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 2018年1月~6月
  ◇遠出探鳥会 塩の道歩き(平岩~糸魚川)探鳥会報告(4回目・最終回)6月26日~27日
  ◇平日探鳥会 横浜ズーラシア探鳥会 6月20日
  ◇高尾山周辺探鳥会 藤野・綱子沢 6月14日
  ◇月例探鳥会 浅川探鳥会(鶴巻橋~大和田橋) 6月2日
  ◇高尾山周辺探鳥会 八王子・小津渓流 5月18日
  ◇遠出探鳥会 都市公園シリーズ② 横浜自然観察の森探鳥会 5月15日
  ◇公開探鳥会 オオルリを探す会 5月13日
  ◇密猟防止パトロール(小下沢林道) 5月13日
  ◇高尾山周辺探鳥会 藤野15名山踏破(6) 石老山・石砂山 4月28日
  ◇野鳥の密猟防止パトロール(日影沢林道)4月27日
  ◇遠出探鳥会 離島・トカラ列島平島探鳥会 4月16日~22日
  ◇月例探鳥会 北浅川 松枝橋〜小田野中央公園 4月8日
  ◇平日探鳥会 八王子道の駅~滝山公園~多摩川・秋川探鳥会 3月30日
  ◇高尾山周辺探鳥会 藤野15名山(5) 峰山・鉢岡山・日連金剛山 3月16日
  ◇公開探鳥会 浅川・多摩川合流部 3月11日
  ◇遠出探鳥会 銚子探鳥会 3月3日
  ◇昭和記念公園探鳥会 2月28日
  ◇高尾山周辺探鳥会 藤野15名山(4) 名倉金剛山・京塚山 2月19日
  ◇月例探鳥会 北浅川 松枝橋〜陵北大橋 2月11日
  ◇遠出探鳥会 奈良田温泉と南アルプス生態邑探鳥会 1月28日~29日
  ◇高尾山周辺探鳥会 武蔵陵墓地・多摩森林科学園 1月18日
  ◇遠出探鳥会 渡良瀬遊水地探鳥会 1月6日
    
 遠出探鳥会 塩の道歩き(平岩~糸魚川)探鳥会報告(4回目・最終回) 2018年6月26日~27日
1.日時 2018年6月26日(火)~27日(水)
2.行程  1日目:平岩〜白池  2日目:山口~糸魚川 注)白池~山口の約4Kmは省略
3.観察した鳥
  • 32種(カルガモ、ウミネコ、トビ、サシバ、ハヤブサ、ツミ、アオサギ、キジバト、サンショウクイ、アカショウビン、コゲラ、アカゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ミソサザイ、クロツグミ、キビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、アオジ、ドバト)
4.参加者: 5名
5.概要、感想等    
  •  カワセミ会発足30周年記念企画の最終回。今回のコースは過去2回、雨や台風で中止となり3回目のチャレンジである。この区間の塩の道は3ルートあるが、一般的な大網峠越えのルートを歩いた。1日目、早朝八王子を発ち、大宮から糸魚川経由で前回の終点JR大糸線平岩駅に9時30分に到着し歩き出す。平岩付近の天候は晴れて暑い。大網集落までの上りの舗装道路は照り返しもあり大汗を流したが、近くの森からキビタキ、サンショウクイの鳴き声が聞こえ、気が和む。大網集落は山に囲まれた10数軒の小さな集落。大網からの塩の道は人馬が一列になって歩けるほどの細い山道で、うっそうとした林の中を進む。最初のポイントのつり橋から大網峠まで、標高差約500mの急登で塩の道一の難所にかかる。フォッサマグナ特有の岩屑に覆われた沢道や草滑りの急登が続く。杉林からケヤキの森そしてブナの森と沢沿いの道を這うように歩き高度を上げる。明るく開けた林床からササに覆われた林床に変わる。キビタキ、ヒガラからウグイスと野鳥の囀りも林層とともに変わる。峠に近い曲がり道の先で人の声?当方も意識して声を出す。藪に入る音、続いてフゥッ、フゥの鼻息が聞こえる。慌てて「クマ公、通してくれ」等と叫ぶ。やがて鼻息が遠ざかり静かになる。まもなく平坦な湿気の多い大網峠に到着(14時30分頃)キビタキやアオジの鳴き声がする。この辺り、塩の道の利用者が多かったころは人家があったとかでその標木が立っている。ここからは緩やかな下り坂が続き、上りの汗が吹き飛ぶほどの快適な道、緑に囲まれた角間池そして白池、セミが鳴きカエルも鳴く、アカショウビンの鳴き声がよく聞こえる。16時10分、早朝からの行動で疲労がピークに達したので、残り4Km約1時間半の歩行はあきらめ、糸魚川塩の道温泉ホテルの送迎車を呼ぶ。
     2日目、温泉と生ビールの効があり、体力気力も回復した。今にも降り出しそうな空模様の中、山口集落の関所跡から日本海を目指して出発する(8時30分)。ここの塩の道は、日本の農村風景を代表するような水田と小高い杉山に囲まれた盆地(根知盆地)の中央を直線的に自動車道が通り、山裾に集落がある。その間を曲がりながら生活道路・塩の道が続く。歩きだして間もなく、向いの杉山の裾をサシバが旋回するのを見る。近くの社の杉林方向からは、アカショウビンの鳴き声が聞こえ、カエルも鳴きだし雨となる。2時間弱で根知川の崖下のフォッサマグナ公園に到着する。崖の斜面に枕状溶岩が露出し名所となっていた。ここでもアカショウビンの声がする。近くの仁王堂前から中山峠へは、昔の道が多く残る。ウトウと言われる人や牛の往来によりU字型に削られた道、旅人の墓や地蔵があり、街道歩きの醍醐味を味わえた。送電線鉄塔付近でサンショウクイのファミリーが鳴きながら上空を飛び廻るのを見た。ツミ、ハヤブサも飛ぶ。11時50分大野集落の休憩所に到着、雨も上がっていた。ここから舗装の一般道となる。右折する標識を見落とし田んぼと住宅が混在する真直ぐな道を進む。農作業の方に聞き本来の塩の道に戻る。3Km以上の間違いであるが、戻る気力が無くその間省略する。道端のコウゾの実、琵琶の実を食べながら美山公園に到着。丘の上にある運動場等もある整備された公園で、日本海が見える。ここからは下り坂、北陸道陸橋をわたり、新幹線のガードをくぐり道路元標にタッチし日本海に到着した。(2時50分) (担当:門口 一雄)
 
 平日探鳥会 横浜ズーラシア探鳥会 2018年6月20日
1.日時 2018年6月20日(水) 10:10~15:15 
2.天気 雨
3.行程  横浜ズーラシア園内一周

4.観察した鳥
  • 13種(カルガモ、キジバト、ホトトギス、コゲラ、アオゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、スズメ)  ベスト:なし
5.参加者: 2名
6.概要、感想等    
  •  雨の中の横浜ズーラシアであった。平日でかつ雨のためか、他のお客は殆どなく、一人占めのようなのんびり観察を満喫できた。飼育されている鳥で特に気にいったのはカンムリシロムク、ニジキジ、オウギバト、フルボルトペンギン(低い大きな鳴き声)、オオワシ、キタベニハチクイ、ライラックニシブッポウソウ等であった。野生の鳥ではウグイス、ホトトギス、アオゲラ、メジロ等の声が聞こえた程度であった。(担当:粕谷 和夫)
 
 高尾山周辺探鳥会 藤野・綱子沢 2018年6月14日
1.日時 2018年6月14日(木) 8:50~12:00 
2.天気 曇り
3.行程  JR藤野駅集合7:50⇒日連大橋発8:30→(自家用車)奥牧野着8:45・8:50発⇒前川橋⇒さつき学園⇒綱子⇒前川橋⇒奥牧野12:00着(鳥合せ後解散)→(自家用車)藤野駅着12:40・13:00発→高尾駅着13:12

4.観察した鳥
  • 27種(外来種含)(ホトトギス ツツドリ トビ ノスリ コゲラ サンショウクイ サンコウチョウ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ センダイムシクイ エナガ メジロ キビタキ オオルリ キセキレイ カワラヒワ イカル ホオジロ (外来種)ガビチョウ ソウシチョウ)  ベスト:サンコウチョウ サンショウクイ オオルリ キビタキ
5.参加者: 3名
6.概要、感想等    
  •  4/25が雨天だったため、4/28に延期実施した。平日探鳥会ではなくなってしまったが…。藤野駅に降り立った参加者は担当も含め2名だけ。急きょ本日案内していただくM.Kさんの車に同乗させていただくことにした。出発地の奥牧野には予定より少し遅れて到着し、すぐに出発した。前川橋からは何も見つからなかった。少し進むと早速サンコウチョウの声が響き複数のメスを確認。旧奥牧野キャンプ場に行くと、イカルの声がしたので探していると、サンショウクイが出現。きれいなオスを望遠鏡でじっくり観察した。すると、エナガやカラ類の巣立ち雛が楽しげに飛び回っていた。山桑の実をコゲラとメジロが必死に食べていた。
     更に進むと、路面から飛び立った鳥が少し先の小枝に止まった。望遠鏡で確認すると、なんとヤブサメの雛だった。親も近くにいた。遠くでオオルリの声がし、キビタキは複数箇所で鳴いていた。センダイムシクイは随所で鳴き、サンコウチョウも間断なく鳴く。長い尾羽をもったオスも飛んだ。
     案内のM.Kさんから観察ポイントの様子を詳しく話していただきながら進む。木漏れ日の道は何ともさわやかだ。キセキレイの案内で綱子集落の手前まで行き、そこから引き返した。さつき学園で昨年同様トイレを借用した。帰路も前川橋からカワガラスを見つけられなかった。正午の合図とともに、奥牧野に着いた。鳥合わせをして解散。帰りも藤野駅まで送っていただき、イソヒヨドリの繁殖現場も案内していただいた。ただ一人の参加者から、満足された由の言葉があった。  (担当:加藤 岸男)
 
 月例探鳥会 浅川探鳥会(鶴巻橋~大和田橋) 2018年6月2日
1.日時 2018年6月2日(土) 8:30~11:40 
2.天気 晴れ
3.行程  浅川 (鶴巻橋~大和田橋) 解散後「八王子環境フェスティバル」に合流

4.観察した鳥
  • 31種(キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、コチドリ、イソシギ、トビ、カワセミ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、ドバト、ガビチョウ) 本日のベスト:コチドリ、イワツバメ、モズ

5.参加者: 12名
6.概要、感想等    
  •  キアシシギはすでに通過、にぎやかな揚げヒバリやオオヨシキリも静かになり、6月の河原は目玉に乏しい季節になる。しかし、集合場所の鶴巻橋下流でオオヨシキリの一声と地上から聞こえるヒバリの声をなんとか確認することができた。
     萩原橋に近づくとセッカの声、空を飛ぶセッカをみんなで確認することができた。時々河原からコチドリとイカルチドリの声がにぎやかに聞こえてきたが、数ではコチドリの方が多かった。
     暁水管橋ではモズの♀を観察したが、一緒にいたもう1羽は♂か♀か幼鳥かの確認ができなかった。繁殖の可能性がある。
     カルガモが少なく、コサギは確認できなかった。
     イワツバメのコロニーがある大和田橋の下で鳥合わせして、環境フェスティバルの会場に向かった。  (担当:若狭 誠)
 
 高尾山周辺探鳥会 八王子・小津渓流 2018年5月18日
1.日時 2018年5月18日(金) 8:35~12:30 
2.天気 快晴
3.行程  JR高尾駅8:08→川原宿大橋バス停8:23⇒小津川に沿って⇒力石峠⇒力石峠下着11:50(昼食・休憩・鳥合わせ)  12:30解散
      夕焼け小焼け発13:32⇒高尾駅着14:03
4.観察した鳥
  • 33種(外来種含)(キジバト アオバト アオサギ ホトトギス ハチクマ トビ ノスリ コゲラ アオゲラ サンコウチョウ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ センダイムシクイ メジロ ムクドリ キビタキ スズメ キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ カワラヒワ イカル ホオジロ (外来種)コジュケイ ガビチョウ)  ベスト:ハチクマ キビタキ イカル
5.参加者: 22名
6.概要、感想等
  •  22名。高尾山周辺探鳥会にしては大勢の参加者があった。
     高尾駅からのバスは渋滞に合い、少し遅れて川原宿大橋に到着。今日案内していただくSiさんと落ち合う。受付、自己紹介等をして、8:35に出発。旧道にはいった所で杉の木のてっぺんにノスリを発見。幸先がよい。地元在住のSiさんから地域の歴史を含め色々教えていただきながら進むと、圏央道手前、上空にワシタカ類を見つけた。ノスリ?クマタカ? じっくり見ていると繁殖期のハチクマ特有の両翼を上げてのはばたきをした。今日の主役・ハチクマをじっくり観察する。熊野神社で2人が加わる。ご厚意で小津自治会館のトイレを借用。ようやく"小津渓流"らしくなった道を進む。キビタキはそこここで鳴いている。
     分岐を右に進む。北アルプス・北穂山荘の創設者の方の旧宅を見る。戻って、分岐を右に進む。木イチゴが沢山赤い実をつけていた。皆で摘んで食べた。昔懐かしい美味しさだった。ヤブサメが鳴く。聞こえた人と聞こえなかった人と二分した。サンコウチョウの声が遠くでした。カケスも鳴いていた。
     苦しい登りを過ぎると力石峠。少し下った所で昼食をとった。トビが弁当を狙っていた。ここで鳥合わせをした。狙いのハチクマもノスリも出て33種。この時期としては大いに満足できる結果だった。Siさんに感謝だ。ただ、"やっぱり姿が見えないとね。"という声もあった。サンコウチョウのことだろう。担当としては辛いところだ。ここで解散。 (担当:加藤 岸男)
 
 遠出探鳥会 都市公園シリーズ② 横浜自然観察の森探鳥会 5月15日
1.日時 2018年5月15日(火) 9:00~13:40 
2.天気 晴れ
3.行程  京浜急行金沢八景駅集合8:50⇒森の家前バス停→自然観察センター→上郷バス停⇒金沢八景駅解散14:25

4.観察した鳥
  • 17種(外来種含む)(キジバト、ヒメアマツバメ、トビ、コゲラ、アオゲラ、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、センダイムシクイ、メジロ、ムクドリ、スズメ、コジュケイ、ガビチョウ) ベスト:なし
5.参加者: 5名
6.概要、感想等    
  •  八王子駅発7:19の横浜線の電車の5両目には5名の参加者が乗り込んだ。横浜駅に3分ほど遅れで到着したので、京浜急行の予定の電車に乗り遅れてしまった。金沢八景駅で今日のガイド・Taさんと合流し、バスへ。森の上前バス停で下車した。前払い制に戸惑った。森の家別館でトイレを借用していると、庭にガビチョウが出て来ていた。この鳥とタイワンリスが今日の主役になる。ウグイス、ハシボソガラスの声を聞きながら自然観察センターについた。この森の歴史やセンターの現状、野鳥の状況を聞く。
     校外学習の子ども達と言葉を交わしながら、ヘイケボタルの湿地を経て、関谷奥見晴台につくと、高校生が昼食中。遠くベイブリッジを見ているとこの高校生のお弁当を目がけてトビが上空を旋回していた。ツバメ、ヒメアマツバメも飛んでいた。横浜天園方面に進み、観察センターに戻った。写真展を見学して昼食。この森の開設当初の野鳥の多さに驚くとともに、三十数年を経過し森林の成長に伴う環境変化等によりその数を減らしていることを実感した。
     しばしTaさんとの野鳥談義を楽しんだ後、生態園を経てミズキの谷の観察小屋へ。鳥はいない。長倉口に向かう途中、ようやくセンダイムシクイが鳴いた。今日は初めて野鳥らしい声を聞いた、という感じだった。鳥合わせとTaさんのこの森にかける思いをお聞きして、探鳥会は終了。朝と反対の経路で八王子に戻った。 (担当:加藤 岸男)
 
 公開探鳥会 オオルリを探す会 5月13日
1.日時 2018年5月13日(日) 8:45~10:50 
2.天気 曇り
3.行程  中央高速道下付近の小下沢林道から上流に向かい、浩宮殿下誕生記念碑先で折り返し、浩宮殿下誕生記念碑の所で解散

4.観察した鳥
  • 21種(アオサギ、トビ、コゲラ、アオゲラ、カケス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、ミソサザイ、キビタキ、オオルリ、キセキレイ、イカル、ホオジロ、コジュケイ、ガビチョウ) ベスト:オオルリ、カケス
5.参加者: 45名(一般:18名、会員:27名)
6.概要、感想等    
  •  5月の第2日曜日は毎年恒例の「オオルリを探す会」で場所は裏高尾の小下沢林道。本年は会員27名、非会員18名、計45名の参加があった。天気予報では午後から雨と出ていたためか、参加者数は例年より少なかった。目指すオオルリはキャンプ場跡で少し遠いがモミの木のてっぺんでさえずるオスをじっくり観察することが出来た。カケスの声が時々聞こえ、谷を横切る姿も1回観察され本日のベストにオオルリと共に選ばれた。
     全体に鳥の種も姿も低調で、クロツグミの姿なく、ミソサザイも高らかに鳴く姿を観察できなかった。今年は花の開花が早く、ミツバウツギは完全に花が終わっていた。オオバウマノスズクサは開花中であった。 (担当:粕谷 和夫)
 
 密猟防止パトロール(小下沢林道) 2018年5月13日
1.日時 2018年5月13日(日) 6:00~7:20 
2.天気 曇り
3.場所  小下沢林道 (林道入り口~第一ゲート)

4.観察した鳥
  • 14種(アオサギ、コゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、クロツグミ、キビタキ、オオルリ、イカル、ホオジロ、ガビチョウ)
5.参加者: 5名
6.概要、感想等    
  •  早朝6時に集合場所に集まったのは5人であった。8時半からは公開探鳥会「オオルリを探す会」が始まるので、その偵察も兼ねている。密猟防止を呼び掛ける腕章をつけて出発である。
     ガビチョウの声ばかりが聞こえるが、遠く近くオオルリの声も聞こえる。樹上に美しい姿も見ることができた。公開探鳥会までいてくれるといいね、と話しつつ先へ進む。鳥の声は比較的少なく、ヤブサメ、センダイムシクイなどの夏鳥の声もしない。途中の広場の小さな水たまりには、オタマジャクシが群れていたが、例年より少ない感じだ。第一ゲートで引き返す。途中出会ったのはカメラマン風の人が二人だけで、密猟者らしき人はおらず、不審な車もなかった。林道入口から第一ゲートまでの間で確認したオオルリは3個体で、うち1個体はさえずる姿を確認した。(担当:佐藤 哲郎)
  •  
 高尾山周辺探鳥会 藤野15名山(6) 石老山・石砂山 2018年4月28日
1.日時 2018年4月28日(土) 8:50~15:00 
2.天気 快晴
3.行程  JR相模湖駅8:35→石老山入口バス停8:50⇒篠原・顕教寺9:35⇒石老山着10:20⇒10:35発⇒篠原の里11:25⇒石砂山着12:35
      (昼食)13:10発⇒菅井14:20⇒やまなみ温泉バス停着15:00(鳥合せ)15:45発→JR藤野駅着15:55・16:11発→高尾着16:31

4.観察した鳥
  • 27種:外来種含(キジバト アオバト ツツドリ コゲラ アオゲラ サンショウクイ カケス  ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ツバメ イワツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ センダイムシクイ メジロ キビタキ オオルリ スズメ キセキレイ カワラヒワ イカル ホオジロ ガビチョウ:外来種) 参考種:タカSP ベスト:サンショウクイ、センダイムシクイ、ツツドリ
5.観察した主な野草
  • ベスト5: ホタルカズラ、フデリンドウ、ギンラン、オオバウマノスズクサ、ミツバウツギ
6.参加者: 3名
7.概要、感想等    
  •  4/25が雨天だったため、4/28に延期実施した。平日探鳥会ではなくなってしまったが…。
     相模湖駅発のバスは、石老山入口で10人ほどの登山者を降ろした。快晴、微風と絶好の登山探鳥会日和だったのに、参加者は3名のみ。最初にギフチョウはもう見られないことを伝えた。今年は3週間近く早くの出現だったそうだ。地域の方も、こんなことは今までにない、と断言されていた。
     ツバメとイワツバメが飛ぶ中を進むと、ウグイスのいい声が響く。病院の脇から樹林に入ると、やって来たばかりの夏鳥達が自己主張の鳴き声を上げる。キビタキ、ヤブサメ、センダイムシクイ。顕教寺を過ぎるとオオルリのさえずりが聞こえた。石老山頂からの富士山を眺め記念撮影をして、篠原への道を下り始めるとツツドリが頭上で鳴いた。姿は確認できない。篠原でパンを購入し、イカルとサンショウクイの声を聞きながら、最後の急坂をなんとか登り石砂山に到着。予定より相当早かった。ここからの富士山や裏丹沢がきれいだった。昼食・休憩。
     時間的余裕があったので、篠原へ下山する予定を変更し、菅井への道を進む。木漏れ日の樹間の中を気持ちよく歩く。アオゲラもアオバトもすぐ近くで鳴く。菅井バス停に着き時刻表を見ると、バスは出たばかり。やまなみ温泉まで3㎞ほどを歩くことにした。バス停のベンチで鳥合わせをしていると、トレールランニングをしている方が来たので、山登りとトレランとのいい関係について話をしながら、バスを待った。
     藤野駅には予定通りに到着し、「ふじのね」で藤野15名山のカード押印してもらう。このシリーズも今回が最終回だったが、残念ながら担当以外に缶バッチを手にした人はいなかった。(担当:加藤 岸男)
 
 野鳥の密猟防止パトロール(日影沢林道) 2018年4月27日
1.日時 2018年4月27日(金) 8:30~14:00 
2.天気 曇り
3.行程  日影林道入口駐車場・・・小仏城山・・・一丁平・・・高尾山頂分岐・・・日影林道水道タンク・・・駐車場
4.観察した鳥
  • 22種:外来種含 夏鳥:6種(ツツドリ2、キビタキ8、オオルリ5、ヤブサメ7、クロツグミ1、ツバメ) 留鳥:16種(キジバト、コゲラ、アオゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、キセキレイ、ホオジロ、コジュケイ、ガビチョウ)
5.花の咲いていた主な植物
  • カヤラン、クマガイソウ、フタバアオイ、ツボスミレ、コミヤマスミレ、タチガシワ、キンラン、ヒメウツギ、ミツバウツギ、ラショウモンカズラなど
6.参加者: 6名
7.概要、感想等    
  •  夏鳥が渡って来る時季の日影沢林道の早朝。小鳥の声と小仏川の水音、ひんやりとした空気に包まれ気持ちいい。恒例の野鳥の密猟防止のパトロール探鳥会に集まった会員6名は思い思いのメッセージの腕章やステッカーを付け人気の少ない林道をパトロールしながら鳥見を楽しんだ。渡ってきたばかりのキビタキ、オオルリの声を方々で聞き、ヤブサメも鳴いていると教えていただき耳を澄ます。私は7か所の内2か所で確認出来た。日影林道では、木材を満載して運ぶトラックと再三出合った。八王子市造林小屋から一丁平への登山道を通行止めにし、上部斜面の杉林を皆伐していた。伐採後に何の木を植えるかが気にかかる。遠くでツツドリの鳴き声も聞こえる。小仏城山に近づくにつれハイカーが多くなってきた。
     小仏城山~高尾山の縦走路に入ると、子ども達の遠足で行列が出来る程人出が多く、野鳥の声が聞こえない。一丁平で昼食をとり、先ほどの伐採現場の上部を見ながら進む。高尾山頂分岐から日影沢林道でクロツグミの鳴き声を聞く。密猟者等の不審者にも合わず、主だった夏鳥を確認出来、楽しいパトロール探鳥会であった。 (担当:門口 一雄)
 
 遠出探鳥会 離島・トカラ列島平島探鳥会 2018年4月16日~22日
1.日時 2018年4月16日(月)~22日(日) 6泊7日  
2.天気 4/17は小雨 他は晴れ
3.行程 4/16 羽田空港集合12:30→鹿児島空港→鹿児島港発(としま丸)23:00
     4/17 平島南之浜港着8:40→たいら荘着9:10  9:30~島内探鳥
     4/18~4/20  6:00~17:30頃まで島内探鳥
     4/21 平島南之港発8:40(としま丸) →奄美大島・名瀬港着15:15 16:30~21:05探鳥
     4/22  5:00~13:00島内探鳥 奄美空港発15:05→羽田空港着15:20 解散
      宿泊:十島村平島 民宿「たいら荘」  奄美市名瀬:奄美ポートタワーホテル

4.観察した鳥
  • (通算では76種) ベスト:アカヒゲ ズアカアオバト アマミヤマシギ ルリカケス オオアカゲラ
    ① 航路8種: オオミズナギドリ カツオドリ ミサゴ サシバ サンショウクイ ツバメ イイジマムシクイ ハクセキレイ
    ②平島51種: カルガモ カラスバト キジバト ズアカアオバト ゴイサギ アカガシラサギ アオサギ チュウサギ クロサギ ヒマラヤアナツバメ アマツバメ ヒメアマツバメ オオジシギイソシギ ミサゴ トビ サシバ ハヤブサ サンショウクイ ハシブトガラス ショウドウツバメ ツバメ コシアカツバメ ヒヨドリ ウグイス ヤブサメ センダイムシクイ メジロ セッカ ムクドリ コムクドリ クロツグミ シロハラ ツグミ アカヒゲ ルリビタキ ノビタキ イソヒヨドリ コサメビタキ キビタキ ニシオジロビタキ オオルリ ツメナガセキレイ(マミジロ) キセキレイ ハクセキレイ(含タイワン) ビンズイ アトリ カワラヒワ コホオアカ ミヤマホオジロ アオジ(含シベリア)  参考種ヤナギムシクイ
    ③奄美大島38種: カルガモ オナガガモ キジバト ズアカアオバト ウsp アオサギ ダイサギクロサギ バン オオバン ムナグロ メダイチドリ セイカタシギ アマミヤマシギ チュウシャクシギ キョウジョシギ トウネン ウズラシギ トビ リュウキュウコノハズク アオバズク コゲラ オオアカゲラ(オーストン) チョウゲンボウ ハヤブサ サンショウクイ(リュウキュウ) ルリカケス ハシブトガラス ヤマガラ ツバメ ヒヨドリ メジロ セッカ トラツグミ(オオ) アカヒゲ イソヒヨドリ スズメ ハクセキレイ 参考アマミノクロウサギ
5.参加者: 8名
6.概要、感想等
  •  当たれば凄い、外れれば悲惨、という離島リスクは覚悟していたが…。
    第1日目 羽田空港には全員定刻前に集合。JALで鹿児島空港へ。連絡バスとタクシーを乗り継いで、鹿児島港埠頭に17:00に到着。4/2に就航したばかりのとしま丸2は快適だった。23:00出港。外海に出ても揺れがない。
    第2日目 中之島を離れた頃から探鳥を開始するとカツオドリが出現。諏訪之瀬島を出るとオオミズナギドリの大群に出合う。少し遅れて平島に到着。離島探鳥に心弾ませる人たちも多数上陸した。しかし、何か変だな、という嫌な感じがした。民宿の車で宿に行き、支度をしてすぐに、小雨の中を探鳥に出かける。しかし、鳥がいない。アカヒゲの声が響くだけ。アトリとサンショウクイの小群に出合うが、キビタキはたった1羽。神社もお寺も畑もグラウンドも、そして一番のポイント・千年ガジュマルも同様だ。宿に戻って昼食。13:30から探鳥。メインのコースを回る。コムクドリの小群とチュウサギが目立った程度。ズアカアオバトのとぼけた声にちょっと慰められる。千年ガジュマルでアカヒゲをじっくり観察できたことと、尾根の上空を飛ぶツバメの群れの中にヒマラヤアナツバメを見つけたことだけが救い。16:00には宿に戻り、17:00からは天然のあかひげ温泉で入浴する。他のバーダーによれば、鳥の状況は昨日よりよかったとのこと。昨日はもっと悲惨だったらしい。
    第3日目 今日からはミヤマヒタキを本格的に探す。5:55~朝探。宿の前庭でニシオジロビタキを観察するが、警戒心が強くすぐに隠れる。メインコースを回る。サンショウクイの小群は健在。いたる所で出合う。グラウンドへの道で、離島の渡りらしい怪しいムシクイに出合う。ササ藪で地鳴きをして、すっと枯れ木に泊まったがすぐに飛び去った。2本の明瞭な翼帯が見えた。ヤナギムシクイの特徴だ。千年ガジュマルの先でまたも怪しい鳥に出合う。今回の探鳥の主目的のミヤマヒタキっぽい個体だ。同宿の方の情報によるとやはり怪しい個体を見たという場所だ。逸る気持ちを抑え、じっくり観察する。尾羽の先が僅かに青い。残念ながらルリビタキだった。この後、何回も出合いその度にがっかりさせられることになる。午前の探鳥も同じコースを回る。ため池でコサメビタキに出合う。午後の探鳥は、フェリー埠頭のある南之浜に行く。ここの放牧場もいいポイントだ。ノビタキ、セッカ、シベリアアオジ等を見ながら放牧場へ。トカラ牛がのんびり寝そべっている傍らを通り更に進むときれいな個体のマミジロツメナガセキレイがいた。イソヒヨドリもやっと出現。戻ってグラウンドでコホオアカを観察した。
    第4日目 朝探・朝食の後、東之浜に行く。宿から片道約3㎞。放牧場に沿った道を歩いているとカラスバトが3羽飛び樹林の中に入ったのでじっくり探すと、いた。望遠鏡で観察する。日に輝いてきれいだった。東之浜には白いクロサギがいた。女性は甌穴と平家の穴の見学、男性は海を眺めて過ごす。午後は千年ガジュマルでアカヒゲの観察をした。鳥はここしかない。他にはいない。宿の新鮮な魚料理と工夫した昼食のみが楽しみになってきた。
    第5日目 どんどん状況が悪くなっている感じがする。朝探・朝食の後、再び南の浜に行く。シベリアアオジはまだ健在で観察していると、海上を白いサギが飛んだ。頭部が茶色。目撃情報のあったアカガシラサギだ。港近くの放牧場に急ぐ。海岸の石と同化しているのを発見。しばらく観察する。ツメナガセキレイも健在だった。サシバも飛んだ。ショウドウツバメも確認。17:20で帰宿し温泉へ。
    第6日目 平島最終日。まだ暗い4:55に宿を出て探鳥する。状況に変化なし。渡りの爆発はついになしのまま。千年ガジュマルでアカヒゲにお礼を言ってお別れした。平島8:40にとしま丸2は出港。オオミズナギドリの大群を見る。噂の宝島も今年は悲惨だったらしい。名瀬港に15:15着。レンタカーを借りてホテルへ。16:10に出発。スーパーで夕食と朝食を購入し、三太郎峠に向かう。リュウキュウサンショウクイ、オーストンオオアカゲラ、オオトラツグミ、アカヒゲ、ズアカアオバト等の鳴き声を聞きながら林道の鉄塔の下で夕食をとる。深い森だ。リュウキュウコノハズクやリュウキュウアオバズクも鳴く。暗くなるのを待って林道をゆっくり走り始めるとすぐに、アマミヤマシギを発見。すぐに飛んだがその先にまだいた。そしてまた少し走ると今度はアマミノクロウサギが出現。山中で待っていたのが奏功した。結局アマミヤマシギはこの1個体のみとの出合いだった。時間の経過とともに観察の車が増えてきた。車が通過した後は出合いの可能性は激減する。21:05にホテルに戻った。
    第7日目 最終日。ホテルを5:00に出発。奄美自然観察の森に急ぐ。まだ暗いのでアマミヤマシギとアマミノクロウサギを探すが残念ながら見られなかった。奄美自然観察の森を歩いて探鳥する。ルリカケスがそこここに出てくるがじっくり見られない。オーストンオオアカゲラのドラミングも聞こえるが遠い。オオトラツグミが営巣していたらしいがつい先日カラスにやられたとのこと。本当に残念。センター付近で待機しているとルリカケスが目の前にやってきた。オーストンオオアカゲラも、アカヒゲも。野鳥の密度の濃い場所だ。次に秋名に行ったがカルガモのみ。奄美パークで田中一村美術館に行く人とサトウキビ畑で鳥を探す人に分れた。再び11:00に合流して大瀬海岸に向かう。クロサギ、シギ類、ハヤブサ等、意想外に野鳥がいて、なんだか楽しい時間になった。レンタカーを返し、奄美空港へ。7日間の探鳥会が終わった。やはり皆さん少し疲れ気味のようだった。羽田直行便は定刻に出発。離島リスクに苛まれた探鳥会だった。来年はリベンジしないと!(担当:加藤 岸男)
 
 月例探鳥会 北浅川 松枝橋〜小田野中央公園 2018年4月8日
1.日時 2018年4月8日(日) 8:00~11:20
2.天気 晴れ
3.行程  松枝橋をスタートして北浅川の上流に向かって陵北大橋を通過して小田野中央公園までの右岸を歩くコース
4.観察した鳥
  • 33種(キジ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、クイナ、トビ、コゲラ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒョドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、イカル、アオジ、コジュケイ、ガビチョウ) 本日のベスト:クイナ、キジ、シメ
5.参加者: 23名
6.概要、感想等    
  •  朝から青空で好天に恵まれた探鳥会でした。スタート地点の松枝橋上流でツバメ(2羽)が上空を飛び回っていた。対岸ではキジのペアが見られた。キジ、ウグイス、ガビチョウの声がよく聞こえた。松枝住宅付近(この場所ではシメ、イカルがよく見られる、本日はオナガも見られた)、陵北大橋下上流でクイナ(今季初認です)が見られた。
     小田野中央公園には11時20分頃到着した。鳥合わせ後、有志でお花見をしました。桜は4本が葉桜になり、1本が満開でした(女性のお花見の参加が0だったので来年は女性の方々も一緒にお弁当だけでも食べましょう)。担当からのお願いです。(担当:中村 后子)
  
 平日探鳥会 八王子道の駅~滝山公園~多摩川・秋川探鳥会 2018年3月30日
1.日時 2018年3月30日(金) 9:00~15:00
2.天気 晴れ
3.行程  八王子道の駅~滝山公園~多摩川~高月浄水場~秋川~東秋川橋~多摩川・秋川合流部~睦橋
4.観察した鳥
  • 47種(キジ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ヒメアマツバメ、イカルチドリ、コチドリ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ヒレンジャク、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ベニマシコ、イカル、ホオジロ、アオジ、コジュケイ、ドバト、ガビチョウ)  本日のベスト; ヒレンジャク、コチドリ、スズメの盗蜜(サクラの花)
5.参加者: 15名
6.概要、感想等    
  •  集合場所の八王子道の駅には、渡ってきたばかりのツバメが古巣周辺に出入りしていた。道の駅裏の谷地川辺りは、サクラ、ユキヤナギやレンギョが花盛りである。川は水の流れはなく所々で水溜りとなっていた。川の周辺ではジョウビタキ、アオジ、モズが、畑ではカワラヒワ、ツグミ、上空ではイワツバメ、ハイタカなどを確認した。滝山公園への上り道ではウグイス、ヤマガラなどが囀り、上空ではノスリが旋回した。花の終わった灌木に真っ赤なベニマシコがいた。滝山公園はで、メジロ、ヤマガラなど小鳥の群とイカルを確認したが、サクラが開花し花見客が行き交い、鳥影が少なかった。例年見られるシロハラ、ルリビタキは確認できなかった。滝山公園を下り滝が原運動場側の小川に出ると視界が開け「♪さくらのはなのさくころは うららうららと日がうらら♪」の歌声がでる。畑の中を進む正面の山の大木梢にオオタカが止まっているのを見た。その先、堤防側で花木を枝移りするアオジを観察した。昼食は多摩川右岸の堤防沿いで済せ、川岸へ進む。鳥がいない。遠くの水面にオオバン、近くの石原でハクセキレイを確認した。秋川右岸堤防を進む、水田脇からヒバリが舞いあがり囀る。高月浄水場では、ダイサギ、アオサギ、マガモ、コガモ等水辺の鳥を観察した。高月の水田で、タヒバリが畦から浄水場の高木に飛ぶ。その先、ケヤキの大木の天辺枯れ枝に逆さまにぶら下がる白骨化したタカの仲間を見る。飼い鳥のようで足にベルトが巻かれ、その先が枝に絡まり数か月前に落鳥したようだ。哀れなこと。秋川堤防に戻りホオジロ、カワセミにコチドリを観察する。コチドリは中洲におり、アイリングの鮮やかな個体と不鮮明な個体の2羽でいた。東秋川橋を渡り秋川左岸を多摩川合流へ進む。川岸の草地で真っ赤な肉腫を垂らしたキジがいた。桜並木の下を進むと、サクラの花が丸ごと落ちてくる。地面には花びらが5枚揃った花が数十個散らばっている。樹上の花の中にスズメが2・3羽おり、花の付け根を噛み切り捨てる、を繰返す行動を観察する。何故か被害木は2・3本に限定されていた。合流部に到着する。高木の林の根元から数羽飛びあがり常緑樹に止まるヒレンジャクを確認した。地面に下り、飛びあがる、そして枝移りを繰返す20数羽の群を堪能した。睦橋を渡り多摩川左岸芝生広場で鳥り合わせ解散とした。  (担当:門口 一雄)
  
 高尾山周辺探鳥会 藤野15名山(5) 峰山・鉢岡山・日連金剛山 2018年3月16日
1.日時 2018年3月16日(金) 8:20~14:45 
2.天気 曇り
3.行程  藤野駅集合7:55・藤野駅発8:00(路線バス)⇒やまなみ温泉8:12着 8:20発→峰山着9:10・9:30発→小舟9:50→やまなみ温泉10:25
      →赤沢11:10→途中で昼食→鉢岡山12:45→日連金剛山13:40→金剛山入口バス停14:10→藤野駅着14:45(鳥合わせ・解散) 
      藤野駅15:10発高尾行に乗車
4.観察した鳥
  • 26種(ヤマドリ マガモ キジバト カワウ オオバン トビ ヤマセミ コゲラ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ミソサザイ ツグミ イソヒヨドリ スズメ ハクセキレイ カワラヒワ ウソ ホオジロ コジュケイ)
  • ベスト:ヤマドリ ウソ コゲラ
5.参加者: 4名
6.概要、感想等    
  •  天候が危ぶまれたこともあって藤野駅に定時に集合したのは2名のみ。やまなみ温泉で待ち合わせた方も遅れ、2人で峰山への登山口に向かうと高尾で電車に乗り遅れた方がタクシーで到着。3名で登り始めた。コゲラやウグイスの声を聞きながら急登にかかると右下の藪の中にヤマドリの雄を発見。尾羽が美しかった。更にウソが雌雄で鳴き交わしをしていた。程なく祠とヤマナシの木のある山頂に到着した。風が強く富士山も見えない。次回に登る石老山や石砂山が見えた。ここで遅れていた方が到着。4名になった。
     小舟に下り、県道を歩いていると、コゲラが3羽ウメで採餌中。いい情景だった。やまなみ温泉に戻ったが、次のバスまでは時間があったので、歩くことにした。坂沢橋から秋山川を眺めていると、カワウに続いて白い鳥影が上流に飛んでいった。最近戻ってきたというヤマセミだった。赤沢から車道を離れ、脇道に入るとミソサザイの囀りが聞こえた。途中の広場で、カワラヒワを見ながら昼食。スギ林の中でシイタケを栽培している方に励まされながら進むと、雨が降ってきた。鉢岡山頂は展望が全くきかない。傘をさして、金剛山に向かう。幸い、雨が強くなることはなかった。
     日連(ひづれ)金剛山は、スギの植林地の中だった。登頂の証明写真を撮って直ぐに出発。急坂を慎重に下り、 バス停についたが、衆議一決でバスには乗らず歩くことにした。日連大橋からはオオバンとマガモを確認。トビも舞っていた。藤野駅で鳥合わせ、そして藤野15名山登頂カードに押印してもらっていると、明るい弾んだ声がしたので外に出ると、屋根の上でイソヒヨドリの雄が囀っていた。なんだかご褒美をもらった気分だった。(担当:加藤 岸男)
 
 公開探鳥会 浅川・多摩川合流部 2018年3月11日
1.日時 2018年3月11日(日) 8:15~11:50 
2.天気 曇りのち晴れ
3.行程  浅川・多摩川合流部⇒(右岸を上流へ)⇒新井橋渡る⇒(左岸を下流へ)⇒浅川・根川・多摩川合流部⇒(多摩川右岸を上流へ)⇒北川原公園

4.観察した鳥
  • 43種(外来種を含む)(キジ、ヒドリガモ、カルガモ、オナガガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、
    バン、ヒメアマツバメ、イカルチドリ、トビ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、シメ、イカル、ホオジロ、アオジ、コジュケイ、ドバト、ガビチョウ)
  • ベスト:イカル、アオジ、カワセミ、モズ
5.参加者: 一般33名(八王子市11名、日野市4名、多摩地区他の市11名、23区5名、他県2名)、会員29名、 合計62名
6.概要、感想等    
  •  百草園駅前に集まった参加者を順次集合場所の浅川・多摩川合流部へ案内した。集合場所には、まとまって到着するので受付に手間取り8時10分過ぎの開会となった。初心者と経験者に分けて出発した(経験者を3グループに分けたが後に一部が一体となった。)。合流部周辺ではカワセミ、カイツブリの声が聞こえ、モズ、シメがニセアカシヤの枝に止まっているのを観察する。ゲートボール場側の藪でウグイスが地鳴き、シジュウカラが木々を飛び廻る。ウグイスは浅川を上流に進むに従い囀り出し次第に上手に歌う個体が多くなり、初音との声が聞こえる。堤防外の雑木林の梢にイカル数十羽の群が居り、堪能する。浅川では、カワウ、ダイサギ、セキレイが飛ぶが個体数が少ない。浅川右岸の堤防下では、道端でホオジロがエサをとり、脇の灌木ではアオジが枝移り、モズが尾を振るのを観察する。新井橋を渡り浅川左岸を下流合流部に向かう。新井橋の橋脚の根元でイソヒヨドリ♀の水浴びを堪能する。日野高校前の浅川では、数日前の大雨で増水した流れに逆らうオナガガモ♀1羽がいた。日野市グリーンセンター先の上空でオオタカが旋回し、やがて急降下する。根川ではキセキレイ、多摩川・根川の合流部でジョウビタキ、シメ、ビンズイを観察した。多摩川右岸の堤防を上流に進む。ワンドではカイツブリ、ガビチョウが出た。予定の11時30分過ぎに北川原公園に到着。広場奥の方にいるヒバリを観察し、鳥合わせ解散した。 (担当:門口一雄)
  
 遠出探鳥会 銚子探鳥会 2018年3月3日
1.日時 2018年3月3日(土) 10:40~14:50 
2.天気 晴れ
3.行程  銚子(銚子駅~利根川水路~「礁」前~千人塚前~第三漁港)
4.観察した鳥
  • 41種(含む外来種1種)(オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、カイツブリ、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、ヒメウ、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クロサギ、オオバン、ミツユビカモメ、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、ワシカモメ。シロカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、トビ、ノスリ、ハヤブサ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、ドバト) 
  • ベスト:クロガモ、アカエリカイツブリ、ミツユビカモメ
5.参加者: 26名
6.概要、感想等    
  •  八王子駅6時35分の電車で出発。東京駅、千葉駅と普通列車を乗り継いで、銚子駅には10時15分に到着。駅からまっすぐに北に歩くと、利根川にぶつかり、ここから探鳥を開始した。夏羽のカンムリカイツブリも浮いていて、われわれを出迎えてくれた。参加者中、最年少である小学生のK君がアカエリカイツブリを見つけ、皆で観察する。その後、ヒメウを観察したり、カワウとウミウの識別ポイントを確認したりしながら、当地でのカモメ類観察ポイントである「礁(いくり)前」まで急ぐ。しかし、水路を挟んだ導流堤にはカモメの姿は少なく…。漁港への水揚げの有る無しでカモメ類の数は大幅に変動するのだが、この日は水揚げもなく、残念ながら、「ハズレ」の日だったようだ。でも、普段は個体数が少ない外洋性のカモメであるミツユビカモメが複数個体、同時に見られたり、セグロカモメやオオセグロカモメ、シロカモメ等の基本種も幼鳥から成鳥までじっくりと観察できたり、普段は馴染みのないカモメ類を堪能した。千人塚の付近ではクロガモやミミカイツブリも観察した。この時点で、時刻は昼を過ぎてしまい、おなかも減り…。第三漁港内の観察は省略し、昼食場所である「うおっせ」へ急ぐ。レストランでは「海鮮丼」等、魚料理に舌鼓を打った。昼食後も短時間ではあったが、目の前の岸壁で珍しいカモメ類がいないか探したり、ハジロカイツブリの群れを観察したりしながら、バスの時間まで過ごし、最後に各自、お土産も購入し、帰路についた。 (担当:古山 隆)
  
 昭和記念公園探鳥会 2018年2月28日
1.日時 2018年2月28日(水) 9時30分~12時 
2.天気 曇り
3.主なコース  水鳥の池、渓流広場、ディスクゴルフコース(一部)、トンボ池周辺等
4.観察した鳥
  • 34種(ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、トモエガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、アオバト、カワウ、アオサギ、オオバン、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、カワラヒワ、シメ、イカル、アオジ、ドバト、ガビチョウ)
    ベスト:アオバト、トモエガモ♀、カンムリカイツブリ、シロハラ
5.参加者: 33名
6.概要、感想等
  •  この公園の野鳥に詳しい馬場さんに見所や最近の動向を解説していただき、案内もお願いした。西立川口から開門時間の9時半に入園し、水鳥の池でカモの仲間を探す。見所のトモエガモ(♀)、ハシビロガモなどカモ類7種にカンムリカイツブリ等を確認した。トモエガモ(♀)はマガモと一緒にいたが、雄とは違い、教えて頂かないと見落とすほど特徴がない。クチバシの付け根の白い班で分かった。望遠鏡で覗くと夏羽なのだろうか風切り羽が鮮やかに見えた。カンムリカイツブリも潜水を繰り返していた。カンムリを立て夏羽に変わりかけていた。植え込みの周りではシロハラ、アオジが再三出現し堪能した。渓流広場からディスクゴルフコース沿いにトラツグミを探しながら進む。ここでもシロハラがよく出た。ケヤキにシメ、遠くのイチョウの梢に止まるイカルも確認した。薄暗いサワラの高木の林に入る。込み入った枝にいるアオバトを教えて貰う。人馴れしているのかじっとして逃げない。雨覆に赤みがなく♀と思われる。下尾筒の模様も確認できた。トンボ池周辺でコゲラ、シジュウカラ、ヤマガラの混群を見て終了した。なお、参加者の方が探鳥中に、鷹に襲われたらしい羽を拾い、福本さんが図鑑で確認した結果ヤマシギとの連絡が翌日あった。 (報告者:門口 一雄)
  •    
 高尾山周辺探鳥会 藤野15名山(4) 名倉金剛山・京塚山 2018年2月19日 
1.日時 2018年2月19日(月)9:10~14:45 
2.天気 晴れ
3.コース 藤野駅集合9:05・藤野駅発9:10→日連大橋→秋川橋→名倉11:00→名倉金剛山着11:45(昼食・休憩)12:20発→
      シュタイナー学園着13:10(トイレ借用)→京塚山着13:50・14:00発→藤野駅着14:45(鳥合わせ・解散)藤野駅15:10発高尾行に乗車

4.観察した鳥
  • 30種(オシドリ マガモ カルガモ ホシハジロ カイツブリ キジバト カワウ アオサギ オオバン トビ カワセミ コゲラ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ムクドリ トラツグミ ツグミ ルリビタキ ジョウビタキ セグロセキレイ カワラヒワ マヒワ ホオジロ コジュケイ) ベスト:オシドリ ルリビタキ トラツグミ
5.参加者:10名
6.概要、感想等
  •  藤野駅を出ると直ぐに3羽のカワウが飛んでいった。ヒヨドリが鳴く。国道20号線を渡り県道に入るとウグイスが2羽藪の中で鳴いていた。キジバトの交尾と思われる行動も観察。日連(ひづれ)大橋の上からはカイツブリと遠くのホシハジロの群れが見えた。秋川橋の上からはオシドリやカワセミ。最近見られるようになったというヤマセミを期待したが残念だった。芸術の道に入り、色々な立体作品を見ながら進む。しかしホオジロ類はホオジロしかいなかった。名倉の葛原(どずらはら)地区には11:00に到着した。葛原神社の前できれいなオスのルリビタキが登場。私達の方にルリビタキ自らが接近。5メートルの距離で写真撮影している方もいた。
     残雪のため、当初の予定を変更して名倉金剛へは右まわりコースをとる。軽アイゼンを装着した方も。きつい登りを20分程で名倉金剛山(456m)に到着。11:45。昼食をとって、登頂の証拠とするため記念撮影。裏丹沢の眺めがいい。次回の目的地・峰山や4月に行く石老山や石砂山もよく見えた。落ち葉ですべる道を下り、天神峠へ。陣場山から生藤山に続くやまなみを見ながら、再び葛原神社に戻った。包丁岩をみて、その先のシュタイナー学園でトイレを借用した。
     名倉峠から園芸ランドの遊歩道に入り、京塚山を目指す。いかにも里山らしい雑木林を進むと、トラツグミが出現。私達を案内してくれるかのように山道にそって歩いたので、全員がじっくり観察できた。京塚山(359m)到着は、13:50。ここから大刀地区に下り、中央線の車窓からみえる『ラブレター』を近くで眺め、弁天橋から藤野駅にもどった。14:45到着。快い疲れを少し感じながら、鳥合わせ。登頂の証拠写真をもって「ふじのね」に入り、スタンプを押してもらった。これでスタンプは10個目。藤野15名山踏破もあと5つの山になった。(担当:加藤 岸男)
      
 月例探鳥会 北浅川・松枝橋〜陵北大橋 2018年2月11日
1.日時 2018年2月11日(日) 8:00~11:00
2.天気 晴れ
3.コース 松枝橋をスタートし北浅川の上流に向かって陵北大橋まで歩くコース 
4.観察した鳥
  • 42種(キジ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、イカルチドリ、クサシギ、イソシギ、トビ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒョドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、イカル、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、コジュケイ、ドバト、ガビチョウ、ムナジロガラス) 本日のベスト:クサシギ、チョウゲンボウ、アオジ、シメ、イカル
5.参加者:18名
6.概要、感想等
  •  心配したお天気も晴れて探鳥会日和でした。開始前にクサシギが上流から下流に飛んで行くのを観察しました。イカル、エナガ、アオジの群れなどが見られました。ムナジロガラス(バイドクロウ、外来種)が諏訪団地付近上空を対岸の川口丘陵方向に飛んで行くのを全員で見ました(Saさん写真撮影)。
     チョウゲンボウがアニメテイライフ(有料老人施設)のアンテナに止まっていたのを全員で見ました。天使病院堰ではクサシギ、イカルチドリ、タヒバリをスコープでじっくり見ることができました。沈下橋付近でコジュケイの親子が見られました。 (担当:中村 后子)
     
 遠出探鳥会 奈良田温泉と南アルプス生態邑探鳥会 2018年1月28日~29日
1.日時 2018年1月28日(日)~29日(月)(1泊2日) 
2.天気 2日とも晴れ
3.コース  
  • 1/28 高尾駅発8:44→甲府乗換→下部温泉着11:27・11:46発(町営バス)→奈良田温泉着12:55⇒南アルプス登山口往復(探鳥)
  •     ⇒宿着15:40 (宿泊:奈良田温泉白根館)
    1/29 奈良田温泉発9:50→ヘルシー美里着10:13⇒南アルプス生態邑(野鳥公園)着 10:25(探鳥・昼食)~13:25
  •     ⇒ヘルシー美里13:50・14:13発→下部温泉着14:55・15:20発→甲府乗換→八王子着17:16
4.観察した鳥
  • 32種(キジバト トビ クマタカ コゲラ アオゲラ チョウゲンボウ モズ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス コガラ ヤマガラ シジュウカラ ヒヨドリ エナガ メジロ ゴジュウカラ カワガラス ツグミ ルリビタキ ジョウビタキ カヤクグリ スズメ ハクセキレイ セグロセキレイ カワラヒワ マヒワ ベニマシコ ホオジロ カシラダカ ミヤマホオジロ アオジ) ベスト:マヒワ ミヤマホオジロ カヤクグリ
5.参加者:8名
6.概要、感想等
  •  インフルエンザの猛威の前に2名がダウン。8名の参加となった。
    1日目:中央線小淵沢行は甲府盆地に入ると殆ど雪のない景色の中を走った。甲府からはJR東海の身延線特急「ワイドビューふじかわ6号」に乗る。3両編成。なんと無人駅にも特急が止まった。下部温泉駅も同様。「素足のふるさと 下部温泉郷」という石碑を見つけ、その解釈に悩む方もいた。下部温泉駅からは早川町営バス「ヤマセミ号」で奈良田に向かう。40年程前は狭く曲がりくねった道だったが今はトンネルばかり。世界最古の旅館としてギネスに登録されている西山温泉・慶雲館を過ぎ、奈良田に到着。南アルプスの登山基地として軒を連ねていた旅館も今は白根館一軒のみになった。
     早速、カシラダカのお迎え。宿に荷物を置いて、探鳥に出発。残念ながら奈良田湖は水を抜き工事中だったので、北岳の登山基地・広河原方面に向かう。エナガ、ホオジロを見ながら奈良田橋を渡る。すると、カラ類の混群に出合う。コガラもいた。マヒワの群れも出現。一気に鳥たちが増えた。ツグミ、カケスそしてカワガラスをじっくり観察した。農鳥岳への登山口から先は冬季通行止め。ここで引き返す。(翌日分かったことだが、この付近はイヌワシの生息地として公開されているらしい。)歴史民俗資料館や白籏史郎山岳写真館にも行った見たが、係の外は不在だった。
     宿に戻り、お風呂へ。男女別は内湯と露天風呂がある。アルカリ性硫黄泉。2016年温泉総選挙「うる肌部門第3位」所謂“美肌の湯”。微かな硫黄の臭いとつるつるの湯。露天風呂は外気のせいか少しぬるめだった。埼玉から来られていた方によると、憧れの温泉、とのこと。やっと来られました、と感激一入の様子だった。宇都宮の方も同様。秘湯めぐりファンには絶えられない場所のようだ。食事も宿の方が捕ったクマ肉や地元産の素材を生かしたもので、皆さん満足していた。勿論部屋での野鳥談義も。
  •   
    2日目:バスは9:50発。それまで各自で過ごす。近くの吊り橋をわたって八幡社に出かけた人はクマタカの飛翔に出合う。宿のご主人によれば毎日見られるらしい。カヤクグリもお出まし。定刻に出た町営バス「カワセミ号」は自由乗降。「南アルプス邑野鳥公園」で下車し、長い吊り橋を渡り、生態邑に到着。感じのいいレンジャーから説明を受け、トレイルコースに出たが、鳥の姿も鳴き声も殆どなし。オシドリ池も凍結していた。管理棟に戻り広場で、ゴジュウカラ、カヤクグリ、コゲラ、カラ類混群等を観察。室内の観察コーナーに陣取って餌台を見ていると次々に鳥たちがやってくる。その中に今回のお目当ての一種・ミヤマホオジロがいた。きれいなオス。観察・撮影を楽しんだ。昼食はリニア新幹線関連の作業員さん目当てに近くの温泉宿が最近始めたという弁当を取った。凄いボリュームでも500円。コーヒー・紅茶もセルフサービスで無料。展示品も充実していて入園料400円は安い。参加者の一人は、少し早めに探鳥を切り上げ、ヘルシー美里にある「光源の湯」に行った。まさに温泉巡り。
     野鳥公園を後にして、ヘルシー美里バス停に向かう。途中の畑で、モズ・チョウゲンボウを観察。ここで鳥合わせを行う。32種は少し寂しいが秘湯めぐり探鳥会ではいつものことだ。町営バスで再び下部温泉に戻り、「ワイドビューふじかわ7号」で甲府へ。「かいじ118号」乗り継いで八王子に到着。
    列車内でのお酒仲間は2名のみ。少し寂しかった。女性お二人の会話が耳に入る。「お湯が本当に良かったよね。」 (担当:加藤 岸男)
     
 高尾山周辺探鳥会 武蔵陵墓地・多摩森林科学園 2018年1月18日
1.日時 2018年1月18日(木)9:05~14:30 
2.天気 曇り
3.行程  JR高尾駅北口⇒陵南公園⇒武蔵陵墓地⇒多摩森林科学園⇒浅川市民センタ⇒JR高尾駅北口
4.観察した鳥
  • 35種(キジ カルガモ コガモ キジバト アオサギ ダイサギ ヒメアマツバメ オオタカカワセミ コゲラ モズ ハシボソガラス ハシブトガラス ヤマガラ ヒガラ シジュウカラ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ムクドリ シロハラ ツグミ ジョウビタキ スズメ キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ カワラヒワ ウソ イカル ミヤマホオジロ カシラダカ カワラバト(ドバト) ガビチョウ) 参考種:アオジ(一人しか確認していない為)
    ベスト:ミヤマホオジロ、ウソ、オオタカ
5.参加者: 26名
6.概要、感想等
  •  快晴、との天気予報に反し、9時を過ぎても高尾は薄霧の中にあった。濃霧のために中央線にも遅れが出ていたので、予定時刻より少し遅れて高尾駅北口を出発した。鳥影が少ないのは覚悟していたが、案の定であった。それでも廿里町から南浅川に出るとモズやセキレイ類3種、水面にはカルガモやコガモがいた。陵南公園で受付をする。26名の参加者だった。野球グラウンドの芝の上にはツグミが15羽ほどいた。
     武蔵陵墓地に着くとイカルの群れが頭上を飛んだ。池ではカワセミを4名の方が観察。御陵内も工事の音以外聞こえず静かだったが、退出少し前に樹上のウソを発見。アカウソも1羽。多摩森林科学園に向かう途中でやはり樹上のオオタカを発見。至近で観察できた。
     多摩森林科学園には11:25に到着。少し休憩の後ミヤマホオジロのポイントに向かうが、バーダーからは“今日は誰も見てない”との情報。仕方なく柳沢林道のポイントに向かうが誰も観察していない。ここで昼食・休憩とする。天候は一向に回復しないままだ。
     柳沢林道から遠見通りを進む。シロハラをじっくり観察するがそれだけ。あずまやで小休止。関山ベンチで、仲通りと釣舟草通りに分かれ、ミヤマホオジロを探すことにする。すると直ぐに、仲通りから“いました。”との声。しかし、カシラダカだった。でも可能性が出てきた。釣舟草通りを進むと何か見入っている人がいた。するとお目当てのミヤマホオジロが樹林の中で動いていた。雄も雌もいる。仲通りを進んだ人たちも到着し、全員が観察できた。やれやれだ。
     森の科学館前に13:35到着。ひとまず鳥合わせを行う。外来種を含めて35種。次にカワガラスポイントに向かう。しかし、時間帯が悪かったのが、採餌に出張中だった。浅川市民センターを通って高尾駅へ。ここで解散。有志のみで「高尾山周辺探鳥会の安全祈願」を南口の居酒屋で行った。大いに盛り上がったのは言うまでもない。(担当:加藤 岸男)
  •    
 遠出探鳥会 渡良瀬遊水地探鳥会 2018年1月6日
1.日時 2018年1月6日(木)9:50~16:50 
2.天気 晴れ
3.行程  東武日光線柳生駅~谷中湖~中の島~中央エントランス~東谷中橋~赤麻橋~鷹見台~第一調整池~思い出橋~東武日光線板倉東洋大前駅
4.観察した鳥
  • 50種(オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、キンクロハジロ、ミコアイサ、カワアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ウミネコ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、オオセッカ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ホウジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン 外来種:カオジロガビチョウ) ベスト:ベニマシコ、ハイイロチュウヒ、ミコアイサ
5.参加者: 16名
6.概要、感想等
  •  カワセミ会遠出探鳥会を渡良瀬遊水地で開催した。9時49分に東武日光線柳生駅を降りて谷中湖に向かう。渡良瀬遊水地の谷中湖に到着。何時もは強風が吹き荒れる谷中湖も今日は珍しく無風である。いきなりベニマシコの♂が登場した。しかし、カモ類の数も種類も少ないと感じた。見られたのはカルガモとカワウの大群である。カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリは見られたが、何時も見られるミコアイサ、カワアイサがいない。慌てて探したら、遠くにミコアイサ、カワアイサの白い鳥が見られたが、参加者の顔は満足していなかった。何時も沢山見られるホシハジロやオオバンが見られない。昼食場所の東谷中橋へ向かう途中に5~6羽のミコアイサ、4~5羽のベニマシコが2か所で見られた。昼食後、葭原では、ハイイロチュウヒの♀が近くを飛んでくれた。晴天で無風状態の芦原で、チュウヒ、ノスリ、オオジュリン、カシラダカ、ホオジロ等を見ながら鷹見台方面に向かう。鷹見台ではコミミズク、コチョウゲンボウ等を探すが出てくれない。出たのはミサゴ、チュウヒのみである。少し風が出て来たのでハイイロチュウヒの塒入りを観察できる第一調整池に向かう。途中で何度かベニマシコが出現したが、参加者の皆さんはもう真剣に探そうとせず、ハイイロチュウヒを探している様子だった。ハイイロチュウヒの♂が現れたが、近くを早いスピードで通り過ぎて行ったため、観察できたのは一部の人たちだけだった。15時30分過ぎ、本日の鳥合わせをしながら塒入りを待つ。オオジュリン、タヒバリ、オオセッカ、チュウヒは沢山塒入りをするが、ハイイロチュウヒの♂は中々来ない。無風で暖かった遊水地だったが、だんだん寒くなってきた。しかし、参加者の皆さんはハイイロチュウヒの♂が出るまで我慢すると言う。16時40分頃、やっと近くを飛んでくれた。何時見ても美しい鷹である。16時50分、あたりも暗くなってきたため、引き上げることにした。
     帰路、葭原から聞いた事のない鳥の鳴き声がした。古山さんが録音をし、調べてくれた結果、「カオジロガビチョウ」と判明した。今回は、カモ類が少ないと感じつつも終わってみれば50種観察できた。帰路は板倉東洋大前駅から武蔵野線経由で帰った。(担当:奈良 敏夫)
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