No.561 和名:オオルリ 分類:スズメ目ヒタキ科

L=16.5cm

難易度:2
季節区分:夏鳥
<浅川流域>
解説:  夏鳥のスターとして人気が高い。 オスのルリ色の体、日本三鳴鳥にも数えられる囀りの美しさ、と人気の高さがうなずける。 当地には4月下旬に東南アジアから渡来し、沢筋の林で囀り始める。 これまででは、1998年4月12日(裏高尾日影沢)というのが、最も早く囀った記録である。 当会では、毎年5月上旬に公開探鳥会「裏高尾でオオルリを探す会」を開催し、多くの市民にオオルリの声を楽しんでいただいている。 浅川流域の夏鳥調査におけるデータでは、オオルリの確認数は2008年まではほぼ増加基調であるが、それ以降3年連続して減少している。 姿、声の美しさから、密猟の対象となるケースもあり、保全が必要である。 「八王子市の鳥」に制定されており、緑豊かな八王子市のシンボルとなっている。(選定経緯は下記参照)<「八王子市の鳥」選定経緯>   オオルリは、1991年に市制75周年を記念して「八王子市の鳥」に選ばれました。 その選定には、八王子・日野カワセミ会(当時は八王子カワセミ会)が深くかかわっていました。  当会から八王子市に提出された「市の鳥制定に関する要望書」を受け、市は「市の鳥」制定に向けて動き始めました。 「八王子市の鳥を選ぶ会」によってあらかじめ選定された、オオルリ、カルガモ、イワツバメ、ヤマセミ、ブッポウソウの5種類の鳥を候補として、市民投票が行われました。 その結果「オオルリ」が最高得票を獲得し、10月1日の市制記念日に「八王子市の鳥」に制定されました。 

オオルリ(成鳥♂)

オオルリ(成鳥♀)

オオルリ(若鳥♂)