あとがき

私たちにとってもっとも身近で、昔から春を告げる渡り鳥として愛されてきたツバメが最近減っているという。しかし、八王子市・日野市には現在どの位巣の数があるか、また、昔はどの位あったかという記録もなく、本当に減少したかどうかを知ることができません。他の市町村ではツバメの調査を行っている例があちこちで見受けられます。このような調査を行う理由は、自分の住む市や町の環境がどうなっているかを、身近なツバメの調査を通じて知ろうとしているのです。

 八王子・日野カワセミ会がツバメの巣の調査を行う目的は二つあります。八王子市・日野市に、巣がどの位あるのかを調査する事によって、他の地域と比較することや10年後、20年後、100年後の比較対照のための資料を蓄積すること、これが第一の目的です。身近なツバメに市民みんなで眼を向けることによって、野鳥に対する思いやりや、人間にとって住みよい生活環境は何かを考える機会にしようとするのが第二の目的です。

 この調査は、市民の皆様にも自由にご参加頂き、みんなで行います。より多くの眼で調査することにより、調査精度が向上します。多くの市民が参加することにより、身近な自然への親しみと関心が一層高まることが期待できます。

 このQ&Aは、ツバメとはどのような鳥で、どのように生活し、どのように子育てしているのか等素朴な疑問に対し、参考書や文献を引用・参考にして答えをまとめたものです。ツバメについては未だ分かっていないことも多く、明解な答えになっていないところもありますが、本書がツバメの巣の調査に少しでも役立ち、ツバメやツバメの棲む身近な自然環境に関心が高まることを祈念します。みんなで探そうツバメの巣!(粕谷)

平成13年4月 発行

発行協力(順不同)

阿江範彦、青木繁昌、今井達郎、大川征治、粕谷和夫、門口裕子、川上恚、河村洋子、倉本修、下重光正、鈴木章七、田中英吉、新田茂、平井国二、古山隆、丸山二三夫、三好恒雄、山崎悠一、山崎久美子、柚木育子、門口一雄

カット;倉本 修  三好恒雄   表紙;倉本 修

発 行;八王子・日野カワセミ会

    (八王子市天神町3−6 粕谷方 電話0426-26-1295