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 2018年7月~12月
  ◇遠出探鳥会 大晦日探鳥会 御坂峠 12月31日
  ◇高尾山周辺探鳥会 滝ノ沢林道・狐塚峠・小下沢林道 12月19日 
  ◇遠出探鳥会 葛西臨海公園探鳥会 12月16日
  ◇月例探鳥会 湯殿川・片倉城跡公園 12月9日 
  ◇高尾山周辺探鳥会 秋山(上野原市)・二十六夜山 11月24日
  ◇月例探鳥会 多摩川(中央線鉄橋~通称「ひょうたん池」) 11月11日  
  ◇平日探鳥会 日の出山探鳥ハイキング 10月31日
  ◇遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会第8弾 高峰温泉と高峰高原 10月16日~17日
  ◇高尾山周辺探鳥会 陣場高原下~底沢峠~吉野 10月15日
  ◇周辺探鳥会 陣場山タカの渡り探鳥会(2) 10月2日
  ◇周辺探鳥会 陣場山タカの渡り探鳥会(1) 9月24日
  ◇高尾山周辺探鳥会 奥多摩・浅間峠から生藤山 9月18日
  ◇月例探鳥会 多摩川(万願寺~中央線鉄橋) 9月9日 
  ◇遠出探鳥会 船橋 三番瀬探鳥会 9月1日
  ◇遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会第7弾 新高湯温泉と西吾妻山 8月21日~22日
  ◇高尾山周辺探鳥会 醍醐林道経由陣場山 8月17日
  ◇月例探鳥会 景信山探鳥会 8月12日 
  ◇遠出探鳥会 宮古島、沖縄本島探鳥会 7月11日~14日
  ◇月例探鳥会 醍醐林道探鳥会  7月8日
  ◇遠出探鳥会 富士山麓探鳥会 7月1日~2日
    
 *雨天等のため中止となった探鳥会: 10/14浅川公開探鳥会、10/16三頭山、10/25~28大洗・苫小牧
    
 遠出探鳥会 大晦日探鳥会 御坂峠 2018年12月31日
1.日時 2018年12月31日(月) 9:30-15:15
2.天気 晴れ
3.コース: 河口湖駅から甲府行の路線バスで三つ峠入口まで行き、ここから旧道を通って御坂峠の天下茶屋まで歩いた。帰りはトンネルを抜けて藤の木バス停まで歩き、ここから中央線の石和温泉駅まで路線バスを利用した。

4.観察した鳥
  • 23種(ハイタカ、オオタカ、ノスリ、クマタカ、コゲラ、モズ、カケス、ハシブトガラス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ゴジュウカラ、ルリビタキ、ジョウビタキ、カヤクグリ、アトリ、カワラヒワ、ウソ、シメ、ホオジロ、カシラダカ) ベスト:クマタカ、アトリ、カモシカ

5.参加者: 16名
6.概要、感想等    
  •  毎年恒例の大晦日探鳥会、今年は御坂峠越をした。三つ峠入り口から旧道を歩き出すとカケス数羽が賑やかに林の中を飛び回ってくれた。よく晴れていて大きな富士山とその下の河口湖を眺めながら歩いて行くとクマタカが高い木に止り富士山の方を見つめていた。さらに進むともう1羽のクマタカが青空をバックに突出した高い木に止っていた。ジョウビタキがツルウメモドキの実を啄んでいた。アトリが多く、20羽から30羽程度の小集団に10か所以上で出合った。天下茶屋ではノスリが何かを掴んで低空を飛んだ。写真の鑑定では、掴んでいたのは巣材であった。もう営巣活動が始まっているのか。
     トンネルは車が冬季通行止めになっていて、真っ暗でかつ路面が凍っているところがあり、慎重に抜けた。トンネルを抜けるとハイタカが旋回していた。カモシカの親子にも出合った。(担当 粕谷和夫、加藤岸男)
     
 高尾山周辺探鳥会 滝ノ沢林道・狐塚峠・小下沢林道 2018年12月19日
1.日時 2018年12月19日(水) 9:00~13:35
2.天気 晴れ
3.行程: JR高尾駅8:34発→松竹バス停着8:47・9:00発⇒滝ノ沢林道終点着12:00(昼食・休憩)12:30発⇒小下沢キャンプ場跡着13:00⇒梅の里広場着13:30(鳥合せ)⇒梅の里バス停発14:11→高尾駅14:25着

4.観察した鳥
  • 21種(キジバト ヒメアマツバメ ノスリ コゲラ カケス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ミソサザイ ルリビタキ ジョウビタキ カワラヒワ ホオジロ アオジ  コジュケイ ガビチョウ 参考種:ハイタカ 遠かったため同定に至らなかった) 
  • ベスト:エナガ ホオジロ
5.参加者: 9名
6.概要、感想等    
  •  松竹集落を過ぎると、エナガ・シジュウカラ・メジロの小さな混群に出会う。その後、何度も小さな混群と出会った。滝ノ沢林道に入るとノスリが葉を落とした木に止まったが、望遠鏡に入れる前に飛んでしまった。遠くスカイツリーをみていると、ヒメアマツバメが数羽とハイタカらしき小型のタカが飛んだが、同定には至らなかった。林道終点で昼食。狐塚峠・小下沢林道間ではミソサザイの地鳴きを聞いただけだった。(担当 加藤 岸男)
 
 遠出探鳥会 葛西臨海公園探鳥会 2018年12月16日
1.日時 2018年12月16日(日) 10:10~13:20
2.天気 曇り
3.場所: 葛西臨海公園
4.観察した鳥
  • 49種:含む外来種1種(オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、クイナ、オオバン、ヒメアマツバメ、シロチドリ、ミヤコドリ、ダイシャクシギ、アオアシシギ、イソシギ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、ホオジロ、アオジ、ドバト)  
  • <ベスト3:カワウ(大群)、スズガモ(大群)、アオアシシギ>
5.参加者: 26名
6.概要、感想等    
  •  現地は曇り空であったが風はほとんどなく、まずは葛西渚橋の上から鳥見を開始した。沖にはスズガモの大群が浮かび、間近にカンムリカイツブリが大きな魚を呑み込む様子を観察した。西なぎさではカワウの大群(数千羽)が一斉に飛ぶ様子に感嘆の声があがった。少し遠かったが、海面に突き出た杭の上で休息するミサゴやユリカモメ、ダイシャクシギ等もじっくりと観察できた。この後、今年10月にラムサール条約登録湿地になったことを記した記念碑(東京都知事の名前入り)を確認し、鳥類園のウオッチングセンターへ向かった。ここで、各自、昼食(弁当)としたが、暖房が入るような休憩室はなく、ベンチに座り、寒さに震えながらのランチタイムとなった。午後は鳥類園の上ノ池、下ノ池を回り、ホシハジロの群れやアオアシシギ等を観察し、予定より早めに探鳥を終了した。 (担当 古山 隆)
 
 月例探鳥会 湯殿川・片倉城跡公園 2018年12月9日
1.日時 2018年12月9日(日) 8:00~10:15
2.天気 曇り
3.コース: 片倉城跡公園池前~湯殿川・住吉橋~上流方向へ~釜土橋で折り返し~カタクリ橋~片倉つどいの森公園広場(小休止)
        ~片倉城跡公園二の丸広場(鳥合わせ)

4.観察した鳥
  • 32種(カルガモ、コガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、クイナ、バン、オオバン、イソシギ、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、シメ、アオジ、ドバト、ガビチョウ) ベスト:クイナ、ハイタカ、バン
5.参加者: 23名
6.概要、感想等    
  •  住吉橋から釜土橋までの湯殿川では、特にクイナ(二か所)、バン、オオバン、イソシギ、コガモなどの水辺の鳥を近い距離で観察することができた。クイナ2羽の出現は、このコースで初めてではないかと思う。また、釜土橋周辺の畑や田が広がるエリヤでは、小枝にぎっしりと並んで止まるスズメの群れが見られた。
     カタクリ橋から雑木林を抜けて片倉つどいの森公園広場、そして片倉城跡公園二の丸広場に続くコースでは、ビンズイ、ツグミ、カワラヒワの小群、カラ類、ハイタカなどを観察した。
     冬鳥の数は、例年よりやや少ないように感じたが、皆様の協力のもとに概ね計画通りに進行することができた。(担当 長谷川 篤)
 
 高尾山周辺探鳥会 秋山(上野原市)・二十六夜山 2018年11月24日
1.日時 2018年11月24日(土) 9:25~14:40
2.天気 晴れ
3.行程: JR高尾駅8:10発→上野原駅着8:26・8:35発(路線バス) →下尾崎着9:20・9:25発⇒二十六夜山着10:45(休憩)11:00発⇒アオゲラの森キャンプ場着12:00(昼食)12:30発⇒浜沢バス停12:40⇒立野峠13:35⇒梁川駅着14:40・14:58発→高尾駅15:25着

4.観察した鳥
  • 21種(トビ コゲラ アカゲラ ハシボソガラス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ミソサザイ ムクドリ ルリビタキ ジョウビタキ カワラヒワ ウソ ホオジロ アオジ) ベスト:コガラ アカゲラ ジョウビタキ
5.参加者: 3名
6.概要、感想等    
  •  歩き始めるとすぐにジョウビタキ、ホオジロ。そして、トビがハシブトガラスにモビングされていた。植林地を抜けるとアカゲラ、コゲラ、そしてカラ類。コガラが目立つ。ヤマガラとの鳴き声の違いを勉強する。山頂にもコガラ。至近で聞くとヤマガラとの違いが分からなくなった。急な道を下るとウソの声がした。姿は確認できない。
     立野峠への登りでミソサザイに合う。2個体。21種に満足。 (担当 加藤 岸男)
  
 月例探鳥会 多摩川(中央線鉄橋~通称ひょうたん池) 2018年11月11日
1.日時: 2018年11月11日(日) 8:00~11:40
2.天気: 曇り
3. コース: 多摩川(中央線鉄橋~通称ひょうたん池)月例探鳥会
4.観察した鳥
  • 43種(キジ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ホオジロガモ、イソシギ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、ハヤブサ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ベニマシコ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、コジュケイ、ドバト、ガビチョウ) ベスト:ミサゴ、ホオジロガモ、シメ
5.参加者: 25名
6.概要、感想等    
  •  河原周辺の木々が色づき始めた秋らしい天候のもと、参加者25名での冬鳥を求めての探鳥会であった。スタート地点で、ジョウビタキ、シメ、カイツブリ、カワラヒワなどをしばらく観察した。歩き始めてしばらくして、はるか上流のオオバンを観察中にその近くでH.Tさんが見慣れない鳥を見つけた。ホオジロガモのメスと確認でき、頻繁に潜りを繰り返す姿をみんなでスコープを通して楽しんだ。上空をV 字型になって上流から飛んでくる約160羽のカワウの大群を皆で観察した。ダイサギ、アオサギも交じっていた。
     桜並木あたりでは、シメ、モズ、アオジ、オナガなどが確認されたが、期待したツグミには出合えなかった。東光寺グラウンド周辺では、遠くにノスリ、トビの他、ハヤブサも見られた。
     休憩した谷地川の新旭橋近くでカワセミ、キセキレイを見た後、多摩川の右岸側の河原に降りて、まだ出合っていない冬鳥を探した。オギ原や木々の間をカシラダカ、ホオジロ、カワラヒワが飛び交っていたが、すぐに草や木々に隠れて姿をじっくり見ることはできなかった。数名がベニマシコの姿を確認した。上空にミサゴが何度も飛来し、ホバリングする姿も全員でじっくり見ることができた。
     通称ひょうたん池ではマガモ、コガモの見え隠れするのが一部の会員に確認された。排水路ではコガモの群れが見られた。冬鳥とワシタカ類の楽しめた探鳥会であった。 (担当 福本 健)
     
 遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会第8弾 高峰温泉と高峰高原探鳥会 2018年10月16日~17日
1.日時 2018年10月16日(火)~17日(水)
2.天気 2日とも曇り時々晴れ
3.行程  
・第1日(10/16) 高尾駅南口6:30発→八王子西IC→圏央道・関越道・上信越道→佐久北IC→高峰温泉着9:30・9:50発⇒水ノ塔山11:05⇒東篭ノ塔12:15(昼食)・12:50発⇒池の平湿原着13:25・13:45発⇒高峰温泉着15:30(泊)  ※宿泊 小諸市高峰高原 高峰温泉 
・第2日(10/17) 早朝探鳥会(車坂峠まで往復) 6:00~7:30 宿発9:00→佐久東電調整池9:55着・11:50発→軽井沢野鳥の森及び小瀬林道12:45着14:20発
長倉神社(観察・鳥合わせ)14:30~14:45→軽井沢発15:00→碓氷・軽井沢IC→上信越道・関越道・圏央道→八王子西IC→高尾駅北口着18:05

4.観察した鳥
  • 43種(ヒドリガモ マガモ カルガモ コガモ キンクロハジロ ハジロカイツブリ キジバト カワウ アオサギ ダイサギ チュウサギ オオバン トビ ノスリ コゲラ アカゲラ チョウゲンボウ モズ カケス ホシガラス ハシボソガラス ハシブトガラス コガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メボソムシクイ メジロ ゴジュウカラ ルリビタキ ジョウビタキ コサメビタキ キビタキ スズメ キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ アトリ カワラヒワ ホオジロ   外来種:ガビチョウ) 
  • ベスト: ホシガラス アトリ ゴジュウカラ
5.参加者: 10名
6.概要、感想等    
  • 全コース、レンタカーを利用した。
    第1日目:高峰林道に入るとさっそく木止まりのノスリに遭遇。水ノ塔山・東篭ノ塔山登山コースでは150(±)羽のアトリの群れとホシガラスに随時で出合う。池の平湿原ではディスプレイとも思える2羽のノスリの飛翔。宿では、佐久平を見下ろす野天風呂や星座観察を楽しむ。
  •   
    第2日目:早朝探鳥でもアトリの群れに出合う。宿の餌台にはゴジュウカラ等数種がやってきた。佐久東電調整池はまだカモ類の多くは飛来前だった。ハジロカイツブリが1羽いた。小瀬林道及び軽井沢野鳥の森ではアカゲラの声、姿が散見されたが、冬鳥達はまだ見られず。キビタキがまだいた。長倉神社のヤドリギにはいっぱい実がついていた。この冬のレンジャクも期待できそうだ。
  •   
    予想通り鳥達との出合いはもう一つだったが、秘湯・高峰温泉は楽しめた。 (担当 加藤 岸男)
 
 平日探鳥会 日の出山探鳥ハイキング 2018年10月31日
1.日時: 2018年10月31日(水) 9:20~14:20
2.天気: 晴れ
3.コース:  御岳山駅(9:20)・・御嶽神社・・日の出山・・日の出町つるつる温泉(14:20)
4.観察した鳥
  • 15種(キジバト、ツツドリ、ハイタカ、ハシブトガラス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ジョウビタキ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ) ベスト:アオジ、ハイタカ
5.参加者: 11名
6.概要、感想等    
  •  台風の影響で、数か所に倒木がJR青梅線御嶽駅からバス、ケーブルを乗り継ぎ御岳山駅に9時過ぎに着き、御嶽神社に向け出発した。途中御岳ビジターセンターで鳥情報等を聞き、集落の裏を通り御嶽神社境内へと進む。神社ではカワラヒワが飛び、杉の巨木でヒガラ、コガラ等を確認した。よく晴れてスカイツリー、東京湾、筑波山などが見えた。神社から日の出山まではスギ林が多く陽があたらないが、歩道はよく整備されていて歩きやすい。広葉樹林や農耕地等の近くでアオジ、ホオジロ、ヤマガラなどが見られた。日の出山は眺望が開け奥多摩の山々がよく見えた。昼食中にハイタカが上空を飛ぶが太陽にはいり見失う。ジョウビタキの鳴き声も聞こえた。日の出山からの下りは、鳥の出現は少なかった。紅葉、リンドウ、センブリなどを見ながら下山した。 (担当 門口 一雄)
 
 高尾山周辺探鳥会 陣場高原下~底沢峠~吉野 2018年10月15日
1.日時: 2018年10月15日(月) 9:15~14:00
2.天気: 曇り
3.コース:  JR高尾駅発8:35→陣馬高原下バス停9:10・9:15発⇒底沢峠着10:25⇒明王峠着10:40⇒矢ノ音着11:30(休憩・昼食) 12:00発⇒吉野着13:30⇒藤野駅着14:00頃・藤野駅発14:08→高尾駅14:21着

4.観察した鳥
  • 18種:外来種含(キジバト トビ コゲラ モズ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス メジロ ジョウビタキ スズメ キセキレイ ハクセキレイ 外来種:ガビチョウ) 
  • ベスト:キジバト メジロの声 ヒヨドリの声
5.参加者: 3名
6.概要、感想等    
  • 台風の影響で、数か所に倒木があったり、小枝も多数落下していたりして、歩きにくかった。登山者も少なく静かな山行だった。鳥はさっぱりで、声を楽しむ程度だった。(担当 加藤 岸男)
 
 周辺探鳥会 陣場山タカの渡り探鳥会(2) 2018年10月2日
1.日時: 2018年10月2日(火) 9:20-14:00
2.天気: 晴れ
3.コース: 陣馬高原バス停から和田峠経由で陣場山山頂往復
4.確認した野鳥
  • 11種(サシバ、キバシリ、アオバト、アマツバメ、トビ、ハヤブサ、カケス、ヒヨドリ、ヒガラ、コガラ、メジロ)
5.参加者: 2名
6.概要、感想等    
  •  和田峠から陣場山山頂に向かう平坦コースでキバシリに出合った。キバシリは谷側杉林に飛来し太目の杉の幹に止まり「木走り」行動をした。サシバは12時前後に山頂(頭上)を流れるように次から次へと南西の方向へ飛んで行った。カウントするとこの日のサシバ渡りの計は100羽を超えた。アオバトの4羽の飛翔も見られた。花の咲く地表では、キアゲハ、ツマグロヒョウモン、ミドリヒョウモン等の蝶で賑やかだった。  (担当 粕谷 和夫)
     
 周辺探鳥会 陣場山タカの渡り探鳥会(1) 2018年9月24日
1.日時: 2018年9月24日(月) 9:30~13:15
2.天気: 曇り
3.場所: 陣馬山山頂
4.渡りを確認した鳥
 ①渡りを確認したタカ: 5種19羽(サシバ6、ハチクマ3、ハヤブサ2、チゴハヤブサ1、ノスリ2) 
 ②渡りを確認した蝶: アサギマダラ 1頭
5.確認した野鳥
  • 18種(キジバト、ハチクマ、サシバ、ノスリ、コゲラ、アオゲラ、ハヤブサ、チゴハヤブサ、カケス、ハシブトガラス、カワガラス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ホオジロ) その他、ヒタキの仲間、識別不明鳥1 ベスト:サシバ、ノスリ、コガラ、カワガラス
6.参加者: 5名(山頂で一緒になった藤野野鳥クラブのSさん他1名の方に教えていただいた。)
7.概要、感想等    
  •  陣場山頂のテーブルに陣取り、西から北、東方向を見渡す。開始から2時間ほどして北から南に飛ぶノスリを確認した。その後、サシバ3羽が旋回し、ハチクマ、チゴハヤブサ、サシバと30分程のあいだに次々に北から南の方向に飛び去るのを確認。一休みした後の12時30分過ぎから10分ほどの間にハヤブサ2羽が絡み合いながら南西方向に飛ぶ、続いてハチクマ、サシバが北から南の方向に渡る。その後は単発のみの飛来であった。気流の関係か、醍醐丸方向の尾根筋上空に出現し、陣馬山東側(八王子寄り)上空を通り南の方向に飛ぶのが多かった。 渡りを確認したタカの仲間19羽と少なかったが、藤野野鳥クラブの方に識別を教えて戴き、行き帰りには、秋の野草を教えてもらい楽しい探鳥会であった。  (担当 門口 一雄)
 
 高尾山周辺探鳥会 奥多摩・浅間峠から生藤山 2018年9月18日
1.日時 2018年9月18日(火) 8:10~13:50
2.天気 曇り時々晴れ
3.コース  JR高尾駅発6:24→八王子駅発6:34→拝島駅発6:56→武蔵五日市駅着7:14・7:19発→上川乗バス停着7:58・8:10発⇒浅間峠9:35⇒熊倉山⇒三国山11:25(休憩・昼食)・生藤山往復後12:20発⇒佐野川峠⇒鎌沢バス停着13:50(鳥合わせ)・14:01発→藤野駅着14:14 藤野駅発14:39→高尾駅14:51着

4.観察した鳥
  • 18種:外来種含(キジバト アオバト コゲラ アオゲラ カケス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ミソサザイ キセキレイ イカル 外来種:ガビチョウ) 
  • ベスト:カケス コガラ イカル
5.観察した主な野草 :ヤマハギ キバナアキギリ ヤマホトトギス レイジンソウ ツリフネソウ
6.参加者: 4名
7.概要、感想等    
  • 雨上がりの、そして静かな、秋を迎える準備を始めた山を歩いた。印象に残った鳥達としては、浅間峠から熊倉山の途中でコガラに出合ったことと、ずうっとカケスの声がしていたことくらいである。 (担当 加藤 岸男)
 
 月例探鳥会 多摩川(万願寺~中央線鉄橋) 2018年9月9日
1.日時 2018年9月9日(日) 8:30~11:10
2.天気 晴れ
3.コース  多摩川(多摩都市モノレール万願寺駅~JR中央線鉄橋)

4.観察した鳥
  • 24種(キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、アマツバメ、ヒメアマツバメ、イソシギ、トビ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ドバト、ガビチョウ)
  • ベスト:4種のツバメ全般、トビ
5.参加者: 23名
6.概要、感想等    
  •  秋の気配がする探鳥会。今回は会員歴の浅いメンバーが複数いて、その方々をベテランたちが見守りました。「わぁっ、すごい。こんなにくっきり見えるんですね」と枝のキジバトを教わったAさんは、スタート直後から驚いた様子。中央高速道下あたり、望遠鏡の先にいるダイサギを見たBさんは「おおーっ、おおーっ、おおーっ」と高い声をあげました。
     盛り上がったのは、日野橋の手前。ツバメとコシアカツバメが電線に並んでいます。一斉に双眼鏡を向けると、また驚きの輪が広がりました。ツバメの胸や腰の色、飛び方の違いを伝えるベテランたち。その前に見たアマツバメ、ヒメアマツバメとの比較など、ツバメに関する知識を共有しました。「同じツバメと言っても、いっぱいいるんですね。すごく面白そうだけど、覚えられないわ」「この会はとても雰囲気がいいと聞いて入りました。ホントにそうだと、今日思いました」などなど。長い残暑や台風の余波で川の水量が多く、野鳥出現には不都合な条件はありましたが、なごやかな交流会となりました。 (担当 玉木 雅治)
     
 遠出探鳥会 三番瀬探鳥会 2018年9月1日
1.日時 2018年9月1日(土) 10:40~14:10
2.天気 曇り時々晴れ
3.場所 ふなばし三番瀬海浜公園

4.観察した鳥
  • 21種(含む外来種1種)
    カワウ、ダイサギ、ダイゼン、シロチドリ、メダイチドリ、ミヤコドリ、オオソリハシシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、キョウジョシギ、オバシギ、ミユビシギ、トウネン、ハマシギ、ウミネコ、オオセグロカモメ、コアジサシ、ハシブトガラス、スズメ、ハクセキレイ、ドバト
    ベスト5:ミヤコドリ、ソリハシシギ、オバシギ、ミユビシギ、トウネン
5.参加者: 12名
6.概要、感想等
  •  八王子駅8時15分の中央線特快で東京駅へ、京葉線に乗り継いで10時に二俣新町駅に到着。バスに乗り換え10時25分に現地に到着した。新しくできた建物(展望デッキ)の下にあるベンチで、それぞれ長靴やサンダルに履き替える。この日は満潮が8時半頃、干潮は14時半頃の「小潮」の潮回りであった。海に出ると、ほんの少しだが数ヶ所の干潟が現れ始めていて、そこには小型のシギ・チ類の姿が見えた。海に向かって左手から観察をスタートした。ミユビシギやトウネンがせわしなく動き回り、餌をとっている姿を観察していると、海の方から、ミヤコドリの群れが飛んできて、目の前の干潟に降りて、餌を採り始めた。少しずつ干潟の面積も広がり、シギ・チ類の数も増えてきたので、市川塩浜側に移動しながら、観察を続けた。大型のオオソリハシシギや中型のオバシギ等も見られた。色鮮やかなキョウジョシギや夏羽のメダイチドリ等も目を楽しませてくれた。浅川ではお馴染みのキアシシギも複数羽、見られた。昼食時は展望デッキの1階部分にある冷房の効いた部屋で快適に過ごすことができた。午後は、さらに市川塩浜側に向けて、広がった干潟を歩きながら、汀線に集まって採餌する群れの様子を観察した。干潟上は涼しい風も吹き、浅瀬に足を浸しながら、気持ち良く鳥見が出来た。最後のポイントではこの日初めてのソリハシシギを見つけた。いつの間にか現れたコアジサシの群れが干潟に降り立つ様子を観察して、この日の探鳥を終了した。最後の「鳥合わせ」では、普段は馴染みの少ない種類ということで、「ベスト5」を選定し、帰路についた。   (担当 古山 隆)
 
 遠出探鳥会 秘湯めぐり探鳥会第7弾 新高湯温泉と西吾妻山探鳥会 2018年8月21日~22日
1.日時 2018年8月21日(火)~22日(水)
2.天気 2日とも快晴
3.行程  
・8/21 高尾駅発6:00→大宮発7:38→天童着10:18発⇒天童市内・熊野神社(探鳥・昼)⇒天童発13:53→米沢着14:37・15:40(路線バス)→白布温泉湯元着16:25→新高湯温泉(宿送迎車)・吾妻屋旅館着16:40(宿泊) 
・8/22 新高湯温泉発7:50→天元台ロープウェイ乗場発8:20→リフト乗換→北望台発9:20⇒東大顛分岐10:00⇒梵天岩11:15⇒西吾妻山頂着11:30⇒西吾妻小屋(昼食) ⇒水場13:05⇒北望台着14:00→天元台高原着14:50(休憩・鳥合せ)・16:00発白布温泉湯元発16:40→米沢着17:25・17:41発→大宮着19:22→武蔵浦和・西国分寺・八王子→高尾駅着20:45 
    宿泊:山形県米沢市 奥白布・新高湯温泉吾妻屋旅館

4.観察した鳥
  • 23種(キジバト トビ ノスリ チゴハヤブサ カケス ホシガラス ハシボソガラス ハシブトガラス ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス メボソムシクイ メジロ ルリビタキ カヤクグリ スズメ キセキレイ カワラヒワ ウソ ホオジロ アオジ 外来種・カワラバト(ドバト)) 
  • ベスト: チゴハヤブサ ホシガラス ノスリ
5.参加者: 12名
6.概要、感想等    
  •  1日目。チゴハヤブサの繁殖地・山形県天童市は、今年一番の暑さだった。天童駅から約1.5kmの熊野神社まで歩いたが汗が噴き出してきた。熊野神社は街中にあった。スギやケヤキ、モミなどの高木が神社杜を形成していて境内は涼しい。日本野鳥の会山形支部の方の情報では、2本のスギの中ほどに巣があるらしい。探していると、キィキィキィと独特の甲高い声がした。間違いなくチゴハヤブサの声だ。巣のあるスギの木の天辺に3羽が確認できた。しかし見難い。境内を抜けて民家の裏に回ると、遠いが全体が見えた。住民の方に了解いただき、皆でそこから観察した。2羽の親と2羽の子どもが確認できた。子どもはもう飛べるようだが、餌は取れないようで、親鳥が盛んに餌を運び与えていた。
     昼食を取りながら2時間程観察し、天童駅にもどった。暑かった。米沢駅で、白布温泉行きバスを1時間程まった。観光案内所のテレビは高校野球の決勝戦を放映していた。隣県ということで、秋田県代表の金足農業高校の応援一色だった。バスの発車時刻が近付いたので外に出た。米沢はものすごい暑さだった。バスは定刻より少し遅れて白布温泉湯元駅に到着。宿の送迎車は9名乗りだったので、2往復してもらった。宿に到着すると、女将さんが、今日はこの夏一番の暑さですが、西陽が沈むと涼しくなれます、申し訳なさそうに言った。新高湯温泉・吾妻屋旅館は、日本秘湯を守る会の会員で、一軒宿。男女別の内湯と、外に5つの露天風呂がある。滝見、栗の木、眺望、女子専用、貸切。それぞれ趣の違った風呂だった。特に3段の滝を眺められる露天風呂がよかった。海抜1126m、イイフロだ!
     2日目。宿の送迎車で天元台ロープウェイ湯元駅へ。始発に乗る。弁当付格安チケットで、ホシガラスやメボソムシクイ等の声を聞きながら、リフトの終点の北望台まで行く。50分もかかった。ここからが登山道となる。かもしか展望台まではやや急な登りだった。ウソ、ルリビタキが顔を出す。飯豊連峰や月山が見えた。東大顛への分岐から木道で大凹まで下る。もう少し早い時期だと高山植物のお花畑だったはず。ホシガラスがそこかしこで鳴き、飛んだ。真っ青な空にはノスリ。水場で涼み、水を補給し、梵天岩までの急登に挑む。ここまでくれば山頂はもうすぐ。四国から北海道と東北の百名山を登りに来られた方に会う。家に戻らずもう3ケ月も挑戦中らしい。日本百名山の一つ、吾妻連峰の最高峰・西吾妻山山頂には予定通りの時間で到着。展望はきかない。記念写真を撮って西吾妻小屋まで下り昼食にした。途中から磐梯山の秀麗な山容もよく見えた。ここではノスリが4羽出現。梵天岩までは巻き道を行き、北望台までは来た道を戻った。Kaさんが先頭でリズムよく歩き、予定より早く全員無事にリフトまで戻った。天元台高原で、途中で別行動となった2名も無事下山していて合流し、ソフトクリーム等を食べて時間調整。鳥合せの後、ロープウェイに乗った。米沢駅での山形新幹線への乗り継ぎ時間が短いので、バスの運転手さんにその旨伝えると頑張ってくださった。米沢牛の弁当を購入し、つばさ154号に乗った。
     チゴハヤブサと秘湯と百名山と、盛りだくさんの秘湯めぐり探鳥会第7弾だった。 (担当 加藤 岸男)
 
 高尾山周辺探鳥会 醍醐林道経由陣場山 2018年8月17日
1.日時 2018年8月17日(金) 7:20~13:30
2.天気 晴れ
3.コース  JR高尾駅集合6:40・6:51発→関場バス停着7:16・7:20発⇒ににく沢出合8:40⇒和田峠10:20⇒陣馬山頂着10:50(休憩・昼食・鳥合せ)
11:40発⇒陣馬山登山口(澤井)⇒石井家住宅着13:40(見学・休憩) 14:59発→藤野駅着15:05・15:10発→高尾駅着15:24

4.観察した鳥
  • 24種(外来種含む)
    カルガモ キジバト アオバト アオサギ アマツバメ コゲラ アオゲラ サンショウクイ カケス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ エナガ メジロ ミソサザイ カワガラス スズメ キセキレイ イカル ホオジロ (外来種)ガビチョウ  
  • ベスト:サンショウクイ  番外:石井家住宅 キャラバンシューズ タマゴタケ)
5.参加者: 8名
6.概要、感想等
  •  暑さを予想して、早い出発にしたが、さわやかな"秋の空"のもとでの探鳥となった。陣馬高原下行きバスを関場バス停で降りて醍醐川に沿って歩く。レギュラーの鳥達の声の中を歩いているとヤマメ釣りの方に会う。陣馬山に行くと答えると、道が違う!戻って三叉路を右に行かないと!と真顔でおっしゃっていた。7月の月例探鳥会コースをににく沢出会いまで進む。途中のアオバズクポイントを探したがもういなかった。
     ににく沢出会いからの林道はよく整備されていた。樹間を進むので暑さは感じない。上り勾配が続く。この日2回目のアオゲラの声がした。近い。待っていると目の前にやってきた。きれいなオスだ。アオバトの声が遠く、近く聞こえる。ミソサザイの地鳴きもした。
     和田峠からは平たんコースを進み、予定よりも少し早めに陣馬山頂に到着した。真夏とは思えないさわやかな風が快かった。富士山も含め素晴らしい展望が広がっていた。40年前購入されたキャラバンシュースで参加された方は、初めての陣場山に感激されていた。ここまでの鳥合せをして一の尾根コースを下る。キノコの専門家が採集したタマゴタケに一同喜ぶ。ヒノキの植林地を歩いているとサンショウクイの声がした。数羽の群れだ。リュウキュウサンショウクイの可能性もあるので、緊張して観察したが、胸は白かった。
     国指定重要文化財の「石井家住宅」には少し遅れて到着。上客用の玄関から入り、客間に案内された。奥の間で抹茶をいただき、大変上品な大奥様に説明していただいた。富士山が噴火した1707年11月23日に建前をしていたそうだ。証拠の火山灰もある。それから310年の歳月が経過してもその古さを全く感じない。家人は上品で親切だったバスで藤野駅に向かい、高尾行きの電車に滑り込んだ。    (担当 加藤 岸男)
 
 月例探鳥会 景信山探鳥会 2018年8月12日
1.日時 2018年8月12日(日) 8:40~14:20
2.天気 晴れ
3.コース  高尾駅から小仏までバスを利用、小仏峠経由で景信山に登り、同じ道を下った。

4.観察した鳥
  • 14種(アオバト、ツミ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、クロツグミ、ホオジロ、ガビチョウ) 
  •   ベスト:アオバト、クロツグミ
5.参加者: 7名
6.概要、感想等
  •  天気が曇であったため、猛暑から逃れた1日であった。小仏峠への途中ではいつもカケスに出合うが、本日も声が聞こえてきた。峠の直ぐ手前に白い花が咲いていた。ソクズであった。峠ではアオバトの声が聞こえてきた。景信山の最後は急坂が続く。その急坂を登っていると右手からクロツグミの声が大きく聞こえてきた。
     景信山山頂に11時5分から12時半まで滞留して山頂で出合う鳥を記録した。しかし、山頂はガスがかかっていて、姿を確認できたのはツバメだけで、他にハシブトガラスとアオバトの声を聞いただけであった。山頂でカセンソウの花を探したが巡り会えなかった。その代わりコオニユリ、シラヤマギク、クルババナ、ヤマテリハノイバラ、ワレモコウなどに出合うことができた。 (担当 粕谷 和夫)
 
 遠出探鳥会 宮古島、沖縄本島探鳥会 2018年7月11日~14日
1.日時 2018年7月11日(水)~14日(土)  
2.天気 4日間とも晴れ
3.行程 7/11 羽田空港集合7:00・7:45発→沖縄那覇空港11:00着→やんばるで探鳥や→宿着18:00
     7/12 宿発4:30→伊部・奥・三角池等で探鳥→那覇空港発16:00発→宮古空港着17:00→宿着17:40 夜探・大野山林19:00~20:45
     7/13 5:45~17:45頃まで島内探鳥(大野山林・伊良部島・池間島等)
     7/14 5:45~15:00島内探鳥(大野山林・来間島等) 宮古空港で鳥合わせ宮古空港発16:00→那覇空港発18:30~羽田空港着21:00 解散
      宿泊 ①名護ビジネスホテル ②宮古セントラルホテル

4.観察した鳥 :48種(沖縄本島・宮古島通算、外来種を含む)
     ベスト:ノグチゲラ ヤンバルクイナ オオクイナ キンバト ツバメチトリ ミフウズラ
  • ① 沖縄本島(28種)
     ゴイサギ コサギ クロサギ アオサギ クロツラヘラサギ ツミ バン イソシギ エリグロアジサシ キンバト ズアカアオバト カワセミ ノグチゲラ コゲラ リュウキュウツバメ ヒヨドリ アカヒゲ イソヒヨドリ ウグイス セッカ サンコウチョウ シジュウカラ メジロ ヤンバルクイナ スズメ ハシブトガラス アカショウビン サンショウクイ
    ② 宮古島(36種)
     カイツブリ ヨシゴイ リュウキュウヨシゴイ ゴイサギ ダイサギ クロサギ アオサギ ムラサキサギ ミサゴ ミフウズラ オオクイナ シロハラクイナ バン ツバメチドリ ベニアジサシ エリグロアジサシ クロアジサシ カラスバト キジバト キンバト ズアカアオバト リュウキュウコノハズク アオバスク アカショウビン リュウキュウツバメ ヒヨドリ イソヒヨドリ メジロ セッカ スズメ キンパラ ハシブトガラス キビタキ サンコウチョウ 
    (外来種) カワラバト(ドバト) インドクジャク
5.参加者: 17名
6.概要、感想等    
  •  7/5、バードガイドのMiさんから、台風ヤバいですよ!とのメールが届く。その後、最大瞬間風速70mまで発達した超大型台風8号が宮古島を直撃!宮古島が大きな台風の目の中にすっぽり入っている映像を見て、催行できるのか、催行した方がいいのか、大いに悩む。幸いにも、速度が増し、7/10に通過した。しかし、宮古島は停電1万2千戸等の被害が出ているらしい…。
     第1日目(7/11)  早朝6:50、羽田空港第1ターミナルに参加者全員が集合。バードガイドの宮島さんも含め、総勢18名の探鳥ツアーが始まった。飛行機は定刻を少し過ぎて出発、沖縄・那覇空港の混雑のため、1時間遅れで到着した。レンタカーを借りて空港を出発したのが12:15。台風余波のうねりのため、コマカ島はあきらめて一路"やんばる"に向かう。狙いはノグチゲラ。2台のワゴン車は無線で連絡しあい探すが、手ごわいやつだった。声はするのだけれど…。17:00まで探したが、見つからず。名護のホテルに向かった。夕食は、ガイドさんの紹介で、台湾風中華料理を楽しんだ。
     第2日目(7/12) 4:30に宿を出発。先ずはヤンバルクイナを狙う。1時間ほどで目的地・伊部に到着すると一瞬だけ見えたけれど車を止めて待つ。すると注視していた水辺ではなく民家の庭先に出て来てすぐに引っ込むことを繰り返すのでじっくり観察できない。先行した1号車が採餌しているヤンバルクイナを発見。2号車も急行して観察する。あの独特の模様のヤンバルクイナだ。この個体は足を引きずっていた。少し先の道路上にも出てきた。ここには数個体いるようだ。他のポイントをまわったが見られなかった。そして、次は昨日のリベンジだ。奥地区の林道に向かった。ノグチゲラがオオギバを食べた"食痕"を頼りに、林道を歩く。声はそこここでするが、なかなか私達の前に姿を現さない。時間が経過していく。声を追う。樹間の微かな影を追う。これを繰り返しいると、沢側のオオギバで実を啄んでいるノグチゲラを発見。よく見える。頭頂部の赤いオス、そしてメスも。近くに移動してまた戻る、という行動を繰り返していた。近くの路上にはアカヒゲも出現し、こちらもじっくり観察できた。10:30頃やんばるを後にし、三角池でクロツラヘラサギ等を観察して、空港に向かった。
     今日も那覇空港は混雑のため、宮古空港行きは1時間近く遅れて出発し、17:00頃に到着した。宿に向かいホテルで休憩・夕食後、19:00に夜探に出発。大野山林でリュウキュウコノハズクを待つ。様々な野鳥の声のコーラスが聞こえる。大野山林の野鳥密度の濃さを実感していると、リュウキュウコノハズクが、コホッコホッと眼前の樹上で鳴き始めた。じっくり観察する。オスだ。メスも近くにいるらしい。満足して、20:45にホテルに戻った。有志で"バーH"でしばし反省会をした。
      第3日目(7/13) いよいよ宮古島のメインポイントである大野山林の"竜の池"に向かう。5:45宿発。台風の影響で、葉が落ち、大木も数本倒れていた。でも、探鳥に支障はない程度だ。池には先客が一人。18名のグルーブに余りいい感じを持ってないようだった。静かに待つ。50分ほどしたところで、この池の主、オオクイナが登場。メスだ。水浴びと羽繕いを繰り返す。杭の上がお立ち台のようで、そこでも羽繕いをずうっと続けた。メスは化粧時間が長いのかな…。台風による雨で、大野山林には水たまりが沢山出来ていて、わざわざこの竜の池にくる必要がないらしく、野鳥の影は少ない。それでも、声は凄い。メジロ、ヒヨドリに加え、リュウキュウサンコウチョウやリュウキュウキビタキも出て来てくれた。そして、ついにオオクイナのオスも!上体のきれいな赤が目立つ。水浴びを数回して奥へ。
     鳥影も少ないので、9:00過ぎに撤収し、伊良部島に向かった。伊良部大橋で集合写真を撮り、橋の中ほどの駐車帯で、エリグロアジサシが飛ぶ宮古ブルーの海を堪能する。佐良浜漁港でアジサシを探す。ベニアジサシはいたが、オオアジサシは見つからなかった。台風で営巣中の巣を飛ばされたためだろうとのことだった。白鳥岬近くのフナウサギバナタ(船を見送る岬)にあるサシバをかたどった展望台により、飛行場のある下地島をまわった。コンビニで昼食を購入し、池間島に向かう。当初計画では、クロアジサシの無人島に行くはずだったが…。13:20に池間湿原に到着するやいなや、リュウキュウヨシゴイが飛んだ。アカショウビンかと思った、との声も上がるほどの鮮やかな色だった。ムラサキサギ、ダイサギ、ゴイサギ等々に出会えた。"雪塩"製塩所でソフトクリームを食べ、宮古島に戻り、製糖工場近くでキンバトを探す。到着してすぐに1号車の数人が見られたが、その後は声が近付いたり遠ざかったり…。この付近にいることは確かだ。絶対ここに来る、との力強いガイドさんの言葉を信じて待つ。待つこと20分。来た!葉陰で見難いが赤いくちばしと頭頂部の青灰色が見える。背の金緑色もきれいだ。皆さん興奮気味。そして笑顔。近くてミフウズラを探すが見つからず。17:50に宿に戻った。夕食後、"バーH"に14名が参集し、大いに鳥談義と外国探鳥会の話題で盛り上がった。
      第4日目(7/14) 最終日。5:45に宿を出て大野山林に向かう。今日は昨日よりも出が悪い。7:30に林内散策に出る人と池で撮影する人に分れる。9:00に大野山林を出て、ミフウズラポイントに移動する。サニッ浜近くのサトウキビ畑を隅々まで探すと、意外にそこここでミフウズラが顔を出した。しかし、じっくりは観察できない。すると、ツバメチドリが数羽、裸地にすくっと立っていた。なんだか得したような気分になる。巣立ちヒナもいた。1時間ほど探して、車間島に向かったが、鳥の出はなかった。ガイドさんのご配慮で昼食に名物の"宮古そば"を"あぱら樹"という店で食べた。そして、やはり宮古島の名産品であるマンゴーをお土産に購入するため道の駅「マンゴー共和国」に行った。
     次に向かったのは、島の東、東平安名崎にある保良漁港。ここでは遠くのクロアジサシの繁殖地を望遠鏡で観察した。すると、すぐ近くの岩礁に1羽のエリグロアジサシが止まった。最後にじっくり観察できた。残り時間も少なくなった。あとワンチャンス。何を狙うか? 一人まだ見たという感じがしないという方がいた。それはミフウズラ! もう一度サニッ浜近くのサトウキビ畑に向かった。すると、1号車が道を横切り、道端で採餌するミフウズラを見つけた。2号車も急行し、そっと外に出て観察する。草むらを出入りしていて、時々全身が見える。かなり長い時間観察できた。メスだった。
     全員が、観察し難さで有名なミフウズラを堪能した。空港に向かう。宮古空港からの飛行機は定刻に出発。那覇からの乗り継ぎ便も定刻発だった。羽田空港着20:55。ちょっとした怪我が一人、カメラの軽破損が一人いたが、出発前の難しい判断にも関わらず、一応の成果を得ることができたのは、バードガイトのMiさんの懸命な案内によるところが大変大きかったことは言うまでもない。改めてお礼申し上げる。  (担当 加藤 岸男)
 
 月例探鳥会 醍醐林道  2018年7月8日
1.日時 2018年7月8日(日) 8:50~11:15 
2.天気 晴れ
3.コース  醍醐林道(夕焼小焼~ににく沢出合)

4.観察した鳥
  • 22種(キジバト、アオバズク、コゲラ、アオゲラ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、メジロ、ミソサザイ、クロツグミ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、ガビチョウ) (注)探鳥会開始前に夕焼小焼でノスリの飛翔、イカルの声を確認したが、種数には入れていない。 
  • 本日のベスト:コサメビタキ(成鳥のほか巣と雛3羽を確認。幼鳥も他所で確認。)、クロツグミ(声だけでなく、全員で姿を確認)、ホオジロ(数か所で囀り、姿を確認、♂♀一緒のところも見られた)
5.参加者: 14名
6.概要、感想等    
  •  スタート地点の夕焼小焼に集合したのは14名で昨年(16名)より少し減った。予報では30度ほどになるとのことだが、曇り空で気温はやや低い。これなら汗だくにならずにすみそうだ。
     醍醐川沿いに歩き出すと、所々でキセキレイが電線や屋根の上などで囀る姿を見ることができた。「黄色がきれい」という声があがる。「炭焼三太郎」の近くで、清水さんがコサメビタキの巣を発見。ウメノキゴケで覆われ、まるで木のこぶのように見えるので、うっかり見過ごしてしまいそうだ。スコープで見ると雛の頭が3つ(後で写真を確認すると4羽だった)見えた。親鳥もやってきて餌やりをしていた。コサメビタキは、ほかの場所で幼鳥も確認できた。探鳥会開始前にも、夕焼小焼の駐車場付近にコサメビタキ成鳥が数羽いたので、今日はコサメ日和である。
     いつもの水場手前では、オオルリと思しき声が近くから聞こえた。周囲を探すとオオルリ♀の姿があった。この♀の鳴き声は、♂の囀りの前半部分だけを、時間をおいて繰り返すような鳴き方であった。
     龍蔵神社でしばし休憩をとる。清水さんが先日ここでアオバズクを見た、というので周囲を探すとアオバズク1羽を確認。数人しか見られなかったが、この探鳥会では初確認と思われる。近くの木の穴が何となく怪しいが、鳥影は確認できなかった。
     休憩を終えて再び歩き出すと、ほどなく遠くでクロツグミの声。やや離れた樹上にクロツグミの姿を確認し、スコープで代わる代わる見てもらった。
     終点のににく沢出合で鳥合わせをする。タイミングよく、ミソサザイがきれいな声で囀ってくれた。全員で鳥合わせの結果、昨年と同じ22種と種類は多くなかったが、皆に楽しんでもらえた探鳥会であった。 (担当:佐藤 哲郎)
 
 遠出探鳥会 富士山麓探鳥会 2018年7月1日~2日
1.日時 2018年7月1日(日)~27日(月)
2.探鳥場所  北富士演習場、中の茶屋周辺、5合目奥庭周辺、御中道、剣丸尾、野鳥の森公園
3.観察した鳥 :45種
  • ・北富士演習場(草原、標高1,100m前後);7月1日、時間:7:30~11:45、天気:晴
     ホトトギス、カッコウ、ハチクマ、トビ、ノスリ、モズ、ハシブトガラス、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ウグイス、センダイムシクイ、コヨシキリ、コムクドリ、コルリ、ノビタキ、キビタキ、ビンズイ、イカル、ホオジロ、ホオアカ、アオジ、22種
    ・中の茶屋(アカマツ等の樹林帯、標高1,100m前後);7月1日、時間:12:45~14:30、天気:晴
     ホトトギス、カッコウ、コゲラ、アカゲラ、カケス、キクイタダキ、コガラ、ヒガラ、ウグイス、キビタキ、イカル、11種
    ・奥庭(カラマツ等樹林、水場、標高約2,200m);7月1日・2日、時間:15:30~2日7:00、天気:晴
     キジバト、ヨタカ、アマツバメ、ホシガラス、キクイタダキ、ヒガラ、ウグイス、メボソムシクイ、ルリビタキ、ウソ、10種
    ・お中道(森林限界付近、標高約2,350m);7月2日、時間:8:10~11:00、天気:晴
     キジバト、アマツバメ、ホシガラス、キクイタダキ、ヒガラ、イワツバメ、ウグイス、メボソムシクイ、ルリビタキ、ミソサザイ、キセキレイ、ビンズイ、12種
    ・剣丸尾(アカマツ等の高木帯、標高約950m);7月2日、時間:12:30~14:00、天気:晴、
     アカゲラ、ハシボソガラス、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、カワラヒワ、イカル、11種
    ・西湖野鳥の森公園(樹海の中、水場、標高約920m);7月2日、時間:14:40~16:00、天気:晴
     キジバト、アオバト、コゲラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、カワラヒワ、イカル、12種
    ・ベスト5: ハチクマ、ホシガラス、キクイタダキ、ノビタキ、ビンズイ
4.参加者: 15名
5.概要、感想等    
  •  今回は、北富士演習場での探鳥を計画したため日曜日の設定とした。事前に恩賜県有財産管理組合から入山鑑札の交付を受け、広い演習場内をバスで回った。最初に演習場の真ん中付近でバスを降り草原の中を歩き探す。小鳥の鳴き声が方々から聞こえる。ノビタキ、ホオアカにコヨシキリがススキや木の上で盛んに鳴くのを観察した。カッコウが飛び回りアオジもよく見えた。遠くでノスリも飛ぶ。続いて、外周路を移動し標高の高い林に沿う道を歩く。モトクロス等でドライブを楽しむ方が多く砂ほこりがすごい。頭上をハチクマが3回(2個体?)旋回する。羽模様の綺麗な個体や羽の欠けた個体が低く飛び堪能した。林縁ではキビタキ、コルリがよく鳴く。最後に兵站地近くでオオジシギを探す。陽射しが強く暑い中、多くのカメラマンが待機しているが出ていない様子。演習場ではクララの花やヒメシロチョウ、コムラサキ等の蝶を教えて貰う。コムクドリを見て昼食予定地の中の茶屋に移動する。食後歩き始めて直ぐ小鳥の群に合う。キクイタダキにヒガラ、コゲラ、コガラもいる。その後、キビタキ、アカゲラを見たが夏日の昼過ぎのためか、鳥影は少なかった。クモキリソウの花とチョウセンゴミシを教えて貰う。本日の宿舎、5合目の奥庭に向かう。ここでの観察は明朝の出発まで自由行動とした。奥庭荘の水場には数人の方がカメラを構えており、その仲間に入れて貰い小鳥の飛来を待つ。間もなくメボソムシクイが来て水浴びを始める、立ち去るのを待ってキクイタダキ、ヒガラ、ルリビタキ・・・と順次水浴びをする。キクイタダキの菊模様、ホシガラスの胸のきれいな模様に感激。ひととおり小鳥たちの水浴びを楽しんだ後、奥庭自然公園展望台に向かう。西方向の展望が開け、雲海の上に南アルプスの山々が並ぶ。昔カワセミ会で登った甲斐駒に仙丈ヶ岳、若かりし頃汗を流した北岳、間ノ岳・・・・聖岳、荒川三山と続く山並み、北遠方に穂高、槍、遥かかなたに白馬三山と、教えて貰いながらの山座同定は楽しかった。そして南アルプスに日が落ちる頃、今季最高?の赤富士を見る。日が落ち、薄暗くなるまでルリビタキ、メボソムシクイの鳴き声が聞こえる。夕食後、ヨタカを探しに外に出る。今夏初鳴き?の「キョッキョッキョッ」が遠くから聞こえる。その後、星を教えて貰う。明るい夜ではあったが夏の星座を楽しんだ。ハクサンシャクナゲ、ベニバナイチヤクソウ、コケモモなどが咲いていた。
      2日目、本日もよく晴れて湿度が低く爽やかである。8時過ぎ5合目駐車場入口でバスを降り、お中道散策路に入る。お中道は森林限界に沿うようなアップダウンの少ない散策路で、ダケカンバやカラマツなどの樹林帯とガレ場の繰り返しの環境である。コメツガの葉陰でキクイタダキ、ダケカンバの根元でミソサザイが鳴き観察した。ガレ場付近のカラマツの天辺でビンズイ、ルリビタキが再三出て、囀り楽しませてくれた。ホシガラス、キセキレイも出た。ガレ場では、昨日の山座同定と方角が異なり八ヶ岳、大菩薩や日光連山と富士の裾野の山々や湖などカワセミ会が探鳥で登った山などが見え、眺望を楽しんだ。フジハタザオ、オンタデにベニバナイチヤクソウが群生していた。昼前、コンビニに寄り次の探鳥地剣丸尾に向かう。剣丸尾には環境省生物多様性センター、山梨県富士山科学研究所とその周りに整備された自然散策路があり、何れも無料で入場でき展示物が見られるので自由行動とした。暑い昼下がりであったがオオルリ、キビタキが鳴き、エナガの群れを見た。最後の西湖野鳥の森公園は、樹海の中の散策路の側に水場があり、キビタキ、オオルリ、コサメビタキやヒヨドリが水浴びに来ていた。アオバトもよく鳴いていた。
     2日間で廻った探鳥地6カ所、確認した野鳥45種。例年なら梅雨の真っただ中だが、今年は早い梅雨明けで熱中症を心配するほどの好天に恵まれた。野鳥は、北富士演習場以外は種数、個体数とも過去の探鳥会より少なく感じられた。野鳥以外ではチョウ、草花、星、山座同定と詳しい方に教えていただき、楽しい探鳥会となった。ありがとうございます。 (担当:門口 一雄)
 
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