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カワセミ会では2022年もツバメのねぐらの観察を継続的に実施することとし、5月4日より調査を開始しました。
観察結果
ねぐら入り動画
観測地Map
観察会(7/23)報告
・過去の観察結果(PDF)
 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2023年
・関連リンク
 ツバメ観察全国ネットワーク

観察結果
調査日 天候
日没
ねぐら入り羽数
(推定)
ねぐら入り
した場所
ねぐら入り
終了時刻
観察場所
(観察者)
状況
5月4日 晴れ 釣り堀池手前
(福本)
18:20 5羽程が上空飛ぶ
18:40 20羽ぐらいが北より飛来したがすぐに飛び去る。
6月16日 曇り 数百羽 不明
釣り堀池方向か?
19:13 釣り堀池上流の広場
(福本)
18:47 5羽が上空に飛来
18:55 100羽程が上流③から下流①にかけて飛ぶ
19:00 数百羽ぐらいが下流側①⑤にかけて飛ぶ
19:13 下流側を飛んでいたが見えなくなった。ねぐら入りの場所は不明。
6月20日 晴れ 数千羽以上? 釣り堀池下流側⑦ 19:22 釣り堀池手前
(福本)
18:58 上空1000羽
19:20 数千羽が池の下流側上空を飛び回りねぐら入りした。
ねぐら入りした場所が確認できた。ただし、川があって近づけず。
 6月24日  晴れ  数千羽 釣り堀池下流側⑦  19:23 釣堀池下流⑦付近の
多摩川右岸
福本
18:50 釣堀池付近の上空に数十羽集まりだす
19:06 2000羽近くが池の上流・下流の上空を飛ぶ
19:15 数千羽が飛びまわる。一部ねぐら入り。
19:23 ⑦にねぐら入りしたのが確認できた。
7月7日   晴れ  約5千羽 釣り堀池下流側⑦  19:27 釣堀池下流⑦付近の
多摩川右岸
福本、渡辺
19:00 釣堀池下流砂利採取場後の広場の上空を群れがすでに飛翔している。
19:27 ⑦にねぐら入りする。ねぐら入りした後の止まっているツバメは釣堀上流側からは見通しきかず観察できない。
7月9日   晴れ 約7000羽  釣り堀池下流側⑦  19:27 渡辺:釣堀池上流端の多摩川右岸

福本:栄町多摩川堤防上
19:00 釣堀の上などで多数が飛翔する。
19:11 一部ねぐら入りを始める。
19:27 ⑦にねぐら入りする。7日よりは見通しが良くなったが、それでもねぐら入りした後の止まっているツバメは釣堀上流端からは観察できない。ヨシ原は残っているもののヤナギ樹林が成長し見通しは悪くなっている。
 7月11日  晴れ 約8000羽
動画
釣り堀池下流側⑤⑦  19:23 渡辺:釣堀池下流付近

福本:釣堀池上流側広場
19:00 釣堀池付近の上空に数百羽集まり、低空も飛ぶ
19:05 池周辺のヨシ原の上を流れるように飛ぶ
19:15 ヨシやオギの枯れ枝に止まる。釣堀上流端からはねぐら入りするツバメの様子が少し観察できる。
19:23 ヨシ原が狭くてなかなか止まり切れない
 7月16日   晴れ 1万羽 釣り堀池下流側⑤⑦ 19:15 渡辺:栄町多摩川堤防上 雨中、栄町多摩川堤防上よりねぐら入り状況を確認。離れた堤防上もツバメが飛翔し、双眼鏡で遠く釣り堀池下流側⑤⑦に大群がねぐら入りしたのを確認。
 7月17日   晴れ 1万羽 釣り堀池下流側⑤⑦ 19:18 渡辺:釣堀池下流付近 Youtube ライブ配信。釣り堀池下流側⑤⑦に大群がねぐら入りしたのを確認。脚立を使い、ライトで見える範囲の⑦ではオギの枯れ枝にねぐら入りしていたが、見える範囲には多くない。おそらくねぐらの中心は⑤だろう。
 7月18日   晴れ 1万羽 釣り堀池下流側⑤⑦ 19:17 渡辺:釣堀池上流側広場 19:05 釣堀上空を1万羽の大群が飛翔する。
19:17 ねぐら入り終了。ねぐら入り場所は死角のためほとんど見えないが、ごく一部の範囲をライトスコープで観察すると⑤の下流部のヨシ原にねぐら入りしたのが見える。
 7月21日  曇り 1万羽 ひょうたん池下流側ヨシ原③ 19:15? 渡辺:釣堀池下流付近 18:45頃から今までのねぐら地点⑤⑦にツバメが集まって来る。
19:00 上空を大群が飛翔する。
19:10 観察地点付近はツバメが飛ばなくなり、やや遠い砂利広場付近の上空を大群が乱舞するのが双眼鏡で確認できる。18日と同じ規模1万羽規模のツバメが飛んでいる。
19:15 ほとんどツバメが見えなくなる。下流から上流へ通過するツバメの小群はいるが、ライトで探索してもねぐら入りしたツバメは確認できない。17日のライブ配信時及び18日にねぐら入りした場所にもツバメは入っていない。
※以上より、ツバメの集団ねぐらが移動したと判断して、上流ひょうたん池方向へ観察地点を移動する。ライトで確認するとひょうたん池下流側のヨシ原にツバメの大群がねぐら入りしている。おそらく、18日までは釣堀付近にねぐらがあったので、19~21日の間にねぐらを移動したのだろう。
  7月22日  晴れ  約1万羽
動画
ひょうたん池下流側ヨシ原③ 1920 ひょうたん池
渡辺・福本
ねぐらの位置の確認を兼ね、観察会の観察場所の確保を行った。池周辺の観察できる場所周辺の草刈りを実施し、20名ぐらいが入れる場所を確保した。予想通り沢山のツバメが池周辺や上空に飛来し、やがて池の下流側のヨシ原にねぐら入りした。観察位置から何とかヨシに止まるツバメが確認でき、光る目も見えたので予定通り観察会を実施することとした。
  7月23日 晴れ 約1万羽以上か ひょうたん池下流側ヨシ原③ 1920 観察者:会員17名、一般2名 期待通りのダイナミックなツバメの飛翔とヨシに止まるツバメの星のように光る目をじっくり観察できた。
詳細は観察会報告を見てください。
 7月27日 晴れ  ― 一部はひょうたん池に入るが、大半はどこに移動したか不明。  ― ひょうたん池
福本
19時を過ぎてもツバメがパラパラ飛来するも池の上や上空を乱舞する様子は見られず。奥のヨシ原の上をツバメが流れるように飛ぶが、その数は少ない。19時20分ごろねぐら入りするも少ない。大半がどこか移動したようだ。明日から探す。
7月28日  曇りのち雷雨  1万羽以上? ひょうたん池下流側ヨシ原③(但し、22~23日より奥(東側))   釣堀池上流
渡辺・福本
18:30 釣堀池の上流側で待っているとすぐに直上を数千羽のツバメが上空を渦のように飛ぶ。黒雲で暗いので集まるのが早い。直上なのでまた釣堀池周辺にねぐら入りするだろうとこの時点では確信。
18:35 上空だけでなくヨシ原やオギ原の上低く群れが飛ぶ。
18:53 この時間までツバメの大群は近辺を行ったり来たり飛んでいたが、これ以降数が減っていく。雨が降り出す。
19:00 ツバメの姿が見えなくなる。ライトで周辺を探索してもツバメはいない。この時点で集団ねぐらは釣堀池周辺ではない事がわかった。
※以上のツバメの飛び方と消え方は7月21日の状況に似ていた。再び、ツバメの集団ねぐらが移動したと判断して、福本氏が先に上流ひょうたん池へ移動する。果たしてツバメはひょうたん池に入っているとのことであった。追って、渡辺がひょうたん池周辺を脚立とライトを使って広い範囲を確認するとひょうたん池のより下流側のヨシ原にツバメの大群がねぐら入りしているのを確認。以前にように池の畔のヨシ原やヤナギには入っておらず、より奥(東側)に広く入っているようだ。いずれにしても、良いヨシ原ではなく、ツバメも落ち着いていないため、当分不安定な状況が続くと予想。観察に来られる方は外れの可能性もあると心の準備を。
8月1日 晴れ 1万羽?  ひょうたん池下流側ヨシ原③ 19:05
ひょうたん池横のトラック道路(池の下流150m)
福本・管野他
18時30分ごろからパラパラ飛来。ひょうたん池は通過して下流側に。
18時45分:正面のヨシ原の上を右に左に飛び始める。観察点下流側上空に大きな群れ。
18時50分:正面の夕焼けを背景に上空にもたくさんのツバメが飛ぶ。
18時54分:ヨシ原の上を流れるように飛ぶ。上空にも大きな群れ乱舞。
19時0分:ほとんどがねぐら入りしたようで、ヨシの上をパラパラ飛ぶ。
8月3日 晴れ  不明だがおそらく1万羽以上 主に釣堀池多摩川本流沿いの⑧ 19:05以降
ひょうたん池横のトラック道路及び①の砂利広場
渡辺・福本

ねぐら入り後ひょうたん池
渡辺、
昭島立川市側の堤防
渡辺

最初はひょうたん池南東のトラック道路から観察した。飛来したツバメは大きく減り、大きな群れの乱舞は見られなかったが、夕焼け空を背景にツバメが飛ぶ様子やヨシ原の上を流れるように飛ぶ風景は見られた。
①の砂利広場からは大きな群れが上空を飛んだが、⑤にねぐら入りしたとの情報があり確認に行き、⑤にごく一部の群れが止まっているのを確認した。
ひょうたん池周辺②③について、ねぐら入り後の時間に7月22~25日にねぐら入りした範囲や28日~8月1日にねぐら入りした範囲について脚立を使ってライトで調べた限りツバメは1羽も確認できなかった。
昭島~立川側の堤防上に移動し、ライトで調査すると、距離は遠いがまるでクリスマスツリーのように無数のツバメの目が光るのがよく見えた。ツバメは⑧多摩川本流沿いのヤナギ林約200メートルにもわたって入っている。
また、ねぐらが移動したことになる。
8月10日  晴れ 2万羽以上
(今がピークか)
①⑤⑧付近か
観測地map
19時過ぎ ①横の砂利広場
福本・管野他
18時40分ごろから集まり始め、低空を飛び回り、上空には大きな群れが乱舞する。その数はますます増え、今年最高のようだ。迫力も満点。
ただし、ねぐらに入りきれないのか、19時頃ねぐら入りしていたツバメが一斉に飛び立ち①の西寄りに消えた。また、ねぐらが移動する可能性が心配される。
8月21日 曇り 5000羽程度?  ①⑤⑧付近か 18時43分頃 多摩川右岸土手(栄町付近)
福本
18時25分ごろには釣堀池の上空を結構飛んでおり、18時30分ごろには上空及び草原の上を乱舞する。しかしその数はピーク時に比べると減った。40分を過ぎると上空にはわずかで次々とねぐら入りをしたようで、43分には見えなくなった。
ねぐらは移動していないと思われる。
8月29日 曇り 数千羽?  ⑤⑧付近 18時23分 砂利広場の上流側のトラック道路
福本
日没が18時15分と早まった。18時10分ごろやっと50羽ぐらい飛来。15分ごろには2000~4000羽程度になり、18時23分にはねぐら入りした。ツバメは今後次々と南の国に渡っていく。
9月5日 曇り 1000~2000羽? ⑤⑧付近 18時15分頃  砂利広場の上流側のトラック道路
福本
18時頃からバラバラと集まり、18時10分ごろには1000羽ぐらいが⑧の上空あたりを飛んでいたが15分ごろには見えなくなった。ツバメの数も随分少なくなった。

ねぐら入り動画
画像クリックで動画にリンクします。

7月22日
 ヨシ原の上を飛ぶツバメ(左)と、ヨシに止まったツバメの目(右)


7月11日
 釣堀池上流側のヨシ原の上を乱舞するツバメ:7月11日19時10分ごろ


観測地Map) 8月5日更新しました。


【 2022年7月23日ツバメねぐら入り観察会 】

日時:2022年7月23日(土)18時15分から19時40分
天候:薄曇り
観察場所:多摩川 ひょうたん池
参加者:会員(17名)一般(2名)
概要:
 数日前にツバメのねぐらが突然釣堀池周辺からひょうたん池周辺に移動したのが判明した。急遽観察会前日の22日に渡辺・福本の2人でツバメのねぐらが見られるようひょうたん池の周りの草刈りをして観察場所の確保をしました。
 新旭橋に13名が集合し河原を探鳥しながら現地に向かった。直接現地に集合した6名と合流し、まず渡辺さんからツバメのねぐら入りの解説を聞きました。  19時前からツバメがパラパラと池周辺を飛翔し始め、19時5分ごろからツバメの数がどんどん増え、1万羽以上のツバメが池の上や上空をダイナミックに飛ぶ姿が見られるようになった。19時10分過ぎには池の対岸のヨシ原の上を流れるように飛ぶ沢山のツバメの姿が双眼鏡を通してよく見えた。
 19時15分ごろからは感染対策をしながらスコープを通して、ヨシに止まったツバメの目が星のように光る様子を皆でじっくり観察できた。観察会でツバメの光る眼を皆で見られたのは何年ぶりでしょうか。久しぶりに素晴らしいねぐら入り風景が見られた観察会でした。

*画像クリックで拡大画像にリンクします。
 


 光る目(撮影:小川圭太)


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