歴史民俗資料館や白籏史郎山岳写真館にも行った見たが、係の外は不在だった。
     宿に戻り、お風呂へ。男女別は内湯と露天風呂がある。アルカリ性硫黄泉。2016年温泉総選挙「うる肌部門第3位」所謂“美肌の湯”。微かな硫黄の臭いとつるつるの湯。露天風呂は外気のせいか少しぬるめだった。埼玉から来られていた方によると、憧れの温泉、とのこと。やっと来られました、と感激一入の様子だった。宇都宮の方も同様。秘湯めぐりファンには絶えられない場所のようだ。食事も宿の方が捕ったクマ肉や地元産の素材を生かしたもので、皆さん満足していた。勿論部屋での野鳥談義も。
  •   
    2日目:バスは9:50発。それまで各自で過ごす。近くの吊り橋をわたって八幡社に出かけた人はクマタカの飛翔に出合う。宿のご主人によれば毎日見られるらしい。カヤクグリもお出まし。定刻に出た町営バス「カワセミ号」は自由乗降。「南アルプス邑野鳥公園」で下車し、長い吊り橋を渡り、生態邑に到着。感じのいいレンジャーから説明を受け、トレイルコースに出たが、鳥の姿も鳴き声も殆どなし。オシドリ池も凍結していた。管理棟に戻り広場で、ゴジュウカラ、カヤクグリ、コゲラ、カラ類混群等を観察。室内の観察コーナーに陣取って餌台を見ていると次々に鳥たちがやってくる。その中に今回のお目当ての一種・ミヤマホオジロがいた。きれいなオス。観察・撮影を楽しんだ。昼食はリニア新幹線関連の作業員さん目当てに近くの温泉宿が最近始めたという弁当を取った。凄いボリュームでも500円。コーヒー・紅茶もセルフサービスで無料。展示品も充実していて入園料400円は安い。参加者の一人は、少し早めに探鳥を切り上げ、ヘルシー美里にある「光源の湯」に行った。まさに温泉巡り。
     野鳥公園を後にして、ヘルシー美里バス停に向かう。途中の畑で、モズ・チョウゲンボウを観察。ここで鳥合わせを行う。32種は少し寂しいが秘湯めぐり探鳥会ではいつものことだ。町営バスで再び下部温泉に戻り、「ワイドビューふじかわ7号」で甲府へ。「かいじ118号」乗り継いで八王子に到着。列車内でのお酒仲間は2名のみ。少し寂しかった。女性お二人の会話が耳に入る。「お湯が本当に良かったよね。」 (担当:加藤 岸男)
     
 高尾山周辺探鳥会 武蔵陵墓地・多摩森林科学園 2018年1月18日
1.日時 2018年1月18日(木)9:05~14:30 
2.天気 曇り
3.行程  JR高尾駅北口⇒陵南公園⇒武蔵陵墓地⇒多摩森林科学園⇒浅川市民センタ⇒JR高尾駅北口
4.観察した鳥
  • 35種(キジ カルガモ コガモ キジバト アオサギ ダイサギ ヒメアマツバメ オオタカカワセミ コゲラ モズ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ムクドリ シロハラ ツグミ ジョウビタキ スズメ キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ カワラヒワ ウソ イカル ミヤマホオジロ カシラダカ カワラバト(ドバト) ガビチョウ) 参考種:アオジ(一人しか確認していない為)
    ベスト:ミヤマホオジロ、ウソ、オオタカ
5.参加者: 26名
6.概要、感想等
  •  快晴、との天気予報に反し、9時を過ぎても高尾は薄霧の中にあった。濃霧のために中央線にも遅れが出ていたので、予定時刻より少し遅れて高尾駅北口を出発した。鳥影が少ないのは覚悟していたが、案の定であった。それでも廿里町から南浅川に出るとモズやセキレイ類3種、水面にはカルガモやコガモがいた。陵南公園で受付をする。26名の参加者だった。野球グラウンドの芝の上にはツグミが15羽ほどいた。
     武蔵陵墓地に着くとイカルの群れが頭上を飛んだ。池ではカワセミを4名の方が観察。御陵内も工事の音以外聞こえず静かだったが、退出少し前に樹上のウソを発見。アカウソも1羽。多摩森林科学園に向かう途中でやはり樹上のオオタカを発見。至近で観察できた。
     多摩森林科学園には11:25に到着。少し休憩の後ミヤマホオジロのポイントに向かうが、バーダーからは“今日は誰も見てない”との情報。仕方なく柳沢林道のポイントに向かうが誰も観察していない。ここで昼食・休憩とする。天候は一向に回復しないままだ。
     柳沢林道から遠見通りを進む。シロハラをじっくり観察するがそれだけ。あずまやで小休止。関山ベンチで、仲通りと釣舟草通りに分かれ、ミヤマホオジロを探すことにする。すると直ぐに、仲通りから“いました。”との声。しかし、カシラダカだった。でも可能性が出てきた。釣舟草通りを進むと何か見入っている人がいた。するとお目当てのミヤマホオジロが樹林の中で動いていた。雄も雌もいる。仲通りを進んだ人たちも到着し、全員が観察できた。やれやれだ。
     森の科学館前に13:35到着。ひとまず鳥合わせを行う。外来種を含めて35種。次にカワガラスポイントに向かう。しかし、時間帯が悪かったのが、採餌に出張中だった。浅川市民センターを通って高尾駅へ。ここで解散。有志のみで「高尾山周辺探鳥会の安全祈願」を南口の居酒屋で行った。大いに盛り上がったのは言うまでもない。(担当:加藤 岸男)
 遠出探鳥会 渡良瀬遊水地探鳥会 2018年1月6日
1.日時 2018年1月6日(木)9:50~16:50 
2.天気 晴れ
3.行程  東武日光線柳生駅~谷中湖~中の島~中央エントランス~東谷中橋~赤麻橋~鷹見台~第一調整池~思い出橋~東武日光線板倉東洋大前駅
4.観察した鳥
  • 50種(オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、キンクロハジロ、ミコアイサ、カワアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ウミネコ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、オオセッカ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ホウジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン 外来種:カオジロガビチョウ) ベスト:ベニマシコ、ハイイロチュウヒ、ミコアイサ
5.参加者: 16名
6.概要、感想等
  •  カワセミ会遠出探鳥会を渡良瀬遊水地で開催した。9時49分に東武日光線柳生駅を降りて谷中湖に向かう。渡良瀬遊水地の谷中湖に到着。何時もは強風が吹き荒れる谷中湖も今日は珍しく無風である。いきなりベニマシコの♂が登場した。しかし、カモ類の数も種類も少ないと感じた。見られたのはカルガモとカワウの大群である。カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリは見られたが、何時も見られるミコアイサ、カワアイサがいない。慌てて探したら、遠くにミコアイサ、カワアイサの白い鳥が見られたが、参加者の顔は満足していなかった。何時も沢山見られるホシハジロやオオバンが見られない。昼食場所の東谷中橋へ向かう途中に5~6羽のミコアイサ、4~5羽のベニマシコが2か所で見られた。昼食後、葭原では、ハイイロチュウヒの♀が近くを飛んでくれた。晴天で無風状態の芦原で、チュウヒ、ノスリ、オオジュリン、カシラダカ、ホオジロ等を見ながら鷹見台方面に向かう。鷹見台ではコミミズク、コチョウゲンボウ等を探すが出てくれない。出たのはミサゴ、チュウヒのみである。少し風が出て来たのでハイイロチュウヒの塒入りを観察できる第一調整池に向かう。途中で何度かベニマシコが出現したが、参加者の皆さんはもう真剣に探そうとせず、ハイイロチュウヒを探している様子だった。ハイイロチュウヒの♂が現れたが、近くを早いスピードで通り過ぎて行ったため、観察できたのは一部の人たちだけだった。15時30分過ぎ、本日の鳥合わせをしながら塒入りを待つ。オオジュリン、タヒバリ、オオセッカ、チュウヒは沢山塒入りをするが、ハイイロチュウヒの♂は中々来ない。無風で暖かった遊水地だったが、だんだん寒くなってきた。しかし、参加者の皆さんはハイイロチュウヒの♂が出るまで我慢すると言う。16時40分頃、やっと近くを飛んでくれた。何時見ても美しい鷹である。16時50分、あたりも暗くなってきたため、引き上げることにした。
     帰路、葭原から聞いた事のない鳥の鳴き声がした。古山さんが録音をし、調べてくれた結果、「カオジロガビチョウ」と判明した。今回は、カモ類が少ないと感じつつも終わってみれば50種観察できた。帰路は板倉東洋大前駅から武蔵野線経由で帰った。(担当:奈良 敏夫)
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